
2.0.2.5. 宇宙が、マルゴト、カエッテキタ!
というわけでついに登場しましたなぁ『グラディウス オリジンコレクション』が!冗談抜きで今はここ20年で最も『グラディウス』が注目されているタイミングであろう!!ニンテンドーダイレクトで発表された時は驚きすぎて夢である可能性を疑うほどであった。ええ、ええ、当然語っていきますとも。
そのタイトルが示す通り本作はKONAMIが誇る横STG御三家が一角『グラディウス』シリーズ…その原典ともいえる初期のアーケード作品を広く収録したコレクションである。プラットフォームはNintendoSwitch/PS5/XSX/PCの4つ。地味にPS4とOneが対象から外れたあたりに時代の変遷を感じる…。持ち運びができるSwitch版と最後まで迷っていたが、録画しやすさの観点から今回はPS5版をチョイス。限定版にしたので後述の『沙羅曼蛇III』のサントラもついてくる!

移植・開発を手掛けるのは毎度おなじみエムツー。アニコレ・アドコレ・ドミコレといった『悪魔城ドラキュラ』および『魂斗羅』のコレクションやSwitch版『パワポケダッシュ』にSwitch/PC版『月風魔伝』など近年のKONAMIの旧作復刻に欠かせないメーカーである。
『グラディウス』まで範囲を狭めてもKONAMIとエムツーの関係は深く、古くは『沙羅曼蛇ポータブル(PSP)』およびそちらに収録のリファイン版『グラディウス2』、懐かしさを全面アピールした『グラディウス リバース(Wii)』やオリジナル版からやりごたえを強化した『オトメディウスG(360)』、比較的近年には復刻ハード『PCエンジンmini(TG16mini)』用に開発されたnear Arcade版『グラディウス』『沙羅曼蛇』なんかも手掛けている。
近年のエムツーは『M2 Shot Triggers(エムツーショットトリガーズ)』という復刻シリーズを展開。数多のSTG作品に機能追加を行ったうえで自社パブリッシングにてリリースしている。本作は販売元がKONAMIゆえ正確にはショットトリガーズではないものの、機能面に目を向ければそちらの延長ともいえる作品に仕上がっている。
(実際起動時にショットリのロゴも表示される)

まぁとにもかくにもここからが本題。まずは収録作品から見ていこう。本作の収録作品は以下の7タイトル、バージョン違いも含めるならば実質21種ものプレイが可能。ゲーム選択画面ではタイトルにカーソルを合わせる度に当時のキャッチコピーが表示されるのが実にニクイ。
グラディウス
→日本ROM版
→日本バブルシステム版
→北米版(NEMESIS)
→欧州版(NEMESIS)
→北米プロト版(NEMESIS)
→VS.グラディウス沙羅曼蛇
→日本版
→北米版(LIFE FORCE)
→パワーカプセル版ライフフォース
→日本版グラディウスII GOFERの野望
→日本前期版
→日本中期版
→日本後期版
→北米版(VULCAN VENTURE)グラディウスIII 伝説から神話へ
→日本OLD版
→日本NEW版
→アジア版(GRADIUS III)
→日本AMショー版沙羅曼蛇2
→日本版
→海外版(LIFE FORCE2)沙羅曼蛇III

見てわかる通り収録タイトルはいずれもアーケードで稼働した『グラディウス』シリーズの作品たち。作品によっては人を選ぶ要素もないわけではないものの、いずれの作品も今なお根強いファンを多数抱える人気作たちである。
なかでも注目なのはやはり『沙羅曼蛇2』。初移植というほどではないが最後の登場が2009年の『沙羅曼蛇ポータブル(PSP)』と16年も前でいい加減プラットフォーム自体が死にそうな状況、ゆえに長らくアケアカでの移植を切望されていたところ、まさかまさかのオリジンコレクションの目玉として満を持しての登場となった。ニンテンドーダイレクトで沙羅曼蛇2が流れる日が来るとは…!!

収録作品のうち『VS.グラディウス』と『沙羅曼蛇 パワーカプセル版』の2作はとある手順を踏まないとプレイできないシークレットタイトル。解禁方法は…まぁ歴戦のグラディウス好きならきっと解禁できるハズ。『グラディウス』で『隠し』…といえば?そう、あのコマンドですよ、ええ。
ところで先に言っておくと収録作品ひとつひとつについては本記事ではあまり詳しくは語らない。というかここでわざわざ紹介するまでもなくネットの海には先人たちが築いたアツい語りがたくさん転がっていることだろう。我としてもとびぬけて思い入れの深い『グラディウスIII』と『沙羅曼蛇2』の2作に関しては過去記事でガッツリ語っているので、その2本について深く知りたければそっちの記事を参照するがよろし。

さて、ある程度グラディウスを追っている人ならばメインとなる7作品のうち『グラディウス』『沙羅曼蛇(+ライフフォース)』『グラディウスII』『グラディウスIII』という実に5本(VS含めるなら6本)ものタイトルが先んじてSwitch/PS4向けの『アーケードアーカイブス』にて配信済みであることはご存じであろうし、なんなら個別に全て購入済みという人も珍しくないかもしれない。ならばそれらを既に買い揃えていた人は本作を手に取る意義は薄いのか?答えは否、なぜなら本作には『アケアカ』にもなかった新たな魅力が多数存在するからだ!!
…まぁそもそもアケアカの強みは安価で単体購入できることにもあるので、本作オンリー要素にどこまで魅力を感じるかが大きいだろう。プレイヤーのスタンス次第ではまだまだグラディウスシリーズのアケアカの魅力は失われていないといえる。…アケアカ入門編みたいなポジションだった『アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション』は本作および『ドミナスコレクション(AC悪魔城)』の登場で存在価値をほぼ食われたのはまぁ…そうね。

ところで『グラディウス』といえばパロディウス/オトメディウスといった派生を抜きにしても『グラディウスII(FC版)』や『グラディウスIII(SFC版)』のような特有の魅力を持つ移植版、『グラディウス2』『沙羅曼蛇(MSX)』『ゴーファーの野望EPII』など独自の世界観を構築したMSXシリーズ、『ネメシス』系列に『グラディウス外伝』『グラディウスジェネレーション』といった家庭用オリジナル作品などなど数多のシリーズ作が出ていることで知られているが、本作に収録されているのは見ての通り『アーケード作品』のみとなる。だからこその『オリジン(原点)』コレクションということなのだろう。
ただしアーケード作品を全て網羅した…というわけではなく、ACで登場したナンバリング作品では『グラディウスIV』のみ復刻が行われていない。グラIVもまた『曼蛇2』と同様に長らく移植されていないタイトルだっただけに惜しい面もあるが、コレは工数の都合とのこと。こればかりは本作がヒットして次なるコレクションに収録されることを祈るほかあるまい。幸い(?)CS初出タイトルということで『グラディウスV』も長らく復刻されていないし、ACのグラディウス作品にも『ソーラーアサルト(同リバイズド)』という目玉になりうるタイトルが残っている。…グラIV+グラV+ソーラーアサルトの3本だと流石に収録タイトルが少ない?いっそのこと『ビックバイパー』でも入れていただければワンチャン…?

移植の鬼とされるエムツーなだけあって収録タイトルの再現度はいずれもほぼ完璧。『沙羅曼蛇』および『ライフフォース』のサンダーミューのようなどうしようもないものを除き完全移植である。40年以上もグラディウスを追いかけた超マニア視点なら違うのかもしれない(処理落ちのかかり具合に実基板との差異がある旨の反応は見かけた)が、少なくとも我が軽くプレイした範囲だと再現度に難がある場面は見当たらなかった。
当然『沙羅曼蛇』のような2Pプレイ対応の作品であればコントローラを二つ繋いで協力プレイも可能。オプションの『操作設定』からプレイサイドを切り替えれば1P側で2P操作も可能である。1Pと2Pで自機性能が異なる『ライフフォース』や『沙羅曼蛇2』をプレイするときもコレで安心!
アーケード作品のコレクションといえど家庭用移植ということで毎度恒例『コナミコマンド』ももちろん搭載。ポーズ中に『↑↑↓↓←→←→BA(〇×)』を入力することで全タイトルにおいてフルパワーアップが可能。回数制限もないので難しいと感じた時は全力で頼るべし。ただしコマンド使用時は当たり前だがランキング対象外になるのもお忘れなく。

ショットトリガーズの延長ということもあり便利機能も多数搭載。なかでもありがたいのは『M2ガジェット』であろう。これにより『フォースフィールド/シールドの残耐久』『現在のランク』はもちろん、作品によっては『青カプセル出現までのカプセルカウント(グラ/グラII)』『オプションハンター出現までのタイマー(グラII/グラIII)』『多段階パワーアップの残り時間(曼蛇2)』といった従来ではプレイヤーの感覚や記憶頼りだった各種パラメータが明文化され、初心者はシステムを理解しやすく、上級者にとっても新たな発見がいくつも生まれている。
とりわけ『沙羅曼蛇2』はこれまでプレイヤー数が少なめだったがゆえか『フォースフィールドでランクが上昇する』『多段階パワーアップでランクが上昇する』『装備によってランクの上がり方に違いがある』…といったこれまでプレイヤー間で共有されてきたランク関係の常識がいくつもひっくり返るという面白い事態になっており、稼働29年目にしてまさかの大革命を迎えている。…まぁこのおかげで我が過去に『沙羅曼蛇2』を語った記事の内容にもいくつか間違いが発生しているのだが、それはひとまずさておくとしよう。

ゲーム周りのオプションでは難易度やプレイヤー数、エクステンド設定といった基板時点で存在したであろう各種項目に加え、『マニアックオプション』と称し特定のバージョン限定要素の逆輸入や不具合・当たり判定の修正などのON/OFFを細かく切り替えられるようになっている。スクリーン関係では全タイトルで『当たり判定』が可視化できるのもありがたい。
ただオプション周りが充実しているとはいえ、過去の移植の要素全てが搭載されているわけじゃない。例えば『復活の神話(PS2)』の『グラディウスIII』における『エクストラエディット』『特定の難易度以下における専用措置』、『沙羅曼蛇ポータブル(PSP)』の『沙羅曼蛇2』の『ワンボタンでのランク変動』『多段階パワーアップの永続化』なんかは本作だとオミットされている。
ゲーム終了時には自動的にリプレイも保存される。リプレイは再生中に『当たり判定の可視化』などといった表示周りのオプションを変更できるので、普通にプレイした後に改めて当たり判定付きで自身のプレイを眺めたりもできる。

更にほぼ全タイトルに共通してクイックセーブ/クイックロードや巻き戻し機能も搭載。クイックセーブは最大100枠もあるうえに各ステージ突破時には自動的にオートセーブが行われる。おかげでまずは通しで行ける範囲まで挑戦→ゲームオーバー後は任意の面のデータをロードして再挑戦…といったようなコンティニュー的な使い方が可能。
ミス後の復活がグラディウスの醍醐味とはいえ、作品や復活ポイントによっては上級者でも頭を抱える難易度の箇所も少なくないため手軽にやり直せるのが実に便利。なおオートセーブはゲーム終了時に破棄される(プレイヤーの手動セーブのみ保持される)仕様なのでロード画面が繁雑する心配もない。
各作品にはそれぞれ当時そのままの『オリジナルモード』、STG初心者でも遊びやすいよう難易度を引き下げた『イージーモード』、そして自機が完全に無敵となる『無敵モード』が用意されている。当然ながら無敵モードはランキングやアチーブメント(後述)の対象外となるが、先の展開だけでも予習しておきたい時には役立つ。

ゲーム選択画面にTの文字があるバージョンなら『トレーニングモード』もプレイ可能。こちらでは自由に周回数や復活ポイントを指定して挑戦できる。パワーアップ状態なども設定可能だが、選択したセクションorステージを突破したらその場で終了してしまう。言ってしまえば『グラディウスV』のステージセレクトに近い仕様である。
トレーニングの開始地点は殆どがゲーム内の復活ポイントと同じものだが、通常の復活ポイントから始めると長い道中を越えなければならない箇所は開始地点が特例で新しく用意されている。『グラディウスIII』の3面や9面のボス直前や『沙羅曼蛇』のラスボス後脱出パートなんかがそれ。ほかにもボスラッシュの各ボス直前からでもスタート可能。『グラディウスIII』でいえば9面キューブラッシュ直前や隠し面2つも選択できるようになっているので『復活の神話』の追加モードのような楽しみ方だってできる。

細かなバージョン違いも網羅、大多数は『アケアカ』において一度は復刻されたものばかりだが、やはり比較しながらのプレイは楽しいものがある。高難易度で知られる日本版よりもマイルドな調整が行われている『GRADIUS III(アジア版グラIII)』やコンティニュー機能が搭載された『VULCAN VENTURE(北米版グラII)』など違った感覚でプレイできるものも多いため見逃せない。もちろん『グラディウス(バブルシステム版)』ではバブルシステムの暖機運転画面を眺められる。
シークレットタイトルのひとつである『VS.グラディウス』に至っては『任天堂VS.システム』…要はアーケード向けファミコンで稼働していた代物であり、すなわちその内容はAC版ではなくFC版ベース。特定地点通過のボーナスやら条件達成時のワープゾーンなど本作に収録されたAC版との差異がとにかく多いので必見といえよう。

同じくシークレットタイトルの『沙羅曼蛇』の『パワーカプセル版』も見逃せない。本来『沙羅曼蛇』のパワーアップはアイテム式であり、マイナーチェンジである『ライフフォース』にてグラディウス恒例のゲージ式に変更されていたのだが、この『パワーカプセル版』ではグラフィックは『沙羅曼蛇』のまま、パワーアップのシステムが『ライフフォース』式になった。コレは知る人ぞ知る『沙羅曼蛇 スペシャル版』と同じ仕様。
『沙羅曼蛇 スペシャル版』はかつてゲーメストの読者投稿の景品として誕生した『沙羅曼蛇』の特別版、いままで復刻の機会が一切なかった文字通り幻の作品である。今回はそのバージョンを復刻…したワケではない。『パワーカプセル版』は本作のために改めてエムツーが開発したバージョンである。…冷静に考えると割とトンデモナイことやっておるなコレ。

やや変則的な形であるが『沙羅曼蛇2』の海外版『LIFE FORCE2(ライフフォース2)』も収録。相も変わらずタイトルとランク(ゲーム難易度)がちょっと変化する程度の些細な違いであるが、長らくデラパ版でしかプレイできなかった貴重なバージョンである。これまで謎だらけの代物だった『LIFE FORCE2』だが、本作のリリースを機にインタビューで言及され、『ライフフォース2は未発売、ただし沙羅曼蛇2の基板内にライフフォース2に切り替える設定が存在した』ということがついに公式で明言された。
かつて我がブログにて『沙羅曼蛇2』を語った際に『ライフフォース2』に対しては『何故かデラパ版(PS1/SS版)にだけ搭載されPSP版で存在が消えた』『初期ランクorランク上昇率が通常よりも高いため、少しだけ難易度も高い』『おそらくは海外版だが海外で稼働していた実績は確認できない』『国内向けに流通した沙羅曼蛇2の基板を弄ればライフフォース2に変化する』といった点に触れたうえで『ソレ以外のことは不明の謎の存在』と締めくくった記憶があるが、本作のインタビュー記事を読んで腑に落ちた。『ソレ以外のことは不明』というより『本当にソレが全て』だったのだから。長らく続いた疑問が解消されて実に清々しい気分である。

そして数あるバリエーション違いにおいて本作で初移植と相成ったのが『グラディウス』の『北米プロト版』、そして『グラディウスIII』の『AMショー版』である。北米プロト版グラIはこれまでその存在すら知られてなかった代物、基本的なゲーム内容はほぼ製品版と変わらないものの、何故か異様なまでに撃ち返し弾の発生条件が甘く、その発生ランクはなんとたったの6。コレは1周目の1面道中ですら撃ち返しが飛んでくるレベルである。ここまで来ると逆に笑うしかない。

後述の『沙羅曼蛇III』と並び本作最大の目玉として話題になったのが『AMショー版グラディウスIII』。コイツは1988年のAMショー*というアーケードゲームの展示会にて2日間だけプレイできたバージョンであり、当時の雑誌やイベント参加者の証言から『後の製品版グラIIIとは内容が大きく異なる』点だけは広く知られていた。
しかしながら如何せん正式稼働前のイベント版…つまり開発段階のバージョンということからか、後に移植されることもなく長きにわたり伝聞だけの幻の存在と化していたところ、とうとう本作のROMが発掘されたことで初移植に至ったのだ!!
*AMショー
正式名称は『アミューズメントマシンショー』、略して『AMショー』
日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)主催の展示会
その歴史は古くAMショー名義に限っても昭和45年(1970年)まで遡る
AOUアミューズメントエキスポと統合され『ジャパンアミューズメントエキスポ』
…通称『JAEPO』と名を変えつつも2025年現在でも存続しており、
今なお数多くのアーケードゲームのお披露目の場となっている
例えば我がブログで触れた中では『ボンバーガール』なんかもJAEPOで公開された作品である

ついにベールを脱いだAMショー版グラIIIの内容はというと…平たく言ってトンデモナイ代物であった。製品版から少しステージの減った全7面、各ステージのモチーフ自体は製品版と変わらない…がソレ以外の全てがまるで異なる。ステージ道中の構造も敵の出現パターンも全てが別物、ボスキャラも見た目だけは同じだが行動が全く違う。
なんなら演出面に限っては製品版よりも力が入っている箇所すらもチラホラあるうえ、あろうことか製品版でオミットされたボスキャラまで登場。よってもはや我々の知る『グラディウスIII』とはグラフィックとサウンド以外に共通する部分がなく、良い意味で『素材が同じなだけの完全新作』のような気分で楽しむことができる。

そして別物なのは敵やステージ構成だけではない。自機の性能も製品版とは大きく異なる。タイプセレクトで選択可能なA-D装備はパッと見だと製品版と変わらないように思えるが、いざ使ってみると似ても似つかない性能ばかり。
我が愛用するB装備(スプレッドボム・テイルガン・リップルレーザー)を例に出すと、なんと製品版では単発だったスプレッドボムは常時2連射、リップルレーザーに至っては最大6連射が可能。オマケに詐欺判定がプレイヤー側に味方…つまりヒット判定が異様にデカい。早い話が攻撃性能が製品版とは比較にならないレベルで高いものとなっているのだ。さらに言えばパワーアップカプセルは最序盤から溢れんばかりに出現するため、1面の時点で(死ななければ)容易にフル装備が可能。
その反面フォースフィールドは異常なまでに判定がデカい。それゆえ装備したところで一瞬で剥がされることもザラ。攻撃性能とは対称的に耐久性は地の底にまで落ちている。これらの要因から製品版グラIII特有の『ブレイヤーは圧倒的火力で敵を蹂躙できるが、敵も相応に高い火力で殺しにかかってくる"やるか、やられるか"』というバランスがより際立っている。

またグラIIIを象徴する要素『EDITモード』はAMショー版にも搭載。ラインナップも微妙に異なり、特に大きいのは製品版では?枠だったリデュースが!枠となっている点。これによりフォースフィールドとリデュースの両立が可能となり、極限まで自機の耐久性を高められるようになっているのだ!まぁAMショー版だと肝心のFF性能がアレなのはさておくとして…。
同様にEDITで選択できるミサイル枠の『ホーミングミサイル』は製品版では完全に存在を抹消された装備であり、正真正銘AMショー版のEDITでしか使用できない。抹消されるのも納得なくらいアヤシイ挙動が目立つがそれすらも愛おしい。

ところで『グラディウスIII』といえば難易度がバカ高いことでも有名な一本。となればAMショー版の難易度についても気になるところだが…ハッキリ言おう、AMショー版の難易度は製品版『グラディウスIII』とは比較にならない。むろん、難しいという意味合いで。
(グラIIIに限ったハナシではないだろうが)そもそものハナシ、AMショーに展示されている段階でのグラIIIはまだ開発中である。未完成のゲームをイベントに来場した一部ユーザーにプレイしてもらうため、なんとかある程度はプレイできる段階まで組み上げたのがAMショー版であるといえる。

…つまりどういうことかというと、まともにプレイできるような調整が殆ど行われていない。プレイ中は異常なまでに処理落ちが発生し続けるうえ、処理落ち込みでも避けるのが不可能なレベルの弾幕が常に襲い来る。言わずもがな復活は相当な上級プレイヤーでもない限り無理ゲーである。AMショー段階で到達するプレイヤーがほぼいないと考えられたであろう後半ステージは更に苛烈な難易度と化す。
『アーケードなら1周できずとも5面ボスまでは行ける、PS2版EASYとPSP版NORMALなら1周クリアできるし、いくらAMショー版が難しくても3面突破くらいはなんとかなるじゃろ』などと楽観視して挑んだ我の初回プレイは1面ボスにすら辿り着けずにゲームオーバーになりました。その後練習を重ねてなんとか2面ボスくらいには安定して謁見できるくらいにはなったが、そこで力尽きてその先は無敵モードで確認してしまった。ヘタレとでも思うかい?なんならやってみるがいい。よほど腕に自信のあるシューターでない限り間違いなく心がへし折られるから。

製品版『グラディウスIII』も詐欺判定を筆頭に調整ミスや調整不足の塊みたいなゲームであったが、本作は未調整ということもありその難易度は輪をかけてヒドイ。本作をプレイしたら製品版がしっかり調整されているように見えるのが不思議なところ。『調整したけど足らない(製品版)』のと『そもそも調整してない(AMショー版)』のとには天と地ほどの差があることを嫌というほど思い知ることになる。
というわけでぶっちゃけAMショー版を純粋な『ゲーム』として評価した場合のクオリティは本作に収録された他の作品群とは比較にならないほど低いのは言うまでもない。未調整ゆえ難易度は苛烈極まりなく、処理落ちによってゲームテンポは極悪。そもそも7面クリア後もEDすらなく1面にループするなどところどころに未完成を思わせる場所も多い。ただしコレらはそもそもが世に出ることを想定していないバージョンゆえに当然だろう。伝聞だけで語られ続けてきた幻のゲームがこうして現代に蘇った…ただそれだけで本作に価値がある。

さてさて、本作『グラディウスオリジンコレクション』は過去のグラディウス移植と比較して資料面でも中々に充実している。ここからはそっち方面にも触れていくとしよう。本作では(沙羅曼蛇IIIを除く)各収録作品のインストやメインビジュアル、開発資料を眺められる『ビジュアルギャラリー』、全種類の敵キャラおよび撃破スコアを閲覧できる『グラディウス図鑑』、そして収録作品および関連楽曲を自由に聴ける『サウンドギャラリー』が搭載されている。
この中で特筆すべきはやはり『サウンドギャラリー』。ここで流せるBGMはゲーム内で流れるもののほか、各作品の未使用BGMも当然フォロー。更に過去にリリースされたサントラのボーナストラックや『MIDI POWER』シリーズ用のアレンジも網羅。驚くことに『オリジナルサウンド・オブ・沙羅曼蛇(炎の予言)』など今では絶滅危惧種といえるカセットテープでリリースされていた音源まで収録されている。本作ではこれらの楽曲を組み合わせてプレイリストを作成でき、他モード中にもプレイヤーを表示して自由に楽曲を堪能することが可能である。

資料からちょっと離れるがやりこみ要素として『アチーブメント』といったものもある。まぁ早い話が実績/トロフィーなのだが、本作のソレは単純なクリア/ハイスコアだけでなく、各作品のボーナス獲得や隠し要素の実行といったものが条件になっており、新規プレイヤーであれば新たな発見に繋がったり、往年のプレイヤーであれば昔を懐かしめるような内容になっているのがイイ。まぁある程度の事前知識が必要なものも少なくないので、一部は本記事ラストにでも攻略情報を載っけておこう。
…ここまで随分と長い語りになってしまったが、本番はまだまだここからである。この記事に辿り着いた諸君らのお目当てくらいわかっているさ。そういうわけでここからはいよいよ『沙羅曼蛇III』に本格的に触れていくとしようじゃないか!!

『沙羅曼蛇III』はこの『グラディウス オリジンコレクション』のために新規で開発された完全新作!長らくコレクション収録や過去作移植くらい。百歩譲っても『グラディウス2(リファイン版)』*や『グラディウス(near Arcade版)』『沙羅曼蛇(near Arcade版)』のような過去の移植版+α程度の動きがいいところだったグラディウスシリーズに十数年ぶりに新たな動きがみられた瞬間である。
*グラディウス2(リファイン版)
PSPの『沙羅曼蛇ポータブル』に収録。エムツー開発
MSXのグラディウス2をほぼ完全に移植したうえで
カクつきのあったスクロールをスムーズにしたり、
一部武装における不具合を修正したバージョン
デフォ設定でリファイン版仕様になっているが、
設定を変更することでMSXのオリジナル版同様にもできる
*グラディウス/沙羅曼蛇(near Arcade版)
『PCエンジンmini』および『TurboGrafx-16 mini』に収録
開発は毎度おなじみエムツー
PCE版『グラディウス』『沙羅曼蛇』をベースにしつつ、
サウンドにBGM、追加面の存在や一部ゲームシステムなど
AC版と大きく異なっていた部分を中心に修正したバージョン
隠しタイトル扱いでゲーム選択時にセレクト入力で起動
なお『沙羅曼蛇』をプレイできるのはTG16だけなので注意

『グラディウス/沙羅曼蛇』の新作としてはソーシャルゲームの『グラディウス・アーク』以来、シューティングとしては『オトメディウスX』以来、『グラディウス/沙羅曼蛇名義の新作シューティング』まで範囲を狭めたならば『グラディウスリバース』以来の復活となる。そして『沙羅曼蛇2』の続編と考えるとまさかまさかの29年越しの続編。ここまでナンバリングが空いた作品はゲーム業界全体に目を向けても早々ないことだろう。ちなみに『沙羅曼蛇"2"』の続編が『沙羅曼蛇"III"』なのは本作が『グラディウス"III"』と同時期のハナシだからとのこと。

『沙羅曼蛇』のナンバリングを冠するだけあってアイテムによる即時パワーアップやその場復活、面によってスクロール方向が変化するなどのお約束は健在。パワーアップ関係もオプションの名前が『マルチプル』、『フォースフィールド』は最大4方向を守るシールド…といった風に『沙羅曼蛇』を徹底して踏襲している。それもあってか『沙羅曼蛇』の続編ではあるが『沙羅曼蛇2』の続編らしくはない。
プレイヤーが操作することになる自機は1Pが『ロードブリティッシュ Mk-III』、2Pが『ビックバイパー・タイプL』。『沙羅曼蛇』でデビューし、『沙羅曼蛇2』で一度はリストラを食らったロードブリティッシュがついに返り咲いたうえで1Pに昇格を遂げている。更に1周クリア後は3番目の機体『グレイレイヤー』が追加される。

ロードブリティッシュとビックバイパーの装備はどちらも同じくレーザーとリップルレーザー、ただし前者はリップルレーザーが強く後者はレーザーが強いといった違いがある。グレイレイヤーは装備からして別物でレーザーがパルスレーザー、リップルレーザーがラウンドレーザーになる。グリーンカラーのビジュアルも相まって『グラディウス外伝』のジェイドナイト或いは『オトメディウス』系列のエスメラルダを思い出す人も多いやもしれない。
新アイテム『マルチプルチェンジ』は獲得するごとにマルチプル(オプション)挙動が自機に追従する『ノーマルマルチプル』と投げ縄のように動く『スネークマルチプル』とで切り替わる。スネークオプション…もといスネークマルチプルは扱いが難しいものの、うまく扱うと侵入が難しいエリアにマルチプルを食い込ませて攻略を優位に進められる。

多段階パワーアップの概念も存在。ミサイル・レーザー・リップルの3種は各アイテムを2回取得することでミスするまで永続的に強化される。そして更なる自機強化の新システムとして『バースト』が登場。プレイ中に専用のボタンを押すことで一定時間自機のショットが超大幅に強化される。
バースト中は通常よりも広範囲かつ高火力で攻撃でき、場合によってはボスすらも瞬殺できるレベルだが、使用後はしばらく自機のショットがノーマルショットまで弱体化してしまう。一時的な自機性能と引き換えの大技…という意味では『沙羅曼蛇2』のオプションシュートを思い出す。いかにしてバースト発動中に相手を押し切るかが攻略のカギになるといえるだろう。

本作は周回ありの全6面構成、初見殺しこそ多いながら1周目の難易度はシリーズ全体で見てもかなり控え目な部類。コンティニューも無制限なので連コの暴力で無理やりラストまで到達することだって可能。ただし2周目からは全面的にコンティニューが不可能となるほか、ステージ内のギミックが目に見えて激化するため難易度が急上昇する。1周目とそれ以降とで大きく違う顔を見せるのは『沙羅曼蛇2』が近い。
また本作の最大の特徴はそのゲームスピードにある。かなり速めなスクロール速度に加え、その場復活のシステムも相まってとにかくハイスピードでゲームが進行する。早い段階から自機をフル強化できるうえ、パワーアップした自機の攻撃性能がとんでもなく高いため、ステージ道中の爽快感はシリーズ全体でも屈指といえる。

一方でそんなゲーム展開に合わせるためか敵の攻撃パターンは1周目時点から非常に激しく、歴代シリーズと比較してとにかく死にやすい。ただ本作はエクステンド設定が初回20000点/エブリ70000点となっており意図的なスコア稼ぎを行わずともみるみるうちに残機が増えていくのでひとまずは安心。
ミス後はその場にパワーアップがばらまかれる。アイテムの滞空時間は『沙羅曼蛇2』同様に長めなものの、ミス後の無敵時間が『沙羅曼蛇』よりも更に短いため過去作のノリでアイテムを回収しようとするとそのまま無敵が切れてみるみるうちに残機を減らすことに繋がりやすい。

ひとつ注意点を挙げるとすると『沙羅曼蛇III』は他の収録タイトルと異なりイージー・無敵やクイックセーブ/ロードに巻き戻しといった便利機能は軒並み非搭載。なんならM2ガジェットすらない。あくまで完全新作なのだから真っ新な状態で楽しんでほしいということなのじゃろう。
ゆえに先の展開を知りたいときは真っ向勝負で挑まなければならない。まぁゲーム側のオプションで初期残機+残機は変更できるし、コナミコマンドは本作でも健在なのでいくらでもやりようはある…ハズ。そもそも1周目は先に挙げたようにコンティニュー無制限だしね。
また1周クリア(1面クリアだけでOKかも?)でステージセレクトも解禁、任意の機体で周回数とステージを指定してプレイできる。他作品のトレーニングモードと異なりこちらはクリア後に次のステージへと進む。つまりはPS2版グラIIIや『グラディウス リバース』に近い仕様。何度も挑戦してクリアを目指すといいだろう。まぁ本作は途中スタートよりも前のステージから開始して残機稼いだ方がプレイしやすかったりもするが…。

気になるステージ構成だが、そのどれもが良質の一言。『グラディウス』シリーズ全体から過去作要素を広く拾いつつ、今までになかった新規ギミックも存在。あと何故かは知らないが過去の『沙羅曼蛇』では控え目だったモアイが妙に目立つ。個人的なお気に入りは5面。あちこちの惑星の引力に振り回されながら若干3D的な挙動をする敵を相手取るのは実に新しいアプローチである。
ステージやボス戦を彩るサウンドはほぼ全て過去作楽曲のアレンジもしくはフレーズを引用したものとなっている。出典元はごく一部の例外を除き『沙羅曼蛇』『ライフフォース』『沙羅曼蛇2』の3作。『Power of Anger』『Poison of Snake』といった有名どころはもちろんのこと、なんと過去作の未使用BGMが複数起用されている。このおかげで人気こそありつつも本編でこれまで流れることがなかった『沙羅曼蛇2』の『Fire Tripper』が晴れて日の目を見た。

同じく未使用BGMで起用されたのが『沙羅曼蛇』の『Unused 06』『Unused 07』。原曲はどちらも1ループが短かったのだが、本作ではそんなこと知ったことかと言わんばかりにド派手なアレンジが行われている。事前知識ゼロで聴くと新曲としか思えないがよくよく聴いてみると原曲のフレーズがハッキリ聴こえてくる塩梅のアレンジが素晴らしい。本作の限定版に付属するサントラにはグラリバ同様アレンジ元の原曲も収録されているので聞き比べてみるといいだろう。
というわけで『沙羅曼蛇III』は令和の時代に生まれた『完全新作シューティング』としても、『沙羅曼蛇』の新作としても非常にクオリティが高い良作STGである。シューティングが好きなのであれば本作のために『オリジンコレクション』を手に取っても損はしないことだろう。

…とはいえ不満点がないわけではない。こればっかりは半ば揚げ足取りのような意見になってしまうのだがハッキリ書かせてもらおう。本作は確かにシューティングとしても沙羅曼蛇の新作としてもしっかり作りこまれている。…だがコレを『沙羅曼蛇III』…つまりナンバリングとして見てしまうと疑問符が浮かんでしまうのも事実なのだ。
本作はステージ攻略からボス戦に至るまで多彩なネタやギミックが詰め込まれている。中には新規性の高いものだって少なくない。だが割合としてはやはりシリーズファン向けの『過去作を知っているがゆえに楽しめる』ものが大半を占めている。つまりは過去作ネタに頼りすぎなのだ。

これがもしも『グラディウス ジェネレーション』『グラディウス外伝』のようなナンバリングを冠さない外伝作だったならば何一つ言うことがなかったのだが、如何せんコイツはナンバリング作品なのが頭を悩ませる。更に言うと全体的なゲームの作りこそ『沙羅曼蛇』を踏襲しているが、過去作ネタの出典は『沙羅曼蛇』よりも圧倒的に『グラディウス』寄り。
とりわけボス周りはパラサイトコアを思わせる構造の『テトラン・スイーパー』やらデスダブルの如く2体がセットで登場する『ガウ』、ジャグラーコアのような戦闘になる『ビッグコア・オルトス』など総じて『グラディウス外伝』を思わせるネタがとにかく多い。
ソレ以外もグラIIIのビッグコア・マークIIIを思わせるビジュアルのボスやスクロール方向こそ異なれどグラIVとそっくりなパターンを持つモアイなどが登場するが…もうおわかりだろう、コイツらは皆『沙羅曼蛇』ではなく『グラディウス』側のボスのネタである。せめて『沙羅曼蛇』の顔といえるゴーレムはどっかに出てほしかった。

ゲーム中に流れるBGM自体はどれも非常に素晴らしくはあるが、ほぼ全てが過去作アレンジというのはそれはそれで不満ではある。というのも過去のナンバリング作品ではアレンジはせいぜい『ボスラッシュの過去ボス登場時』や『2周目以後のオマケ要素』くらいでしか起用されていなかったからだ。
数少ない新曲の『Syntrophic Waltz』のクオリティが素晴らしかったのもあり、『沙羅曼蛇III』用に作られた新曲をもっと聴きたかったな…というのがショージキなところである。例えるなら『沙羅曼蛇』の『Power of Anger』や『沙羅曼蛇2』の『Sensation』にあたる『作品を代表する名曲』が生まれるチャンスを逃してしまった気がしてならない。

ところで『これでもかと詰め込まれた過去作ネタ』『アレンジに特化したBGM』といった特徴から、歴戦のグラディウスフリークならとある作品を思い出す人も多いハズ。そう、同じくエムツーが開発を手掛けた『グラディウス リバース』である。本作はいうなれば『グラディウス リバース2』或いは『沙羅曼蛇 リバース』とでもいうべき内容に仕上がっているのだ。ナンバリングである『沙羅曼蛇III』を名乗るには違和感があるが、単発のファン向け外伝作品もしくは完全新作のシューティングとして見るなら最高の一本…ソレが本作に対する率直な感想である。
(奇しくも世間一般の『沙羅曼蛇2』の評価に近い印象になってしまった…)

さてさて、長くなってきたのでそろそろ本記事もまとめに入らせていただこうか。本作、『グラディウス オリジンコレクション』はその名の通りグラディウスのオリジン…アーケードの初期作品を余すところなく楽しめる一本である。過去に移植されたタイトルたちも便利機能が搭載されたことで遊びやすさも格段に向上。
なによりもついに発掘された『AMショー版グラIII』をはじめとする初復刻のバージョンをプレイできるというだけでシリーズファンであれば手に取る価値はある。完全新作『沙羅曼蛇III』とてコレクションのオマケとは言わせないレベルで単品のクオリティが高く、こちらもまたシューティング好きな人間であれば満足できること間違いなし。
とにもかくにも令和の時代にこうして再び『グラディウス』および『沙羅曼蛇』が大きな動きを見せてくれたというだけで感慨深いものがあるといえよう。この流れでいつの日か『グラディウス』の更なる一歩…『グラディウスVI』が誕生する日が来るのを祈っているのである!!
(ところでグラリバやソーラーアサルトやオトメディウス2作とかも復刻してくれてもいいんですヨ…?)
『グラディウス オリジンコレクション(Switch版)』のAmazonページ
『グラディウス オリジンコレクション(PS5版)』のAmazonページ

---オマケその1---
久々の復刻ということで喜び全開で本作に収録された『沙羅曼蛇2』の1周1CC動画を投稿したりしたのである。『沙羅曼蛇2』はいいぞ!…一応アチーブメント条件のボーナス(ゴーレム/金戦艦)はどちらも達成しているので、そこで行き詰っている人は参考になる…かもしれない。
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一部アチーブメント(実績/トロフィー)攻略

本作のアチーブメントの中には事前知識がないと達成がやや難しいモノがいくつか存在する。それらについての攻略を纏めてみた。なお単純なクリア系のヤツとハイスコア更新のヤツは読んで字の如く、かつ普通にプレイしていて余裕で達成できると思われるのでスルー。オリジナルモード基準で書いてるのでイージーモードだともっと簡単になってるかも。てかパワーアップ関係のヤツは大体コナミコマンド活用すれば楽勝じゃね?などと気付いたのは本項目をほぼ書き終えてからのことじゃった。
ちなみに基本的にアチーブメントの達成条件にバージョンは問わないものの、シークレットタイトルは対象外らしく『VS.グラディウス』では『グラディウス』のアチーブメントは達成扱いにならなかった。また『グラディウスIII全クリア』はビギナーモード(3面終了)ではなくテクニカルモードでプレイする必要がある。
グラディウス
『ザブ全避け』

『グラディウス』の2面ボス直前、BGMが『Aircraft Carrier(ボス戦)』に切り替わってから出現するザブ(突然出現して突っ込んでくる四角形のヤツ)を倒すことなくボス出現まで耐えきれば達成。ザブは数こそ多いものの行動パターンは『自機にまっすぐ突っ込む』だけで単純。出現地点に重ならないよう動き回りつつ、出現したらすぐ動く…の繰り返しで問題なく耐えきれるハズ。
『シールドから10秒逃げろ!』

『グラディウス』でパワーアップの『?』を実行すると正面からシールドが飛んできて装備される。この時のシールドから10秒以上グルグルと逃げ続ければOK。ただしシールドはちょっと素早いので事前にある程度スピードアップをしておく必要あり。具体的には3速(スピードアップ×3)あれば安定して逃げ切れる。敵に邪魔されにくい空中戦で実行するのが吉。
沙羅曼蛇
『フォースフィールドを守れ!』

『沙羅曼蛇』にてフォースフィールドを保持したまま1面をクリアすればOK…なのだが本作のフォースフィールドはシリーズ史上最弱と名高い。基本的に正面にバカデカい当たり判定があるので、敵に正面から向き合うのはご法度。
更にいえばアイテムを正面から拾うことですら削れるためアイテムは自機の尻で回収すること。ちなみに削れるほどグラフィックが小さくなるのだが当たり判定は変化しないので当たり判定を表示した方が確実。なおゴーレムは開幕から後方に回り込み、気持ち大きめに迂回して射撃してればOK。一見するとステージ最奥の壁にぶち当たりそうだが問題なし。
『出直してこい!』

『沙羅曼蛇/ライフフォース』の6面ラストに登場するラスボス『ゼロスフォース/ゾーン』を倒さずにステージクリア(というかZAP)すれば達成。本来であれば目玉を支える4つの足場にミサイルを当てることで倒せるのだが、どういうわけかコイツは本体にミサイルを命中させると本体側の当たり判定が消滅するようになっている。
よって出現前に中央にオプションを配置しておき、登場演出中のゼロスフォースにミサイルを命中、あとは判定の消えた本体部分を素通りすればOK。とはいえ判定が消えているかどうかは視覚的に判別できないので当たり判定を表示させておくといい。連射しすぎるとうっかり倒してしまうこともあり得るので注意。
『シャッター完全攻略』

これまた『沙羅曼蛇/ライフフォース』のラスボス関連。ラスボス撃破後の脱出パートをノーミスで突破すればOK。ただしここのスクロールやギミック速度は非常に早くアドリブ回避はまず不可能。というわけで正攻法で攻略するなら覚えゲー、理論上は0速でもノーミス突破は可能。難しいなら巻き戻しを使ってもいいが、万全を期すならラスボス撃破時のクイックセーブも残しておくといい。
ライフフォース
『フォースフィールド最大』

こちらは日本版『ライフフォース』以外での達成が不可能。パワーアップゲージの『?』を実行するたびに自機の前後左右にひとつずつフォースフィールド…もといシールドが出現するので、コレを4回実行して自機4方向にシールドを出現させればいい。『沙羅曼蛇』に比べればマシとはいえこっちもシールドが削られやすいので立ち回りには気を付けるべし。心配なら削られるたびに巻き戻しを実行するのも視野に入れよう。
グラディウスII GOFERの野望
『撃たずとも』

『グラディウスII』の1面に出現するドラゴンの吐く岩は破壊するとカプセルに変化するものが混じっているのだが、カプセルに変化する岩に限り触れてもダメージを受けることなくカプセルを獲得できる仕様になっている。よってピンポイントでカプセルに変化する岩にぶつかれば達成となる。…これ見分ける方法とかあるんじゃろか。とりあえず普通にショットで破壊→カプセルになるのを確認したら巻き戻して当たりに行けば確実ではある。
『ダッカーの逆襲』

『グラディウスII』のネームエントリー画面ではダッカーがちょろちょろしているのだが、何故か6位にランクインした時に限りダッカーを操作できる。左右でダッカーの移動、名前決定で斜め上に弾を撃てるので一定周期で飛んでいるビックバイパー(自機)に弾を命中させれば達成。なお5位以上でも7位以下でもダメなので、ちゃんとジャスト6位になる必要がある。デフォルト設定なら15000点以上、20000点以下で6位に入れる。
『大損害』

『グラディウスII』にてオプションハンターに纏めて4つオプションを食われればOK。グラIIのオプションハンターはオプションが4つある時でないと出てこないので、まずはオプションを確保するところから始めるべし。オプションハンターが最速で出現するのは4面冒頭、事前に縦にオプションを並べておきオプションハンターが前進し始めたら自機に最も近いオプションを動かして食わせれば4つ全部持って行ってくれる。
グラディウスIII 伝説から神話へ
『時間切れまで避けろ!』

『グラディウスIII』の3面ボス『ビッグコア・マークIII』を時間切れで自爆させれば達成。つまりAC版グラIIIプレイヤーなら誰もが知ってる魔法の呪文の出番。
『ううまま うままう うまう うままう』
うは『後ろ』、まは『前』という意味でビッグコアの真正面を『前』とし、『後ろ→後ろ→前→前…』といった順に動いてレーザーを避けるべし。『ううまま』→『うままう』などの境に真正面にレーザーが飛んでくるので上か下に一時退避することをお忘れなく。
『オプションを取り戻せ!』

『グラディウスIII』ではオプションハンターを倒すことが可能。本作のオプハンはゲス・バスター・カーンの3種がおり、ゲスだけは通常ショットで撃破でき、バスターとカーンはメガクラッシュ(パワーアップゲージの!)じゃないと倒せない…という仕様がある。見た目以外でもM2ガジェットのタイマーで判別が可能だが、面倒ならとりあえずオプション食わせた後でメガクラッシュかませばOK。
なおグラIIIのオプハンは5面以降にしか登場しない(=ビギナーモードでは達成できない)のでテクニカルモードでプレイすること。ノーデスなら5面空中戦にオプションを持ち込めば確実に出てくるはずなので、4面(3D面)のカプセルでメガクラッシュにゲージを調整しておくとラク。
『A Long Time Ago』

『グラディウスIII』で『A Long Time Ago』を流す条件は『ガッシーノという1体だけ出現する特殊な敵を倒す』こと。ガッシーノは3面空中戦終了直後の最初の入り組んだ地形の最下段右側ハッチ近くのちょこまか動いているちっこいヤツ(画像右下)。
正攻法ならスクロールを利用して地形にオプションをめり込ませる方法になるがなかなか難しい。ド安定に行くならやはりガッシーノが画面に入ったタイミングでメガクラッシュを撃てばいい。
沙羅曼蛇2
『ゴーレムを倒せ!』

『沙羅曼蛇2』の1面冒頭でゴーレム(デカい脳味噌)の軍団が出現→1体だけ後方に逃げる…といった展開があるが、コイツを後方に逃げるまでに倒すと達成。ちなみにゴーレムは1面ラストでバイター(1面ボス)に食われるために再出現するが、この時は無敵化してるので撃破不可。ゴーレムは異常に硬く何も考えずに攻撃しているだけではまず倒せない。よって1面最序盤のパターン構築が必要になる。
ゲーム開始直後からザコ敵を片っ端から倒していると必ずスピード→ミサイル→リップル&レーザーという順にアイテムをドロップするが、この時スピードとミサイルだけを拾いショット強化はどちらも拾わない。するとその後に出てくる敵2体が高確率でオプションをドロップしてくれるのでそれを拾っておく。
画面が暗くなったらゴーレムが出てくる合図なので、ここで画面中央の『CREDIT』の"RED"あたりの位置に上からオプションを配置しつつ自機を待機させる。ゴーレムが出現したら尻尾(ゴーレム真下の出っ張り)にギリギリ触れないよう高さを調整してそのまま待機。あとはショットを撃ち続けていれば撃破できる。なおオプションは2つあるのが理想だが、1つでも2速+ツインミサイルがあればこの方法で撃破は間に合う。
『隠し戦艦を撃破せよ!』

『沙羅曼蛇2』の4面に特定条件下で出現する金色の戦艦でボーナスを獲得するのが獲得条件。4面開始直後、下方向→上方向の順に2隻の戦艦が登場するのだが、この2つのパーツを一切破壊せず本体を撃破するのが金色戦艦の出現条件。戦艦のパーツは『左上の大砲』と『左側のブースター』なので、1隻目(下側)はオプションを右側に寄せてノーマルミサイル連射、2隻目(上側)は右側に寄せてツインミサイル連射でパーツを傷つけず破壊できる。1隻目の登場前後には確定でミサイルをドロップする敵がいるのでそこでミサイルを切り替えるべし。やり方さえわかってしまえば金色戦艦の出現自体はラク。
ただしアチーブメント条件は『金色戦艦でボーナスを獲得すること』。金色戦艦は普通に倒しただけではボーナスにならないため、特定の手順を踏む必要がある。金色戦艦も直前の2隻と同じく大砲とブースターのパーツがあるので、今度はパーツを全て破壊してから本体を撃破すればいい。金色戦艦が出現したらすぐ左上に回り込み、大砲(左上)をまず破壊、あとは縦軸を合わせて真横からショットを撃ち込めばブースター→本体という順に破壊できるのでボーナスを獲得できる。
『↑↑↓↓←→←→BA』

記事本文でも触れていたように本作の収録作品ではポーズ中にコナミコマンド(↑↑↓↓←→←→BA/↑↑↓↓←→←→〇×)を入力するとその場でフルパワーアップ。それと同時にこのアチーブメントも達成となる。ちなみに『グラディウス』『沙羅曼蛇』のバージョン選択画面でもこのコマンドは有効。入力すると…?