『イースターエッグ』…ソレはゲーマーたちにとってのロマンである。あるゲーマーはイースターエッグを見つけ出すために心血を注ぎ、またあるクリエイターは見つけて見せろといわんばかりに巧妙なイースターエッグをゲーム内に仕込む。ある意味では『ゲームを徹底的に遊びつくしたゲーマー』VS『お遊びを入れられる程度に余裕を持った開発を行えたクリエイター』ともいえる構図のこの遊びは、ゲーム業界が誕生した最初期…世界初のイースターエッグが存在するAtari2600向けの『ADVENTURE』の時代から昨今に渡ってウン十年の時を超えて続けられている。
この記事を読んでいる諸君とて、ゲーム内に仕込まれたイースターエッグの類を目の当たりにした経験くらいはあるだろう。有名な例では『星のカービィ』シリーズのHAL部屋だとか、『ゼビウス』のスペシャルフラッグだって意味合いとしては立派なイースターエッグである。コナミ系ゲームで『コナミコマンド』という名のイースターエッグにお世話になった人も少なくなかろう。
(まぁアレは誕生のきっかけがイースターエッグの定義から外れてる気もするが)
SEGAの顔でもある『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズにおいてもこういったイースターエッグは多数仕込まれていた。例えば『ゲーム内のステージを無茶苦茶に弄れてしまうモード』だとか…。何を言っているかわからないかもしれないが、コレはれっきとしたメガドラ時代のソニックシリーズに搭載されていたイースターエッグの一種である。イースターエッグといえど何もかもが許される物ではなく、流石に限度というものはある…が明らかに限度を遥かに超えた(ようにも思える)代物がソニックの中には残されていたのだ。
それはそれとして、イースターエッグとはかくも儚いものである。そもそもが存在せずともゲームが成立するものであるため再現の優先度も低く、また勝手に仕込まれたが故にバグの起因となる可能性をも秘めているイースターエッグなぞ、残しておいたところでロクなことにならないのは言わなくてもわかるはずだ。結果としてイースターエッグは後年の移植版…酷いものでは移植ですらない後期ロットなどで存在を抹消されることも少なくない。
上述したもののようにゲーム内のデータに直に干渉を行えてしまうモノは言わずもがな真っ先に移植において削られるべき対象…のように一見思えるのだが、どういうわけかソニックシリーズではこういったイースターエッグも含めまるごと移植するのがお約束のようになっている。事実上の初コレクションともいえる『ジャム』でも、『メガコレ』でも『ジェムコレ』でも『アルコレ』で(以下略)『クラコレ』でもこれらの要素は健在であった。
そしてソレは最新の『オリジンズ』でも相変わらず。よって今回語るテーマは『ソニックオリジンズ内に仕込まれた裏技(イースターエッグ)』!!ソニックオリジンズに収録された各種ゲームに用意されている多種多様な裏技について、方法と共に紹介していくのである!
(大半はメガドラ自体から存在する由緒正しい裏技なのでググればいくらでも出てくるのは言わないで…)
ちなみにソニックオリジンズのイースターエッグ…裏技の中にはメガドラ版から方法が変わっているものや、オリジンズ及びその前身となるスマホ版で初めて追加されたものも多い。そしてごくごく一部メガドラ版から存在を抹消されたものもある。今回の記事ではあくまで『ソニックオリジンズ』に着目しているため、『オリジンズでは使用できない裏技』についてはスルーさせていただく。ただし一応メガドラ版から方法が変わっているモノについてはそちら側での方法や挙動についても触れていく。
さてさて、ここからが本題、下記の目次から各種作品の裏技に飛ぶことができる。ちなみに一部項目には頭に記号が付いているが、この記号のうち『★』マークは『オリジンズでもメガドラ版でも全く同じ方法で可能』、『〇』マークは『オリジンズでのみ可能』、『△』マークは『オリジンズとメガドラ版の両方に存在する要素だが、それぞれ方法が異なる』ということを示している。
---20230218追記---
本作はアップデートにより一部裏技が追加された。
ということで追加された裏技についても追記。
◎からスタートしている項目がアプデ後に追加されたモノである。
---------追記終了---------
-----20230624追記-----
『ソニックオリジンズ・プラス』発売にあわせ、
一部の裏技をプラス版のものに修正
+ゲームギア作品の裏技を追記。
まぁGG作品の方は全て当時そのままゆえ
ワザワザ書く必要もないのだが、折角なので。
-----追記終了------
- ※エディットモードとは
- ※ソニック1
- ※ソニックCD
- ※ソニック2
- ※ソニック3&ナックルズ
- 以下、ソニックオリジンズ・プラス追加部分
- ※ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(GG)
- ※ソニック&テイルス
- ※ソニック&テイルス2
- ※Gソニック
- ※ソニックラビリンス
- ※テイルスのスカイパトロール
- ※ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン(Dr.Robotnik's Mean Bean Machine)
- ※ソニック・スピンボール(Sonic Spinball)
あとそれから、今回の記事はあくまで一覧的なモノなので後書き的なものはない。故に最後らへんはブツ切りで途切れることになるが、そこは気にしないでほしい。それでは多種多様なイースターエッグを全力で利用してソニックオリジンズを200%楽しむべしである。
(でも最初の100%は裏技抜きで楽しんでネ)
※エディットモードとは
今後度々名前が出てくるものなので先んじてここで解説しておこう。
エディットモードとはメガドラ時代のソニックシリーズにおけるお約束。いずれの作品でもやたらとややこしい手順で起動する隠しモード。媒体によっては『デバッグモード』とか『配置モード』とか呼ばれたりもするが、この記事ではこの呼び名で統一。存在が確認されている作品は『ソニック1』『ソニック2』『ソニックCD』『ソニック3』『ソニック&ナックルズ』『カオティクス』『ソニックマニア』の7作品。
その言葉通り、ステージ内のオブジェクトを自由にエディット(編集)できる。もっとわかりやすく言うなら『ステージ内の好きなところに好きなモノを出現させられるモード』である。起動中はスコア表示がおかしくなったり、現在の座標がXYで表示されたりといったUI上の変化がみられるため、画面を見ればエディットモード中かどうかは一目でわかる。
エディットモード中に特定のボタンを押すことで配置モードになり、この時にオブジェクトの切り替えや配置が行える。壁の中だろうとお構いなしに移動できるようにもなるため、通常プレイでは入れないエリアにも突入できる。本来そのステージ内に存在しうるものであれば何でも配置OK、アイテムや敵キャラはもちろん。あろうことかゴールまで配置可能。この方法で配置したゴールでもちゃんとステージクリア判定になる。
一見デバッグ機能の消し忘れのようにも思えるが、各種攻略本などでも触れられていることからもわかる通り、意図的に用意されたイースターエッグである。
ただし公式が残したモードとは言え、配置のしすぎでキャラオーバーを起こし処理落ち、自由に移動した結果『いしのなかにいる』状態になるといった事さえ容易に起こせてしまうのは要注意。
(一応マニアのように後年の作品やメガドラミニといった一部移植ではそうなる前にストップがかかる)
そもそもコレ自体がなんでもアリの極地みたいなモードであり、本来の楽しみ方から逸脱しているため、ご利用は計画的に。
※ソニック1
オリジナル版ではアクトセレクト・エディットモードともにタイトル画面で隠しコマンドを入力することで突入できたが、オリジンズではアクトセレクトのみ突入可能でエディットモードにはもう1ステップ必要。アクトセレクトのコマンドもオリジナルとは別物になっている。
ちなみに前身となるスマホ版ではタッチ操作を利用してオリジナルに存在した隠しクレジットを見る裏技もあったが、オリジンズでは使用不可。
(自分が見つけられなかっただけの可能性もあり)
△アクトセレクト(ソニック1)
タイトル画面で『↑↓←→』、リング音がしたらスタート。
選択可能なのはソニック1に登場する7ゾーン、突入するアクトも指定可能。スペシャルステージは単独の項目があるだけだが、サウンドテストの番号が実質的なステージ指定機能であり、00を再生した後にスペシャルステージを選択すると1番目、01を再生した後に選択すると2番目…といった形式で選択可能。
オリジナルでの方法
タイトル画面で『↑↓↓↓←→』と入力後、Aを押しながらスタート。
1作目ということもあって後作に比べると簡素な作り。実は日本版と後年の移植版(メガコレ等)でアクトセレクト画面の構造が微妙に違ったりする。『SEGA AGES』や『3D』なら比較も容易なので見比べてみるのも一興。
〇ゲームコンフィグ(ソニック1)
オリジンズにおけるソニック1のアクトセレクトでは新たにいくつかのパラメータを変更できるようになっている。これらは基本的なコンフィグのほか、メガドラ→スマホの変更点を元に戻せるものとなっている。詳細は下記を参照。
PLAYER
プレイヤーキャラの設定。
0は『ソニック&テイルス』、1は『ソニック』、2は『テイルス』、3は『ナックルズ』となる。ソニック1においてテイルスを同行させるためにはこの設定を有効化させるしかない。
(通常プレイではソニック1にテイルス同行の設定がないため)
プラス版からは更に選択肢が増えており、4は『エミー』、5は『エミー&テイルス』となっている。これはソニック2以降でも同様。
SPINDASH
スピンダッシュを使用するか。
オフにするとメガドラ版同様にスピンダッシュが使用できなくなるほか、ドロップダッシュも使用できなくなる。クラシックモードではオンにするとスピンダッシュは可能だが、ドロップダッシュが使用できない状態になる。
(要は『ジャム』に近い性能になる)
GND SPD CAP
AIR SPD CAP
地上速度/空中速度にリミットを付けるか。
メガドラ版のソニック1ではある程度以上のスピードにならないようになっていたのだが、コレを有無を指定する設定。オンにすると本来のメガドラ版と同等の最高速になるが、オリジンズに慣れていると遅く感じるかも。5面(スターライトゾーン)の坂道が目に見えて登りづらくなるのでそこで試すとわかりやすい。
S1 SPIKES
メガドラ時代から存在していたトゲ貫通バグを再現するか。
デフォルトはREV01(『メガコレ』以降のバージョン)と同様にダメージ後の無敵時間でトゲの上を歩けるのだが、オンにするとREV00(『メガコレ』より前の移植全般)のようにダメージ後の無敵時間をトゲが貫通するようになる。例えばトゲを踏んだ時のノックバックでトゲに着地したらそのまま即死する。
ITEMS
ゲーム内で出現するアイテムを変更する。
デフォルト設定では『S1』。『S1』『S2』はグラフィックが変わるだけだが『S1+S3』『S2+S3』に設定するとゲーム内の一部バリアが『ソニック3&K』における属性バリアに差し替えられる。もちろんソニックであればスペシャルアタックを使用可能。また、属性バリア有効時に限りソニックがW回転アタックを使用できるようになる。
(つまりソニックの性能が3&K準拠になる)
MAX EMERALDS
ゲーム内に登場するカオスエメラルドの数。
ソニック1に登場するエメラルドは他シリーズと異なり6つなのだが、この設定では7つに変更することができる。7つのエメラルドを集めることで、本来ソニック1には存在しない筈のスーパー化が行えるようになる。当然ソニックならスーパーソニック、テイルスならスーパーテイルス、ナックルズならスーパーナックルズになる。
ちなみにエメラルドが7つということでスペシャルステージも7つあり、7番目のスペシャルステージはスマホ版から追加されたオリジナルのものとなっている。尋常じゃない広さと中々の高難易度が特徴なので気を引き締めて挑戦すべし。
〇カオスエメラルド全入手(ソニック1)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『04,01,02,06』という順に再生する。
『06』の再生時にエメラルド入手音が鳴れば成功。メガドラ版ソニック1には存在しない、ソニック2から逆輸入された裏技。エメラルド数を7つにしていればスーパー化も可能。
△エディットモード(ソニック1)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,01,00,06,02,03』という順に再生、『03』の再生時にリング音が鳴れば成功。その後アクトセレクト等からゲームを開始すればエディットモードで起動する。
ちなみに『19910623』というのは言わずもがなソニックの誕生日であり、世界で初めてソニック1が発売された年月日でもある。
オリジナルでの方法
タイトル画面で『↑C↓C↓C↓C←C→』と入力し、その後Aを押しながらスタートボタン。
アクトセレクトのコマンドの合間にCを入れると考えれば覚えやすい。他作品のエディットモードと異なりアクトセレクトとの併用ができない点は注意。
〇8番目のスペシャルステージ(ソニック1)
ブロックで『CUSTOM』とだけ描かれた特殊なスペシャルステージに入れる。
エディットモードを有効化した状態でスペシャルステージに突入すると、通常のステージと同じ要領でオブジェクトの配置が行えるため、ソレを使って思う存分遊べということなのだろう。
ちなみにデフォルトではエメラルドやゴールはおろか壁となるブロックすら存在しないため、エディット無効の状態で突入すると100%詰む。入る時はエディットモードの有効化を忘れずに。
〇隠しゾーンセレクト
エディットモードでファイナルゾーンにゴールプレートorクリアカプセルを配置して強制的にクリアする。
(ただしラスボス戦のエリアでの強制クリアは避けた方がいい)
厳密には隠しコマンドの類ではないが一応紹介。実行すると簡易的なアクトセレクト…というかゾーンセレクトができる。ただし入れるのは各面の1面のみなうえ、この画面を見れているということは既にアクトセレクト&エディットモードを有効化しているということなのであまり意味は無かったりする。
※ソニックCD
メガCD版ベースのソニックCDはタイトル画面からコマンド入力を行うことができたが、スマホ版ベースの場合はソレらには未対応。ゆえにメガCD版に存在したスタッフのTA記録はスマホ版だと閲覧不可。
ただし、同じく隠しコマンドで起動していた『ステージセレクト』と『サウンドテスト』はタイムアタックモードでの全ステージ累計タイムを一定以内に収めることで、それぞれ個別のモードとして解禁されるので安心。…つまり言い換えれば隠しコマンドさえ入力できればいくらでもズルができたオリジナル版に対し、こちらはサウンドテスト解禁までは完全実力勝負ということになる。まぁソニックCDはシリーズでもかなり簡単な部類なので頑張り給え。
ちなみに『サウンドテスト』では一部項目がオリジナル版と異なっているものの、隠しビジュアルやデバッグモードにはアクセスできる。中でも『DesertDazzle』と呼ばれるビジュアルはオリジナル版には存在しないスマホ版以降でのみ見られるモノであり、シリーズファン…特に『ソニックマニア』のプレイヤーであれば必見。
ソニック2とは違い、サウンドテストで使用する数値の意味は未だ謎に包まれている。なんとなくメガCD版の隠しビジュアル系はそれぞれの担当スタッフの生年月日(年を昭和X年と見る)っぽくも感じるが、如何せんその辺の情報が少ないもので…。
△隠しビジュアル(SONIC THE HEDGE HOG)
サウンドテストで『PCM NO.04, DA NO.21』に設定して再生。
やたら筋肉質で悪そうなソニック。
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.42, PCM NO.04, DA NO.21』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
△隠しビジュアル(K.H.)
サウンドテストで『PCM NO.03, DA NO.01』に設定して再生。
メタルやエッグマンと共にノリノリなMCソニック。
Come in Bad boys!
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.42, PCM NO.03, DA NO.01』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
△隠しビジュアル(さんちゃんず)
サウンドテストで『PCM NO.11, DA NO.09』に設定して再生。
おめめキラキラでCuteなソニック。
ゆーあーくーる
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.44, PCM NO.11, DA NO.09』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
△隠しビジュアル(まぢん)
サウンドテストで『PCM NO.12, DA NO.25』に設定して再生。
ネットミームと化してるヤツ。多分コレ絡みだと一番有名。
たのしさ∞ セガ・エンタープライゼス
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.46, PCM NO.12, DA NO.25』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
〇隠しビジュアル(C.W.)
サウンドテストで『PCM NO.32, DA NO.08』に設定して再生。
通称『Desert Dazzle』、スマホ版オリジナル面として追加しようとしたものの、敢え無く没ったステージのイメージビジュアル。『マニア』のミラージュサルーンの原型ということでも有名。何故か表示後ステージセレクトに飛ぶ。
△隠しビジュアル(JUDY・TOTOYA)+エディットモード(ソニックCD)
サウンドテストで『PCM NO.12, DA NO.11』に設定して再生。
愛車のロータス・セブンとテイルスの2ショット。
メガCD版だと数少ない彼の出番でもある。
コレの表示以降、ゲーム終了までエディットモードになる。
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.40, PCM NO.12, DA NO.11』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
△8番目のスペシャルステージ(ソニックCD)
サウンドテストで『PCM NO.07, DA NO.07』に設定して再生。
通常プレイでは目にすることのない8番目のスペシャルステージに突入する。
巨大エッグマンのせいで初見は面食らうだろうが、難易度それなりの普通のスペシャルステージなので頑張ってクリアすべし。
オリジナルでの方法
サウンドテストで『FM NO.07, PCM NO.07, DA NO.07』に設定して再生。
(『ジェムコレ』はオリジンズと同じ設定でOK)
オリジナル版ではクリア時にスタッフの本名が表示される特殊なクレジットを閲覧可能。
(オリジンズでは何事もなくメニューに戻される)
オマケ(オリジナル版のサウンド/ステージセレクト)
タイトル画面で『↓↓↓←→A』と入力するとサウンドテスト。
タイトル画面で『↑↓↓←→B』と入力するとステージセレクト。
スマホ版/オリジンズではこのコマンドは無効、これらのモードはタイムアタックの報酬になったので頑張れ。
※ソニック2
メガドラ版ではオプションメニュー内のサウンドテストを起因にしてアクトセレクト行きの隠しコマンドを入力していたソニック2だが、スマホ版以降はタイトル画面のメニューからオプションが消滅している。…が、タイトル画面で隠しコマンドを入力することでアクトセレクトに入れるようになっているので無問題。
ソニック2の裏技はその大半がサウンドテストの再生順によるものであるため、メガドラ時代で使えた裏技がそのままオリジンズ収録版でも使用できるのがありがたい。曲順も適当な並びというわけではなく、ちゃんと意味のあるものになっているのも魅力。
△アクトセレクト(ソニック2)
タイトル画面で『↑↑↑↓↓↓←→←→』と入力し、リング音が聞こえたらスタート。
時たま見かけるコナミコマンドもどき。アクトセレクト画面の構成がメガドラ版から微妙に変わっており、新たにヒドゥンパレスが項目として追加されている。ただしデフォルトでは選択不可。アクトセレクト経由でヒドゥンパレスへ突入するためにはもうひと手間必要になる。
オリジナルでの方法
タイトル画面からオプションに入り、オプション画面のサウンドテストで『19,65,09,17』という順に再生、その後タイトルに戻ってAを押しながらスタート。
ちなみに『19650917』というのはソニックの生みの親である中裕司氏の生年月日である。
〇ゲームコンフィグ(ソニック2)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『00,00,00』という順に再生する。
ソニック1の物と同様にゲーム設定を変更できる。
PLAYER
ゲーム中で使用するプレイヤーキャラ。
ソニック・テイルス・ナックルズのほか、ソニックとナックルズはテイルスを同行させることができる。
ITEMS
ゲーム内で出現するカプセル(アイテム)を変更できる。
バリア単独がデフォルトであり、『?』にするとカプセルの中身表示が消えた上でランダムになり、実際に取得してみるまで効果がわからなくなる。ソニック1のモノと同様にソニック3&Kに登場した属性バリアも登場させることができ、コレを含めた上での『?』設定もある。『?』設定時のカプセル効果はバリアやスピードアップ以外に『自身にダメージを与える』といったものもあるため、いつもと違ったプレイングが要求されなかなか楽しい。
FLIGHT
テイルスのヘリテイルを有効化させるか。
実はメガドラのソニック2におけるテイルスのヘリテイルはCOM専用の復帰用アクションであり、自操作時にはヘリテイルを使うことができなかったのだが、スマホ版以降は3以降と同じく自操作でもヘリテイルを使えるようになっている。
オフに設定するとメガドラの頃と同じようにヘリテイルが使用できなくなる。ちなみにあくまでドロップダッシュはソニック専用アクションなので、ヘリテイルを無効化したテイルスでも使用できない。
AIR CAP
空中速度にリミットを付けるか。
ソニック1にあったモノと同じ設定だがこちらでは空中のみ変更可能。
ソニックよりはテイルスやナックルズに影響が強い。
★カオスエメラルド全入手(ソニック2)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『04,01,02,06』という順に再生する。
本来『06』はヒルトップのBGMだが、再生時にカオスエメラルドの入手音が鳴れば成功。数字の由来は…まぁ『良い風呂(4126)』の語呂合わせだろう。ジャムの攻略本でも『ハ〇ヤ』とか言われてるし…。
★コンティニュー増加(ソニック2)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,01,02,04』という順に再生する。
『04』の再生時にコンティニュー増加音が鳴れば成功。当たり前といえば当たり前だがオリジンズのアニバーサリーモードでは無意味。ちなみに『1124』は北米におけるソニック2の発売日(年号抜き)である。
★エディットモード(ソニック2)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,02.01,01,02,04』という順に再生する。
リング音が鳴れば成功、エディットモード状態となる。『19921124』は年号も込みにした北米におけるソニック2の発売日。
〇8番目のスペシャルステージ(ソニック2)
通常プレイでは存在しない筈の8番目のスペシャルステージに突入する。
スマホ版で新規追加されたステージであり、『カオティクス』や『3Dフリッキーアイランド』で登場したような360度回転するチューブ構造が特徴、ソニック2のシステムでソレを無理くり再現しているためおぞましいレベルで視認性が悪い。
視認性の悪さを抜きにしてもボム配置が異常に意地悪なほか、ノルマがかなりギリギリに設定されているため、ネタ抜きで最難関のスペシャルステージ。テイルスを同行させると笑えないくらいノルマが厳しくなる。
〇アクトセレクトからヒドゥンパレスへ
エディットモードを有効化したあと、アクトセレクト画面のサウンドテストで『03,03,03,0B,10,10,10,04』という順に再生する。
リング音が鳴れば成功で以後ヒドゥンパレスをアクトセレクトから選択可能になる。本来この裏技はプロトパレスに突入するためのものなのだが、オリジンズ版ではヒドゥンパレスにのみ突入できる。
他のサウンドテスト系裏技と異なり数字の並びそのものに意味はなさそうだが『03』はVSモードのミスティックケイブ(兼ヒドゥンパレス)、『0B』はミスティックケイブ、『10』はプロトパレスの没曲、『04』はオイルオーシャン…といずれもヒドゥンパレス(とプロトパレス)絡みのBGMになっている。
※ソニック3&ナックルズ
メガドラ版のソニック3&Kでは『コマンドやタイミングがロックオンの有無で変わる』『入力難易度が異常に高い』『3単独ではアクトセレクトの一部項目が動作しない』といったヘンな問題点を抱えていたためか、オリジンズではかなりシンプルに修正されている。
△アクトセレクト(ソニック3&K)
タイトル画面で一度スタートを押してからキャンセルする。
(画面に『PRESS START』が出ている状態にする)
その後『↑↑↓↓↑↑↑↑』と入力、リング音が鳴れば成功。
選択可能な項目はとにかく膨大、真ボス戦まで含めた全14ゾーンのほか、3種類のボーナスステージやスペシャルステージ、新旧ブルースフィアに2P対戦用ステージまである。当然キャラ変更も可能で、スカイサンクチュアリのようなキャラごとに内容が異なるステージは別ステージとして扱われている。
オリジナルでの方法+エディットモード(ソニック3単独)
タイトル表示直前の画面が暗くなっているタイミング(ソニックが飛び出してくるまでの間)に『↑↑↓↓↑↑↑↑』と入力、成功するとメニューにサウンドテスト(実質アクトセレクト)が追加される。ステージ選択時に普通にスタートを押せば通常通り、Aボタンを押しながらスタートを押せばエディットモードで突入できる。
手順だけ書くと簡単に思えるが、実際のところ入力猶予が2秒未満しかなく、オマケに入力タイミング中はフレーム落ちにより度々入力失敗判定になるという難儀なシロモノだったりする。
アクトセレクト画面ではソニック3のステージだけでなく、一部後編のソニック&ナックルズ用のステージも並んでいる…がこの時点ではあくまでテキストだけの存在なので選択しても何も起きない。フライングバッテリー(3&Kの8面)が5面の位置にあったり、マッシュルームヒル(3&Kの7面)が『マッシュルームバレー』という名前になっていたりと、開発段階の名残のようなものが感じられるのが特徴。
この画面はあからさまにソニック2のものの流用であり、ステージアイコンもそのまんまソニック2の物が表示される。項目数の都合で(メガドラ版の)ソニック2では没データ扱いだったヒドゥンパレスのアイコンが表示されてしまっているのはご愛敬。
なお基本的に本記事で『オリジナルでの方法』と紹介されているコマンドはメガドラ版のほか、『ジャム』『メガコレ』『ジェムコレ』といった各種移植でもそのまんま使用できるのだが、『ジャム』収録の『ソニック3(ロックオンなし)』に限りこの方法は使用できない。ジャム版ではオリジンズと同じコマンドを使用するべし。ちなみにジャム収録版では微妙にメガドラ版とUI表示が違っていたりもする。
オリジナルでの方法+エディットモード(&ナックルズ単独)
マッシュルームヒルで最初に出てくる手動エレベータ(↓入力で登るヤツ)に掴まった状態で『←←←→→→↑↑↑』と入力、リング音が鳴れば成功。以後ポーズ中にAボタンを押すとタイトルに戻れるようになる。その後タイトル画面でAボタンを押しながらスタートでアクトセレクト画面に入れる。ソニック3同様にアクトセレクト画面でAボタンを押しながらステージに入るとエディットモードになる。
アクトセレクトの構造はソニック3+αといった感じで、エンジェルアイランド-ランチベース(3/3&Kの1面-6面)までの項目も残されている…が、選択してもマッシュルームヒル(7面)からのスタートになる。サウンドテストもソニック3のものと共用なのだが、データが存在しないのかソニック3側のステージや3時点でのナックルズのテーマは聴くことはできない。またタイトル画面が実質的なキャラ選択となっているためテイルスは使用不可能。
終盤ステージの項目名が非常にややこしく、何故かラヴァリーフ(10面)のACTが4つもある。コレは内部的にボス戦エリアがACT3、ヒドゥンパレスがACT4と扱われているため。スカイサンクチュアリ(12面)もソニック編がACT1、ナックルズ編がACT2という扱い。デスエッグ(13面)に至ってはボス戦エリアがドゥームスデイ(14面)のACT2扱いというとにかく混乱する作り。
基本的に『本来ありえないシチュエーションでのプレイ』はできない作りになっており、ソニックでナックルズ編のスカイサンクチュアリをプレイしたり、その逆を行おうとしてもNG音が鳴って弾かれる…が何故かナックルズでデスエッグに突入することはできる。…まぁレッドアイ(ACT1ボス)がソニック/テイルス前提の設計のため、ナックルズではどう足掻いても詰むのだが。
(ACT2から開始すればクリア可能)
オリジナルでの方法(ソニック3&ナックルズ)
エンジェルアイランドで最初に出てくるロープ(ターザンみたいなアレ)に掴まった状態で『←←←→→→↑↑↑』と入力、リング音が鳴れば成功。以後ポーズ中にAボタンを押すとタイトルに戻れるようになり、タイトル画面にサウンドテスト(実質アクトセレクト)が追加されている。
アクトセレクトは&ナックルズ単独のものと同一だが、あちらでは選択不可能だった1面-6面への突入が可能なほか、テイルスも使用可能。ただし相変わらず『本来ありえないシチュエーション』でのプレイは不可能である。
ソニック3単独やソニック&ナックルズ単独とは異なり、コレだけではエディットモードを使用できない点は注意。
△エディットモード(ソニック3&ナックルズ)
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,04,01,00,01,08』という順に再生する。
3&Kのエディットモードはまさしく無敵!普段通りの機能はもちろん、なんとこれまで弾かれていた『ありえないシチュエーション』でのプレイも可能!!
夢にまで見たソニックを使用してのスーパーメカソニック戦やナックルズを使用してのドリルモービル空中戦に挑むことができる。詳細は後述するがメガドラ版3&Kにてそういったシチュエーションでプレイした場合、相応にヤバげな問題が発生していたのだが、こちらではそういったポイントは問題がないように修正されている。
ちなみに『19941018』というのは年号込みでの海外におけるソニック&ナックルズの発売年月日である。
(日本だと10日ほど遅い)
オリジナルでの方法
マッシュルームヒルで最初に出てくる手動エレベータ(↓入力で登るヤツ)に掴まった状態で『←←←→→→↑↑↑』と入力、リング音が鳴れば成功。
アクトセレクトと併用できるのでアクトセレクト→エディットモードという順に起動していけばいい。オリジンズのものと同様に『ありえないシチュエーションでのプレイ』が可能になっているが、結構な頻度で表示回りの不具合が発生する。ナックルズやテイルスのグラフィックがグチャグチャになったり、エッグマンが粉々に砕け散ったり、ナックルズが真っ青になったりするが、特に気にしてはいけない。
〇カオスエメラルド+スーパーエメラルド全入手
アクトセレクト画面のサウンドテストで『04,01,02,06』という順に再生する。
ソニック2の裏技が3でも使えるようになった。1回実行するとカオスエメラルド、2回実行するとスーパーエメラルドが7つ集まった状態になる。
◎バリア変更
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,01,00,06,02,03』という順に再生する。
ゲーム内の全ての属性バリアがソニック1・ソニック2の通常バリアに差し替えられる。ソニックのバリアアクションも使えなくなるほか、特定の属性を無効化する能力も消えるので一部ステージの難易度が大幅に上昇する。『19910623』というのは言わずもがなソニックのバースデイ。初代の方ではエディットモードのコマンドであった。
◎コンティニュー増加
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,02,01,01,02,04』という順に再生する。
実行するとコンティニュー回数が大幅(無制限?)に増える。『19921124』は北米におけるソニック2の発売日。ソニック2ではエディットモードのコマンドであった。言わずもがなアニバーサリーモードでは無意味。
◎8の字ダッシュ解禁
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,03,00,09,02,03』という順に再生する。
ソニックCDと同じように上+ジャンプボタンで8の字ダッシュが使えるようになる。性能はソニックCDとまるっきり同じ。そのほか最高速時のソニックのアニメーションもソニックCDと同じものになる。基本的に使えるに越したことはないので有効化しておくべし。『19930923』は日本のソニックCD発売日。隠しコマンドとして採用されたのは今回が初である。
◎タイトル画面変更
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,04,00,02,00,02』という順に再生する。
実行するとタイトル画面がかつての『ロックオンなし版ソニック3』のものに変化する。変化するのはタイトル画面とその他一部タイトルが出てくる箇所のみ。なので『実行したらナックルズが使えなくなった!?』なんてことにはならないのでご安心。『19940202』は北米におけるソニック3の発売日である。
◎スーパーソニックで空を飛ぶ
アクトセレクト画面のサウンドテストで『02,00,01,07,00,08,01,05』という順に再生する。
スーパー化/ハイパー化時に空を自由に飛べるようになる。具体的に言うとソニックマニアの真ラスボス戦と同じ仕様になる。ソニックは勿論の事、ナックルズ/テイルスでも飛行が可能。ただしそもそものアニメーションが飛行(というか滞空)を前提としていないので見た目がシュールなことになる。主にナックルズ。『20170815』とはソニックマニアの発売日である。
◎バナナの皮
アクトセレクト画面のサウンドテストで『02,00,00,01,01,00,01,03』という順に再生する。
ゲーム内の全てのアイテムボックスの中身がバナナに置き換わる。『バナナとはなんぞや?』という人のために説明すると、『取得すると一定時間操作不能&勝手に移動する』とかいうガチ目なマイナスアイテムである。普段ならコンペティションモードにしか出てこないヤツ。アイテムボックスがトラップと化すので通常時よりも難易度は上がる。
◎アイテムボックスのランダム化
アクトセレクト画面のサウンドテストで『04,07,09,08,01』という順に再生する。
ゲーム内のアイテムボックスの中身が文字通り完全ランダムとなる。空けてみるまで中身はわからないので、状況によってはむしろ窮地に立たされることも少なくない。通常プレイの範疇ではお目にかかれない『コンバインリング(カオティクス初出でマニアにも登場)』など、内部データにあるアイテムなら大体出てくるらしく、そのカオス度合いは中々のもの。しかしながらランダム要素をアドリブで対処していくのが実に楽しい。
◎リッキーがいっぱい
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,07,09,00,08,01,01』という順に再生する。
実行するとカプセル破壊でのステージクリア時に出てくる動物がリッキー(リス)だけになる。…本当にソレだけ。実はソニックマニアの頃から存在する裏技。
◎ペンギネーター祭り
アクトセレクト画面のサウンドテストで『01,09,09,09,00,03,00,06』という順に再生する。
実行するとゲーム内の(ボス格を除く)全ての敵キャラが『ペンギネーター(ペンギン型ロボ)』に差し替えられる。難易度は…多分下がる。でもなんでペンギネーター!?
◎全リング&全アイテム抹消
アクトセレクト画面のサウンドテストで『00,00,00,00,00,00,00,00』という順に再生する。
(8回目の00を再生した時にダメージ音が鳴る)
実行するとゲーム内の全てのリングと全てのアイテムボックスが消滅する。ゲーム内でリングを得られる手段が全て消え、そのうえバリアの装備もできないので全ステージのノーダメ突破が必須となる。最早通常の縛りプレイでは満足できなくなったアナタへ送る究極のハードモードである。
…ちなみにスペシャルリングまでも全部消えるため、エンディングはどう足掻いてもバッドエンド確定。どっちにせよソニックの場合は真ラスボス戦で(ボスに辿り着く前にリングが尽きるから)詰むんだけどね。
以下、ソニックオリジンズ・プラス追加部分
ここからは2023年の追記のメイン部分、具体的には『ソニックオリジンズ・プラス』にて追加されたゲームギア作品の裏技になる。ゲームギア作品の裏技は全て共通して使用方法から内容まで実機のものと全く同じ。ちなみにゲームギア時代のコマンド表記を使用しているが、1ボタンはPSコンの×、2ボタンは〇、スタートは△だと思ってくれればいい。
※ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(GG)
初っ端からかなり特殊な入力を要求してくるゲームギア版ソニック2。しかしながらプレイしたなら理解できる通り、GG版の2は極めて難易度が高いため、当時からこの裏技にお世話になったプレイヤーは数知れず…。
★アクトセレクト
タイトル画面が始まる前から左下+1+2+スタートボタンを押しっぱなしにする
タイトル画面が表示されても上記のボタンを押しっぱなしにすること。タイトル画面のテイルスがウインクすると同時にリングのSEが流れれば成功で、ゲーム開始時にアクトセレクトに入れる。左下+1+2を押しっぱなしにした状態でスタートを押してデモをスキップするとやりやすい。アクトセレクトではエメラルドコンプが必要なクリスタルエッグもプレイ可能。ちなみにマスターシステム版とはコマンドが異なる。
※ソニック&テイルス
最小限の裏技だけが用意されていることが多いゲームギア作品の中では珍しく遊び心に溢れたモノが多いのが特徴。ゲームギアミクロだと隠しコマンドが簡略化されてたりもしたが、オリジンズプラス収録のものは実機と同じコマンドが必要になる。
★アクトセレクト
タイトル画面で↑↑↓↓→←→←と入力してからスタート
入力に成功するとスタートを押した時に専用のSEが鳴る。アクトセレクト後にキャラ選択に入るのでソニック/テイルスのどちらでも使用可能。一見するとコナミコマンドっぽく見えるが、後半の左右部分が本家のモノと真逆なので要注意。
なおゲームギアミクロ版ではコマンド部分が↑↑↓↓に簡略化されている。
★サウンドテスト
タイトル画面で↓↓↑↑←→←→と入力してからスタート
入力に成功するとスタートを押した時に専用のSEが鳴る。ソニックがいる以外はかなりシンプルなサウンドテストでSEを含めたゲーム内の全てのBGMを再生可能。ただしマジでコード指定なのでちょっと扱いづらい。
なおゲームギアミクロ版ではコマンド部分が↓↓↑↑に簡略化されている。更に余談だがソニアドDX版などだとA-Fまでの値がバグって表示されてたりする。
(オリジンズプラスだと表示バグはない)
★波動拳
入力に成功するとソニックが波動拳らしきものを撃つ。それだけ。ちなみに後にソニックは『ソニック・ザ・ファイターズ』という3D格ゲーにて格ゲーデビューを果たしているが、あちらでは飛び道具は一切使用できなかったりする。
★大会参加コード表示
ACT1/ACT2クリア時(ゴールプレートを通った時)にスピード表示が行われたら、スタートボタンでポーズに入り、左上を入力した状態で1・2ボタンを同時押しする
16進数で6文字のコードが表示される。コレは当時の雑誌で行われていたステージクリア時のスピードを競い合う企画に参加するためのコード。当然今の時代では全く意味はない。ちなみに当時のコンテストの対象は1面(ターコイズヒル)だけだったらしいが、ゴールプレートがある面…つまりACT1とACT2であればどこでも実行可能。
※ソニック&テイルス2
ゲームギア時代の顔役(?)ファング・ザ・スナイパー初登場作品。とはいえ裏技を使うと彼の活躍の機会を中々拝めないのが少々困ったところ。裏技の実行はやり方さえわかっていれば凄くラク。
★アクトセレクト
ゲーム起動時から↑を押しっぱなしにし、オープニングデモでナックルズが3つめのカオスエメラルド(赤)に触れた瞬間にスタートを押す
スタートボタンを押すタイミングは早すぎても遅すぎてもダメ。本当にナックルズがエメラルドに触れた『瞬間』を狙うべし。成功した場合はデモをスキップした際にリング音が鳴る。
※Gソニック
ゲームギアでリリースされた最後のソニック…というか通常販売された最後のゲームギアソフトでもある。初めて今作のグラフィックを見た時は驚かされたものである。かつてソニアドDXに収録された時も最後の最後に解禁されるヤツだったのでプレミアム感が凄かったなぁ…。(裏技のハナシをしろ)
★アクトセレクト
タイトル画面で↑↑↑↓↓↓1212スタートと入力する
例によって例の如くのアクトセレクトであるが、カオスエメラルドの取得は行えない。そのため、どう足掻いても真のラスボスには挑めない。真EDを目指す場合は真面目に1面からスペシャルステージを攻略すべし。幸い本作のステージは小さめだし難易度も低めである。
※ソニックラビリンス
とある事情から走れなくなったソニックを操作し、迷宮を抜けるクォータービューのパズルアクション。とはいえ普通にスピンダッシュは使えるのでそこそこスピード感はある。しかし最後に求められるのは閃き。アクトセレクトで一気に終盤まで進めることはできるが、できれば考えながらじっくりプレイするのを推奨したい。
★アクトセレクト
タイトル画面で『↑↑→→→↓↓↓↓↓↓←←←←←←←←←』と入力してからスタート
コマンド入力量が余りにも多すぎるのでイヤになるが、基本は同じ入力の繰り返しなので『↑を2回、→を3回、↓を6回、あとはタイトルが変わるまで←を連打』と覚えれば楽勝。入力に成功すれば専用のSEと共にタイトル画面にSelectと表示される。この状態でスタートを押せば通常時『SOUND』となっている項目が『STAGE』に変わるため、任意のステージからスタート可能。
※テイルスのスカイパトロール
基本的に人気も知名度も海外>>>日本なので日本未発売のゲームが多いソニックにしては非常に珍しい日本限定作品。ジャンルを問われるとかなり悩ましいが一応カテゴリ上はシューティングになるはず。
★アクトセレクト+サウンドテスト
タイトル画面で↑+2を押しっぱなしでスタートを入力
サウンドテストも兼ねたかなり簡素なアクトセレクトに入ることができる。難易度がかなり低い作品ではあるが、ステージが長いのでアクトセレクトはやっぱり便利。
※ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン(Dr.Robotnik's Mean Bean Machine)
日本名『ぷよぷよ』、言わずもがなの落ちものパズル。海外だと魔導物語のキャラではウケが悪いと思われたのかソニックに差し替えられたのがコレ。まさかまさかのソニックマニアで本作のネタが再登場してたり。海外オンリーながらジェネシス版は何かと日本向けに移植されてたりするのでプレイ経験のある人は案外多い。ちなみにスーファミのすーぱーぷよぷよはカービィに差し替えられてたりとぷよシリーズは中々数奇な運命を辿っている。
★サウンドテスト
パスワード画面で『黄赤青カーバンクル』と入力する
全曲再生可能のサウンドテストに入れる。カーバンクルとは赤い宝石の付いたカワイイ生物のこと。ぐっぐぐー。本作の中ではハスビーンと呼ばれている。
★各ステージごとの再開パスワード
それぞれ下記の通りにパスワードを入力する。灰はじゃまぷよ、カはカーバンクル。コレについては裏技でもなんでもないのだが、まぁ折角なので記載。好きな相手と再戦したい時にでもどうぞ。
Stage2(Frankly) : 灰青赤カ
Stage3(Humpty) : 黄青紫青
Stage4(Coconuts) : 赤紫灰緑
Stage5(Davy Sprocket) : 青灰灰カ
Stage6(Skweel) : 黄紫灰黄
Stage7(Dynamight) : 青赤灰黄
Stage8(Grounder) : カ紫黄青
Stage9(Spike) : 青カ黄紫
Stage10(Sir Efuzzy-Logik) : 青黄赤緑
Stage11(Dragon Breath) : 紫青灰黄
Stage12(Scratch) : 紫青赤カ
Stage13(Dr. Robotnik) : 黄赤緑青
※ソニック・スピンボール(Sonic Spinball)
何がどうなってるんだってくらいヤバイ裏技のオンパレードな上に数も凄まじいのが本作。そもそもが無茶苦茶な調整をしているゲームでもあるので、裏技で盛大にぶっ壊してしまえということなのだろうか(絶対違う)…。ぶっちゃけここに描き切れないくらいまだまだいっぱい裏技はあるのだが、実用性のあるものやわかりやすいモノをピックアップして載せている。
★アクトセレクト
オプション画面でSOUND FXを以下の通りに再生する
1面(Toxic Pool) : 01,01,01,01,04,06
1面ボス : 01,01,01,01,04,07
ボーナス1 : 01,01,01,01,04,09
2面(Lava Powerhouse) : 01,01,01,01,03,01,01,01,01,01,04,02
2面ボス : 01,01,01,01,03,01,01,01,01,01,04,03
ボーナス2 : 01,01,01,01,03,01,01,01,01,01,04,05
3面(The Machine) : 01,01,01,01,03,01,01,01,01,01,04,08
3面ボス : 01,01,01,01,03,01,01,01,01,01,04,09
ボーナス3 : 01,01,01,01,03,02,01,01,01,01,04,01
4面(Final Showdown) : 01,01,01,01,03,02,01,01,01,01,04,04
4面ボス : 01,01,01,01,03,02,01,01,01,01,04,05
実はこの裏技はかなり詳細に遷移する場面を選べるのだが、ここではシンプルに各面/各ボスのみ記載している。
★残機MAX
オプション画面でSOUND FXを『00,03,01,01,05,05』という順に再生する。
残機の初期値が通常では設定できない9になる。
★コンティニューMAX(アクトセレクト併用必須)
オプション画面でSOUND FXを『00,08,02,08,07,05』という順に再生する
入力に成功するとコンティニューが最初から9でスタートする…がタイトル画面を経由すると何故か初期値に戻ってしまうので、前述した『ステージ選択』とセットで実行する必要がある。
★自由に移動する
オプション画面でSOUND FXを『00,09,00,01,06,08』という順に再生し、ゲームを開始する
実行後、ポーズ画面中に2ボタンを押すと好きな位置にソニックを移動させることができるようになる。移動後にポーズボタンをもう一度押すと移動モードは終了する。移動中は当たり判定を無視するので、本当に自由に移動可能。メガドラ作品でよくあるエディットモードの移動のみバージョンと思えばいい。
★ステージスキップ
オプション画面でSOUND FXを『00,09,00,01,06,08』という順に再生し、ゲームを開始する
実行後、ポーズ画面中に↓を入力すると次のステージ/ボスに移動する。暗転を挟んだ先が別セクション扱いらしく1面→1面ボス→ボーナス1→2面…といった順に進む。
★BGMスピード変化
オプション画面でSOUND FXを『00,04,02,05,05,07』という順に再生する
ゲーム内のBGMの再生速度がかなり上がる。倍速どころじゃないくらいハイテンポなので、原曲がわからなくなる。たまには気分転換に使うのも悪くない。ゲームを開始しなくても同じ画面でサウンドテストが使えるのですぐに色々検証できる。
★重力変化
無重力 : オプション画面でSOUND FXを『01,01,01,02,05,00』という順に再生し、ゲームを開始する
ちょっと上昇 : オプション画面でSOUND FXを『00,03,01,09,06,08』という順に再生し、ゲームを開始する
重力反転 : オプション画面でSOUND FXを『00,08,00,07,07,01』という順に再生し、ゲームを開始する
ゲーム内全体に渡る重力が変化する。…とはいえ、マトモに遊べるのはせいぜい上記の『ちょっと上昇』くらいで、無重力や反転は平たく言ってゲームにならないネタ設定。
★ゲームスピード低下
75% : オプション画面でSOUND FXを『00,05,01,03,07,00』という順に再生し、ゲームを開始する
50% : オプション画面でSOUND FXを『00,04,02,09,06,04』という順に再生し、ゲームを開始する
ゲームスピードを75%/50%に変更する。できれば早められた方が楽しそうだったが、残念ながらゲームスピードは下げることしかできない。一応75%くらいなら操作しやすくなる…かも。
★色調反転
オプション画面でSOUND FXを『00,02,02,00,06,09』という順に再生し、ゲームを開始する
タイトル画面やデモシーンも含めたゲーム内の全ての色調が反転する。本作は全体的に暗い色合いなので、ものすっごく真っ白になる。まぁつまり画面が死ぬほど見づらくなる。
★ビルドバージョン表示
オプション画面でSOUND FXを『00,05,00,03,06,00』という順に再生する
入力すると画面上部にメッセージウィンドウが表示され、本作のバージョン情報が流れる。少なくともオリジンズに収録されているバージョンは過去に移植されたものと同一なようだ。
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