いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

JUDGE EYES:死神の遺言

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先日、ようやくトロコンしたので感想を書くのである。

なんか正式タイトルよりも『キムタクが如く』という通称の方が有名になっている感ある『JUDGE EYES:死神の遺言』

言い得て妙な通称だよね、『キムタク主人公の龍が如くなんだから。

今作は龍が如くシリーズ』でお馴染み龍が如くスタジオ』の最新作
一言で表すのなら龍が如くスタッフが送る全く新しい龍が如くである。

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龍が如く』の名を冠してはいないものの、世界観は同シリーズと全く同じ
ゲームシステムも過去の龍が如くシリーズの延長である。

龍が如くシリーズ』としてみた場合、『ONLINE』を除くと直近のシリーズ最新作は『北斗が如く』だが、『ジャッジアイズ』のシステム*は更にその一つ前に出た『極2』の方が近い
これは、『龍が如く6』の為に開発され『極2』でも使用されたドラゴンエンジンを使用しているため。

*龍が如くシリーズのゲームシステムについて
近年の龍シリーズは大きく分けて二種類、
『龍5』→『維新』→『龍0』→『極』→『北斗』の路線と、
『龍6』→『極2』→『ジャッジアイズ』の路線である。

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今作の主人公はキムタク演じる『八神隆之』実在する役者をモデルにしたキャラが主人公になったのは『龍4』以来2度目、過去作ではどうしても本業の声優さんが演じていないキャラの場合少なからず演技に違和感があることもあったのだが、今作の俳優陣の演技はどれも素晴らしかったように感じたのである。
(まぁ、自分は俳優も声優も詳しくないので、あとから調べてからわかるパターンの方が多いのだが)

八神は元弁護士の探偵として、お馴染みの神室町で強大な事件を追いかける。

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バトルシステムは大体『極2』と同じだが、今作では新たに『フィジカルスイッチ』というシステムが追加。

戦闘中、高火力な『一閃』広範囲に攻撃可能な『円舞』のスタイルを切り替えることができる。
つまり、『維新』などで採用されたスタイルチェンジの延長だが、ドラゴンエンジンでこのシステムが採用されるのは初
前2作ではプレイアブルキャラが少ないためどうしても戦闘は単調になりやすかったが、今作ではフィジカルスイッチのおかげで戦闘に飽きない。

EXアクション(過去作でいうところのヒート)もかなり追加、限定やネタ系のものも増えた。

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今作の目玉システムといえば『三角飛び』である。
壁に向かってダッシュすれば三角飛び、敵に向かって走りこめば馬飛び、そこから各種ボタンでこれまでのシリーズにはなかった全く新しい攻撃アクションが使える。
このアクロバティックな爽快感が堪らない。

また、プレイヤーの状態として『致命傷』が追加。
これはボス格の大技や拳銃などに被弾すると受ける状態異常で、半永続的に体力最大値が引き下げられるというもの。

過去作では『ドスでぶっ刺されようがマシンガンでハチの巣にされようが死にさえしなければ飯食うだけで完治する』という悪く言えばリアリティに欠けるシステムだったところをリアルにしたものである。

が、このシステムがそこそこ曲者でちょいと不満もあったり。(詳しくは後述)

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いくつかオミットされたシステムもある。
例えば『極2』でできた武器の携帯はできなくなっている。
このため、戦闘中に使える武器は最初から神室町に点在するベンチや看板だけとなり、
拳銃やナイフのような武器らしい武器は使えなくなってしまった

オミットされた理由は不明だが、あくまで一般人である八神が凶器を振り回すのはマズいと判断されたのかもしれない。
それに、八神が凶器を振り回したりすると中盤辺りの迷言『銃刀法って知ってるか!?』特大ブーメランになるし。
(松明や自転車を振り回すのはいいのかというツッコミは置いといて)

一応、完全に使えないわけじゃなく、とある場面でのみ限定的に(ネタ武器だが)使用可能。

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バトルシステムは全体的に面白かったが、一つだけ不満がある。
それが上述した『致命傷』のシステム。

ボスの大技拳銃など明らかに危険な攻撃を食らった際のリアリティ追及としてはいい感じだし、ボスの脅威度を増加させるなど演出として一躍買ってるのだが、困ったことに今作はそこらでエンカする一般雑魚ですら拳銃を持ち込んでくるのである。

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つまり、雑魚エンカ初手拳銃致命傷というコンボが通常の難易度ですら結構な頻度で起こる拳銃はタイミングよく避けることもできるが、基本的に拳銃を持ち込む雑魚は遠距離に出現するので拳銃持ちに気付かず撃たれることも多い。気付いても熟練者以外は避けるのが難しいという。
高難易度だと威力も上がるのでなかなかコレがシャレにならない
拳銃持ち込みはストーリーや一部イベントのみの登場じゃダメだったのだろうか。

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しかも、致命傷は自然治癒せず、医者にかかるor医療キットを使わない限り永遠に体力最大値が減ったままになる。
(ストーリー進行でも治るが、クリア後は医者が必須)
だが、医者は一ヵ所しかなく、医療キットも医者から購入する以外ではほぼ入手不可。
オマケに治療費に20000円もの大金がかかるのであんまり気軽に立ち寄れない。
所持金がインフレ起こすクリア後は問題ないが、ストーリー中だと割と厳しかったり。

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一般雑魚の拳銃はかなりの脅威だが、一方でボスの大技はあんまり驚異的じゃない
大技は決まって溜めモーションがあるのだが、この時に壁蹴り攻撃を当てると確定で怯むので慣れてくるとむしろチャンスになってしまう。
もっと言うと、(終盤の)ボスの大技は致命傷以前に即死レベルの大ダメージ、高難易度にもなると被弾=死なので最早ボスの致命傷が機能していない感はある。

バトルばかり説明していたが、それ以外にも新規のシステムがいくつも存在する。

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主人公の八神は探偵ということもあり、探偵らしい要素も豊富。
『現場の調査』『関係者の尾行』『ドローンでの偵察』など、雰囲気作りに一躍買っている。(尾行はちょっと長いかなとも思ったけど)

この流れで『龍5』以来ご無沙汰だったチェイス』*が復活。
コース把握とアクションセンスが問われた過去作と違い、様々な要素が簡易化されたためQTEの連続となった。
また、以前は対象を捕まえるまでループする仕様だったため、苦手なプレイヤーは泥沼化しがちだったが、今作は特定地点に到達した時点でクリア扱いになったので気楽にできる。

*チェイス
『龍3』~『龍5』で採用されていたシステム。
作品によって細かなルールに違いがあるが基本的に
対象を追いかける、もしくは対象から逃げるため全力疾走する。
『維新』にも似たようなものがあったが厳密にはチェイスではない。

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次にシナリオだが、シリーズの中でも特に面白かったように感じた。
散りばめられた伏線その回収具合燃えるシーンのバランス印象深いキャラ達などどこをとっても最高だった。
個人的に好きなのは終盤のラスボスが初登場するシーン
雰囲気やらなにやらで強キャラ感を出すラスボスは過去作にも結構いたが、今作のラスボスはそういったタイプとは全く違う異質さが良かった。
あの無慈悲な無双が好きよ。

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シリーズお馴染みのサイドケース(過去作のサブストーリー)も健在。
今作では『八神探偵事務所への依頼』という形でサイドケースが始まる。
このため、各種サイドケースの発生の為に、多くの人と友好関係(フレンドイベント)を築き、信頼を集める必要がある。

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サイドケースやフレンドイベントの順序がある程度固定化されたことで、複数のサイドケースに渡って様々な名ありキャラが関わってくるようになったのは凄くいい。

サイドケースの内容はシリアスからネタまで様々。
『変態三銃士』は中々のはっちゃけ具合だし、『小野ミチオの東京進出』など過去作プレイ済みならニヤリとできるネタも多い。
サブシナリオの充実っぷりは『OTE』に次いで好きである。

50番目のサイドケースはぜひネタバレ抜きで楽しんでほしいのである。

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ちなみに、龍が如くシリーズと全く同じ世界であり、『東城会』などの固有名詞は出てくるものの、過去作に登場したキャラは残念ながらほぼ登場しない
シリーズ恒例の暗殺者もいつものヤツとは別人である。
例外は人物にカウントしていいか怪しい『龍6』のヤツと亜天使のママくらい。
(亜天使のママもイベントなどがないので目立たない)

メインシリーズのキャラを出してしまうとどうしてもそのキャラばかりが目立ってしまうのでこれは英断だったと思うのである。

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プレイスポット*シリーズ屈指の大ボリューム

*プレイスポット
龍が如くシリーズ恒例のシステムで所謂ミニゲームのこと。
初期作品で遊べるゲームはオリジナルの物のみだったが、
『龍5』以後は実在のアーケードゲームが遊べるようになったので、
作品の目玉要素の一つとして扱われることも多い。

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『麻雀』ブラックジャック『ポーカー』『こいこい』『おいちょかぶ』『ダーツ』『将棋』といった毎度おなじみなもののほか、ゲームセンターでは恒例の『UFOキャッチャー』以外に、『龍0』からはスペースハリアーファンタジーゾーン、『龍6』からはバーチャファイター5』ぷよぷよが再録。

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また、今作からの新規タイトルとしてファイティングバイパーズ『モーターレイド』が収録。

ファイティングバイパーズバーチャシリーズの流れを汲む格ゲー、キャラだけならPXZに出演していたので知っている人も多そう。
部位破壊という格ゲーには珍しいシステムを採用しているのが特徴。

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『モーターレイド』他プレイヤーへの妨害アリのレースゲーム
今作への収録が初めての移植だったらしい。
自分は本作で初めてプレイしたが、地味にのめり込んでしまった。

もちろん収録されているタイトルは最初から最後まで自由にプレイ可能
(『ぷよぷよ』のみ原作がACじゃないので簡易版)

ゲーセンや賭博とはまた異なるプレイスポットとしてピンボールパーラー』が登場。

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ピンボールパーラー』はその名の通りピンボール、どことなくレトロな雰囲気を感じる作りでプレイ感覚もアナログなピンボールに近い。
一応プレイスポットの一つに数えられているものの、作りとしては完全に本編から独立しているらしく、ピンボールパーラー』の起動時にのみ突然Unityロゴが表示される。初回プレイ時はあまりにも突然でビックリしたのである。
こちらの開発を行っている『MindWare』は調べてみるとピンボールに特化した会社
後で調べて知ったが、『ピンボールパーラー』は同社が過去にSteamにて販売していた作品のようである。

そして、今作オリジナルの完全新規プレイスポットとしてVRすごろく』『ドローンレース』『KAMURO OF THE DEAD』が登場。

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VRすごろく』はその名の通りサイコロを振ってマップを進み、止まったマスによってイベントが発生、ゴール時に多額の賞金が手に入るというもの。
設定上はVR空間(ゲーム内)ということなので、実際のゲーム中ではありえないシチュエーションを楽しむことができる。
シリーズお馴染みの巨大生物との対戦ファンタジー感全開の武器の使用突如現れるムナンチョetc...。
ナビゲーションキャラの『ころにゃん』も可愛らしい
過去作でいうシノギのポジションなので、これを何度も繰り返すだけでアッサリ所持金がインフレを起こす。

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『ドローンレース』はレース用に改良を施した超高速ドローンで神室町を舞台に大レースを繰り広げるもの。
ドローンのカスタマイズや様々なテクニック、ショートカットなどが多数存在するため、かなりガッチガチなレースゲームになっている。
ドローンの性質上かなり自由に飛び回ることができるのでなかなか爽快感がある。
ちなみに有料DLCでドローンの購入も可能だが、非DLCの最強装備と耐久力しか違わないので普通にコンプリートを目指す分には不要。ほぼ外見目当てになると思う。
(コンプを目指すと1ミス即アウトになるし)

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そして『KAMURO OF THE DEAD』(面倒なので『KOTD』と略す)はなんとなく想像できている通り、同社が販売している『HOUSE OF THE DEAD』によく似たガンシューティング。つまるところ自社パロディである。
ゲーム内に登場するキャラは全て龍が如くOTE』*からの流用。
アラハバキトライバルハエオトコ等といった『OTE』の敵キャラは軒並み登場しているので『OTE』をプレイ済みならなかなか楽しめると思う。
ちなみに、単体のガンシューティングとしてみてもクオリティは高めなのでOTE未プレイでも楽しめる

*『龍が如くOTE』
正式名称は『龍が如くOF THE END』、
PS3にて発売した龍が如くシリーズでまさかのゾンビTPS。
どのようにして企画が通ったのか疑問に感じるレベルのイロモノだが、ゲームとしては普通に面白い。
ネット上の評判を見ると賛否両論だが、個人的には割と好き。
ちなみに本作のゾンビは走る・火炎瓶を投げつける等、ゾンビゲーにあるまじき凶悪さを誇るのが特徴。

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ゲームの難易度はNORMALとEXHARDの二つでプレイしてみたところ、シリーズ全体でも高め
ただ、今作はEASYよりも簡単なEXTRAEASYが追加されたのでシリーズ初プレイでも大丈夫
『キムタクが出るならやってみたい』というプレイヤーにも安心して進められる。

ゲーム全体のクオリティ・ボリューム共に申し分ない新規プレイヤーと龍が如くファンの両方が満足できるゲームだったように感じたのである。

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---オマケ---
お恥ずかしいハナシ、自分は今作をプレイするまでキムタクを名前しか知らなかった。
というか、基本的に過去の龍シリーズで現実の役者を最初から知っていたパターンは『龍6』のビートたけしだけだったりする。