いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 / うしろに立つ少女 (ニンテンドースイッチ版)

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今から30年近く前ディスクシステムというファミコン周辺機器が現役の時代…任天堂はクイックディスクという新たなメディアに合わせて様々なジャンルを模索していた。そうして辿り着いたディスクと最も相性の良いジャンル…それがADV

それからというもの、任天堂ディスクシステム向けに様々なADVをリリースすることとなる。ふぁみこんむかし話『トキメキハイスクール』『タイムツイスト』、そしてファミコン探偵倶楽部…。

なーんて、ディスクシステム時代の昔話に触れたところで、今回もガッツリ語っていこう!ある意味では前回からの続きとなる記事である。
今作は33年前に誕生したディスクシステムの名作ADVファミコン探偵倶楽部フルリメイクである!

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ファミ探シリーズは『消えた後継者』『うしろに立つ少女』『雪に消えた過去』の3作が存在するが、今回はそのうち『消えた後継者』『うしろに立つ少女』のリメイク。プラットフォームは言わずもがなNintendoSwitchである。

monozukigame.hatenadiary.com

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SFC版と比較しても『うしろに立つ少女』は23年ぶり『消えた後継者』はなんと33年ぶりの復活である。まさかこの時代に全く新しいファミコン探偵倶楽部が遊べるなんて思ってもみなかったのである…。

オリジナルの『ファミコン探偵倶楽部』は毎度おなじみ任天堂ゲーム業界の縁の下の力持ちトーセ*による開発だったが、リメイク版の開発はまさかまさかのMAGES.が担当。

*トーセ
日本のゲーム業界の最初期から現代に渡り活躍し続けているゲームデベロッパー。
自社販売(パブリッシング)を行っていない開発専門の会社だが、
『自社の開発実績を公開しない』という特徴があり、
トーセが関わったタイトルの全貌は未だ明かされていない。
しかし、一方で僅かにでもトーセが関わったとされるタイトルは
いずれも傑作ぞろいであり、決して表舞台に立つことこそないものの、
その実力を疑う者はゲーム業界に誰一人とて存在しない。
代表作は『伝説のスタフィー』『ゲームボーイギャラリー』『カービィのブロックボール』など。

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確かにMAGES.はCHAOS;HEADSTEINS;GATEをはじめとする『科学アドベンチャーシリーズ』を抱えるADV業界におけるレジェンドオブレジェンドだが、どうにも任天堂との繋がりを感じられなかったため、本当にビックリのチョイスである。

ちなみに今回のリメイクはMAGES.側からの持ち込み企画だったとのこと。この辺りの経緯については凄まじい熱意と共に特典の『調査ファイル(後述)』に描かれているため必見である。

今回のリメイクは前述した通り『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』の2作品。この2本はそれぞれ単独のDLタイトルとしてリリースされており、各4378円。オリジナルが1000円(書き換え500円*前後編)だったことを考えると少々値上がりしたが、それも納得なくらい力が入っているため、価格帯には特に文句はない。

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自分が購入したのはこちらの『コレクターズ・エディション』、こちらは『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』がセットとなったゲームカードのほか、オリジナル(FDS/SFC)のサントラ、そしてオリジナルから今回のリメイクまでの開発資料が纏まった『ファミコン探偵倶楽部 調査ファイル』がオマケで付いてくる。

こういったグッズはリメイク後のものだけに目が向けられがちなだけに、こうしてオリジナルの資料やサントラも一緒に収録してくれるのは本当にありがたい。特にSFC版のBGMはコレが初の音源化である。設定資料に至っては全編に渡って初出し資料の嵐。読んでて『こんな素晴らしいモノが今になって世に出るとは…!』という気分になってしまった。

ちなみに肝心のゲームカードは本当に2本セットになっている(ホームメニューでも2本が別物として扱われる)というだけなので、『コレクターズエディション版限定要素』のようなものは特にない。そのため、コレクターズエディションは本当に特典が欲しいファミ探ファン向けである。

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さて、ここからが本題で今回のリメイクについての話である。リメイクとは言うが、ゲームの本質的な部分は特にオリジナル版と大きく変わらない。シナリオについても大まかな流れはオリジナル版と同一。

同様にゲーム内のメインシステム(おもいだす/そうさやめる等)についてもオリジナルと全く同じ。よって、ヘンなコマンドを選択した時のお遊び要素などもそのまま残されている

なお、オリジナルが出た当時はまだ『ADVのお約束』のようなものが明確にされていなかった時代であったため、UIが(今から見ると)不自然な作りになっていた。が、今回のリメイクではそんな点を修正…していない

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…こう書くと批判しているようにも取れてしまうが、これに関しては本当にどうしようもない点なので仕方ない。詳細についてはネタバレになってしまうため触れないが、今作の特徴的なUIはゲームシステム上重要な意味を持っており、下手に変えてしまうとシナリオそのものにすら影響を与えてしまうピーキーな部分なのだ。

結果として、昨今のADVに慣れているプレイヤーからすると違和感のあるUIとなってしまっているものの、それでも『原作の変えてはならないポイント』を尊重して、そのまま残してくれたスタッフには感謝の言葉を送りたいところ。

とはいえ、何もかもがオリジナルのシステムそのままというわけではなく、スキップ(強制/オート)バックログオート再生オートセーブといった、昨今のADVに標準搭載されている便利機能はきっちり用意されているため、今の時代でも問題なく遊べる代物に仕上がっている。あくまで『影響が出てしまう範囲』に触れていないというだけである。

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今回のリメイクにおいて最大の特徴といえばやはり『ビジュアル面の変化』。『うしろに立つ少女』に関しては既に一度FDSSFCでビジュアルが変わっているが、今回のリメイクで改めてデザインが刷新されることとなった。新デザインはオリジナルと比較すると大きく雰囲気が異なるため、受け入れられるかどうかは人それぞれ。こればっかりは完全に好みの問題である。とはいえ、キャラ造形に影響のあるほどの大胆なアレンジは行われていないため、自分としては普通にアリである。

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これに合わせて作中の全キャラに立ち絵が用意されることとなり、オリジナル版から更にモブキャラたちの印象が残りやすくなった『うしろに立つ少女(SFC)』にて立ち絵が用意されたキャラはしっかりそちらを踏襲したデザインになっているほか、『消えた後継者』の前編→後編での衣装変化までもが再現されている。作中で姿が明確に描写されないキャラに関してもしっかり新デザインが用意されており、こちらは特典の『調査ファイル』で新デザインを見ることができる。

メイン・モブ含め表情差分も大幅に増加、このおかげでキャラの心情がより伝わりやすくなった…が、正直自分は一部の表情差分追加に関しては否定的、こちらについては後述。ただ立ち絵がバストアップのみだったオリジナルとは異なり今回はほぼ全身が立ち絵として表示される分、全身を使った差分も多く存在し、キャラが生き生きと動いているように見えるのは素晴らしい。

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画面レイアウトもオリジナルから大きく変化、所謂『レトロなADV画面』から『近代的なADV』的な配置に変わった。わかりやすくいうと、画面全部を使ってビジュアルを表現できるようになった。表示画面が広がった『うしろに立つ少女(SFC)』ですら一部のシーンにしかなかったスチル演出が大幅に増加している。シーン次第ではキャラが大きく動くアニメーションのような描写も行われる。

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そしてもう一つの特徴は『フルボイス化』である。実はファミ探シリーズでボイスが付くのは今回が初めてではなく、『雪に消えた過去』という前例があるにはある。作中全てのテキストにボイスが付けられているため、オリジナルの静かな雰囲気から一転してこちらはかなり賑やか。メインシナリオのテキストは勿論のこと、どうでもいい箇所を調べた際のなんてこともない一言や、特定の行動を行ったときの小ネタや周囲の喧騒にすらもボイスが用意されていて非常に豪華。この影響でオリジナルだと『システムテキストによる進行』だった部分は『主人公のモノローグ』という形に変更されている。

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キャラの担当声優は緒方恵美氏(主人公役)皆口裕子氏(橘あゆみ役)杉田智和氏(天地役)超有名どころが揃っており、ただでさえ相当のものであった作中人物たちのキャラを更に引き立たせている。特に皆口氏は24年前の『雪に消えた過去』にてあゆみちゃん役を務めており、今回のリメイクでもあゆみちゃん役として続投している。こういった20年以上もの期間が空いたリメイクなどでは声優の交代も珍しくないというのに、わざわざ当時の声優さんを連れて来てくれたスタッフはホントGJである。

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ここからはゲームのメイン部分について。今回のリメイクでは『消えた後継者』は(当然だが)ディスクシステム『うしろに立つ少女』はスーパーファミコンをベースにしたリメイクとなっている。このため、『うしろに立つ少女(SFC)』で追加された各種イベント(偽ゲームオーバー等)お遊び要素(あゆみちゃんとのラブラブチェック)今回でも続投。特に偽ゲームオーバーは専用スチルまで用意されているため必見。

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SFC版のプレイヤーに凄まじい恐怖を植え付けた『音を利用した仕掛け』も健在。フルボイス化の影響でわかりづらくはなったものの、主人公のボイス音量を調整してやるとハッキリ聞こえる。ただし、SFC版で削られた要素(具体的には後編の3D迷路)はカットされたままである。

『消えた後継者』では『うしろに立つ少女』に合わせて3D迷路が抹消なんてことは特になく、まさかまさかの33年越しの3D迷路復活である。3D迷路突入時にはUIが専用のものに切り替わるほか、マップ機能も追加されており、オリジナルと比較すると目に見えて難易度は下がっているため安心。理不尽に片足突っ込んでた当時を考えると素晴らしい進化である。

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ゲームシステムそのものは『うしろに立つ少女(SFC)』がベースになっており、2作ともにあちらで追加された便利機能がそのまま使えるようになっている。この辺りは過去記事を参照してほしいが、具体的に言うと『追加コマンドに色が付く』『メモ機能で調査状況を見返せる』という2点。このおかげで難易度は更に低くなっている。細かいところでは『消えた後継者』も『うしろに立つ少女(SFC)』のように章仕立てになった。ただし任意の章からのスタートはできなくなっている

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前述した通りシナリオの本筋は2作共にオリジナルとさほど変わっていない。しかし、そもそものテキスト量が少なかった『消えた後継者』を中心に、本筋に影響のない範囲でイベントや小ネタが多数追加されている。特に代表的なものといえば『消えた後継者』に完全オリジナルキャラとして『看護婦さん』*が追加されたという点か。

*看護婦という名称について
現代では看護婦・看護士は『看護師』という名称に統一されているのだが、
今作は時代設定(1980年代が舞台)を考慮してか、看護婦という名称になっている。
そもそもちゃんとした名前を付ければ良かったのでは…というのは禁句。
名前に限らずこの人は殆どのプロフィールが何故か不明扱いなのだ。

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看護婦さんは『消えた後継者』の熊田先生の助手として登場し、主人公が熊田医院を訪れるたびに出迎えてくれる。熊田医院をほったらかして調査に向かう熊田先生に頭を悩ませていたり主人公の聞き込み調査に応じてくれたり作中での出番もそれなりにある。

看護婦さんの凄い点は『新キャラであるはずなのにセリフ回しが完全にファミ探のソレ』であるというところ。彼女との会話における主人公を含めたテキストは100%かつてプレイした『ファミコン探偵倶楽部』のものであり、当時の雰囲気を完全に再現しきっている

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一連のテキストの再現度の高さは『え!?こんなキャラオリジナルにいたっけ!?でもセリフは完全に当時のヤツだぞ!?』とFDS版のスクショを漁ってしまうほどに高い。コレには本当にスタッフに感服するばかりである。オリジナルから存在したと言われても信じてしまうレベル

立ち絵のパターンも豊富であり、新キャラでありながら他のキャラ達にも負けず劣らずの個性を発揮できており、なによりも茶目っ気があり可愛らしい。このおかげで『消えた後継者』の華やかさがだいぶ増しているのは間違いない。いや茜さんもいるっちゃいるんだけどねそれ以上にオジサンとお爺さんが多すぎるのよ今作…。

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しかしリメイク追加のキャラとしての一線はちゃんと弁えている様であり、看護婦さんの登場シーンは熊田医院が舞台となる箇所のみ、加えてオリジナル版で印象に残りやすかった終盤の熊田医院のシーンでは登場しない等、オリジナルのファンに向けてしっかりと配慮されているのもナイスな点である。

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ちなみに『うしろに立つ少女』の方では新キャラらしい新キャラはいない(セリフがないキャラを含めると厳密には一人いる)…が、演出の都合上別キャラに差し変わったヤツがいる。まぁぶっちゃけてしまうと『オカマ』が差し替えられた

(と便宜上は呼ぶ)FDS版から存在しており、聞き込みにおいて重要な証言をしてくれるキャラだった。SFC版では専用の立ち絵も与えられたため、今回のリメイクでも続投かと思いきやまさかの抹消同じポジションには別の新キャラが入ることとなった。詳細を語ってしまうとネタバレなので暈すが、こちらもこちらでオカマほどではないにせよインパクトのあるキャラである。

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コレは推測になるがおそらく『フルボイス化の影響で一瞬でオカマであることがバレる』*のが差し替えの原因だと思われる。少なくとも自主規制とかそういうのではない。オリジナルが後年レーティング付けられる原因になったひとみちゃん関連の描写ですらそのままだし。

*オカマくん
『うしろに立つ少女』のFDS/SFC版に登場するキャラ。
登場当初は背景の一部として登場しており、
聞き込みの終盤に差し掛かり、
主人公が『なんで女子用のコスチュームを着ているの?』と尋ねたタイミングで初めて
オカマであることがプレイヤーに伝わる(SFC版ではここで立ち絵が出てくる)という仕掛けであるため、
フルボイスにすると最後のサプライズが意味をなさなくなってしまう。

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多少の変更点や追加点こそあるものの、物語自体の面白さはやはり当時そのまま、むしろ演出周りが圧倒的に強化され、スチルやアニメーション演出の多用により、よりシナリオがドラマチックに進化当時以上に純粋に物語を楽しめるようになっている。

元来、このシリーズは『プレイヤーに物語を楽しませる』というコンセプトのもと制作されているシリーズであり、今回のリメイクでもそのコンセプトをしっかり重視しているといえよう。

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作中のBGMやSEも現代向けにアレンジされている。オリジナル版で特に印象に残りやすかった『謎が見つかった時のSE』も当然存在。オリジナルと少しばかり雰囲気は違うものの、今作のアレンジも素晴らしいモノぞろいである。クリア後には自由にサウンドを観賞できるようにもなっている。

こういうリメイクの際に出てきやすい『オリジナルの方が好みだな…』という意見に合わせ、オリジナル版のサウンドに設定で変更することも可能サウンドの設定を変更するとBGMとSEの両方が当時のものに切り替わる『うしろに立つ少女』ならばFDS版とSFC版の好きな方を選択できる。ボイスに関してもフルボイス・主人公のみボイスなし・オリジナルのポポポ音から選択可能。

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サウンド以外だとフォントも当時のデザインに変更できる。こちらは2作ともにSFC版に近いフォントのみ選択可能。FDS版のフォントだと漢字が使えないし仕方ない。オリジナルサウンド+SFC版フォント+ポポポ音を組み合わせれば当時の記憶が思い起こされるかも?

全体的に見て愛を感じる素晴らしいリメイクではあったのだが、自分のように面倒くさいファンとしては若干の不満点も無いわけではない。ここからはそういったポイントについて語っていく。

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まずは『消えた後継者』がFDS版そのままのリメイクであるという点。確かにテキストの追加は数多く行われ、シナリオ自体は以前よりも面白くなっているのは事実、だが数々の要素が追加された『うしろに立つ少女(SFC)』や今回の『うしろに立つ少女』に比べるとどうしてもボリュームが劣る。せめて『あゆみちゃんとのラブラブチェック』や『性格診断』はこちら側にもほしかったところ。
『消えた後継者』だとあゆみちゃんの影が薄いせいかも…。

逆に『うしろに立つ少女』はSFC版仕様のリメイクであるため3D迷路が抹消されたままなのも少々残念。いや過去の記事だと無茶苦茶ボロクソに言ってた部分なので何を今更と思うやもしれないが、対になる『消えた後継者』があそこまで快適になった3D迷路を採用してくれたおかげでこちらでも3D迷路をやってみたかったなぁという気持ちが出てしまって…。

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そしてここからは更に個人的な印象の問題なのだが、オリジナルに比べるとやっぱりホラー感は薄れている死体がハッキリとスチルで描写されるようになったことで物語に没入しやすくなったのはいいのだが、オリジナル版の『荒いドットで遠くからしか見られない』という表現に比べると恐怖は感じない。

また、『消えた後継者』における『背景が真っ赤に染まる』というシーンも再現されておらず、リメイクでは全く異なる演出に差し替えられている。リメイクでのここはシナリオのわかりやすさや雰囲気を重視した描写という見方もできるが、作中でも特に印象に残りやすいシーンでもあったため、正直に言うと再現してほしくはあった。

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そして、立ち絵…というか表情差分についてなのだが、大多数のキャラについてはよくやってくれたと思っているのである。今回の差分追加のおかげで新しい印象を持てたキャラも多く、そういった面では好意的に見ている。が、『うしろに立つ少女』における犯人の表情差分のみは正直欠点として挙げたい

というのも、『うしろに立つ少女』の犯人だけ一部の表情のテイストが他のキャラと明らかに異なるため、割と早い段階から『コイツなんか腹にイチモツ抱えてるな?』と感じてしまい、ラストの犯人発覚よりも前の時点で真犯人の目星が付いてしまうように感じられる。
(オリジナル既プレイのため、若干の色眼鏡がかかっているかもしれないが、それでも犯人の一部表情は明らかに浮いている)

特に中盤の主人公と犯人(この時点では犯人だとわからない)の問答シーンはこの過剰な表情差分のせいでFDS/SFC版に比べると受ける印象が大幅に変わっている
(FDSは目線が鋭くなるのみ、SFCは専用のスチルこそ入るがそこまで違和感はない)

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あとコレは完全にゲーム内容とは関係ない点なんだが、ぶっちゃけ『雪に消えた過去』もセットでリメイクしてほしかったなぁとか思っていたり…いや折角のフルボイス化なワケだし、ファミ探初のボイス有りかつ幻のサテラビュー作品の復刻をやってくれたらとか…。コレは贅沢な悩みかな、うん。

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しかし、これらの不満点は自分がひたすらに面倒くさいファンであるがゆえの揚げ足取りであったり、ハードスペックが上昇したことにより表現できなくなったというどうしようもないポイントの方が多く、それら全てを今作のスタッフに求めるのは酷な話である。

今作のスタッフのファミ探に対する愛情は『調査ファイル』や様々な小ネタの拾い方追加要素などの様々な点から現れており、自分としては今の時代に埋もれかけていたファミコン探偵倶楽部というシリーズを拾おうとしてくれた心意気なによりも評価したいのである。

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今回のリメイクは順当進化ともいえるSFC版とはやや毛色が違い、言ってしまえば『現代向けに変化したファミコン探偵倶楽部ともいえる内容である。当時のファンからしてみれば『うーむ…』となる点も少しばかりはあるかもしれない、しかし、今回のリメイクを機に初めてこのシリーズに触れるという人もきっといるであろうと信じている。

これから先ファミ探シリーズがどうなっていくのか、今はわからない。だがこうして令和という新しい時代に復活を遂げたファミコン探偵倶楽部シリーズを自分はこれからも応援したいと思うのであーる!

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