いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

スーパーマリオブラザーズ3

(親から受け継いだAV仕様ファミコンもといニューファミコン、我の生まれる前から稼働し、もうじき30年選手)

ファミリーコンピュータ、通称ファミコンその名を知らぬゲーマーはおそらくこの世に存在しない。そう断言できるほどのレジェンドである。かつて任天堂が発売し、家庭用ゲーム業界に新風を巻き起こしたファミコンだが、その発売日は1983年7月15日…。そう、もうお気づきであろう。2023年7月15日、本日はかのファミコンが発売40周年を迎えた記念すべき日なのであーるー!!

発売から40年も経ち今なお愛され続け、更に現存しているハードやソフトが問題なく動作する…当然のように受け入れているが、この事実自体が相当スゴイ話である。まぁ何はともあれ今回はファミコン40周年を記念して、我のお気に入りのファミコンソフトを語るのである!

今宵語るはスーパーマリオブラザーズ3!!言わずもがな任天堂が誇る配管工マリオを主役に据えた横スクロールアクションの伝説スーパーマリオブラザーズ』シリーズのナンバリング3作目である!
すっごく個人的なハナシをすると、我が生まれて初めて遊んだCSのゲームソフトの1つ*がコレであった。思い入れがあるのもソレが理由である。

*我の初ゲーム(自分語りなので読み飛ばしていいです)
元々親が所有していたのがファミコン(AV仕様)本体と
スターラスター』『ゼビウス』そして『マリオ3』の3本だった。
どういう流れであったかは知らぬが、ゲームというものに
興味を持ちはじめた3歳頃の時期にこれらを遊んだのが初CS体験であった。
あとほかに『F1レース』と『ブリーダー』のディスクもあったのだが、
ディスクシステム本体が死んでいたので、これらを実際に遊べたのは更に20年ほど先の話。
なおCSに限らなければ過去に語ったWindows95版の『ソニックR』のが先である。コレは2歳の頃。

(1985年発売、『スーパーマリオブラザーズ』)

ドンキーコング』で初登場したマリオの名を更に全世界に広めたスーパーマリオブラザーズ』シリーズだが、その1作目は言うまでもなくファミコンで誕生した。コレが1985年の出来事。その続き(設定上はパラレルワールド)である2作目『スーパーマリオブラザーズ2』は1986年に登場したものの、純粋なファミコンではなくディスクカード(クイックディスク)を読みこむことで動作する周辺機器ディスクシステムでのリリースとなった。任天堂自身がディスクシステムをプッシュしていたのは当然として、当時のROMカセットよりもディスクカードの方が大容量であり、加えてセーブ機能があったからというのが大きかったのだろう。
(なお海外では『夢工場ドキドキパニック』がマリオ2として出たりしていたが、今回は割愛する)

そして更に2年後である1988年、この記事の主役であるスーパーマリオブラザーズ3』が誕生。この流れからすれば本作もマリオ2と同じくディスクシステム用ソフトとなると思われるが…そうもいかなかった。本作はマリオ1と同じくROMカセットでのリリースとなったのだ。コレには如何ともしがたい理由がある。

当初ROMカセット以上の大容量という鳴り物入りで登場したディスクカードだが、技術革新の速度はその上を行ってしまっていたマリオ2からマリオ3までの僅か2年間のうちにリリースされた魔界村』『ドラゴンクエストII』は1Mbitロムカセットがんばれゴエモン からくり道中』『ファイナルファンタジー』は2Mbitロムカセット…とROMカセットの容量はグングン伸びていったのだ。ちなみにディスクカードの容量は最初から最後まで変動ナシで両面合わせて896Kbitである。まぁディスクは『前後編』という形でディスクを複数枚用意することで容量を確保できたりもしたのだが…。

というわけで、本作がリリースされた頃には既にディスクシステムの優位性なんてものは(価格面以外は)ほぼあってないモノと化していたため、本作はこうしてディスクではなくROMカセットでのリリースとなったのだ。とはいえROMカセットといえど、その容量はマリオ1の頃とは比較にならない。本作のカセットの容量は実に3Mbit!マリオ1(320Kbit)の約9倍の超大容量である!それもあってか、本作はありとあらゆる面において前作から大きくパワーアップしている!

その進化具合は画面を見ただけでもう一目瞭然同じハード、同じジャンル、同じメーカー、同じシリーズの作品とは思えないくらい見栄えがよくなっている。ゲーム全体のボリュームはもちろんのこと、画面内のグラフィックから敵の動き、色合いにサウンド何から何まで超絶進化を遂げている。

物語的には直接マリオ1/マリオ2の続きになっており、キノコ王国を救ったマリオたちだが、クッパの魔の手はキノコワールドのあちこちに広がっていた。ピーチ姫に見送られつつマリオブラザーズが立ち上がった』という内容。前作で救ったキノコ王国はあくまでキノコワールドの中の一部でしかなかったのだ。

というわけで本作の舞台はキノコワールドの8つの国々。各ワールドがそれぞれ『〇〇の国』という名前を持っており、それぞれのロケーションやギミックがその名にピッタリ合致する内容になっている。

本作の敵はまたお前らかと突っ込みたくなるクッパ率いるクッパ軍団。マリオ1・マリオ2に引き続きまたもヒゲのおっさん共に負けるようでは大魔王の名折れ、三度目の正直だ!と言わんばかりに今回のクッパ様はガチ中のガチ。キノコワールドの各地にクッパ軍団の砦を建造するだけでなく、新たに飛行船を大量に用意…というのはまぁ後の作品でもおなじみになる部分なのだが、最終ワールドでは飛行船の強化版である高速飛行船…どころか戦車戦艦とかいうガチな軍事兵器まで持ち出してくる

ちなみに説明書によれば(少なくとも最終ワールドの)これらは全てクッパ様お手製の兵器らしい。クッパ軍団は魔法も工学も秀でている事が明かされた瞬間である。でも配管工ひとりを撃退するためだけにコレ持ち出すのは過剰戦力にも程があると思うの。

とはいえ舞台がキノコワールド全体に広がったということでクッパ様も手が足らなくなったのか、新たな仲間を引き入れている。ラリーモートンウェンディイギーロイレミールドウィッグ…纏めて呼ぶとコクッパ7人衆(コクッパ7兄弟)』クッパの実子であり本作の大ボス格。…なおクッパの実子』なのはあくまでこの当時の設定であり、近年(NewマリWii以降)ではクッパの実子はクッパJr.のみ』で彼らは単純な部下という扱いになっている。

というわけでここから本作のシステムを紹介しよう。本作ではシリーズ初の『マップ画面』を導入。ボードゲーム風のパネル(マス)を移動し、任意のステージに入り、最終目的地であるお城を目指して進んでいく。パネルにはアクションステージに突入する『アクションゲームパネル』『砦』などのほか、ミニゲームがプレイできる『スペードパネル』、アイテムが貰えるキノピオの家』などがある。このうちアクションゲームパネルと砦はそれぞれのステージをクリアしないと通過できない

またマリオたちと同様にマップを動き回る存在として『ブロス』が登場、同じマスに差し掛かるとハンマーブロスブーメランブロスといった相手とのバトルが強制的に開始、無事撃破できればアイテムが得られる。戦いの舞台となるステージはエンカしたマスによって変化、水上に居座られた時の絶望感は本作を一度でも遊んだことのあるプレイヤーならよく理解できるだろう。そういう時は後述するマップアイテムのスターが猛威を振るう

通常のアイテムとは別枠でマップ内で使用できるマップアイテムも登場。入手方法は若干限られているものの、使用するとステージに入る前から特定の変身を行えたりするものや、マップ上の障害物を破壊する『ハンマー』ブロスや飛行船の動きを止める『オルゴール』『イカリ』、特殊なヤツだとワープゾーンに移動できる『笛』や1度だけ未クリアのステージを素通りできる『ジュゲムの雲』といったものも。これらのアイテムを溜め込むか、ガンガン使っていくかはプレイヤー次第。

スペードパネルを選択したり、特定条件を満たすことでミニゲームもプレイ可能。ミニゲーム絵合わせゲーム神経衰弱のふたつ。攻略することでアイテムや残機を入手可能。内容はとにかくシンプルだがいい気分展開になる。また2Pプレイ時はかつての友情破壊ゲームマリオブラザーズを模したルールのゲームをプレイすることも可能。カードを奪い合って遊ぶことができる。

マップ画面が追加されたおかげで、従来とは異なりある程度ゲーム進行の自由度が広がった。流石に必須ステージもあるにはあるが、一部のステージはスルーしてもよくなったり、『どっちのステージを攻略するか』という要素なども出てきた。マップの中には特定のワールド限定『砂漠』『パックン』『塔』なんてのもあり、各ワールドの印象をより強めてくれる。マップにギミックがあるケースもあり、例えば『海の国』では行動するたびに橋が開閉したり、船で海を渡ったりすることもできる。

残機を全て失うとゲームオーバーになるが、本作では裏技などではないデフォルト機能でコンティニューが搭載コンティニュー時には各ワールドの最初からスタートする。この時アクションステージも未クリアの状態に戻ってしまうが、砦をクリアしたりマップアイテムを使用して開通したショートカットルートはそのまま残るので、ゲームオーバー後のリカバリーはやりやすいのが嬉しいところ。

さてさて本作がパワーアップしたのはもちろん見た目だけではない。ステージ内を彩る仕掛けも大量に追加されている。『一定時間コインとブロックが入れ替わるPスイッチ』『乗ると一定時間で落下するちくわブロック』『踏むと大ジャンプできる音符ブロック』『エリアチェンジするトビラ』『強制スクロール』といった後のマリオシリーズおなじみになるギミックは本作が初登場

ステージそのものも地上は全部地上、水中は全部水中といったようにハッキリステージ構造が決められていた前作までとは異なり、本作では1ステージ内に局所的に水中エリアが作られたり途中から室内に入ったり空高く飛び上がったりといった様々なロケーションが用意されるようになった。

またステージが新たに縦方向に大きく広がっている上下に道が分かれているのはもちろんのこと、ステージによってはひたすら上へ上へと登って行ったり、左に戻る必要があったりなどなど…。後述する変身で空を飛ぶことで辿り着ける隠しルートもある。もちろん強制スクロールも一方向だけでなく斜めに進んだりすることもある。このおかげでステージの攻略が俄然楽しくなったのは言うまでもない。

各ワールドの設定に合わせガラリとコンセプトが変わるステージ群も見どころ。

例えば『砂漠の国』では文字通り砂漠ステージだけでなく、壁を破壊しながら進む『ピラミッド』やかの悪名高き太陽の縄張り『砂漠』が個別ステージとして登場、マップ画面に移動用の土管が大量に張り巡らされた『土管の国』や、船を使って海を渡る『海の国』『塔』を登り大空と地上を行き来する『空の国』…といったところ。文章だけでももうワクワク感が味わえる。

特に話題に挙がりやすい人気ワールドといえば『巨大の国』!この国ではなんと全てが巨大!土管も!ブロックも!敵キャラも!全てが!!実はギミック的にはそんなに見どころはないのだが、とにかく見た目のインパクトが突き抜けているため、当時の記憶が薄れたプレイヤーでもこのワールドのことはよく覚えていることだろう。

ステージ内で出現する敵キャラも大量に追加!クリボー・ノコノコ・パックンは言うまでもなく続投し、本作では背を向けると追ってくるテレサ一定時間で復活するカロン圧し潰しが脅威なドッスンなどが新登場。御存知の通りこれらは後のマリオシリーズでレギュラーとなる面々である。

飛行船や砦の最深部に待ち受ける中ボスポジションではハンマー・ブーメラン・ひまんブロスのほか、これまた新キャラの『ブンブン』も登場。3回踏みつけないと倒せないのだが、なんと中盤以降は踏むたびに羽が生えて飛び回ったり大ジャンプしたり高速移動したりと、意外と多彩な動きで翻弄してくるまぁ慣れたプレイヤーには遭遇直後に踏みつけ→復活直後に踏みつけを繰り返されて瞬殺されるのだが。

多種多様な世界を冒険し、新たなる敵に立ち向かうため、マリオも新たな変身をいくつか会得している。スーパーマリオファイアマリオは前作から引き続き登場、本作では新たに尻尾が生えたしっぽマリオ変身っていうか着ぐるみタヌキマリオ『カエルマリオ』、ありそうでなかったハンマー攻撃ハンマーマリオ、そして特定ステージ限定の『くつマリオ』が追加された。

しっぽマリオブロック破壊以外ではあんまり役に立たない尻尾攻撃ができるほか、一定以上の助走をつけた状態でジャンプするとなんと空を飛べる。一定時間のみながら、この時の上昇速度はずば抜けており大胆なショートカットができる

タヌキマリオはシリーズでも珍しい他変身の完全上位互換、具体的にはしっぽマリオの上位しっぽマリオと同様のアクションが使えるほか、こちらは下+Bで地蔵マリオに変身できる。地蔵変身では移動こそできないが無敵なうえ、空中で変身することで地上の敵を圧し潰すこともできる。余談だがタヌキも地蔵も日本ローカルのネタであるため、タヌキマリオは海外のプレイヤーにとってそこそこ意味不明な変身であるらしい。

『カエルマリオ』は水中特化の変身、水中での機動性が上がる…のだが、ぶっちゃけ通常時の水中操作に慣れているほど扱いづらく、そのうえ地上ステージでは変則的な動きを強制されるため、とんでもなく扱いづらい。慣れたプレイヤーは全く使わないか、或いは分かった上で縛りプレイに利用するというなんとも残念な性能。一応水流に逆らって泳げるのはオンリーワン。

ハンマーマリオファイアマリオを越えるパワー型の変身ハンマーブロスのような衣装を纏い、ハンマーを投げて攻撃できる。ハンマーの挙動はそのまんまハンマーブロスのソレと同じ。特筆すべきはハンマーの超火力でなんと中ボス格のブンブンを即死させ、ファイアボールの効かないドッスンすらも撃破可能クッパ相手にコレでガチバトルを挑むのは誰もが通った道であろう。

最後に『くつマリオ』…だが、コレは普通の変身とは違いステージギミック的な存在。ゲーム中盤のとあるステージにだけ登場する『くつクリボー』からクツを奪い取ることで使用できる。下方向への防御力が突き抜けており、ブラックパックンの攻撃を無効化したり、通常時は踏めない敵を踏んで倒せたりもする。ギミックらしく次のステージに持ち越すことはできない。

変身に使用するアイテムはしっぽマリオのみスーパーこのは、ソレ以外は『〇〇スーツ』。ただし『〇〇スーツ』は本当にごくごく限られた一部の場面でしか入手できないそこそこの貴重品。言わずもがな他の変身アイテムを使うと上書きされてしまうし、被弾でちびマリオに戻ってしまう。なので本当に『ここだ!』というタイミングでしか使えないのが難点。

ちょっと特殊な変身アイテムとして『パタパタの羽』なるものもある。コレを使用するとしっぽマリオに変身できるのだが、なんと直後の1ステージだけ常時飛行が可能になる。大半のステージの仕掛けがコレひとつで無効化できてしまえるため、文字通り最強格のお助けアイテムである。ただし入手はソレ相応に厳しく、いざという時のために残しておくべし。

ゲーム全体のボリュームは超増大、前作までと違い1ワールド4面構成ではなくなったのだが、それでも明らかに前作よりステージ数が増えていることがハッキリわかる。より具体的に比較するとマリオ1が全32面、マリオ2が全52面だったのに対し、本作は全88面同じファミコンというハードでよくぞこのボリュームを実現したモノだと賞賛したい。ちなみに純粋なステージ数だけでいえば後年の『スーパーマリオワールド(SFC)』『Newスーパーマリオブラザーズ(DS)』よりも多い

そのうえやりこみプレイヤーに向けた隠し要素もモチロンあり。有名なのはしゃがみ長押しで背景の裏に潜れる仕掛けだとか、ソレが入手方法の一つになっているワープ用の『笛』だろうか。ほかにも特定のステージでコインを一定数集めることで出現する『白キノピオの家』だとか、条件を知っていても突入は困難を極める『宝船』などなど…。本当にいくらでも遊んでいられる。

難易度は2Dマリオシリーズの中ではそこそこ平均的。しかしながら全ステージのクリアを目指すならばかなり難しい。具体的に言うとワールド5辺りを境に難しくなり、ワールド7くらいになるとマリオ2越え。そして最終面であるワールド8では若干簡単になる…という少々不思議な難易度曲線になっている。

とはいえ先に挙げたようなコース選択やマップアイテムによるゴリ押しが可能であるため、ごくごく単純にクリアだけを目標にするとマリオ1と同じくらいといったところ。本作を過去にプレイした人の中で『全ステージの通しクリア』を成し遂げた人はそう多くないだろう。本作は『笛』を使い高難易度とされるワールド5~7をまるごと飛ばすプレイスタイルが主流だからだ。

まぁコレについては飛ばすこと自体に問題はない…というか飛ばさないと本当に厳しいゲームなので仕方あるまい。ここでマリオ3における最大の問題点について触れるが、ズバリ本作にはバッテリーバックアップ…つまるところ『セーブ機能』が存在しないのだ。コレについては当の任天堂もハッキリ問題点として認識しているらしく、説明書にハッキリ謝罪文が掲載されている。

…さて、もうおわかりの通り、セーブ機能ナシ+中断ナシで全88面の通しプレイは些か無茶が過ぎる。というわけで本作は過去にクリア済みのワールドを『笛』で飛ばすことが推奨されているワケなのだ。…まぁ後半ワールドはクリア以前にプレイすらせずに飛ばされているのは想像に難くないのだが…。

しかしながら先に挙げたように後半の『空の国』『土管の国』といった飛ばされがちなワールドにもいいステージは沢山転がっているため、少しずつでもいいので一度はプレイしてみてほしいという感情も無いワケではない。ファミコン実機ならばともかく、後述するNintendo Switch Onlineなどではまるごとバックアップ(クイックセーブ)が使えるようになっているので、今ならば全ステージ通しクリアだって夢ではあるまい。

ということでここからはファミコン実機以外で本作をプレイできるプラットフォームについて触れていこう。一番最初に思い浮かぶモノとしてはWii3DS/WiiUバーチャルコンソールであるが、これらは生憎現在では新規購入が一切行えないため今回はスルー

まずミニファミコンことニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータにて本作が収録、とはいえ機能面は後述するスイッチオンラインにやや劣るほか、コントローラのサイズ的な都合もあるので、こちらに手を出すかどうかはミニファミコンそのものにインテリア的な魅力を感じるか次第である。

(海外でのみ存在したマリコレ限定版、日本版マリコレのモノにマリオワールドが追加)

ほかにもスーパーファミコンWiiスーパーマリオコレクションにてマリオ1・マリオ2マリオUSA(海外の特別版では+ワールド)と共にリメイクされていたりもする。こっちは様々な面でファミコン版よりも遊びやすくなっている。ぶっちゃけ一番遊びやすいのはコレかコレをベースにした後述の『マリオアドバンス4』なのだが、コレについてはファミコンとはだいぶ別物なので、別枠として楽しんでほしい。

(『スーパーマリオアドバンス4』、当時は対応カードが1枚しか手元にありませんでした…)

ゲームボーイアドバンススーパーマリオアドバンス4は上記のマリコレをベースにした移植。マリコレの純粋パワーアップ版という形でやはりファミコン版とは別物ながら非常に楽しいカードeリーダーとの連動機能によって変身アイテムを追加したり、新ステージに挑戦できたりといった特徴がある。またアドバンスシリーズ共通の仕様でマリオブラザーズ』も同時収録。一時期は対応カードの入手が非常に困難で魅力が味わいづらいという難点があったが、コレはバーチャルコンソール以降で救済されている

そして最後にお手軽大本命、現行機種Nintendo Switchのオンライン加入特典であるファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineであろう。巻き戻し機能やクイックセーブ搭載で様々なファミコンタイトルをプレイできるサービスであり、このマリオ3も収録タイトルのひとつである。スペシャルバージョンとして『マリオ八変化バージョン』というモノもプレイ可能。コレはマップアイテム大量所持で最終ワールドの冒頭からスタート可能。海外アカウントがあるならば海外版も遊べるぞ!

更に言えばコレのスーファミ版であるスーパーファミコン Nintendo Switch Online』には上記『スーパーマリオコレクションが、追加パックのゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』には『スーパーマリオアドバンス4』が収録されている。そう、つまりニンテンドースイッチがひとつあれば3つのバージョン+海外版のマリオ3をパーフェクトに楽しめるのだ。今の普及率から考えれば、この記事を読んでいる諸君はスイッチくらいは所有していることだろう。ならば尻込みせずにまずプレイすべし

さてさて、本作はファミコンでもかなり後期寄りの時期ということもあり、やりたいことを詰め込んだ感が凄まじい一本である。ボリューム・クオリティのどちらの面で見ても申し分なく、現代にそのままプレイしても全く見劣りしない

今の時代にまで続く2Dマリオの様々なシステムのルーツは本作で培われたといってもいい作品なので、純粋な名作としても、歴史的な資料としても、ゲーマーならば一度は触れておくことを強くオススメしておきたいのである!

そして、ファミコン発売40周年おめでとう!
これからも散々こき使っていくのでよろしくね!

 

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