いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

スペースハリアー (龍が如く / シェンムー)

『いろいろとゲームを語ろう』新旧問わず我のお気に入りのゲームを好き勝手に語っているブログだが、毎月欠かさず記事の更新をするようになってから早いもので、とうとう先日の『Plumbers Don’t Wear Ties (配管工はネクタイをしない)』の回で継続6年を迎えるまでに至った。この6年…実に色々なことがあった。ゲームを語ったりゲームを語ったり、それからゲームを語ったり………いやこいつゲームのハナシしかしてねぇな…?

こほん、何はともあれ気を取り直しまして、今回の記事は我がブログの継続6周年を記念した特別編!!5周年はピンポイントで『ゲーム記事の第100回』と被ってしまいお流れになっていたので、実に2年ぶりの周年記事である。そんな記念すべき回で何を語るべきか?4周年の時はスペースハリアー コンプリートコレクション』を語り、第100回記念ではスペースハリアー(AC)』を語った我がブログにおいて、周年記事で何を語るかなどハナから決まっている…そう、今宵語るはスペースハリアーである!!
(とはいえいい加減周年記事のネタが尽きてきた感は無きにしも非ず…)

さてさて『スペースハリアー』を語るといったが、それはそれとしてどのバージョンの『スぺハリ』を語るのか気になることだろう。こらそこ、タイトルでネタバレしてるとか言わない。ちなみに我がブログでは過去にアーケードマスターシステムPCエンジンスーパー32XセガサターンPS23DS、そしてメガドライブミニ2のバージョンについて語っている。詳しくない人はその多さに驚くかもだが、これでもまだまだスぺハリのバリエーションのストックはあるのだ。スぺハリ恐るべし。

1980年代のSEGAを代表する体感ゲームがひとつ、スペースハリアー疑似3Dを用いた迫力と爽快感軽快な操作に遊びやすい適度な難易度オーパーツ染みたその総合的なクオリティの高さ古今東西どんなプレイヤーにも受け入れられるハズ!というわけで『スペースハリアー』は過去記事で触れてきたような単品移植だけでなく、『ゲーム内ゲーム』としての収録も幾度となく行われているのだ!!

『ゲーム内ゲーム』というのは読んで字のごとくゲーム内に収録されたミニゲームのこと。その立ち位置や内容はゲームによりけりであるが、ゲーム内ゲームに『スペースハリアー』が収録されるときは大抵の場合『作中世界にゲームセンターがあり、そこでコインを投入してスペハリを遊べる』という形式が主流である。

というわけで今回は『ゲーム内ゲームのスペースハリアーを纏めて語っていくとしよう。

また移植のクオリティに関しては(ごく一部の例外を除き)『完全移植』といっても過言ではないものとなっているため、本記事で語る内容は『スペースハリアー』というよりも、各作品における『スペースハリアー』の立ち位置と、その扱われ方についてがメインである。ゲームによってはインターナショナル版やリマスターが後に出ているものもあるが、『スペースハリアー』自体に直接影響がない限りはこれといって言及しない。

なお『Sonic's Ultimate Genesis Collection』メガドライブミニ2』などといった、ただ単に『複数のゲームが収録されたコレクションの一部』扱いのものは語らない。あくまでメインのコンテンツが別にあるうえで、『作中世界のいち要素として遊べるスペハリ』が本記事における主役なのだ。それでは語っていくとしよう。

 

シェンムー 一章 横須賀

プラットフォーム:DC/PS4/One/PC
発売年:1999年
作中年:1986年-1987年
プレイ場所:ゲームセンター・YOU / 自宅
主人公:芭月涼
クリア条件:10,000,000点突破(ミニハリアー) / 1コインクリア(ハリアー認定証)


(1986年:ゲームセンター・YOU)

スペースハリアーの生みの親である鈴木裕氏が手掛けたアドベンチャーゲームで、ある意味ドリームキャストでは一番有名まであるかもしれない作品。開発費70億というのも凄まじいものだが、ジャンル的な意味でも歴史的に重要な一作である。本作では舞台となる横須賀・ドブ板『ゲームセンター・YOU』にて『スペースハリアー』が稼働しておりプレイも可能。アニメ版『Shenmue the Animation』でも第2話のゲーセン聞き込みシーンに筐体が登場している

本作の年代設定は1986年なので、1985年稼働のスぺハリがまだまだ現役タイトルだった時代である。プレイにはゲーム内のお金で100円が必要。1コインクリアを見事達成した暁にはハリアー認定証』10,000,000点突破『ミニハリアーというハリアー筐体のミニチュアが貰える。このため本作の正真正銘完全クリアを目指す場合はスぺハリの攻略も必須なのでガンバレ。あとDISC3からは一気にシナリオが動き出しスぺハリどころではなくなってしまうため、がっつり遊びたいならDISC2までが狙い目。

シェンムーには『時間』という概念があり、ゲームを進行させるには時々『昼まで待つ』『夜まで待つ』といった行動が必要になるのだが、一方で『時間をスキップする』という行為が不可能であった。そこで白羽の矢が立つのがこのスペースハリアーをはじめとするゲームセンターのゲーム全般である。スぺハリ等のプレイ中もゲーム内時間は経過してくれるので、目的の時間が来るまでの暇つぶしとして大いに役立ってくれるのだ!!…そして夢中になりすぎて予定の時間をすっぽかすのもまたお約束。あとプレイ中常に画面右下に時計が表示され続けてしまうのは正直邪魔かもしれない。

そして主人公である芭月涼の家には1986年なのにセガサターンが用意されており、作中でスペースハリアーのゲームディスク』を入手できれば自宅でいつでもスぺハリをプレイできるようになる。もちろん自宅なのでプレイ時のコイン投入は不要。…というわけで景品(スぺハリのゲームディスク)を求め、トマトマート(ゲーム内のコンビニ)でチョコ・キャラメル・ポテチを買い漁る涼さんの姿が横須賀にて散々目撃されたそうな…。


(1986年:ゲームセンター・YOU)

シェンムーシリーズに収録されたスペハリはいずれも共通で『連射なし』『コンティニュー不可』『5,000,000点エクステンド『デフォルトはノーマル設定、タイトル画面でAボタンを押した状態で開始するとリバース操作になる』『スティック操作なら移動後中央に戻り、十字ボタン操作なら移動後もその場に留まり続ける』という仕様。10,000,000点クリアを目指させるためかゲーセンではデフォルトで9,876,430点が初期のハイスコアに設定されている。自宅でプレイする場合のハイスコアは普通に1,000,000点。なおプレイ開始前に9プレイ分まで連コすることができる…がそもそもコンティニューできない設定なのであまり意味はない。


(原崎によるミニゲーム紹介、お願いだからスペハリにも触れて…)

ところでDC版シェンムーにはシェンムーパスポート』というディスクが同梱されており、本作の様々な要素をキャラが紹介してくれるムービーが収録されている。ミニゲーム担当は一章のヒロインである原崎…なのだが、同じゲーセンのハングオンはわざわざ『私はハングオンが好き』という情報を付け加えてまで紹介してくれるにもかかわらず、スペハリについてはスの字も出てこない。何故だ。

なお本作および次回作『シェンムーII』のDC版に収録されている『スペースハリアー』なのだが、ゲーム部分は完全移植でこそあるもののサウンド面の再現度が微妙に低いのが難点。本作から初めてスペハリに触れたのであれば問題ないだろうが、元の曲を知っていると『なんか…違うな…』となるくらい一部の音色が変化している。コレは作中における『ゲームセンターでのプレイ』でも『セガサターンでのプレイ』でも同じ。リマスター版である『シェンムーI&II』では修正されているので安心。

シェンムーII

プラットフォーム:DC/PS4/One/PC
発売年:2001年
作中年:1987年
プレイ場所:松電子遊戯中央
主人公:芭月涼
クリア条件:10,000,000点突破(ミニハリアー) / 1コインクリア(ハリアー認定証2)


(1987年:松電子遊戯中央)

シェンムー 一章 横須賀』の続編、今度の舞台は日本を飛び出し香港。『スペースハリアー』は世界中で大人気らしく、もちろん香港のゲームセンターでも稼働中、本作では詠黄街のゲーセン『松電子遊戯中央』にてプレイ可能。『ハングオン』『アフターバーナーII』と本作の体感型ゲーム群はやたら謎な場所に配置されていることが多い中、スぺハリ(とアウトラン)はちゃんとゲーセンに置いてあるのが嬉しい。ただしDISC3に入ってしまうとスぺハリどころではなくなる…というかスぺハリが置いてあるゲーセンに行けなくなってしまうので、やりこみたい人はそれよりも前に行っておくことをお忘れなく。

舞台が香港ゆえに日本円は使用不可、というわけで本作におけるスペハリのプレイ料金は5HKD(香港ドル)。本作は詠黄街に向かうまでそこそこ時間がかかるほか、序盤はマジで無一文かつ金策に頭を悩ませる羽目になるので、前作ほど気軽にプレイできるわけではない。前作とは異なり画面右下に時計が表示されなくなったため、プレイに集中しやすくなったのはありがたい点…なのだがおかげで更に時間をすっぽかしやすくなったともいえる

また一章のセーブデータを引き継ぐことでスペースハリアーのゲームディスク』を持ち越すことが可能だが、IIにはセガサターンがないので使用不可能。シンプルにコレクションアイテム扱いである。ただし1度でもスペハリをプレイしたことがあるならばDISC4の『シェンムーコレクション』からフリープレイで遊べるようにもなるので、そういう意味ではシンプルになった。

前作と同様、完全クリアを目標とする場合は本作の攻略を余儀なくされる。今回は10,000,000点突破1コインクリアでそれぞれ『ミニハリアーハリアー認定証2』が入手可能。…ハリアー認定証"2"』とかいう名前からして嫌な予感がしただろうが、その予感は大当たり2が付かない『ハリアー認定証』は前作から引き継がないと入手不可能、つまり本作の完全コンプには1章とIIでそれぞれ2回スぺハリの1コインクリアを求められるのだ。それでも頑張るというなら応援する。もちろん我は諦めました。


(『鈴木裕ゲームワークスVol.1』のゲーム選択画面)

スぺハリの内容そのものは前作のものと同じなので、サウンド周りの問題もそのまんまなのが残念。先に挙げたようにリマスター版『シェンムーI&II』ではちゃんと修正されているのでご安心。折角なのでここで触れるが、鈴木裕氏の著書『鈴木裕ゲームワークスVol.1』のGD-ROMに収録されているスぺハリもDC版の本作と同じものである。強いて言うならあちらは『ハイスコアが保存できない』『無制限にその場コンティニューが可能』という2点のみが異なる。

(1987年:松電子遊戯中央1F)

龍が如く0 誓いの場所

プラットフォーム:PS4/PS3/One/PC
発売年:2015年
作中年:1988年
プレイ場所:ハイテクランドセガ 劇場前店 / ハイテクランドセガ 蒼天堀店
主人公:桐生一馬 / 真島吾朗
クリア条件:2,000,000点突破(サブストーリー) / 5,000,000点突破(達成目録)


(1988年:ハイテクランドセガ 劇場前店)

昨今におけるSEGAの顔、龍が如く』シリーズの1作でシリーズ最高傑作との声も名高い1本。このシリーズは元々プレイスポットの一環としてゲームセンターが用意され、そこで実在のアーケードゲームがプレイできるようになっていたのだが、本作は舞台設定がバブル…1988年ということでソレに合わせてラインナップもこの時代のSEGAを彩ったモノ揃い。そしてその中にはもちろんスペースハリアーの姿もあった!

本作の舞台は東京・神室町大阪・蒼天堀という2つの繁華街、それぞれの街にあるゲーセン『ハイテクランドセガ 劇場前店』『ハイテクランドセガ 蒼天堀店』にてプレイ可能。神室町の中道通り店では稼働していないので注意。如くシリーズ初登場ということもあり、なんとスペハリが関わってくるサブストーリーがひとつ用意されている


(1988年:ハイテクランドセガ 蒼天堀店)

サブストーリー『ゲーセン店員・今日子』から続く一連の絆イベントでは主人公の一人である真島吾朗とハイテクランドセガの店員である今日子(演:真木今日子)スぺハリを通して絆を深めていく。やがては真島の兄さんVS今日子さんによるスぺハリのスコア対決となり勝利すればクリア。イベントを完遂すると『ファンタジーゾーン』がプレイ可能になるというオマケ付き

本作に限らず如くシリーズに収録されたスぺハリはいずれも『連射あり』『コンティニュー不可』『5,000,000点エクステンド『ノーマル/リバースはいつでもワンボタンで切替可能』『スティック操作なら移動後中央に戻り、十字ボタン操作なら移動後もその場に留まり続ける』といった仕様が共通している。初期残機は作品によりけりだが、本作においては残機5でスタート

(1988年:ハイテクランドセガ 蒼天堀店)

例によって例の如く完全クリアにはスぺハリのプレイが必要不可欠なのだが、シェンムーに比べるとその難易度は雲泥の差。シンプルにイベントを完遂するだけなら2,000,000点突破のみ、達成目録(コンプ要素)クリアにも5,000,000点だけでOKとひっじょーに優しいのが嬉しいところ。また本作ではプレイ開始時に専用のカットシーンが挿入される。カットシーンのボイスは桐生さんが『侵略者どもの好きにはさせねぇ… Let's ハリアー!!』真島の兄さんが『宇宙を駆けるでぇ~… Let's ハリアー!!』である。

(1988年:ハイテクランドセガ 劇場前店)

龍が如く6 命の詩。

プラットフォーム:PS4/One/PC
発売年:2016年
作中年:2016年
プレイ場所:クラブセガ 劇場前広場店
主人公:桐生一馬
クリア条件:2,000,000点突破(達成目録)


(2016年:クラブセガ 劇場前広場店)

ドラゴンエンジンへとゲームエンジンを新調した桐生一馬伝説の最終章。本作は龍が如く0』に収録されたアケゲー群がそのまま再録されているため、必然的に『スペースハリアー』も登場。プレイできるのは東京・神室町『クラブセガ 劇場前広場店』、やっぱり中道通り店には設置されていない。ちなみに本作の舞台は東京だけでなく広島・尾道仁涯町もあるのだが、広島マップにはそもそもゲーセン自体が一つもない

舞台設定が2016年なので本作のスぺハリは立派なレトロゲーム作中時間軸で1995年~2010年にかけてSEGA体感型ゲームを一切置いていなかったゲーセンが本作でこぞって1980年代の作品群を置くようになった理由は謎。作中世界でレトロブームとかリバイバルブームでもあったのじゃろか。なお続投組なので関連するサブストーリーなどはない。


(2016年:クラブセガ 劇場前広場店1F)

本作では如くシリーズで唯一スぺハリの難易度選択が可能。2台あるスぺハリ筐体のうち1F入口手前側のものが『EASY』奥側のものが『NORMAL』設定となっており、それぞれ初期残機が異なる。EASYなら残機5NORMALなら残機3でスタートエクステンド設定はどちらも変わらない。プレイ開始時には桐生さんが心の声で『宇宙で撃ちまくるぜ!』とか言ってる。

本作ではプレイするたびに『技巧』『魅力』の経験値を獲得可能。やりこみ要素である達成目録の一部にスペースハリアーに関連する項目こそあるが、そもそも本作はトロコンに達成目録が絡まないため、その気になれば(1回だけプレイすれば)スルーできたり。仮に達成目録のコンプを目指したとしても要求スコアは前作から更に下がった2,000,000点なのでやっぱりラクショーである。


(2016年:クラブセガ 劇場前広場店1F)

北斗が如く

プラットフォーム:PS4
発売年:2018年
作中年:199X年
プレイ場所:電子遊戯城(ゲーム屋)
主人公:ケンシロウ
クリア条件:5,000,000点突破(勲章)


(199X年:電子遊戯城)

北斗の拳』×『龍が如くという衝撃的なクロスの末に誕生したコラボ作品。世界観は『北斗の拳』ではあるがゲームシステムは純然たる『龍が如く』、であれば当然ながらプレイスポットは搭載されており、そのうちの一つとしてやっぱり登場するのがスペースハリアー。『北斗が如く』の年代設定は明かされていないものの北斗の拳』に照らし合わせるならば199X年なのでスぺハリはちょこっと懐かしいゲームくらいの立場だろうか。あのモヒカンどももゲーセンに通ってスぺハリを遊んでいた時代があったのかもしれない。

本作では拠点となる街エデンにあるゲーセン『電子遊戯城(ゲーム屋)』にてプレイ可能…なのだが、ケンシロウが初めて訪れた時点だとこのゲーセンは筐体が一つも設置されていないよくそれでゲーセン事業をやろうと思ったな。というわけでサイドクエス『「楽しみ」を売る店』にてケンシロウは筐体集めを任されてしまう。しかしながらここは世紀末、他に筐体はおろかゲーセンすらも存在しない。


(199X年:電子遊戯城)

じゃあどうやって集めればいいのかというと…核戦争によって誕生した荒野から発掘する羽目になる。通りすがりのヒャッハーどもひでぶ&あべしさせるとたまにドロップする『宝の地図』というものがあり、コレを頼りに荒野を駆けまわるのだ。運が良ければスペースハリアー』を筆頭に様々なアーケード筐体や『セガ・マークIII』が発掘できる…発掘したまではいいとしてよく動いたなソレ…。なおゲーム内ゲームにスぺハリが収録された作品群のうち、最初からスぺハリが遊べない作品は本作のみ

本作ではオリジナルの『イディアル』という通貨が流通しており、スペハリのプレイ料金は100イディアル。プレイ開始時には『龍が如く0』と同じくカットシーンが挿入、カットシーンのボイスは『侵略者どもの好きにはさせん! Let's ハリアー!!』、『如く0』の桐生さんのものを踏襲した感じだがちゃっかり新録である。…桐生さん&真島の兄さんの時にも思ったが、ケンシロウにそんなに力いっぱい操縦桿を握られるとポキッと折れそうでコワイ。

(199X年:電子遊戯城)

本作にも『勲章』という名の達成目録があるので完全クリアにはスぺハリのやりこみが必要不可欠。今回は『龍が如く6』とは違ってトロコン目的でもスルー不可。『如く6』の要求スコアは簡単すぎると思われたのだろうか、クリアノルマは『如く0』と同じ5,000,000点に戻った。ただし本作では初期残機が3なのでちょこっとだけ難易度は上がっている

ところでシェンムーや他の如くシリーズではプレイ前にスペースハリアーか…プレイしようか?』といった心の声が流れるのだが、本作に限りスペースハリアーという機械だ…プレイしてみるか?』となっているのが細かい。確かにケンシロウはアーケード筐体とか絶対に縁がなさそう。

JUDGE EYES:死神の遺言

プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC
発売年:2018年
作中年:2018年
プレイ場所:クラブセガ 劇場前広場店
主人公:八神隆之
クリア条件:2,000,000点突破(KAMGOミッション)


(2018年:クラブセガ 劇場前広場店2F)

龍が如くスタジオが送る、龍が如くと世界観を同じくする新作『JUDGE EYES(ジャッジアイズ)』。主人公である八神隆之のモデルが木村拓哉氏であることから『キムタクが如く』とも呼ばれることもある作品。本作の舞台は如くシリーズでおなじみ東京・神室町、ならば言わずもがなスペースハリアー』だって遊べるのだ!

龍が如く6』から2年後…2018年の物語であるが『クラブセガ 劇場前広場店』では相変わらず『スペースハリアー』が稼働中。ただし1Fの隅っこから2Fへと配置が変わっている。…しかし注目すべきはそこではなく、なんと『如く6』では2台しかなかったスぺハリが本作だと4台まで増台しているのだ!!劇場前広場店の担当者は熱狂的なスぺハリマニアかなにか?ちなみに中道通り店はやっぱりスぺハリを導入してくれない


(2018年:クラブセガ 劇場前広場店2F)

本作ではプレイするたびに少量ながら経験値を獲得可能。トロコンに絡む達成目録…もとい『KAMGOミッション』にスぺハリ関連の項目があるため、やっぱり完全クリアには攻略必須である。要求スコアは再び『如く6』と同じ2,000,000点まで引き下げられたが、本作では難易度選択ができず初期残機が3固定なのでそこだけ注意。

なお本作はPS5/XSX/PCでリリースされたリマスター版にて『アウトラン』『バーチャファイター2』が遊べるようになった代わりに『ぷよぷよ』『ピンボールパーラー』が削除されていたりするのだが、スぺハリに関してはどのバージョンでも問題なく遊ぶことができる
(アウトランがだいぶ変なところに配置されているのは気にしてはいけない)

(2018年:クラブセガ 劇場前広場店)

龍が如く7 光と闇の行方

プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC
発売年:2020年
作中年:2000年-2001年(最序盤) / 2019年(本編)
プレイ場所:クラブセガ 中道通り店 / クラブセガ 中華街店
主人公:春日一番
クリア条件:3,000,000点突破(バイトクエスト)


(2020年:クラブセガ 中華街店)

伝説の極道『桐生一馬』から期待の新生『春日一番』への世代交代に成功した龍が如くシリーズのナンバリング7作目。ゲームジャンルがアクションゲームからコマンド式RPGになるという斜め上の進化を遂げたのだが、それでも従来と同じく街歩きのシステムは変わらない。そして街歩きがあるということは『ゲームセンター』も変わらず存在し、そこにはスペースハリアーの姿もある!

本作の舞台は東京・神室町大阪・蒼天堀、そして横浜・伊勢佐木異人町の3都市。それぞれの都市にゲーセンは存在するのだが、そのうちスぺハリが稼働しているのは東京・神室町『クラブセガ 中道通り店』横浜・伊勢佐木異人町『クラブセガ 中華街店』の2カ所。残念ながらかつて真島の兄さんがスぺハリで絆を育んだ『ハイテクランドセガ 蒼天堀店(現:クラブセガ 蒼天堀店)』にスぺハリ筐体はもうない


(2020年:クラブセガ  中道通り店)

そしてお気付きだろうか、龍が如く0』から頑なにスぺハリをスルーし続けた神室町の中道通り店が本作にてついにスペハリを導入したのだ!!ようやく担当者がスぺハリの魅力を理解したのだろう。本作では店内の隅っこに1台だけ…とこじんまりした扱いだが、この1台は大きな一歩である!…一方で前作でスぺハリを4台導入していた『クラブセガ 劇場前広場店』からは1台残らずスぺハリが撤去されている…中道通り店の筐体ってコレ劇場前広場店から流れてきたヤツなんじゃあ…?

本作から新登場の舞台である横浜・伊勢佐木異人町でも『クラブセガ 中華街店』にてスぺハリがプレイ可能。こちらは2台稼働中。本作では最序盤と終盤を除くと大半のシナリオが横浜で進行するため、スぺハリを遊びたいときは必然的に中華街店のお世話になることだろう。

…だが困ったことに『クラブセガ 中華街店』がある中華街はシナリオ中盤から足を踏み入れることを想定したエリアなので、序盤から『よっしゃスぺハリやるぜー!本編なんか知ったことかー!!』とゲーセンに行こうとすると、その道中で中華マフィアに絡まれて全滅(所持金半減)する羽目になるので要注意。本作はコマンド式RPGなのでレベル差がある敵とエンカすると本当にどうしようもないのだ。


(2000年:クラブセガ 中道通り店)

本作の達成目録ポジションにあるのが『バイトクエスト』、達成するごとに春日一番の人間力パラメータが上昇していく。スぺハリももちろんバイトクエストに含まれており、1,000,000点・2,000,000点・3,000,000点を初めて突破すると『陽気』のパラメータが上昇する。トロコンに直接絡まないためスルーも可能だが、簡単に達成できる内容ではあるためぜひ挑戦するべし。本作の初期残機は3である。

ちなみに本作ではシナリオ冒頭にて2000年-2001年の神室町を歩き回ることができ、その際に神室町のゲーセンにも行けるのだが、内装やラインナップは現代(2019年)のものと変わらない。明らかに2000年時点では存在しない作品のポスターが飾られていたりもするので、あの世界のゲーセンは別時空のものだと考えておいた方がいいだろう身も蓋もないことを言うとただの使いまわしである。


(2020年:クラブセガ 中華街店)

LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶

プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC
発売年:2021年
作中年:2021年(本編) / 2022年(DLC)
プレイ場所:クラブセガ 劇場前広場店 / クラブセガ 中華街店
主人公:八神隆之 / 海藤正治
クリア条件:2,000,000点突破(TownGoミッション)


(2022年:クラブセガ 劇場前広場店2F)

まさかまさかの『キムタクが如く』…もとい『ジャッジアイズ』の続編。本作はいつもの東京・神室町と『龍が如く7』にて登場した横浜・伊勢佐木異人町が舞台。この2都市は『如く7』でもゲーセンでスぺハリを遊ぶことができたことからもわかる通り、本作でも同様にスペースハリアーをプレイすることができる

年代設定は2021年で主人公は前作から引き続き八神隆之。本作は大型DLCとして『海藤正治の事件簿』というものが配信されており、2022年の神室町を相棒キャラだった海藤正治を操作して歩き回ることができる。もちろんそちらでもゲーセンにも行けるしスぺハリだってプレイ可能


(2021年:クラブセガ 中華街店)

異人町でのスぺハリの稼働店舗は『クラブセガ 中華街店』。本作はシンプルにアクションゲームなので序盤から通いやすくなったのは嬉しいポイント。ただし前作では2台稼働していたハズのスぺハリが1台まで減台している。流石に2021年ともなるとメンテが追い付かない筐体も出てきてしまうのだろう…。

そして『如く7』にてようやく重い腰を上げスぺハリを導入してくれた神室町の『クラブセガ 中道通り店』からは2年も経たないうちにスぺハリ筐体が撤去されてしまった。やはり客層的に合わないのだろうか…。一方で『如く7』ではスぺハリを完全排除していた『クラブセガ 劇場前広場店』では再びスぺハリ筐体が復活!それも4台!!撤去したり大規模導入したり振れ幅がデカすぎる。

前作同様にプレイするたびに経験値が手に入るほか、本作でもやっぱりというか存在する達成目録…否『TownGoミッション』にスぺハリ項目が用意されている。今回はトロコンにも必須。要求スコアは2,000,000点初期残機は3。いつも通りの条件なので流石にここまで追いかけてきたプレイヤーならきっと余裕だろう。ちなみに非常にちゃっかりだが中断画面のUIが従来と異なるレトロ調なものに変わっていたりする


(参考・2023年:GiGO 劇場前広場店2F)

さてさて、本作は2024年現在ゲーム内ゲームで『スペースハリアー』を遊ぶことができた最後の作品である。本作以降にリリースされた(リメイク除く)如くシリーズの作品は龍が如く7外伝』『龍が如く8』が存在するが、残念ながらこの2作にはスペハリが未収録。『7外伝』は時系列的に『如く7』と同時期なので一見プレイできそうにも見えるのだが、本作では神室町に近付くことができず、横浜もクリア後に一部エリアだけが解放される形式なので、それらの地域のゲーセンに行くことができないのだ。無念。


(参考・2023年:GiGO 中道通り店)

作品ごとの仕様早見表+難易度

ここからはデータベース的なオハナシである。スぺハリが収録された各作品ごとの仕様要求スコアから純粋な難易度ランキングなどなど…需要があるかどうかは知らないが、作ってしまったものは仕方ないのでどうぞである。

仕様早見表

タイトル名 / 連射設定 / 初期残機 / クリアノルマ
シェンムー 一章 横須賀 : 連射なし / 残機3 / 10,000,000点
シェンムーII : 連射なし / 残機3 / 10,000,000点
龍が如く0 : 連射あり / 残機5 / 5,000,000点
龍が如く6 (E) : 連射あり / 残機5 / 2,000,000点
龍が如く6 (N) : 連射あり / 残機3 / 2,000,000点
北斗が如く : 連射あり / 残機3 / 5,000,000点
JUDGE EYES ; 連射あり / 残機3 / 2,000,000点
龍が如く7 : 連射あり / 残機3 / 3,000,000点
LOST JUDGEMENT : 連射あり / 残機3 / 2,000,000点

コンプリート要求スコア目安

10,000,000点:REVI(ステージ9)クリア~MINIA(ステージ10)道中
5,000,000点 :BONUS STAGE1(ステージ5)
3,000,000点 :AMAR(ステージ3)道中~AMAR(ステージ3)クリア
2,000,000点 :GEEZA(ステージ2)クリア~AMAR(ステージ3)道中

各作品の達成目録やコンプリートに必要なスコアとその目安である。まぁ意図的な稼ぎを行わずとも死なずに進んでいけば勝手にスコアは伸びていくし、なんならボスの取り巻きをどれだけ倒せたかやボーナスステージでどんだけオブジェクトを壊せたかで盛大にスコアがブレるゲームなので、本当に参考くらいにしかならなかったりする。

難易度:1周クリア編

1位.シェンムー / シェンムーII
2位.龍が如く6(N) / 北斗が如く / JUDGE EYES / 龍が如く7 / LOST JUDGEMENT
3位.龍が如く0 / 龍が如く6(E)

純粋なスぺハリのゲームとしての難しさ…つまり『1周クリア』を目指した場合の難易度ランキングである。コレについては非常にわかりやすく1位に『シェンムー』シリーズ2位に『龍が如く』シリーズのスぺハリとなる。3位は例外的に『龍が如く0』と『EASY設定の龍が如く6』が入る。1位と2位の間には『連射』という圧倒的な壁があり、コレがスぺハリだと非常に大きい。一応アケ版仕様なので同一画面内の弾数制限などはなく、連射コンを使えば1位と2位の差はほぼなくなりはする2位と3位は『初期残機』の差。1位と2位は残機3でスタート、3位は残機5でスタートだったのだ。

難易度:コンプリート編

1位.シェンムー / シェンムーII
2位.北斗が如く
3位.龍が如く0 / 龍が如く7
4位.龍が如く6 / JUDGE EYES / LOST JUDGEMENT

こちらはスぺハリ自体のクリアは二の次、ゲーム内要素のコンプリートを目指す場合の難易度ランキング。例によって例の如く1位は『シェンムー』『シェンムーII』。まぁコヤツラはそもそも10,000,000点に加えワンコインクリアまで要求してくるので当然っちゃ当然である。2位は『北斗が如く』、純粋クリアなら横並びだった龍が如くシリーズの中で突出しているが、これは如くシリーズにおいて最も高い5,000,000点という要求スコアに加え初期残機が3固定だから。

3位は『龍が如く0』と『龍が如く7』、コレは微妙に条件が違うのだが、総合的に見て同着としている。『5,000,000点を要求してくるかわりに初期残機5(如く0)』『初期残機は3だが要求スコアが3,000,000点(如く7)』を比較した結果なのだ。そして最後に4位で『龍が如く6』『ジャッジアイズ』『ロストジャッジメント、これらは共通して『初期残機3かつ2,000,000点』がノルマ。残機数こそ少な目ながら最序盤で達成できるレベルなのでだいぶ簡単な部類である。『如く6』のEASY設定の場合はノルマそのままに残機が5まで増えるので更に簡単になる。

まとめ

さてさて、最初にも触れたようにゲーム内ゲームのスペースハリアー(DC版のシェンムーを除き)いずれも完璧に近い再現度を誇る。しかしながらどの作品でもあくまでもオマケ要素のひとつでしかなく、コンティニューもできなければステージセレクトもなくリプレイだって保存不可。なんなら難易度や初期残機を弄ることすらできない。よってプレイするにあたっての機能面に目を向けると非常に寂しいものとなっている

ぶっちゃけたハナシ、ただただ『スペースハリアー』を遊びたいだけであれば他の手段を取った方が賢明であろう。それこそ現行機ならこれでもかというくらい拘りに拘り抜いたであろうクオリティのSEGA AGES スペースハリアー』がSwitch向けに安価でDL配信されているワケで。ならばこれらのゲーム内ゲームとしてのスペハリに価値はないのか?答えはモチロンNOである。

確かに機能面ではこれらのスペハリは物足りないかもしれない。だがしかし、ゲーム内ゲームのスペハリには『ゲーセンに足を運び、コインを投入して遊ぶ』という他では味わえないある種のドキドキ感があるのだ。ゲーセンに置かれたアーケード筐体でしか味わえないであろう高揚感を、半ば疑似的に味わうことができる…そういった魅力がこれらのスペハリにはあるのだ!

更に言えばこういったゲーム内ゲームで『スペースハリアー』をはじめとした名作たちに初めて触れ、その魅力に大きく心惹かれる人もいるだろう。スペハリというゲームはかつて一時代を築いたレジェンド的な作品でもあるが、今でもその知名度が衰えることを知らず、1980年代にまだ生まれていなかったような若い層にも認知されているのは、これらのゲーム内ゲームとしてスペハリを収録した作品の存在があってこそだといえる。

ハイクオリティな単品移植は言わずもがな素晴らしく価値がある代物である。だが一方で単品移植は元々のファン層以外は滅多なことでは手を出すことがないだろう。だからこその『ゲーム内ゲーム』である。メインのコンテンツはあくまで別にあり、そのコンテンツに惹かれてやってきた若きプレイヤーたちに『オマケ』という形で『スペースハリアー』を遊んでもらい、その魅力を知ってもらう…これらは『ゲーム内ゲーム』という形でなければできないことなのだ。

…今でこそ『スペースハリアー』の魅力に囚われ、古今東西様々なスペハリを収集&プレイし、本ブログでちょくちょく紹介しているような我であるが、実をいえば我とスペハリの出会いはゲームセンターなどではなかった。自分の生まれる10年以上前に稼働が始まったゲームなぞ、普通に考えて知る機会なんてないのも当然だろう。ならば我はどこでスペハリを知ったのか、ゲーム雑誌?ネットの口コミ?それともサターンなどの単品移植?どれも不正解である。

我とスペースハリアーの出会いは、そして興味を持ったきっかけは…ほかでもないシェンムー 一章 横須賀』である。高校時代(Wii/PS3/360あたりの頃)に先輩とのレトロゲーム談義が盛り上がり、その流れで『シェンムー』を勧められ手を出してみたのだが、我が夢中になったのはシェンムー特有の革新性や細かな作り込みではなく、作中のゲームセンターで遊べたミニゲーム…『スペースハリアー』の方だったのだその瞬間から我のスペハリ愛ははじまったといえる。

シェンムー』のスペハリは今回の記事でも触れているように再現度に難がある移植だったかもしれない。だがもしもシェンムーのゲームセンターに『スペースハリアー』が収録されていなかったとしたら、我は今のようなスペハリマニアにはなっていなかっただろうし、もしかしたらこのブログそのものも存在しなかったかもしれな。ゆえにある意味では『ゲーム内ゲームのスペースハリアー』は我にとってのスタートラインのひとつなのだ。
(4周年記事の時にも書きましたが、本ブログは元々スペハリを語るために始めたものです)

重ね重ね言うが『ゲーム内ゲーム』の強みは『本来そのゲームのことを知らなかった新しい層へとリーチをかけられる』という点にある。これは『スペハリを知らず、シェンムー/龍が如くは知っている層』はもちろん、その逆に『スペハリは知っているが、シェンムー/龍が如くは知らない層』にも同じことがいえる。だからこそ、スペハリを目的としてこれらの作品に手を出してみるのもまた一興かもしれない。スペハリを遊ぶまでの道中でシェンムー』或いは『龍が如く』の魅力を知り、そちらのシリーズにも興味を持つことができれば、きっと世界もより広がることであろう!!

 

『シェンムーI&II』のAmazonページ

『龍が如く0』のAmazonページ

『北斗が如く』のAmazonページ

『JUDGE EYES』のAmazonページ