いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

ファミコン文庫 はじまりの森

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ようやく手に入れた・・・
ニンテンドーパワー用ソフト、ファミコン文庫 はじまりの森

 

*ニンテンドーパワー
20年くらい前に存在していたゲームソフト書き換えサービスのこと。
ゲームボーイスーパーファミコンが対応。
専用タイトルになにかと名作が多い。

 

パッケージ販売もされない、書き換え専用タイトルなのでかなりマイナー。
事実、自分も10年くらい前まで存在を知らなかった。

今作の存在を知ったのはWii版のVCがきっかけ。
タイトル画面の雰囲気に釣られて購入し、想像以上の傑作で驚いた記憶。

それから今作の世界観に惚れ込んで、WiiUのVCでも購入、そちらでもクリア。

でもやっぱり、惚れたゲームはオリジナル版をプレイしたくなるよね
ということで、あれから今までずーっと探し求めてきたわけです。

 

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で、これがそのソフト。
書き換え専用タイトルなのでSFメモリ版しか存在しません

レッツプレイ!我が家のレトロフリークが火を噴くぜ!

 

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


う ご か ね え !

 

 

レトロフリークユーザーに残念なお知らせです。
はじまりの森』はレトロフリークだと動作しません!

同じSFメモリでも『ファイアーエムブレム トラキア776』は普通に動いたんだけどなぁ。

 

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ぶっちゃけ、それ以外のSFメモリやGBメモリは普通に動いてくれなかったので、なんとなく予想はできていけど…。

 

だがしかし、せっかく手に入れたオリジナル版はじまりの森
絶対にプレイしてやりたい!

というわけで…

 

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実家からスーパーファミコン持ってきた。


これもはじまりの森をプレイするため!

大量の本体やらソフトやらが嵩張るのがイヤでレトロフリークを使っていたので、
ぶっちゃけ本末転倒以外の何物でもない気がするけど気にしない!

(自分はレトロフリーク動作可能なハード、およびそのソフトは読み取るだけ読み取らせて実家の物置に置いてきています。)

 

なあに、『星のカービィ3』をプレイしたい気分だったしちょうどいい!
(カービィ3も同様にレトロフリークで正しく動作しません)

 

何はともあれ無事起動。
はじまりの森』は『トラキア』同様にメニューを挟まず直接起動。

 

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物語は主人公である『ぼく』が祖父が住む田舎の駅に着くところからスタート。
祖父を待っている間に崖から落ちた主人公は謎の少女と出会い、物語は始まる。

 

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ゲームは全7章構成で、ラストを除き1日=1章という扱い。
つまり、主人公が田舎で過ごす6日間+αの不思議な体験が描かれる。

 

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1日の終わりには主人公の日記が表示されると共に、オートセーブが行われる。
一度クリアした日付は、その日の始まりからいつでもスタート可能。

 

基本システムはオーソドックスなもので、
『いどう』『しらべる』『みる』『はなす』『もちもの』などといったコマンドで情報を集め、物語を進めていく。

 

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強いて言うなら『何度も同じ行動を取り続ける』のような特殊な攻略法があるシーンがちらほらあるのが特徴か。
(自分はあまりADVをやらないので他の例を知らないだけかもしれないけど)

 

物語自体は完全な一本道で、マルチエンディングとかルート分岐のような問題は存在しない。
難易度も低く、行動を間違えたことによるペナルティのようなものも(ラスト以外は)存在しないので、最終的には総当たりで簡単に攻略できる。

 

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そもそも、一日ごとの目的が最初からハッキリしており、プレイヤーがどんな行動を取ればいいのかわかりやすくなっている。

---例---
2日目→少女を探す
4日目→『とある地名』について調べる
----------

 

簡単とはいえ、ADV慣れしたプレイヤーが飽きてしまうような内容ではなく、
シナリオの随所でいくつものミニゲーム(のようなもの)が挿入され、いい感じにアクセントを出している

 

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特に、ラスト周りのアクションシーンは異質なBGMとも合わさり、今作屈指の名シーンとなっている。
(ぶっちゃけ6日目~ラストは全部名シーンとして挙げたい)

 

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会話シーンの見せ方もうまく、おじさんと釣りをしながら過去の出来事を聞き出すシーンなどはその筆頭。なんとマジで釣りを行いながら会話する

 

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シナリオ自体は単純に流れだけを追うならば『超王道なボーイミーツガール』
しかし、読んでいてそこまで陳腐には感じない。
6日間という短い期間でありながらも、その中で

『田舎の人々との出会い』

『学校の悪ガキチームとの友情』

『謎の少女やその周囲のあやかし
などといった要素はきっちり描かれ、

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『木が生えてこない森』

『戦国時代と大飢餓』

『どんぐり上人とあや紫様』

など、終盤で重要になってくる伏線は序盤から張られており、作中でおかしな点は一切ない。

 

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EDはちょっと…いやかなり切ない展開になるが、
その不思議な後味もまた、今作のいいところな気がする。

(バッドエンドではないです)

 

また、BGMをはじめ、様々な要素はどこか牧歌的(Wikipedia引用)で、
特にテキスト周りはどこかシュールだけど引き込まれるような魅力がある。
『~~のだ!』のような主人公の口調や、田舎らしい言葉遣いの人々、
どこか古風な謎の少女などが目立つが、個人的に一番良かったのは、
ヘンテコなナレーションだったり。

 

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今作のナレーションは物語の状況説明の役割を担っている。
タイトルに『文庫』が入っているだけあって、作中のナレーションは恐らく主人公ではなく『文庫を読み聞かせている語り手』なのだと思うが、なぜかコイツが妙に馴れ馴れしい

 

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主人公が危険を顧みず崖から落下すると『危ないって言われてたでしょうに…』
チビッ子を泣かせてまで情報を聞き出そうとすると『イジワルはいけません』
などなど…間違いなくプレイヤーに対して言ってくる


明らかにコイツ(ナレーション)はプレイヤー側にいる人間なので、作中の人物(主人公やら謎の少女やら)からは認識されていない(ハズ)。

 

ただ、このどこか脱力感漂うようなナレーションが、またヘンな味を出しており、
更に今作を牧歌的にしているとさえ感じる。

 

強いて問題を挙げるとすれば、ゲームクリアまでの時間が短いことか。
大体6~8時間でゲームクリアまで行ける上、ADVなので何周も楽しめるわけじゃない。
(自分はかれこれ3周ほど楽しんだけど)
だから、ガッツリとゲームやりたいってプレイヤーからはNG食らうかもしれない。

 

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今作は、幸いなことにWii/WiiUの両方でVC配信をしているので、自分のように『絶対にSFCカセットがないとヤダヤダヤダ!』みたいな奇特な人じゃない限り、プレイしやすいのがいいところ。(Wiiはポイント追加できなくなったけど)

 

ホンワカしたADVを遊びたい、クオリティの高いADVを遊びたいってプレイヤーにはぴったりのゲームである。

 

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最近はめっきり出さなくなっているようだが、FDSSFC辺りの任天堂はそれなりにADVを出していたらしい。


ふぁみこんむかし話シリーズ』とか『ファミコン探偵倶楽部シリーズ』とか。
なんでこんな話をするかというと、『はじまりの森』はこれらの系譜のシリーズであるから。
伝聞調である理由?

 

なぜなら自分は任天堂系ADVだとはじまりの森』しか遊んだことがないから。
というのも、プレイ環境の構築が厄介すぎるのが原因。
『探偵倶楽部シリーズ』はリメイクがニンテンドーパワー限定だし、
遊遊記』と『タイムツイスト』はVC配信どころか移植もされてない
(と書こうとしたけど、ファミコンミニで出てるのか。単にリサーチ不足だった)


おかげでプレイしたくてもなかなかプレイできない。
『鬼ヶ島』はVC配信されてるだろというツッコミは無しの方向で。

 

とにかく、今作レベルのクオリティが続くのであれば、是非ともそのままファミコン文庫』
シリーズとして続けてほしかったものだが、まぁ知名度的にも厳しかったのかもしれない。
そもそも、『はじまりの森』の時点で既に64が発売してたし、
64で出てたらそれはもう『ファミコン』文庫ではないだろうしなぁ。
(そういう問題じゃない)

 

オマケ
小紫可愛い