いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

シャドウ・ザ・ヘッジホッグ / シャドゲ (SHADOW THE HEDGEHOG)

ソニックのライバルといえば?』、もしも急にそんな問いかけをされたとしたら、ソニックファンである諸君らはどう答えるだろうか?…ソニックシリーズのファンであれば、おそらく人それぞれ異なる解答が返ってくるハズだ。

由緒正しき初代ライバルの『メタルソニックと答える人もいるだろうし、コメディリリーフもイケメンもこなせる『ナックルズ』という答えもありえるだろう。あまり数は多くないだろうが、ゲームギア世代レースゲー中心のプレイヤーなら『ファング』『ジェット』と答えるかもしれない。ライバルと宿敵を同一視するなら『Dr.エッグマンという解答も決して間違いではない。
(ちなみに我にとってのソニックのライバルは今も昔もメタルソニックの印象です)

しかしこれらはソニックファンに聞いたら』という仮定の話。ここに『外部出演でしかソニックに触れたことがない』『ソニックのゲームをあまり遊んだことがない』というライト層/これからのソニックファン層に同じ問いかけをしたという条件を加えたならば、おそらくその答えは一気に片寄ることになる。『シャドウ』或いはソニックの黒いヤツ』だ、と。

ソニックシリーズが日本市場において最も勢いがあったといえるドリキャス末期にリリースされたシリーズ屈指の人気作ソニックアドベンチャー2もとい任天堂ハード初のソニック作品ソニックアドベンチャー2バトル』にて初登場し、以降の作品にもほぼ出ずっぱり、同時期のTVアニメソニックXでも主要キャラとして扱われ、更には天下の『スマブラ』でもプレイアブルとはいかないまでもソニックの初参戦であるスマブラX』からずっと出演し続けているのだから、そりゃ知名度で他のライバル陣に大きく差を付けているのは当然であろう。

なによりもソニックに瓜二つな黒いハリネズミ』というそのデザインが強すぎるソニックシリーズの設定を微塵も知らなかったとしても、その外観だけで『あっ、この黒いヤツがソニックのライバルなんだな』と伝わるあまりにもナイスすぎるデザインである。そのデザインや知名度を抜きにしても、初出作自体がシリーズ屈指の人気作であったこと、彼を取り巻くストーリー面での魅力にテーマ曲や声優さん(遊佐浩二氏)の名演も相まってシャドウ・ザ・ヘッジホッグソニックファン内外から高い評価を獲得、シリーズ屈指の人気キャラとして知られている。そしてその人気は初出から23年が経過した2024年の今であっても衰えてはいない…というか今年になってここ数年で一番プッシュされ始めている

今になって突如プッシュされるようになったシャドウ…その影には2020年に第1作ソニック・ザ・ムービー』2022年に第2作ソニック VS ナックルズ』が公開されたハリウッド実写映画シリーズの存在があると推測できる。この2作は共に世界中で大ヒットを記録し、当然のごとくさらなる続編ソニック・ザ・ムービー3』の制作も発表されている。そしてこの『ソニック・ザ・ムービー3』には満を持してシリーズの人気キャラであるシャドウが登場するのだ!!

さてさて、実写映画を見てソニックに初めて触れた/好きになったという層は非常に多かったらしく、近年のソニックシリーズ(のゲーム作品)は実写映画の影響を無視できない状況にある。事実、2021年にリリースされたソニックカラーズ アルティメット』は『映画から興味を持ったファミリー層に向けた作品(要約)』だと日本語のインタビューで明言されているほか、2022年/2023年のソニックオリジンズ/ソニックオリジンズ プラス』も同様にそういった層に向けた作品であったらしい。
(オリジンズについては海外がソース)

ちなみに凄まじくメンドクサイソニックファンである我個人の実写映画に対する正直な印象を述べるとソニック・ザ・ムービー』はNot for Meソニック VS ナックルズ』に関しては『まぁこれはこれで悪くない』…つまりは『(ゲームのソニックとは完全に別物として見るうえでなら)面白い』というところ。なので今後のゲーム作品を映画基準の設定とかで作られると苦い顔をしてしまいそうではあるが、現時点では公式でも『ゲームのソニック』と『映画のソニック』はあらゆる要素においてちゃんと別物として線引きされているので不満は特にない。

まぁ何はともあれ2024年になってからSEGA公式は明らかにシャドウをメインキャラに据えた『ソニック・ザ・ムービー3』に向けたブーストアップの為だとしか思えない動きを見せている。シャドウにフォーカスを充てたソニックジェネレーションズ 白の時空』のリメイクソニック×シャドウジェネレーションズ』の発表に、『Year of Shadow(シャドウの年)』宣言…近年の作品でもシャドウの出番はそこそこあったが、ここまで彼がプッシュされるのは本当に久々である。

シャドウがノリにノっているこのタイミング…あの作品を語るならば今しかない!!というわけで今宵の記事の主役ゲームは『SHADOW THE HEDGEHOG (シャドウ・ザ・ヘッジホッグ)』ソニックシリーズにおける人気キャラである黒いハリネズミ『シャドウ』を主役に据えたスピンオフである。我がブログでソニック作品を語るのは2月の『ソニック3Dブラスト/ソニック3Dフリッキーアイランド』以来5ヶ月ぶりである。

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STELLA GLOW (ステラグロウ)

諸君らはJRPGという概念をご存じであろうか。JRPGとは『ジャパニーズRPGのこと。RPGの中でも特に『キャラ性が強め』『アニメ・マンガ的』『シナリオ重視』といった日本ならではの要素を重視した作風のモノを指す(諸説あり)言葉である。

このワードの歴史は存外に古いのだが、当初はどちらかといえばマイナスの意味合いが強い言葉であった。『キャラ性が強くシナリオ重視でアニメ・マンガ的』と書くと聞こえはイイが、これらは『自由度が低い一本道』の裏返しであり、そういった作品はRPGの原始的な概念である『ロールプレイ・没入感・リアリティ』を重視する海外のゲーマーから嫌われることが多かったからである。尤も、この頃のJRPGというワードはゲーマーの中でも極々限られた層が使っている程度の知名度であったが。

さて、ある時期を境にして『JRPG』という概念は一般層にも強く認知されるようになる。とあるゲーム会社がJRPG宣言』と称して、先に挙げたような『JRPGらしさ』を徹底的に追及したJRPGらしいJRPGを多数リリースしたからである。


(イメージエポックの代表作『セブンスドラゴン』)

そのデベロッパーの名はイメージエポック、2010年代のゲームに深く触れているのであれば一度くらいは名前を耳にしているであろうゲーム会社である。『JRPG宣言』などと言い出すのは伊達ではなく、このメーカーはリリースしたゲームがほぼ全てRPGであるというトンデモナイ特徴がある。RPGに注力している会社は数あれど、ここほどに開発作品が1つのジャンルに偏っている例は珍しい
(コマンド式やARPGSRPGとバリエーションは豊富だが)

…ところでそんなイメージエポックの選択が正解だったかと言われると…少々判断が難しい。イメエポはセブンスドラゴン(販売:SEGA)クリミナルガールズ(販売:日本一ソフトウェア)といった後の時代に続くシリーズや、ブラック★ロックシューター THE GAMEFate/EXTRA(販売:マーベラス)といった根強いファンを抱える作品を確かにリリースしていたのだが、一方で時と永遠〜トキトワ〜(販売:バンダイナムコゲームス)のようなトンデモ作品もあり、結果的にイメエポがJRPGの顔となることは叶わなかったのだ。

しかしながらJRPG宣言』から10年以上の時が流れた現代では『テイルズオブシリーズ』『ゼノブレイドシリーズ』等の大作タイトルがメーカー直々に『JRPG』として送り出され、Steamをはじめとするゲーム販売サイトでは『JRPG』指定のソートがあるなど、かつてのJRPGのネガティブイメージは殆ど払拭されている状態にある。

JRPGの象徴』にこそはなれなかったが、後の世代がJRPGをリリースするハードルを下げ、よりJRPGを受け入れられる土壌を生成した…という意味でいえばイメエポのJRPG宣言』は大成功だったとも言えるかもしれない。ここもまたゲーム業界、とりわけRPGの歴史を語る上で必要なメーカーだったのである。

というわけで挨拶も程々に今宵もゲーム語りをするのである。今回語るタイトルはSTELLA GLOW (ステラグロウ)』!記事冒頭で語ったゲームメーカーにしてJRPGの立役者イメージエポック』の遺作である!…なんか不穏なワードが出てきたが、その話は追々。

本作は数多のRPGを世に送り出してきたイメージエポックが手掛ける完全オリジナルSRPG。プラットフォームはニンテンドー3DS2015年発売。イメエポの10周年記念作品であり、スタッフも同社の処女作ルミナスアークのメンバーを中心に、代表作セブンスドラゴン(2020シリーズ)』クリミナルガールズを手掛けた方々も参加するなど、イメエポの歴史の総決算と言わんばかりの布陣で開発された一本…なのだが色々あって販売はイメエポではなくセガゲームス(現:株式会社セガ)が担当

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グラディウス リバース (ReBirth)

ある程度ゲームを嗜むものであれば誰もがみんな知っているであろう横スクロールSTG御三家が一角グラディウス、その影響は世代を超えて昨今の数あるSTGにも及んでいる、文字通りレジェンドともいうべきシリーズである。しかしながらインディーを中心に数多のSTGがリリースされるようになり、静かながらSTG人気が復興しつつある傍らで、本家本元の『グラディウス』シリーズは完全に停止してしまっている

まぁソレ言い出すとかつて栄華を誇ったSTG作品で生き残ってるのは何があるんだよというハナシになるし、そもそも昨今の大手がSTGの新作をほぼ出さなくなった理由って『開発費の高騰で新作を出そうとしても採算が取れない』のがシンプルに原因だとわかりきってるので…。何はともあれここらで諸君らにひとつ問題。現在完全に動きを止めてしまっている『グラディウス』であるが、パロディウス/オトメディウスといった派生やアケアカ/アニコレ等の移植を除いた直近の作品…つまるところ『2024年現在でのグラディウスの最新作』はいつのどの作品なのかご存知であろうか?

グラディウスIV(1999年/AC)?まずCS機に目を向けよう。グラディウスV(2004年/PS2)?ナンバリングだと確かにそうだが違う。『リファイン版グラディウス2(2007年/PSP)?新作だって言ってるじゃろ、第一それよりも後に出たヤツがあるじゃろ!…え、グラディウスVI(開発中止/PS3)…そうだね、いつか出るといいね…。

というわけで答え合わせ!!今宵の記事における主役、2024年現在のグラディウスシリーズの最新作…その名は…グラディウスリバースである!!そんなこんなで今回もゲーム語りをやっていこう!

本作はシューティングの歴史におけるレジェンド、『グラディウス』シリーズの1つでプラットフォームはWii…のDL専売ソフト、つまりはWiiウェアである。リリースされたのは2008年のこと。非常に地味ながら2024年4月現在最後の『グラディウス』の名を冠する新作でもあったりする。本作より先にも『オトメディウス』としてこの系譜は続いていくものの、『グラディウス』というタイトルなのは本作が最後なのだ。

Wiiウェアの例に漏れず価格は1000Wiiポイント(=1000円)と非常に安価、それゆえにさぞかし小粒なボリュームなのかと思えるかもしれないが油断するべからず。本作『グラディウス ReBirth』はその小粒な中にこれでもかというくらい愛と魅力が詰め込まれた『グラディウスである!!

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バニーガーデン (BUNNY GARDEN)

、それはどことなく甘く、妖しい響きの世界。昼間はフォーマルにして真面目、そして清潔な街であっても『夜』の魅力には抗えない。日が落ちるのを境にして街はその表情を大きく変える。昼には目立たぬ不思議な灯りが輝き、社会の喧騒に疲れた老若男女は夜の店へと引き寄せられていく。宛らこれから捕食乃至は駆除される虫の如く…。その後の彼ら彼女らがどうなるかなぞ、誰も知ったことではない。

この記事を書いている我とて当然ながら夜の街を歩き回る時も少なくない。…ふとこんなことを思う日もある。言葉を遮断し歩き去る表通り…時には誘惑に身を委ね、夜の街を妖しく彩るお店に足を踏み入れるのも悪くはない。キャストと客、カネで培われた偽物の愛、偽物の絆、偽物の関係…だがそれでもいい。ソレを甘んじて享受するのも時には必要なのだ…と

…まぁエラそうなこと言っておいてなんだが我は今のところこの27年の人生でそういった夜のお店に行った経験が今なお一度もなかったりする。別に忌避感があるとかそういうのではないのだが、純粋にそういう機会がマジで一切なかったというかなんというか。ゲームバーを夜の店にカウントしていいなら行ったことあると言えるんだけど、ソレやるとその手のプロからフルボッコにされそうなもんで…。

というわけでこんなわけわからん導入からスタートする今回の記事における主役はこちら。配信当初からとんでもない話題作であったため、諸君らも存在を知っているであろう『バニーガーデン (BUNNY GARDEN)』である。一般的な略称は『バニガ』っぽい?前回から引き続いて珍しく2回連続でNintendoSwitchのゲーム作品を語ることになった。

…ホントのハナシをすると今回はWiiのとある作品を語る予定で下書きまで既に終わっていたのだが、ふとプレイしてみた本作がぜひぜひ語りたい内容であったがために、急遽取り上げていくことにしたのである。完全クリアした流れで勢い任せに書いてるところもあるので、いつもよりも文面がアレだったりするところもあるかもだが、今回は深く考えずお酒のように流してほしい。それから今回の作品はADVという都合上ある程度のネタバレ要素も記事内にあるので、そちらについても要注意である。

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Fit Boxing feat.初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-

初音ミク、それは電子の歌姫。より正確にはクリプトンが開発した音声合成ソフトウェアである。初登場はかれこれ17年前(2007年)にまで遡るが、彼女の登場によって音楽業界…特にアマチュアのソレは一変したといっていい。

初音ミク』を筆頭に詳細な設定を持たない(固定させない)プレーンなキャラクター…ボーカロイドたちを用いて、数多のクリエイターが自作の楽曲を歌ってもらい動画サイトにアップロード、それによりニコニコ動画を発端としてインターネット中に、やがてインターネットの外にまで初音ミクたちボーカロイドは一大ムーブメントを引き起こした。…否、『引き起こした』と過去形なのは誤りか。正確には2024年現在でも『引き起こし続けている』。

2010年代のサブカル文化にある程度触れていた人間であれば、ガッツリとまではいかなくてもどこかしらで『初音ミク』或いは『ボカロ』との縁があったことであろう。我のホームグラウンドであるゲーム業界においてもSEGAが手がける初音ミク -Project DIVA-』シリーズを筆頭に、数々の音ゲーにボカロ楽曲が収録されたほか、キャラクターや衣装のゲスト出演だって少なくなかった。我がブログ的にはセブンスドラゴン2020(PSP/イメージエポック)めがみめぐり(3DS/カプコン)あたりがそうか。というわけで今宵は初音ミク』の関連作品の一種を語っていくとしようか。

今回語るは『Fit Boxing feat.初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-』!!そのタイトルが示す通り、近年一気に勢いをつけた『Fit Boxing (フィットボクシング)』シリーズと、もはやいちキャラどころかひとつの文化にまで成り上がった初音ミク』のコラボ作品である。プラットフォームはNintendoSwitch、まぁシステムがシステムなので現行のCS機でこのゲームが成立するのはSwitch以外にはほぼないだろう。

まず前提として『Fit Boxing』シリーズとは何かということから触れていこうと思う。『Fit Boxing』はイマジニアが販売しているゲーム作品で、その名の通りゲームジャンルは『フィットネス』。NintendoSwitch特有のコントローラJoy-Con』を手にボクササイズを行っていく内容である。

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スペースハリアー(スーパー32X)

1985年、STG史に残る大傑作スペースハリアーがゲームセンターにて稼働を開始した。その衝撃はあまりにも大きく、『この名作を家庭でも楽しめないものか…』と数々のメーカーがSEGAからライセンスを取得し本作を移植した。マスターシステムPCエンジンファミコンゲームギアSEGA内外を問わず数多の家庭用ゲーム機に移植されたスペハリは各々独自の魅力を発揮した。これによって新たなファンを獲得していくことにも成功した…。だがひとつ問題があった。この時点ではまだどの家庭用ゲーム機でも『スペースハリアーの完全移植』を成し遂げられていなかったのだ。

とはいえこれらはどれも8bitのゲーム機だったことを忘れてはならない。この時代では携帯機のゲームギアはおろか据置機のマスターシステムPCエンジンファミコンですら当時の最高峰であるゲームセンターのド派手なゲームを移植するにはスペックが圧倒的に足らなかったのである。ところで1988年、新世代の到来を告げるあのハードがやってきた。そう、SEGAが誇る16bitハードメガドライブである。その姿が示す通りコイツのスペックは過去のソレとは比較にならない。なんてったって16bitの高性能なのだから!しかもローンチタイトルにはスペハリの続編であるスペースハリアーII』!これはもう『スペハリII』でそのスペックを見せつけてくれるに違いない!!

…で、結論から言おう。『スペハリII』で伝わったのは『ゲーセンのスペハリを楽しむには16bitでも性能不足』という悲しい現実であった。世界観やキャラデザについては関係ないのでひとまず置いておくとして、肝心のゲーム部分はアーケードのスぺハリと比較すると天と地ほどの差があった。低いフレームレート、ボス戦で止まるスクロール、お世辞にも早いとはいえないゲームスピード…スぺハリ最大の魅力の一つともいえるスピード感が、明らかにアーケードのソレから大きく劣ってしまっていたのだ。

一応フォローしておくと『スぺハリII』は『スぺハリ』とは異なる楽しみ方ができ、同じく家庭用機でリリースされたSMS版の『スぺハリ』『スぺハリ3D』と比較するならば順当に進化している…ということはハッキリ伝えておく。あくまで『アーケード版のスぺハリの続編』と考えると肩透かしになってしまうというだけなのだ。この辺りは過去記事でがっつり語っているのでそちらを参照していただきたい。

その後も16bitの性能を持つハードが他社からも発売されるようになったが、それらにスペースハリアーが移植されることはなかった。もっともコレについてはライバルにスぺハリ等自社IPの移植許可出してた8bit時代がおかしいだけだが。だがしかし仮にそれらのハードにスぺハリ移植が出たとしても、これまで同様にアーケード版とは大きくかけ離れたアレンジ移植となっていたことは想像に難くない。スぺハリの完全移植は16bit程度の性能では不可能なのだから。

…そしてスぺハリの稼働から実に9年が経過した1994年、ついに転機が訪れる。メガドライブの性能を32bit機相当に引き上げるアップグレードブースタースーパー32Xが登場したのだ!16bitなどに希望を持っていた時代はもう古い。これからは32bitの時代である。『32bitの高性能であればスぺハリでも或いは…?』、その疑問の答えはすぐに出されることとなる。スーパー32Xと同時にリリースされたローンチタイトル3本…その中にはあのスペースハリアーの姿があった!!
(実はこの時点でセガサターンも発売済みなのですが、それはひとまずおいておきます)

今宵語る作品はスーパー32X』版スペースハリアーである!つい先ほどもちょこっと名前が出てきたスーパー32Xというのはメガドライブの周辺機器のひとつ。世間一般でいうところのメガドラタワーの一番上にあるアレのことである。過去記事で既に一度紹介しているので、そちらを読んでいただければ最低限の知識は身につくはず。

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トイロボフォース

ゲームボーイアドバンス、通称GBA2000年代に青春時代を過ごしたゲーマーの傍らに常にあったといっても過言ではない任天堂の名機。その製品寿命は約4-5年と数ある任天堂の携帯機の中ではダントツで短く、前世代機たるゲームボーイ(GB/GBC)、次世代機たるニンテンドーDSのどちらと比較しても目に見えて短命に終わったハードである。
(厳密にはDSをGBAの後継機というのはちょい違うのだがそれはひとまず置いておく)

しかしながら短命であってもその輝きは紛れもなく確かなものであった。GBAにはその現役期間の短さからは想像も付かないほど数多の種類、数多のメーカーのソフトがリリースされたのだ。26本という前代未聞のローンチタイトル数に始まり、最初の1年間でなんと150本以上ものソフトがリリースされたという事実は、その短命ぶりを覆い隠すほど衝撃的であった。

…その反面GBAのソフトは現役期間に対しあまりにも多すぎたため、世間一般ではさほど知られることもなく埋もれていってしまった『隠れた名作』というのが他ハード以上に多く感じられるのがちょい残念ではある。今宵の記事で語る作品もまた、GBAの隠れに隠れた名作…その名も『トイロボフォースである!!

開発&販売はグローバル・A・エンタテインメント、現在はかつての略称の『GAE』という社名で活動しているデベロッパー兼パブリッシャーである。代表作は『悪代官』シリーズなどが有名か。個人的には世界はあたしでまわってる(あたまわる)』のイメージが強い。あとは『大奥記』のパブリッシャーといえば…そのスジのモノには伝わりやすいか。

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