いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

2022年にプレイしたゲームを振り返る

2022年も過ぎ去り、ついにやってきた2023年!!
新年といえば…?そう!毎年恒例の1年間の振り返り記事である!!

というわけで今回の記事では2022年にプレイしたゲームを纏めてサックリと語っていくのである!例によって例の如く旧世代機のゲーム(レトロゲーム)に触れていくと流石に手に負えなくなるので、本記事でカウントに含まれるのは現行機…具体的にはNintendoSwitch/PS5/PS4/PC/ACのみである。Nintendo Switch Online』の旧作サービス『PS Plus』のクラシックカタログはカウント外、コレクション作品はコレクションという1つの作品としてカウントしている。

ちなみに2021年、2020年の振り返り記事は下記を参照。

さて、今年のプレイタイトル数は51本、多くもなければ少なくもないTHE・平均レベルといったところ。…前年と比較すると目に見えて減ってるって…?1年間で60本プレイした2021年がそもそも規格外だったってことを理解したまえ。というか前年の枠に含まれる真・女神転生V』『ブラスターマスターゼロ3』ノーモアヒーローズ3』が2022年頭にまではみ出したおかげで、例年よりもスタートダッシュに遅れたせいでもある。

まぁこのくらいの現行機タイトルにこの記事では含まれないレトロゲーが加わっていつもちょうどいい感じになる。逆に2021年は常時現行機フル稼働すぎて旧世代ハードに触る余裕が殆どなかったし…。

ゲーム語りではこれまた例年通り目次を用意した。各タイトルの項目では『発売年』『ジャンル』『メーカー』『プラットフォーム』の4つの要素もセットで載せてある。『発売年』は自身がプレイしたプラットフォームでの発売年『メーカー』はデベロッパー(開発元)→パブリッシャー(販売元)の順で記載、『プラットフォーム』は現行機種でリリースされたプラットフォームを記載し、そのうち自身がプレイした環境を太字にしている。基本的には自分調べの情報なので、いくつか抜けがある可能性はありえるが、そこはどうか許してほしい。

また本格的に語り始める前に、本記事ではテキストあるいはスクショにてある程度のネタバレ要素が含まれる可能性については先んじてご了承いただきたい。去年ほどではないが、今年も一部CERO Z(18歳未満購入禁止)のタイトルが含まれているのでそちらも気にする人はご注意あれ。
(Z指定の場合は備考欄に記載する)

それでは2022年の振り返り記事…本格スタートである!!

アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション

発売:2019年
ジャンル:シューティング(+アクション)
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

年明け早々からプレイし始めたのがこちら、(2019年の)KONAMI創立50周年記念の一環としてリリースされた作品で、その名の通り収録作品はアーケードタイトル…というかぶっちゃけアーケードアーカイブス』の詰合せ。『アニバーサリーコレクション』は今作のほかに去年の振り返りで触れた悪魔城、そして後述する魂斗羅が存在するが、その2作とは異なりこちらはアケアカでお馴染みハムスターが移植を担当、このためUIや機能がそれらとは大きく異なっている

収録されているのはSTG御三家の一角グラディウスその続編でありながら縦スクも導入した沙羅曼蛇奇跡的な良バランスを誇るグラディウスII -GOFERの野望-』ポップな見た目と裏腹にガチ難易度なツインビー臨場感溢れる3Dステージが魅力の『A-JAX』KONAMI屈指の初心者向けSTG『サンダークロス』名前こそ同じながらFC版とは似て非なるアクション悪魔城ドラキュラ、そして最初期のゲーム業界におけるSTGのパイオニアスクランブル』の8作。
(このメンツだと悪魔城が妙に浮いてるような…)

基本的にはアケアカと同様なのでディップスイッチ(本来なら店舗側で操作する難易度設定)も使用可能。任意のタイミングでのセーブロードや連射機能も搭載されているので、当時のようにプレイするのは難しい/当時のリベンジをしたいという人でも安心。海外版もセットで収録されているのでタイトルごとの違いを見比べてみるのもまた一興。ただし本家アケアカの方に収録されていたグラディウス(欧州版)ライフフォース(日本版)といったタイトルは未収録。
(今作に収録されている『Life Force(海外版)』と未収録の『ライフフォース(日本版)』は同名だが別物)

それぞれのアケアカを買い揃える値段を考慮すると非常にオトクな作品なのだが、その一方でいくつかの要素が削られているのがネック。今作は浅く広く様々な作品に触れられる作りであるため、『収録されてるこの一本だけが欲しい!』という人は単品で購入するのをオススメする。あくまで今作は機能抑えめな代わりにリーズナブルなコレクションなのだ。

アーケードアーカイブス グラディウスIII -伝説から神話へ-

発売:2020年
ジャンル:シューティング
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品1号。
2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第9位。

上記のアケアカコレクションの影響で妙にグラディウス熱が上がってしまい、流れで購入した1作。アケアカ継続200週記念として配信されたありとあらゆる意味で伝説というか神話になってしまったグラディウスシリーズ3作目(沙羅曼蛇含めれば4作目)グラディウスシリーズ当初の完結作にして、STGの歴史に今もなおその名を刻む超高難易度STG

200週記念特別仕様として機能を最低限に抑えがちなアケアカでありながら、多種多様な便利機能が搭載されている…のだが、それらをフルに活用してもやっぱり難しいものは難しい。幾度となくゲームオーバーを重ねた末にパターンや攻略法を理解し、ようやくクリアした際には心なしかひとつ上の高みに登れたような気分になれたような気がしないでもない

無茶苦茶な当たり判定、無茶苦茶な難易度のせいで結果トンデモナイ作品と化しているのは事実ではあるものの、それでもついつい挑戦したくなってしまう奇妙な魅力に溢れた作品であることには間違いない。今作をプレイしたことで本格的にグラIIIに魂を囚われ、アケアカ2機種購入、PS2版/PSP版も全て買い揃えて、それら全てをガッツリプレイするまでに至っていたことが、今作が魅力的な作品であることを如実に示していると言えるだろう。

なんにせよ歴代のグラIII移植の中では最も手を出しやすい内容になっているので、少しでも腕に自信があるのなら、或いは伝説をその身で味わいたいならば恐れずに手を出してみることをオススメしたい。…今になって思えば年始に本作とその前のアケアカ詰め合わせをプレイしてしまったことで、2022年でプレイするソフトの傾向が決まってしまった感じもしないでもない。
(要約:今年はSTG率がかなり高めです)

LoveChoice 愛の選択

発売:2021年
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Akaba Studio/ラタタイカゲームス
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

低価格で小規模な作品をリリースしている台湾のメーカー『ラタタイカゲームス』のADV、このメーカーの作品はかなりたくさん存在するが、その中でも本作は高い評価を時折耳にしていたため、折角だから購入。

本作は『ゲーム』『距離』『詮索』というタイトルの独立した3つの物語が収録されたオムニバス形式。ラタタイカゲームス特有の暖かなタッチなデザインで様々な形での『恋愛』を描いた作品になっている。一つ一つのシナリオはかなり短めだがマルチエンド、プレイヤーの選んだ行動によって結末は変化するため、何度か周回して最高の幸せな形を見つけるべし

シナリオ自体は価格相応の小粒さ、ある意味では等身大ともいえる恋愛模様が楽しめる。個人的には『距離』の話がテキストだけでもどんどん離れていく二人の心が伝わってくるのでお気に入り。いずれのシナリオにおいても演出が光っているのは間違いない。

ゲームジャンルは一応『恋愛シミュレーションなのだが、どちらかといえばプレイヤー自身の閃きを試す謎解きゲーという側面が強い一作。タイトルの通り恋愛における選択の重要さを教えてくれる。人生の選択肢は常に目に見える位置にあるとは限らないのだ。

ボンバーガール コナステ

発売:2021年
ジャンル:MOBA
メーカー:コナミアミューズメント
プラットフォーム:PC

ゲームセンターで大ヒットのボンバーガール』がついにおうちにやってきた!本作はKONAMI公式のコナステ…要はアーケードゲームを自宅で遊べるようにするサービスでのリリースである。というわけで『おうちボンガ』ことコナステ版ボンバーガールもプレイ。実際のサービス開始は2021年からだが、定額課金(ベーシックコース)によるフリープレイは2022年の1月からだったのだ。

基本的なルールやシステムはアーケード版のソレと全く同一なので過去記事を参照。注意点があるとすればコナステ版はアーケード版の大体1年ほど前のバージョンが基準であるという点。この影響で使えないスキルや効果が異なるスキルがいくつかある。コレは後述のレインボーに合わせたアプデが行われた現在でも変わらない

ジャンル的にはマルチプレイ前提かつ回線速度が命のMOBAなので、高速のネット回線がないと対人戦はできたものではないのだが、幸いシングルミッション(ソロプレイ)をやる分には影響はないので、キャラを愛でたい層にとってはだいぶありがたいシロモノである。

コナステ版未実装のアイテムは使えないという縛りこそあるが、使用キャラや好感度(ガールランク)、着せ替えアイテムなどの情報はアーケード版のソレと完全に連動している。もちろんガチャも引ける。コナステ版とアーケード版で常にガチャのピックアップが異なるので、狙いのアイテムがあるのならどっちで引くかしっかり考えるべし

ところで1プレイごとの課金+定額課金ではあまり人が集まらなかったのか、9月の時点で料金形態がF2P…つまり基本無料ゲームとなった。このおかげで間口は広がった…ものと思いたい。個人的には定額課金の時代に比べると仕様変更の煽りを受けてガチャがだいぶ渋くなったのはなんともいえないが。

白き鋼鉄のX2

発売:2022年
ジャンル:2Dアクション
メーカー:インティ・クリエイツ
プラットフォーム:Switch/PS4

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第10位。

蒼き雷霆ガンヴォルトにおけるライバルキャラ、『アキュラ』を主人公に添えたスピンオフシリーズの2作目。ゲーム性は前作とは似ても似つかぬレベルで別物に変化。一度前作までのことは頭から全部外したほうがプレイしやすいといっても過言ではないほど。ただしこのシリーズ特有の歯ごたえある難易度と爽快感は健在なのでそこは安心。2DアクションのX(極限)は伊達じゃない

本作では舞台が(本家シリーズとは異なる)異世界ということもあってか、前作時点でだいぶ丸くなっていたアキュラくんがだいぶヒーロー然と描かれている。ソレに合わせてシナリオもかなり王道気味。結果的にいい意味でも悪い意味でもこれまでのシリーズとは毛色が異なるのが特徴。
(まぁ局所的にはいつも通りの暗い展開が待ち構えていたりするが)

ノーマルモードではヒーリングスキルを高速リキャストで何度も使用できるため、単純にクリアするだけであれば前作や本家シリーズ、前身ともいえるロックマンゼロゼクスを含めた中で最も簡単。ただし条件を満たすと突入できるハードモードはそれらのお助け機能完全封印+全編に渡って難易度激化ということもあり、おっそろしいほど難易度が高い。

まぁハードモードがやたら難しいのはインティ・クリエイツ製ゲームのお約束ではあるのだが、『やりたい人だけやればいい』という過去作とは異なり、本作ではハードモードがよりにもよって真ENDの条件になっているので阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。その様はあんまりにも不満意見が相次いだ結果アップデートでわざわざアシストが追加されるほど。
(なので今なら血反吐を吐きながらプレイするほどでもない)

前作の時点で抹消されていたライブノベルは本作でも続投なし、おかげでどうも冒険の寂しさは拭えないのが難点だが、硬派で高難易度なアクションを楽しみたいという人にはオススメできる作品。他作品との繋がりも皆無故に今作からのデビューもしやすい。

メンヘラフレシア -Flowering Abyss-

発売:2022年
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Regista
プラットフォーム:Switch

ふとニンテンドーeshopを覗いていたら見かけたのでそのまま購入した作品。『そういえばなんか一時期こういうゲームがやたらと流行ってた時期があったなぁ』などとふと思い出したが、そのものズバリかつて特定の界隈で一大ムーブメントを巻き起こした『ねこふじかおる』氏開発のフリーゲーム『メンヘラフレシアのリメイクであった。
(我は特に理由もなくジャケ買いしたので元がフリゲだったのは買ってから知った…というか思い出した)

元となっているフリーゲームが今でも無償で配布されている状態での販売…という、熱心なファン以外買わないんじゃないかという懸念もありそうなリメイク版『メンヘラフレシア』だが、リメイクにあたって中原麻衣氏や田中あいみ氏、芹澤優氏をはじめとする人気声優+VTuberによるフルボイス化グラフィックの一新が行われているのが特徴。少なくとも有償で買うだけの価値はあるパワーアップ具合である。ちなみに追加シナリオもあったらしい。

最初にヒロイン選択(実質)を行い、あとは選択肢による差分こそあるがほぼほぼ各ヒロインごとに一本道。最後の最後だけED分岐がある…というシンプルなテキストアドベンチャー。そもそものテーマがヤンデレ』というか『メンヘラ』なので、本編は基本的にダークでロクな結末を迎えないシナリオも多め。ただソレとは別にタイトル画面から入れる特殊シナリオ(多分コレがリメイクでの追加要素?)もあり、こちらは本編のifあるいは後日談ともいうべき幸せな日々が描かれる。

個人的に印象に残っているシナリオは…やっぱり『もえこアイビー』だろうか。キャラが好きかどうかはあんまり関係なくて…彼女のシナリオが本作の印象を全部持っていってしまったというか…まぁ怖かったんですね。ええ。アレだけ演出が別物レベルに吹っ飛んでおった。ちなみにキャラ単独ではみほみんが一番お気に入りである。

STEINS;GATE 0

発売:2015年
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:PS4/One/PC

カオヘ時代ではまだ知る人ぞ知るレベルであったMAGES.(5pb)科学アドベンチャーシリーズの人気を一躍大爆発させたシュタゲこと『STEINS;GATE』のスピンオフ(或いは続編)。

タイトルに『ゼロ』とあるがシナリオ的には本編の未来の時系列。本編のTrueエンド…つまり『シュタインズ・ゲート世界線』に辿り着けなかった所謂『β世界線』のその後を描く内容となっている。…まぁ今作の出来事があったからこそ本編でTrueエンドに到達したということを考えるとタイトル通り『ゼロ(前日譚)』の物語であるといえる。

本作では本編の絶望的な展開(早い話がバッドエンド)のその後の物語ということもあり、主人公の鳳凰院凶真…じゃなくて岡部倫太郎の痛々しい言動は鳴りを潜め、コメディ感も抑えられたシリアス一辺倒な内容となっている。加えてβ世界線の未来での出来事を文字通りゲーム内で体感することになるため、その絶望感は中々のもの。『避けられない惨劇』が少しずつ迫ってくる恐怖というものをイヤというほど感じさせてくれる。だからこそ最後の展開が光るともいえるが。

ところで自分はシュタゲ本編は遠い昔に360版でプレイしたものの、鳳凰院凶真の余りの痛々しさにノックアウトされてプレイを断念した(結局アニメで内容を理解した)ツラい記憶があるのだが、本作では逆にその格好良さに惚れてしまったのである。日常生活でやられても痛いだけだが、味方を鼓舞する瞬間こそ輝くねぇアレは。またそのうち本編にもリベンジしたいところである。

Pokémon LEGENDS アルセウス

発売:2022年
ジャンル:アクションRPG
メーカー:ゲームフリーク
プラットフォーム:Switch

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第1位。

ポケモンBDSP』『Newポケモンスナップと共にポケモンシリーズの目玉として発表されたポケモンシリーズ完全新作。ちなみにタイトルが『ポケットモンスター』ではなく『ポケモン』なので一応カテゴリ的には本編作品ではなくスピンオフの一種
(ポケダンポケモンレンジャー等と同じ扱い)

極めて広大かつ立体的なフィールドをライドポケモンやトレーナー自身の足で探索していくことに重点が置かれているのが最大の特徴。一方で作中のトレーナー数が少ない、バトル抜きで直接ポケモンを捕獲できるなど、本家シリーズで重視される『バトル』の要素はかなり抑えられている。そのためプレイヤーに求められる技術もRPG的な戦略性よりはアクション的な地形の把握や操作の精密さに寄っているというシリーズでも変わり種な内容

ポケモンシリーズでは初の『過去の時代』を描いた物語であり、本作の舞台はDPt/BDSPのシンオウ地方の過去の姿『ヒスイ地方』。そのため登場人物も過去作の人物の先祖と思しき人々が大半。現代とは真逆の立ち位置であることも多いため、イイ感じに過去作をプレイしているとギャップを楽しめる。ちなみに主人公はこの時代の出身ではなく、アルセウス自身に送り込まれた現代の人間である。

ところでこの時代はポケモンと人間がまだ共存する前の時代であるため、真面目に自身の生命に関わるような状況…具体的にはプレイヤーに直接ダイレクトアタックを仕掛けてくるポケモンがめっちゃ多い。ゲーム内でも間接的ながら『死』を連想させるワードが出て来たり、ポケモンに対する理解力の欠如から事態が悪化する局面があったりする。ソレに合わせて本作のシナリオは歴代でもかなりシリアス寄り

アルセウスがタイトルになっていることからもわかるように、第4世代(DPt/BDSP)との繋がりが深い内容になっているため、その時代のファンにはたまらない。特に条件こそ厳しいが従来は幻のポケモン(通常プレイでは入手できない)だったアルセウスがゲーム中に捕獲できるようになったのは大きいだろう。

ポケモンシリーズにしては異質かつ、新たな試みを多数盛り込まれているため、結果的に歴代シリーズ作の中では随一の人を選ぶ内容のように思えるのもまぁ事実ではあるが、自分としてはシリーズ内でも特にお気に入りの一作である。

ポケットモンスター シャイニングパール

発売:2021年
ジャンル:RPG
メーカー:ILCA/ゲームフリーク
プラットフォーム:Switch

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第4位。

長年渇望されてきたポケモン第4世代こと『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク。公式からの略称はポケモンBDSP』、ファンからは『ダイパリメイク』とも。自分はアルセウスを完全クリアした勢いでそのままスタート、選択したのは当時同様にパールの方。あくまでDPのリメイクでありプラチナのリメイクではない(なのでフロンティアなどもない)点には注意されたし。

前回(ORAS)ではかなり大胆なアレンジを加えたことで多大な賛否を巻き起こしたせいか、本作ではFRLGと同じかソレ以上にオリジナルに忠実かつ慎重なリメイクになった。とはいえ今回は良くも悪くも原点に忠実過ぎたため、やっぱり賛否が別れる結果になってしまったのはなんともいえない。『変わりすぎても変えなさすぎてもいけない』…というリメイクの難しさを象徴するような一作である。まぁ自分は当時プレイしていたとはいえ、中途半端にプラチナの記憶と混ざっていたり、昔はそこまでしっかり見ていなかった細かなテキストに改めて注目できたりとかで楽しめたので問題なし。

新エリアの地下大空洞ではリメイク前だとストーリー中での入手が困難だったカントー~ホウエンポケモンたちが多数登場、クリア後に行けるハマナスパークならば更にラインナップは豊富。おかげで当時とは一味も二味も違うパーティで冒険できるのがイイ。敵トレーナーも手持ちこそ同じながら戦術がかなりガチよりになっていて歯ごたえ抜群。おかげで当時プレイしていても新鮮な気持ちでプレイができる。そして極めつけはDP時代では夢と消えた『てんかいのふえ』イベントである!いやぁ、(アルセウス側の完全クリアが必須とはいえ)まさか自身の目でコレを拝められる日が来るとは…。

星のカービィ ディスカバリー

発売:2022年
ジャンル:3Dアクション
メーカー:HAL研究所
プラットフォーム:Switch

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品2号。
2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第6位。

『スターアライズ』で従来の2Dアクションの歴史に区切りを付けた星のカービィシリーズがとうとう踏み出した3Dアクションの新世界、ソレがこの星のカービィ ディスカバリー。初の3D化はいかなるゲームシリーズであれどすっ転ぶ危険性のあるチャレンジであるが、カービィシリーズは『エアライド』『すいこみ大作戦』『バトルデラックス』等で段階的に3Dカービィの道を模索していたこともあってか、見事3Dへの完全進化を成し遂げた。

3Dアクションといえば箱庭だったりオープンワールドだったりするのが今の時代の主流ではあるが、本作は手堅くゲーム初級者でも遊びやすい面クリア型のシステムを採用。しかしながら幅広いステージのバリエーションや様々なミッションのおかげで中だるみはしづらい。3D向けにチューニングされたコピー能力も楽しいが、時折差し込まれる新アクションのほおばりヘンケイも絶妙なアクセントになってくれる。

冒険の舞台はこれまでとは別の新世界…ということもあり、これまで溢れんばかりに用意されていた旧作ネタは控えめなのがファン的には少々難点ではあるものの、本作初出の要素だけでもかなり魅力的な世界観を描いてくれているため、『過去に縋ってばかりじゃないぞ!』というHAL研の底力を見せられた気分である。

カービィと共に初めて3Dアクションをプレイする人のことも考慮してか難易度は低めに設定されていることもあり、数あるカービィシリーズの中でも特に初心者にオススメしやすい作り。むしろ今後リリースされる本編カービィは本作がベースになる可能性が高いため、本作こそがカービィデビューに一番ピッタリであると断言できる。モチロン一部のトレジャーのように上級者も満足できる箇所もあるので一安心。

LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶(海藤正治の事件簿)

発売:2021年(DLCは2022年)
ジャンル:アクション
メーカー:SEGA
プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品3号…というか去年プレイしたタイトルだが、追加コンテンツがあったので再プレイ。

如くシリーズでも最大規模の追加コンテンツ、その名は『海藤正治の事件簿』!キムタクが如くことジャッジアイズで初登場し人気を博した八神探偵事務所の調査員にして元極道である海藤の兄貴が主役のスピンオフシナリオである。ちなみに時系列は相変わらずリアタイ連動なので、ロストジャッジメント本編よりも後の物語になる。

海藤さんのアクションはジャッジシリーズのシステムに『龍が如く』の桐生さんを落とし込んだような性能『カチコミ』というバランス型『テッパン』のパワー型という二つのスタイルをスイッチングして戦うことができる。スピードを抑えたパワフルなアクションは本家『龍が如く』ではお馴染みであったものの、あちらは7でRPG(主役も別)になり、アクション担当のこちらはプレイアブルがター坊のみだったこともあり、『懐かしくも新鮮』という不思議な感覚が味わえる。

あくまでDLCゆえシナリオは値段相応の長さで本筋だけを追うとすぐに終わってしまうものの、本編とは関係のない収集要素がそこそこに多く、そちらのコンプリートを目指すとそこそこのボリュームになる。シナリオも短めながらしっかり纏まっており、海藤さんの男気というヤツに惚れ直すこと間違いなし。本家を含めてもなおシリーズ史上最凶クラスの外道である黒幕と、シリーズ史上最も爽やかなラスボス戦もまた必見。

ちなみに龍が如くシリーズは必ず年一で何かしらのタイトル(リマスターでもソシャゲでも)をリリースするのがお約束であったが、2022年はこのDLCがあったため単品でのゲームリリースはナシ。まぁその分2023年に色々出るっぽいので今からでも気を引き締めておかねばなるまい。

Ghostwire: Tokyo

発売:2022年
ジャンル:FPS
メーカー:Tango Gameworks/ベセスダ・ソフトワークス
プラットフォーム:PS5/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第8位。

バイオハザード』の生みの親である三上真司数多くの大作をリリースしてきたベセスダのタッグによる完全新作。人が消滅し幽霊や妖怪だらけになった渋谷を冒険するアクションFPS。ゲーム内容を平たく説明するとFPS×日本×バディもの×スタイリッシュ×パルクールにちょっとホラー要素を加えたものとなっている…とこの説明だけだとかなりゴチャついているように思うかもしれないが、本作ではそれら全ての要素が絶妙な塩梅で混ざり合っており、結果本作独自の雰囲気とゲーム性を生み出している

FPSというジャンルの割にはかなりプレイヤーの移動能力が高く設定されているのが特徴、高いところにも一瞬で上がれ、そこからレビテート移動が可能、なおかつちょっとくらいの高さであれば崖を掴んで登ることができるので、『とりあえず足場と出っ張りがあればどこへでも行ける』という自由度の高さが魅力の一つ。このおかげで攻略の自由度はかなり高い。

本作で特筆すべきはやはりその渋谷の再現度の高さにある。渋谷を舞台の一つとしその地形を再現した名作・傑作は過去いくつも作られてきたが、3Dアクションというジャンルで高層ビルの屋上から地下まで作りこまれた渋谷を縦横無尽に走り・飛び回れる作品は本作のほかには早々ない。各地に鳥居が点在しているなどゲームの設定に合わせた改変は少なからずあるものの、できうる限り現実の渋谷の地形を再現しているため、リアルの渋谷を知っていればいるほど楽しむことができる。モチロン知らなくても充分に楽しめる。

またホラーゲーではあるのだが襲い来る敵は『ドロップキックをかましてくる学生服のヤツ』『アグレッシブに動き回るセーラー服』だのやたら外連味に満ち溢れているため、あまり怖さを感じない。そのためホラー苦手にもオススメしやすいのも魅力。ついでにコチラを視認していない状況だと仲間同士で談笑(?)していたり、一人黄昏れてたりするなど妙に人間味があって面白い

シナリオの文脈もホラーというよりは凸凹なコンビが一緒に戦っていく『バディもの』の文脈で進む。ゲーム中では何かと主人公の暁人と幽霊のKKが掛け合いを行ってくれるのだが、どれだけヤバそうな相手でも割と軽快なテンションで会話が進むため安心感が凄まじい。シナリオの進行に合わせて掛け合いやダメージ時の警告ボイスなども変わっていくのも魅力の一つである。

tERRORbane

発売:2022年
ジャンル:RPG風アドベンチャー
メーカー:WhisperGames
プラットフォーム:Switch/PC

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第8位。

少数派になったオーソドックスなコマンド式バトルのシステムを採用したTHE・王道なレトロ風味RPGのように見せかけたナニカ。いざゲームを起動するとスプライトが参照切れを引き起こすわ、NPCがテキスト管理用のIDを吐き出すわ、特定の項目を選択すると範囲外アクセスで止まるわ…とありとあらゆる異常が発生する。その正体は(実質)デバッガーとゲーム開発者の終わりなきいがみ合いを描いたRPG風ADVである。

プレイヤーは『Dev(開発者)』が制作した『tERRORbane』というRPGをプレイしていき、発見したバグを片っ端からバグリストに書き加えていくのが目的。バグは通常プレイでも問答無用で発生するものが少なくないが、なんとなくゲーマーの感で『なんかコレで悪さできそうだな…』と思った事を実行すれば見つかるものも割とある。ゲーム内の各セクションごとにバグを一定数見つけることでバグリストをDevに突き付けることができるのだが、一周で規定数のバグを見つけるのは割と難しめなので何周も繰り返しプレイすることになる。

今作を語る上で欠かせない存在なのが開発者ことDev今作のプレイは常にコイツに見られているという設定があるため、プレイ中は度々コイツが横から散々口出しをしてくるのが特徴。ゲームのアドバイスをするくらいならお節介なお助けキャラ的な立場で済むのだが、コイツはゲーム側が用意した導線をガン無視すると即座に出張ってくるのだ。もちろんオープニングのデモを飛ばしただけでブチギレてくる。本作どころか今年プレイしたゲームのキャラの中で最もウザいといっても過言ではないほどにウザい。だからこそ意地でもバグリストを提出してギャフンと言わせてやりたくなるワケだが。

ただしDevは言動こそウザいが一人のクリエイターとしての視点で見ると、開発に取り組む姿勢やゲームに対する愛情は真剣そのものであり、不思議と言動にも同意したくなる面が多いというのがなんともいえない。キレた時のキレッキレの突っ込みも妙に冴えているため笑わせられることも少なくない。おかげで極めてウザいが嫌いになれない、そんなヘンテコなキャラに仕上がっているのが面白い。本作はぶっちゃけDevが主人公のDevのためのゲームである。まぁそれはそれとしてヤツはウザいが。

ちなみに一応言っておくと、あくまで実際のデバッグで本作のようなことが起こることはないので悪しからずデバッグもそれに対する修正も実際の開発では大層地味なものである。それとかなり人を選ぶノリの作品なので、気軽に手を出す前にノリが耐えきれるかどうかをよく考えるべし

春ゆきてレトロチカ

発売:2022年
ジャンル:ミステリアドベンチャー
メーカー:ハ・ン・ド/スクウェア・エニックス
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第10位。

昨今では珍しくなった推理型のミステリアドベンチャーをまさかまさかのスクエニが大作タイトルとしてリリースしたのが本作。まぁ開発は新すばせかやDS時代のキングダムハーツでおなじみのハ・ン・ドだけども。

今作における最大の特徴はゲーム全体を通しての物語進行がムービー…それも実写の映像で行われるという点。実写を用いたADVやムービーのみで進行するADVというのは過去にそこそこ前例が存在するものの、全編実写ムービーという作品は非常に珍しい。ちなみに特定の話数ではゲスト枠として声優の梶裕貴氏、麻倉もも氏、棋士香川愛生氏が主要人物として登場する。

それから本作の物語は『過去(大正/昭和)』『現代(令和)』の2つの視点で進むのだが、『過去の映像は手記を元にした主人公のイメージ』という設定であるため、本作では一人の俳優さんが時代ごとに異なる人物を演じるマルチキャストとなっている。まぁ身も蓋もないことを言うとただの工数削減なんだが理由付けとしては上手い。リアルの人相を覚えるのが苦手なプレイヤーとしてもわかりやすかったし。

近年のアドベンチャーは純粋な読み物として作られ推理要素などがオマケ程度に抑えられるケースが主流であったが、本作は昔ながらの『プレイヤーが自分で思考し真実に辿り着かなければならない』タイプの本格ミステリである。各章ごとに『問題編』『推理編』『解決編』という3つのパートに分かれ、『問題編』は事件発生~調査までがムービーのみで進行、その後の『推理編』で提示された謎に対し手がかりを組み合わせることで様々な『仮説』を打ち立てていく。一通りの仮説を打ち立て、真実に辿り着けたならいよいよ『解決編』では容疑者たちを集め推理を披露する

『解決編』に入っただけでは事件が解決するとは限らず、推理を間違えたりしたら問答無用でゲームオーバー。事件の関係者たちはかなーり細かな矛盾点すらも見逃さないため、完璧かつ矛盾のない推理を自分自身で組み上げなくてはならない。ちなみに主人公は『解決編』に入った時点で既に真相がわかっている設定なのだが、自分はよくわからないまま解決編に突撃し『とりあえず推理披露して場当たり的になんとかしよう!』という思考で頑張りました
(言わずもがな後半はゲームオーバー連発した模様)

本作の強みである実写ムービーはクオリティが高く、尺も長く、そして数も多い。ぶっちゃけ『推理編』『解決編』の操作パートを削除すればそのままテレビドラマとかで問題なく放映できてしまいそうなほどである。差分も細かく特に『解決編』では『どの選択肢でゲームオーバーになったか』によって個別にゲームオーバーになる映像が流れるという驚きの作り込みになっている。ゆえに一部の推理アドベンチャーでよくあるような『総当たりして汎用じゃない演出流れたらOK!』みたいなメタ推理はできない

ところで本作はミステリィというジャンルの特性上、公式から徹底的なネタバレ戒厳令が敷かれている。どれくらい徹底されているかというと全プラットフォームでスクショや録画に類する機能が完全に封印されている(本記事のスクショはストアのスクショである)ほどである。ソレに合わせて本作のプレイヤーもネタバレに配慮した感想しか言えず、発売後にそこまで話題になることもないままうっすらとフェードアウトしてしまったという雰囲気があるのがなんともいえない。話題性を保ちつつ、それでいてネタバレも抑える…その両立がいかに難しいかを示しているだろう。

ファイナルソード

発売:2022年
ジャンル:アクションRPG
メーカー:HUP Games
プラットフォーム:PS5

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品4号。

まさかまさかの次世代機PS5に踏み込んでしまった迷作…怪作(?)…意欲作のファイナルソード。おかげさまで我は無印版(2020)DE版(2021)PS5版(2022)驚異の3年連続ファイナルソードという事態に見舞われることに。…いやまぁここまで来たら最期まで付き合いますけどね、ええ。

単なるPS5への移植…というわけではなく、ゲームを構成する様々なアセットをよりハイクオリティなものに差し替え、そのうえで高解像度化やフレームレートの向上を行った実質的なリマスター版のような内容となっている。まぁ見た目と遊びやすさ以外の内容はトロフィー等を除きDE版とあんまり変わらないので、DE版以前で使えた基本テクニックは今作でもそのまま使える

ファイナルソードがアレな扱いを受ける最大の要因であるグラフィックのチープさが多少マシになり、フレームレート向上で一部の問題があった判定その他が修正されたおかげで、ようやく一般のゲーマー層にも胸を張ってオススメできるファイナルソードが世に出たような感じがする。ただしグラフィックがリッチになったことの弊害で一部のダンジョンが若干理不尽になっているのはご愛敬。とりあえずこれまでのファイソの中では一番遊びやすい内容になっているため、気になっている方は是非是非本作を購入すべしである。

ちなみに公式によるとPS4版も開発中とのことであるが、この記事の執筆時点ではまだPS4版リリースの目途は立っていない。なので現時点では数少ない『PS5専用ゲーム』というそこそこ珍しいポジションにあるタイトルだったりもする。PS4だけを所持していてファイナルソードに興味を持っているプレイヤーはもうしばらくお待ちあれ、である。

テイルズオブアライズ

発売:2021年
ジャンル:アクションRPG
メーカー:バンダイナムコスタジオ/バンダイナムコエンターテインメント
プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第4位。

日本3大RPGに数えられることもある『テイルズオブ』シリーズの完全新作にして25周年記念作品。『TOA(アビス)』が既にあるのでこちらの略称は『TOARISE』という表記になる。

我は元々RPGとの縁が薄く、当初はスルーする気マンマンだったのだが、Amazon経由で直接体験版(のDLコード封入のケース)を送り付けるという面白い広告戦略に惹かれて購入に至った。…まぁ2021年は去年の総括記事からわかるように死ぬほど忙しかったので、発売日に購入こそはしたがプレイ開始はこの通り2022年までズレ込んだワケだが。

本作『テイルズオブアライズ』では従来のテイルズシリーズからバトルシステムが一新。過去作の要素も多分に引き継がれてはいるが、よりアクション要素を強めつつ、難易度も引き上げられた骨太なARPGへと進化を遂げている。ただし操作しやすさやシステムの明快さは流石のテイルズであり、直感的かつシンプル操作で気持ちよく戦うことができるのも魅力。

シナリオは王道の中の王道。わかりやすくシンプルでそして盛り上げるところはしっかり盛り上げる、『王道RPGはこういうものだ』という意思が伝わってくる内容である。衝撃的すぎるどんでん返しこそ少な目であるが、だからこそ最後まで安定した面白さがある。そしてシリーズ特有のスキットは本作でも健在。本筋のシナリオがかなり重めゆえに軽快なスキットが実に輝いている。3Dモデルでの進行となったため表現方法こそ従来とは異なるが、3Dをここまで違和感なくアニメ調な雰囲気に落とし込んでいるのはお見事である。いつでも見返せるシステムがあるのもナイス。

小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス

発売:2022年
ジャンル:弾幕シューティング
メーカー:カミナリゲームス/ブシロード
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品5号。

クール教信者先生の漫画作品小林さんちのメイドラゴン』を原作とする弾幕STGファンタジー+日常モノというフォーマットの原作から突如として繰り出される縦シューには度肝を抜かれたものの、開発は雷電』などでおなじみMOSSの子会社のカミナリゲームスであるため、クオリティについては申し分ない。ちなみに当初はCS機版が先行でリリースされ、後にSteam版が配信された際にそちらの追加要素をフィードバックするアプデが行われた

『2022年』『新作』弾幕STGなゲームが『原作モノ』としてリリースされるという、冷静に考えると何故そうなったのか尋ねてみたい代物ではあるが、ゲームの作り自体はかなり丁寧。漫画/アニメのファンである非シューター層がプレイすることも考慮してか細かな難易度調整ができるようになっており、初心者でもキャラ切り替えとブレス(ボム)さえしっかり徹底すれば最高ランクのエンディングに到達することも問題なく可能

STGというフォーマット故に原作ネタやキャラゲーらしい強みに欠けるという点はやはり難点であり、『メイドラゴンのキャラゲー』としての強みはあんまりないのはまぁ否定できないが、それはそれとして何度も言うが純粋な完全新作STGとしてよくできた内容なので、むしろ原作を知らなくてもシューターならば手を出すべき作品である。もちろんこれまでSTGをプレイしたことがない原作ファンでもキャラ崩壊などは見られないので存分に楽しむことができる。

ソニックオリジンズ

発売:2022年
ジャンル:2Dアクション
メーカー:HeadCannon/SEGA
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品6号。
2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第7位。

世界に名を轟かせる大スターのハリネズミソニックシリーズ31周年記念の一環として発売されたコレクション作品。収録タイトルは伝説の1作目ソニック・ザ・ヘッジホッグテイルス初登場のソニック・ザ・ヘッジホッグ2エミー&メタル初登場のソニック・ザ・ヘッジホッグCDナックルズ初登場のソニック・ザ・ヘッジホッグ3&ナックルズ』の4作品。

本ブログでも散々触れてきているようにソニックシリーズのコレクション作品は多数存在し、それこそ本作に収録されている作品群も過去何度も移植されてきた代物であるが、本作に収録されているのはいずれもメガドライブ(メガCD)版とは大きく仕様が異なる『スマホ版』がベースになっているのが最大の特徴。これらは目コピ故に実機とは動作が大きく違う代わりに、追加要素や改良点などリメイク的な趣がかなり強い。特に開発こそされたがお蔵入りとなったスマホ版仕様のソニック3&Kがこうして世に出たのは大きいだろう。

新モードとして用意されたミッションモードは独自ルールも多くこれまた歯ごたえ抜群。エミュ移植でないからこそできる収録作品全てのゾーンから任意のアクトを選んで突入できるタイムアタックも地味に嬉しいポイント。コレクション作品特有のオマケ要素として収録された開発資料は過去の再録のほか、本作で初公開となるモノも多数。とにかく自分の目で確かめて欲しいがいずれもシリーズファンには必見の内容となっている。

(実際にはそんなに難しくはないのだが)2Dソニックはどうもプレイやクリアまでのハードルが高く思われがちだが、本作はありとあらゆる要素が初心者向けに作り直されているため、本作を機に2Dソニックにデビューしてみるのもいいだろう。より踏み込んだソニックを遊びたいなら丁度同じハードに『ソニックマニアもあるしね。

魂斗羅 アニバーサリーコレクション

発売:2019年
ジャンル:2Dアクション
メーカー:エムツー/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

2021年に『悪魔城』の、2022年頭に『アーケード』のアニコレをプレイした…ということでそのままの流れで『魂斗羅』も購入。その名が示す通り魂斗羅』シリーズの初期作品の詰め合わせである。移植については『悪魔城』と同様にエムツーが担当しているので心配不要。もちろん中断セーブ機能やリプレイ保存といった便利機能は搭載されている。

収録作品は栄えある初代魂斗羅トップビューが追加された2作目SUPER魂斗羅、それらのFC移植版魂斗羅』『スーパー魂斗羅2作目のシステムを引き継いだ新作コントラシリーズのノリを決定付けた魂斗羅スピリッツ魂斗羅らしい外連味が大爆発した魂斗羅ザ・ハードコア、そしてそれらの海外版(北米版/欧州版)が収録

魂斗羅シリーズはいずれも日本版と海外版とで(難易度的に)大きく異なるので、その違いを十二分に楽しむことができるラインナップとなっている。特に違いの大きなものといえばやはり欧州版の『スピリッツ』『ハードコア』である『Super Probotector』『Probotector』か。これらは当時の規制の都合か人間のプレイアブルキャラが全く別物のロボットに差し替えられているのが特徴。モチロンただの差し替えなのでシステムや操作は日本と同じであるものの、『Probotector』の方は日本版とは比較にならないほど難易度が上がっているため油断するべからず。ちなみに他のアニコレと違い欧州版タイトルはデフォルト収録だったため、この2作のクリアはトロフィーの条件にもなっている。トロコン目指すなら頑張れ。

ボンバーガール レインボー

稼働:2022年
ジャンル:MOBA
メーカー:コナミアミューズメント
プラットフォーム:アーケード

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品7号(?)。
(過去記事はバージョンアップ前のものなので注意)

2018年に稼働してからずっと盛況であったボンバーマン』をベースにしたMOBA『ボンバーガール』だが、度重なる増台と昨年末のコナステ版配信というステップを経て、今年8月に大型アップデートによりついに新たなステージボンバーガール レインボー』へと歩みを進めることとなった

基本的なゲーム内容は無印そのまんまなので過去記事の方を参照して頂くとして、『レインボー』で何が変わったかというと、やはり一部ステージのギミック変更が挙げられる。特に一部のゲートが通常よりも広い大型ゲートに切り替わったことで、攻守ともに戦略が大きく変わるようになった。タワー爆破時のダメージ回復不可もこれまでよりタワー爆破の重要性が上がることに繋がっている。

そしてプレイアブルの新キャラとして『爆ボンバーマン』のシリウスをイメージした『プラチナ』『出たな!!ツインビー』のメローラ姫の娘(というか分身)『メロン』NPCとして『サターンボンバーマン』のムジョーをイメージした実況ガールが追加され、更に賑やかになったボンバーガールの勢いは今日も明日も留まることを知らない

レインボーへのバージョンアップ直後から、初心者向けにガールや必須スキルを簡単に解禁できるスタートアップもはじまったので、ボンバーガールに興味があっても今まで触れられていなかった諸君も、今こそチャンスとして触れてみて欲しい。本作の良質なバランスと奥深いゲーム性に病みつきになる筈である。

ファイアーエムブレム無双 風花雪月

発売:2022年
ジャンル:アクションストラテジー
メーカー:コーエーテクモゲームス
プラットフォーム:Switch

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第2位。

2017年に発売したファイアーエムブレム無双』の2作目にして、2019年の本家FE最新作ファイアーエムブレム風花雪月』のスピンオフ。FE風花雪月そのものの開発がコエテクであったことから無双になるんじゃないかとは言われていたが、こうしてやはり無双としてリリースされた。

前作のFE無双はどっちかというとFEのお祭りゲーという側面が強く、シナリオもオマケ程度のものしか用意されていなかったが、こちらは一転してシナリオを重視した大ボリュームな内容となっている。序盤で3つのルートに分岐し、分岐後のマップ数も多い風花雪月特有の学校での他ユニットとの交流も健在であり、支援会話システムももちろんアリ。そのボリュームはさながら『バトルマップがシミュレーションではなくアクションになったFE』と言っても過言ではない。

前作(無双)の時点でFEのシステムを無双フォーマットに落とし込むことには成功しており、あとの問題は武器やモーションの偏りをどうにかするだけだったが、本作ではそういった偏りを『(一部の専用職を除き)全ユニットのモーションや使用武器を共用にする』という対応で改善している。性能面での個性が薄れたという難点はあるが、好きな生徒を重点的に育成する人が多いであろう風花雪月の無双として考えれば充分アリである。
(というか元の風花雪月もこのシステムだし)

ちなみに本作はあくまでスピンオフであり風花雪月の『続編』ではないことには注意最序盤の時点で本来の風花雪月とは異なるパラレルな世界に分岐しているため、本家と繋がる部分はない。ソレに合わせて本家では悲惨な末路を辿った人物が救われたり、逆に本家では仲間として共に最後まで戦えた人物が途中で戦死したりする展開もある。そういった意味で本作は本家とは異なるifの歴史を楽しむことができる内容になっている。

LIVE A LIVE

発売:2022年
ジャンル:RPG
メーカー:ヒストリア/スクウェア・エニックス
プラットフォーム:Switch

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第5位。

1994年、スーパーファミコンにてリリースされ口コミでその評判を伸ばした(今だと割と有名だが)知る人ぞ知る隠れた名作RPGライブアライブ』のフルリメイク青山剛昌先生、島本和彦先生といった小学館の著名作家陣7名によるキャラデザ(そもそも本作の企画はスクウェア×小学館がスタートライン)ということから、長年復刻が絶望的と思われていただけにこの展開はビックリである。かつて3DS/WiiUのVC配信すら奇跡と呼ばれていたレベルだったのだ。

『オクトパストラベラー』『トライアングルストラテジー』で古の時代からのRPGプレイヤーの心をガッチリ掴んだ『HD-2D』を用いたリメイクになっており、SFC時代の質感や雰囲気をリッチに再現、当時のプレイヤーであってもそのクオリティには脱帽するであろう代物

基本的なゲームシステムはそのままながら、パラメータを中心にバランス調整が行われ、一部のマスクデータも表に出されたことからSFC時代よりも圧倒的に遊びやすくなっている。特に近未来編での調整が顕著であり、人気こそあったが扱いづらかったアキラ等は露骨に扱いやすく強化されている

その他の追加要素として大きいのはやはりボイス。各編の主人公やライバルをはじめとする主要キャラ陣にボイスが用意されたのだが、その声優さんがたが本当に、半端なく超豪華なのが特徴。演技もしっかり元キャラのイメージを崩さないお見事なモノばかりであり、もうボイスのためだけに本作を購入しても損はないレベルである。それとあと一つ、リメイクに際して最も大きな追加要素があるのだが、こちらはネタバレ抜きにぜひとも自分の目で確認していただきたい。

蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環

発売:2022年
ジャンル:2Dアクション
メーカー:インティ・クリエイツ
プラットフォーム:Switch

ロックマンゼロ』をはじめとした2DACTの雄インティ・クリエイツの代表する名作2Dアクション蒼き雷霆ガンヴォルト』シリーズの最新作。タイトルの『鎖環』は『ギブス』と読む。今年頭にスピンオフの『白き鋼鉄のX2』が出たり、OneやPS4といった各プラットフォームへの過去作移植が出たりしたので忘れがちだが、実はガンヴォルトの新作としては2016年の『ガンヴォルト爪』以来6年ぶりである。

本作では従来通りのGVと新主人公きりんのW主人公を採用、ただし基本的な操作はきりんでGVはゲージ消費の変身技扱いという変則的な構成。そのため実質的な主人公はきりんとなっている。きりんはGVや(爪の)アキュラよりも更にインファイター寄りの性能…というかぶっちゃけGVに『ロックマンゼロ』のゼロのアクションをミックスさせたような性能になっている。そのため、インティの過去作をプレイしているなら最初からかなり手に馴染んだプレイングができるシリーズ特有の救済要素や爽快感もしっかりあるため、幅広いプレイヤー層が楽しめる

そして『白き鋼鉄のX』の方には無かったため長らくご無沙汰であったライブノベルは本作でついに復活。おかげで敵味方含め各キャラへかなり愛着を持ちやすくなっている。本作はインティ作品にしては珍しく倒した敵がその場で死亡せず仲間入りするシナリオになっているため、後半のステージになればなるほどライブノベルはどんどん賑やかになっていく。ソレに合わせて今作のシナリオは過去2作(+X無印)に比べると明るくオススメしやすい内容になっている。…まぁインティのスタッフ陣はGVならいくら曇らせてもいいと思ってそうなケは感じられたが。

カービィのグルメフェス

発売:2022年
ジャンル:アクションレース
メーカー:HAL研究所
プラットフォーム:Switch

最新作『ディスカバリー』で得られた新たなファン層を更にカービィの魅力を伝えるためリリースされたスピンオフたくさんのカービィたちが美味しそうな食べ物の上で大暴れ!とにかくひたすらにカービィがカワイイ一作

ゲームジャンル的にはアクションレースが該当し、コロコロ転がるカービィたちを操作して様々なゲームに挑戦する。1度のゲームはギミックだらけのコースでゴールを目指す『レース』小さめなフィールドでイチゴを集めつつミニゲーム他のカービィたちと直接戦ってイチゴを取り合う『バトルロイヤル』の3つを組み合わせたものとなっており、最後のバトルロイヤルを終えた時点で最もイチゴを食べてお腹いっぱいになったカービィが勝ち。

カービィスピンオフのお約束で過去作の小ネタがふんだんに取り入れられているのも魅力。とりわけ本作ではBGM周りが凄まじく『きらきらきっず』『ブロックボール』といった本作が初アレンジとなる楽曲が多数起用。無論本編作品のモノも多く、楽曲のカバー範囲の幅広さで言えば歴代シリーズの中でも随一といっていい。

そして何よりも魅力なのはやっぱりカービィの可愛らしさにある。まぁ元々カービィは可愛いのだが、本作は舞台が舞台なのでカービィがずっと幸せそうな顔をしていてカワイイのだ。故にービィが好きという人は有無を言わさずプレイを開始して損はないマルチプレイにも対応しているがソロでも充分楽しめるぞ!

SDガンダム バトルアライアンス

発売:2022年
ジャンル:アクションRPG
メーカー:アートディンク/バンダイナムコエンターテインメント
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第1位。

多数のガンダム作品をテーマにしたガンダムのアクションゲーム。公式からの略称は『バトアラ』。一言で表すと『ACT版GジェネGジェネ的な言い方をするなら昨今の主流である『原作追体験型』ではなく、クロスオーバーとオリジナル展開が強めの『ブレイク型(所謂ギャザビート系)』の作品であることが特徴。なのでオリキャラ主体のメインシナリオやゲームオリジナルのMS/MAも登場する。

開発のアートディンクは『A列車』『ネオアトラス』の印象がかなり強いメーカーだが、過去には『アサルトサヴァイブ』『バトルユニバース』『SEED BATTLE DESTINY』といったガンダムのアクション作品を多数手がけている実績がある。本作もデザインこそSDのものになったが、システムはそれらの流れを汲む3Dアクションとなっている。

それぞれのステージは歴代ガンダム作品から特定のエピソードがピックアップされたものとなっているが、原作通りの展開になる『トゥルー』他作品の機体が介入して歴史がハチャメチャになった『ブレイク』の2種類(厳密には3種類)が存在し、一度『ブレイク』をプレイして歴史がおかしくなった原因を特定、その後『トゥルー』で歴史を元に戻す…といった流れで物語は進んでいく。『トゥルー』の展開は(やや大人の事情で省かれてるとこもあるが)基本原作ママなので説明不要として、『ブレイク』は本当にカオスなので必見。ただしヘンなところで繋がりもあるので油断ならない。

ちなみに発売当初は機体強化に必要なキャピタル(資金)が本当にカツカツだったり、敵の攻撃がやたらと苛烈だったりとかなり難易度が高かったのだが、発売後しばらくしてのアプデで諸々の箇所に易化措置が施されたので現在ならだいぶ遊びやすくなっている。もっとも、アプデ前の難易度でもギリギリソロプレイでハードモードを突破できるくらいのバランスではあったのだが。まぁアプデによって単なる低難易度化のほかに高難易度ミッションも追加されているため、相変わらず純粋な高難易度アクションとしても楽しめる内容になっている。

アイドルマネージャー

発売:2022年
ジャンル:経営SLG
メーカー:PLAYISM
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

アイドル事務所のマネージャーとなり自社のアイドルをトップスターにまで育て上げることを目標とするシミュレーションゲーム。テーマがテーマなので日本発のゲームっぽくも思えるかもしれないが、実際には海外…ロシア産の作品である。割とインディーゲーは日本っぽいモノほど海外開発であったりすることも多いのだ。

アイドルがテーマの作品というとリズムゲーだとか恋愛ゲーをイメージしがちだが、本作はそういった要素はほぼほぼ撤廃されたガッチガチな経営シミュレーションであることが特徴。ゲーム開始時点ではポツンとただアイドル事務所という名ばかりの空っぽな箱があるのみ、そこからのスタッフ採用や事務所の維持、アイドルのオーディションから曲作り、ライブのセットアップに至るまで全てを行わなくてはならないのだ。当然軌道にのるまで資金はずっとカツカツなので、資金繰りには毎回頭を悩ませられる

ソレ以外にも所属アイドルのケアをきっちりしないと、事務所やメンバーとの不和の原因になったり、曲や振りつけの路線次第ではファン層からそっぽを向かれてしまったりと考慮すべき事態は多数。特にやたらリアルな炎上対応はどう転んでもロクなことにならない危険性を孕む。そしてキッチリした炎上対応には相応のお金がかかり、やがては資金が底を着くその先に待っているのは破産である。

破産の先にあるゲームオーバーでは今まで雇ってきたスタッフとアイドル達に一人ずつ解雇を告げていく(ご丁寧に解雇を告げるまで無限ループ)ハメになり、かなーり心にクる展開となるため、しっかりした経営手腕を振るい事務所を大きくしていくべし。まぁ我に経営の才能はないらしく何度やってもどっかしらで破産するオチになったが。

逆転裁判123 成歩堂セレクション

発売:2019年
ジャンル:ADV
メーカー:CAPCOM
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

かつてGBAにてリリースされ、その後ありとあらゆるプラットフォームに移植されてきた裁判アドベンチャー逆転裁判』シリーズ初期3部作をセットでHDリマスターしたコレクション。ただし1作目はGBA版ではなくDS版『蘇る逆転』としての収録。なのでボリューム的には1>3>2という不思議な感じ

本作自体はその昔にDS版でクリアし、その後の3DS版もプレイ済みだったのだが、なんか大逆転裁判1&2(こちらは去年にプレイ)を購入した際にこちらのPS4版もセットで同梱されていたので改めてプレイ。まぁ内容そのものは大体覚えていたものの、大画面でプレイするとまた少し印象が異なる。

シナリオで勝負するADVということから、その面白さは現代にあっても衰えることはない。やたらキャラの濃い証人たちとの法廷バトルはいずれも印象に残ること請け合い。元々がGBAのゲームとはいえ3本も集まればそこそこの大ボリューム。特に『蘇る逆転』は最後の1話だけでゲーム一本分くらいの長さなので、3作全てのクリアまでのプレイであっても充分満足できる。3作かけて描かれる主人公なるほどくんこと『成歩堂龍一』の成長をしかと見届けるべし

…ところで123は何度も移植されてきて、先日ついに大逆転1&2も出たワケですし、そろそろ456でオドロキくんの成長劇か、或いは検事1&2でみっちゃんの雄姿もリマスターしません?3Dだったりタッチ操作だったりでまだ難しいか…。

レイジングループ

発売:2017年
ジャンル:ADV
メーカー:ケムコ
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

ケムコが送るオリジナルADV作品のうちの1作。過去に語った『さささぐ』や去年プレイした『アキアカ』とは異なり、こちらはウォーターフェニックスではなくケムコ開発WiiU時代に『トガビトノセンリツ』『デスマッチラブコメ』とプレイして以来なので、純粋なケムコ系ADVのプレイは割かしだいぶ久しぶり

本作のテーマは人狼となっていて、ループを知覚している主人公が閉鎖された集落の儀式に幾度となく挑戦し、繰り返される世界の真実に迫ろうとする物語。儀式は間違いなく人狼ゲームのソレなので、そちらのルールを理解しているのなら内容もすぐに理解できる。儀式の参加者は主人公を含めドイツもコイツも食わせ物揃いでまったく油断ならない。

人狼ゲームのルールを上手い具合に生かしたシナリオ構成とシリアスの中に時折紛れ込むギャグ描写が絶妙であり、ついつい読み進めてしまう魅力がある一作。もちろんケムコ系ADV特有のバッドエンド後のミニキャラ達による寸劇ヒントコーナーや、真相が明らかになった後の2周目限定の他キャラ視点ストーリーも存在。あと一応『デスマッチラブコメ』との繋がりもあるが、まぁ知らなくてもそこまで問題ない。

さて、本作をプレイすると間違いなく印象に刻み込まれるのはやはりその主人公の異質なキャラ付けである。ループを抜けようとするまでならそこらの主人公ともそう変わらないんだが、ループを知覚したうえで『どうせ死に戻りするし…』で割り切って検証のためにウン百回破滅するループを繰り返すのは流石に頭おかしい(誉め言葉)。しかもソレで絶望するどころか楽しんでるフシあるしコイツ…。まぁプレイしてみれば大体どういうヤツかすぐにわかる。とりあえずプレイしよう。

AI: ソムニウムファイル

発売:2019年
ジャンル:ADV
メーカー:スパイク・チュンソフト
プラットフォーム:Switch/PS4/XSX/One/PC
備考:CERO Z

スパチュンが送る完全新作アドベンチャー。ADVのジャンルとしてはサスペンス+ミステリー+SFといった感じ。打越鋼太郎氏の作品といえば一部の人にはどういうゲームなのか伝わるだろう。クール(?)かつ凄腕な捜査官の『伊達』と、その左目に埋め込まれた義眼AI『アイボゥ』という異色バディの視点で描かれる物語である。

伊達を操作して一般的なADVらしく進行する『捜査』とアイボゥを操作する本作特有の『ソムニウム』の2つのパートで構成され、ゲーム的にメインに扱われているのはやはりタイトルにもあるソムニウムの方。このパートでは事件の関係者の夢の中を歩き回って真相を探ることになる。

ソムニウムの進行のためには様々なモノに対しアクションを試みる必要があるワケだが、とにかくこの世界は常識が通じないため、『とりあえず色々試してみる』ことが何よりも大切。突き詰めるとただの覚えゲーになってしまうのは難点ながら、とにかく夢の中でのカオスな展開を組み合わせて仕掛けを突破していく楽しみ方は本作ならではの面白さである。ちなみにソムニウムパートの解法は複数用意されており、解法次第ではその後の物語も大きく変動する。

基本的にシリアスかつスタイリッシュ、しかしながら時折ギャグ的なノリが強くなる変則的なシナリオはやや人を選ぶところもあるが、一つのSFミステリーとして矛盾なく纏められていることもあって読みやすい。打越鋼太郎氏の名前で察する人も多そうだが、『infinityシリーズ』のような側面も強く持っているのも特徴。一度エンディングを見ただけで終わらせず、繰り返しプレイして全ての謎を解き明かすべしである。

アーケードアーカイブス フラックアタック

発売:2020年
ジャンル:STG
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

ちょっくらとあるゲームの影響でKONAMIのレトロかつマニアックなSTGをやりたい気分になったので、ここからは暫くアケアカが続く。アケアカラッシュの先鋒がこの『フラックアタック』1987年に稼働したSTGで自社なら魂斗羅、他社ならアフターバーナーの同期である。ちなみにアケアカ版はモード選択画面でコナミコマンドを使えば海外版の『MX5000』がプレイできるようになる。

全10面だが後半5面は前半5面の高難易度版という構成、対地攻撃と対空攻撃をそれぞれ使い分けながら進行していくいわゆるゼビウス(自社ならツインビー)』タイプの縦シューであり、本作特有のシステムとしては『敵撃破での経験値で段階的に武装が強化されていく』点と、『ボスのみスクロールが停止しトップビューの360度移動可能な状態でのバトルになる』という点が挙げられる。

難易度は典型的な覚えゲーSTGといったところで、敵やトラップの出現パターンを覚えていないならば間違いなく死ぬ。苦戦とかそういうレベルじゃなく普通に死ぬ。そして死ぬとそれまで上昇していたパワーアップもリセットされるためあっという間にゲームオーバーになる。上述したようにパワーアップは経験値によるもののため、復活も難しい。

ゲーム性以外ではサウンド面でよく話題に挙がるゲームであり、『ゲームとしては地味だがサウンドのクオリティが高い』というのが一般的な評判。そしてその評判に違わず良曲が非常に多い。個人的には『Counter Blow(2面)』『Counter Force(5面)』がお気に入り。

アーケードアーカイブス トライゴン

発売:2020年
ジャンル:STG
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

アケアカラッシュ次鋒『トライゴン』元々は1990年稼働で自社ならパロディウスだ!』、他社なら雷電の同期。KONAMIのマイナーSTGの中では『グラディウス外伝』『エアフォースデルタ』『遊戯王』とそこそこネタが引っ張られることも多いのでそれなりに有名。

対空攻撃のみのシンプルな全9面の縦STGであるが、本作の特徴としてはとにかく派手である点。本作の顔ともいうべき2種類のスペシャルウェポン(要はボム)超極太レーザーの『ライトニングソード』、その名の通り巨大な炎の竜が飛び回る『ドラゴンレーザー』…とそのどちらもド迫力。2種類の自機パワーアップアイテムも一目でわかりやすく、とにかくプレイしやすい。最強状態までパワーアップできれば爽快感もバツグンである。

ただし難易度は相応に高め、『グラIII』みたいにズレているわけではない…というかやたらデカいスプライトの見た目通りな当たり判定のせいでとにかく被弾しやすい。そしてお約束のように死んだら武装はリセットされる。まぁソレを見越してかこのアケアカ版では当たり判定の1ドットモードも搭載されているのでご安心あれ。コレがあれば安心してプレイできるぞ!

ちなみにだが本作のタイトルになっている『トライゴン』とは本作の自機ではなくオプションのこと。本作の自機は『スーパー戦闘機』という名前である。凄まじく雑なネーミングだが気にしてはいけない。このややこしさのせいか最初に挙げたように本作は多数のKONAMI作品からネタとして拾われるにも関わらず、『トライゴン』が本作通りの扱われ方をされた作品は『オトメディウスX』くらいしかない

アーケードアーカイブス サンダークロスII

発売:2021年
ジャンル:STG
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

アケアカラッシュ中堅『サンダークロスII』元は1991年稼働、コレはKONAMI的には『出たな!!ツインビー、他社ではメタルブラックの同期。KONAMI屈指の初心者向けSTG『サンダークロス』の続編であるが、このアケアカ版が出るまで長らく移植はゼロであった。ちなみにモード選択画面にてコナミコマンドを入力すればBGM再生モードに入れる。

サンクロの続編らしくカニカルな世界観は健在、これまたサンクロ特有のフォーメーションオプション+オプションコントロール、復活のしやすさも相変わらずであるため遊びやすさはそのまま。本作のパワーアップはどれも非常に強力だが、やはり個人的なイチオシはオプション*4から繰り出されるブーメランである。画面が派手だとそれだけでSTGは楽しくなるものだ

続編らしく若干難易度が上がってはいるものの、元々の難易度が低かったためSTG全体としてはまだまだ遊びやすい部類。前作『サンクロ』やその大元である『スペースマンボウ』のオマージュも多数盛り込まれたステージデザインも見逃せない。サウンド担当が変わったため曲の雰囲気はやや変わってしまったが、それでもいい曲の数々であることには変わりなし。

アーケードアーカイブス XEXEX

発売:2021年
ジャンル:STG
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

アケアカラッシュ副将『XEXEX(ゼクセクス)』、前述した『サンクロII』と同様に1991年稼働のタイトルだが、当時の業務用にしては高い性能の基板で動作していたタイトルであったためか、知名度こそあれど初移植(PSP)まで実に16年もの歳月を要した作品。このアケアカ移植はPSP版以来14年ぶりの移植。現時点では最新のKONAMIアケアカ作品であり、例に漏れずゲーム選択画面でコナミコマンドが使える。
(サウンド再生モードに入れる)

ゲーム自体は全7面の横スクロールSTG戻り復活だがパワーアップはアイテム制、一方で世界観はファンタジックでところによりアニメ調でポップ…とグラディウス沙羅曼蛇ツインビーといった歴代のKONAMISTGヒット作をミックスさせたような作風。本作特有(?)のシステムとして自機から着脱するタイプのオプション『フリント』があり、弾避けとしても攻撃としても中々に役立つ代物である。

そして本作の事を語る上で避けられないのがステージ間のフルボイスのデモ。一応メインのシナリオは『囚われのイレーネ姫を救い出す』という至って真面目な内容のハズなのだが、2面デモ以降に出てくる本作屈指の人気キャラ『クラウス・パッヘルベル』閣下の活舌がやたらとアレなため、そっちにヘンな印象を持っていかれがち。まぁおかげでXEXEX=クラウス様』みたいな状態になり人々の記憶に強く残ったのは事実であるが。

KONAMIのシューティング黄金期メンバーが開発したということもあってかその出来はグラフィック・バランス・BGMの全てにおいてハイクオリティである…が、本作の話題はゲーム部分と離れたデモ部分に引っ張られるのが悲しいところ。あ、それはそれとして日本版とは別物レベルに変化している海外版『ORIUS』は今回のアケアカ版が初移植PSP版で既にプレイ済みの人も手を出すべし。

アーケードアーカイブス VS.グラディウス

発売:2019年
ジャンル:STG
メーカー:ハムスター/コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

アケアカラッシュ大将『VS.グラディウス、やはり締めはコレでなくては!ということでチョイス。まぁグラディウスシリーズをコンプする勢いで色々プレイしていたので、その流れでプレイしたのである。元々の稼働年は1986年、大元のグラディウス』からは1年遅れての稼働である。

本作は当初アーケード向けに稼働していた『グラディウス(1985)』ファミコン向けに『グラディウス(1986)』として移植し、更にソレを再びアーケードに逆移植したという代物。タイトルにある『VS』は『任天堂VS.システム』で動作していることに由来任天堂VS.システムは日本だと短命だったこともあってか、本作は海外のみでの稼働であった。

ゲーム内容そのものはファミコン版『グラディウス』とほぼほぼイコール。去年『VS.キャッスルヴァニア』をプレイした際には、アーケード向けに容赦なく引き上げられた難易度に悲鳴を挙げるハメになったが、『VS.グラディウス』の難易度は通常のグラディウスとほぼ変わらない。一応コナミコマンドが使えなくなっている分難しくなっているといえるかもしれないが、ファミコンと同じノリでプレイしても十分やっていける範疇である。

アケアカNEOGEO マネーアイドルエクスチェンジャー

発売:2018年
ジャンル:パズル
メーカー:ハムスター/エクセル
プラットフォーム:Switch/PS4/One

かつて存在したフェイスというメーカーが開発したパズルゲーム。アケアカNEOGEOはアケアカの中でもNEOGEO(MVS)向けにリリースされた作品群の復刻であり、通常のアケアカとは異なりSwitch/PS4以外のプラットフォームでも配信されているのが特徴。

日本円の硬貨の両替という概念を利用したパズルであり、1円玉を5枚くっつけて5円玉に、5円玉を2枚くっつけて10円玉に、10円玉を5枚で50円玉50円玉2枚で100円100円玉5枚で500円玉…そして500円玉を複数くっつけることで消える…という意味さえ理解してしまえば単純明快なルール。まぁぶっちゃけたことをいうとマジカルドロップ×『もうぢや』がコレである。

シンプルでわかりやすいルールだが、ガッチリ勝利を目指そうとすると如何にして連鎖を繋げていくかを考える必要があり、コレがかなり忙しく頭をフル回転させなければならないため楽しい。上手い具合に硬貨をランクアップさせて大連鎖を決められた時の爽快感は中々

キャッチーなキャラクター性もまた魅力であり、プレイアブルの三越さくら(エクスチェンジャー)』『高島あさひ(デットマイザー)』の2人はもちろん、ソレ以外のCOM専用キャラの数々もかなりキャラが立っている。ジャケ買いしても損はない内容である。
(まぁキャラに惹かれるならシナリオ面が強化されたPS1版の方がいいカモだけど…)

NieR Replicant ver.1.22474487139...

発売:2021年
ジャンル:アクションRPG
メーカー:トイロジック/スクウェア・エニックス
プラットフォーム:PS4/One/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第3位。

2010年にキャビアが開発したDODシリーズの続編にしてニーアの1作目PS3の『ニーア レプリカント』のリメイク。かつてはPS3向けにレプリカント、360向けにゲシュタルトとしてリリースされそれぞれで微妙に内容が異なっていたが、本作ではレプリカント』基準のリメイクである。今回の開発はキャビアのスタッフが設立したトイロジックが開発を担当、『新パルテナ』のところである。

DODの延長にあるアクションRPGで、シンプルな操作でありながらも骨太なアクションを楽しめ、それでいてDODから引き継がれた重苦しさもどこか持ち合わせていたのが元となった『ニーア』なのだが、今回のリメイクではそれらの要素を更にパワーアップさせているのが特徴。

リメイクに際し武器・アクションが追加され、純粋な遊びやすさが強化されているだけでなく、かつては設定資料集でのみ用意されていたDODからのお約束である武器物語も搭載、もちろんDLCは最初から収録といたれりつくせり。追加要素として大きいのはやはりシナリオ面で、短編小説のシナリオをベースにしたパートや(リメイク前の)最後のエンディングのその後の物語が追加されている。

複数周回を行うことで見え方がまるで変わってくる物語の重さこそが『ニーア』の最大の魅力であったが、本作ではフルボイス化によって更にその魅力が増したといえる。オリジナル版でボイスがあったポイントすらも再度収録されているため、『追加部分だけ浮いている』というリメイクあるあるな事態も起こっていない

リトルウィッチノベタ

発売:2022年
ジャンル:アクションシューティング
メーカー:希萌創意/Pupuya Games/JUSTDAN
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2020年(だったかな?)にSteamでアーリーアクセス版が配信され『ロリダクソ』として一時期話題となった作品の正式リリース版。自分はアーリーアクセスの頃は触れていなかったので正式版で初プレイ。

小さな魔女ノベタを操作して古城の最奥にある玉座を目指すアクションゲーム。耐久控えめなプレイアブルキャラを用いて、敵を一体一体適切に対処し、随所に点在する女神像(チェックポイント)まで死なないように進めていく。本作ならではの要素としては強力な『魔法』か。魔法はグミ撃ちも可能ながら、詠唱を行えば更に広範囲/高火力になる。詠唱には時間がかかるものの、詠唱短縮のテクニックは豊富にあるのでガンガン使っていける。

とにかくキャラの可愛らしさの一点が飛びぬけているのが最大の特徴で、主人公のノベタをはじめ、古城の中で出会うボスキャラ達も(1体+そのコンパチを除き)みんな可愛らしい少女の姿、まぁ見惚れていると一瞬で殺られるのでプレイ中はあんまり気にする余裕はないのだが、オマケ要素としてボイス付きのコミックムービーも収録されているので、少女たちの仲良しな姿はそちらで楽しむべし

『ロリダクソ』と呼ばれる作品ではあるものの、ノベタのメインウェポンは遠距離に対しての魔法、近接攻撃はあくまで補助・魔力回復にしか使わない。故に慣れたプレイヤーほど接敵前に敵を狙撃し始末仮に近付かれたら全力で距離を離すというソウルライクとはだいぶ異なる…強いて言うならTPSのような立ち回りをするようになるので、本作をソウル系として扱うのは少々違和感があったり。まぁそもそも公式が提唱する本作のジャンルは『アクションシューティング』なので…。

難易度については『見た目に反してちょっと難しめ』といったところで、一般的なアクションやソウル系とされる作品の中ではかなり簡単な部類。というのもソウル系でありがちなデスペナルティが本作では『特定のアイテム使用時のみ』に限られているため、安心して突貫でき能力強化も行いやすいためである。可愛らしいキャラに釣られて手を出したアクションゲームに不慣れな層でも充分楽しめる

新・熱血硬派くにおたちの挽歌 -with River City Girls Extra-

発売:2022年
ジャンル:アクション
メーカー:WayForward/アークシステムワークス
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

熱血硬派くにおくん』のスピンオフ『River City Girls(RCG)』シリーズの一作くにおくんシリーズとRCGシリーズの縁については細かく語るとややこしくなるのでこの記事では割愛。本作ではついにRCG主人公であるみさこときょうこの知られざる過去が明かされる始まりの物語!…という触れ込みの『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』の移植である。そう、新作みたいな移植である。

本作の内容を一言で説明すると『QS/QL追加してOP/EDにムービーを増やしただけの挽歌』である。故にゲームの内容そのものは完全に1994年にSFCでリリースされた『くにおたちの挽歌』そのまんま(システム側のQSQLを除き)セーブもない、なんなら当時のパスワードもそのまんま使えるガチなベタ移植である。

本作は海外向けアプローチの面が強く、『RCGが大人気になった!』『でもその原点(というかオマージュ元)の挽歌が日本でしか出てない!』ローカライズして新作として出そう!』という経緯で生まれた作品なのだ。故に日本の視点では中々にカオスな立ち位置。まぁ『テメーらのゲーム、アメリカで出なかったじゃねーか!』というのは当のRCG1で思いっきり触れられていたので、日本のプレイヤーも状況は理解しているので問題なし。

『くにおたちの挽歌』として語るなら…まぁ普通に面白いとしかいえない。若干大味なところもありながら、一つのベルトスクロールとして今の時代でも問題なく通用するはず。シナリオもくにおくんシリーズ屈指のシリアスであるため、普段のくにおくんを知っていればいるほどギャップで楽しめるかもしれない。

さて、本作で追加されたOPの内容はどういうものかというと、『スカルマゲドン(fromダブドラネオン)から挽歌とSFC本体を受け取ったみさこ&きょうこが、本人も知らない自分たちのデビュー作をプレイする』という凄まじくカオスなシチュエーションになっている。そしてEDではRCG2に繋がりそうな伏線が多数登場…まぁ自分はまだRCG2をプレイできてないので、この伏線がどこまで拾われるのかはわからないのだが。

一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう

発売:2022年
ジャンル:ADV
メーカー:ウォーターフェニックス/ケムコ
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4

過去記事で語った『さささぐ』去年プレイした『アキアカ』など、多数の魅力的なADVを開発してきたメーカー、ウォーターフェニックスのデビュー作『一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう』の移植。公式からの略称は『行き逝き生き』。元々はPCやスマホ向けの作品だったのだが、CS機向けに移植しようというクラファンがあったので支援。無事リリースに至ったのでプレイしたのである。
(ちなみに元のオリジナル版は未プレイ)

単純にCS機向けに動作するように移植しただけでなく、移植に際してスチルや背景等を全て描き直したというかなり力の入った実質的なリマスター作品。現時点でのWPの最新作『アキアカ』と比較してもそのクオリティは遜色ない

シナリオは『滅亡世界の中で使命のために生き、死に続ける少女アサギリと、その世界で懸命に彼女を救おうとする主人公きょーやの交流』が描かれる内容。なんというかまさしくウォーターフェニックスらしいというかなんというか、コレが原点となって後々の作品が作られてきたのだなと感じられる内容。

選択肢などは存在しない純粋な一本道、流石に過去のCS機2作に比べると短めではあるものの、シナリオのボリュームはそれなり。長すぎないことは途中でダレにくいということでもある。伏線は散りばめ方から回収までまさしくお見事、一つの伏線に注目しすぎてもっとドデカい真相を見逃すという経験を久々にすることができた。WP作品のキャラはどいつもこいつもこちらの想像の数万倍メンタルが鋼なので油断ならないのである。

ソウルハッカーズ2

発売:2022年
ジャンル:RPG
メーカー:アトラス
プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第2位。

1997年から25年越しとなるまさかまさかのデビルサマナー ソウルハッカーズ』の続編。元々は真・女神転生 デビルサマナーからスタートしたシリーズだったが、ついにタイトルから真・女神転生デビルサマナーも消えたのがなんだかシュール。まぁアトラスゲーならたまによくあることだけど。

一応世界観は前作(ソウルハッカーズ)の延長にあり、一部の用語や人物も共通しているものの、本作の味方サマナーは『生き返った際に従来の戦術が使えなくなった(要約)』という設定のため、当のバトルシステムは様変わり。具体的には悪魔を召喚ではなく装備するスタイルになった。ペルソナや幻影異聞録と同じと考えればわかりやすいだろう。なので戦闘のパーティもサマナー*4というものになっている。

本作特有のバトル要素はサバト敵の弱点を突いたりするとバックに仲魔たちがスタックしていき、ターンの終わりに一斉攻撃(+特定条件下で追加効果)というもの。『弱点を突いて戦況を優位に進める』というプレスターンバトルの延長ではあるが、サバトを使用できるのは味方側のみなのもあってメガテン派生作ではおなじみの『うまく立ち回れば蹂躙できるが、一手のミスから即大ピンチ』というケースは本作では稀。悪く言うと緊張感は薄いのだが、その分アトラスゲーにしては初心者向け
(肝心のダンジョンが全く初心者向けじゃないのはともかく…)

シナリオもアトラスゲーにしてはかなり明るめで、気軽にバンバン人が死んでいくことにさえ目を瞑ればメガテンらしからぬ超王道なものになっている。なんというか幻影異聞録にちょこっとダークさを追加した感じなのが本作である。というかシナリオ・システム・雰囲気のどこをとっても正直ソウルハッカーズの続編』というより『幻影異聞録の続編』と言われた方がしっくりくる内容だったりする。
(世界観は確かにソウルハッカーズの続きになっている)

フィンガーフィットネス

発売:2022年
ジャンル:その他
メーカー:TERNOX
プラットフォーム:PS5

『ゲーム自体は増えてきたけど、PS5ならではの機能を生かしたゲームはまだ少ないなぁ』…そんなことを考えていたある日、とあるゲームメディアの記事で存在を知りそのまま購入したヘンテコな作品。一応内容が内容なので数少ないPS5独占タイトル

PS5のLRトリガーの硬度調整機能であるアダプティブトリガーにフォーカスした作品…とこの説明だと伝わらなさそうなので、より具体的に説明すると『そこそこの硬度のトリガーを押し込んでポイントを稼いでいく』というゲームである。稼いだポイントを使用して各項目のレベルを上げることで少しずつ稼ぎの効率は上がっていく。まぁ早い話がクリッカーゲームの一種である。『硬めのトリガーを連続して引くから指が鍛えられる=フィンガーフィットネス』ということなのだろう。

こういった作品は終わりがないのがお約束だが、一応稼いだポイントを利用して全ての項目のレベル上げを終えるとエンディングにはなる。ちなみにエンディング後は全部のパラメータをリセットされてまたはじめから。

110円という低価格からもわかるようにぶっちゃけ一発ネタ以外の何者でもないのだが、欲を言えばもっとトリガーは硬くてもよかったなと思わぬでもない。それこそ本作の限界値よりもトリガーを硬くできるのは昨年語った『ASTRO's PLAYROOM』で実証できているワケだし。なんならレベル上げるまではすぐに連打の上限が来てしまうので、攻撃がトリガーに割り振られていた『Ghostwire』の方がよっぽどフィンガーフィットネスなまであるんじゃないか疑惑が…。

ゲーム天国 CruisinMix Special

発売:2018年
ジャンル:STG
メーカー:シティコネクション/角川ゲームス
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

公式曰く『ハイパーおちゃらけシューティングゲームとのことのシューティング。かつてジャレコが開発し1995年にアーケードにて稼働、その後1997年にセガサターン向けに移植された『ゲーム天国』に多数の要素を追加し、現行プラットフォームにリリースした作品である。

本作ではセガサターン版ほぼそのままの『クラシックモード』アーケード版の要素にプレイアブルキャラやボイスを追加した『アーケードモード+』の2つが用意。メインとなるのはあくまで後者だが、あくまでベースはアケ版なのでSS版限定のステージが遊べるのは『クラシックモード』だけ。またSS版はシナリオ描写が強化されているのも特徴なので、先にこちらをプレイした方がキャラたちへの愛着は湧きやすい。

マッドサイエンティストジーニアス山田に乗っ取られたゲーセンを取り返すため、ジャレコのゲームキャラを投入し事態の解決を図る』というカオスなあらすじから繰り出される本作の世界観はやっぱりカオス。早い話がジャレコパロディウスで自社・他社・ジャンルを問わないパロディが詰め込まれたステージの数々は過去のゲーム経験が多ければ多いほど笑わせてくれる

エクセリオン『フォーメーションZ』『ぶたさん』など絶妙に知名度がありそうでなさそうなジャレコオールスターの面々もまた魅力的。キャラごとに異なる性能を持つほか、どいつもこいつも本作特有のやたら吹っ飛んだキャラ付けが行われているせいか印象に残る。ちなみにそれぞれの原作の紹介ページもガッツリ用意されており、こちらも相応にカオスなので必見である。

龍が如く4 伝説を継ぐもの

発売:2019年
ジャンル:アクション
メーカー:セガ
プラットフォーム:PS4/One/PC

2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第5位。

かつてPS3にてリリースされた龍が如く4 伝説を継ぐもの』のリマスター龍が如くシリーズの4作目で本家シリーズでは初の複数主人公を採用。シリーズおなじみの伝説の極道『桐生一馬謎の金貸し『秋山駿』不良警官『谷村正義』死刑囚『冴島大河』を加えた4人の男たちが壮大な陰謀に立ち向かう

PS3時代の龍が如くはスピンオフの『見参』『OTE』を除きリマスターが発売されているのだが、いずれも単純なフレームレート向上とグラフィック強化を行った程度なので、当時プレイしていた人が手を出す必要はそこまでない。にも関わらずこのリマスター版4だけ改めてプレイするに至った理由は、主人公の一人である谷村のグラフィックがPS3版の成宮寛貴氏からオリジナルのものに、CVも増田俊樹氏に変更されているからである。主役級の変更ということもあって変化は本編全般に及ぶため、こうして今一度やり直したワケである。

シナリオ面はまぁ後からの設定変更のせいか色々と粗が多く今でも度々突っ込まれる本作であるが、それでも要所での盛り上がりが凄いため、細かな粗にさえ目を瞑れば問題なく楽しめる。当初は本作での世代交代を意識していたためか、メイン・サブ共にシリーズでも特に過去作キャラの再登場が多いのも特徴で、歴代シリーズを遊んでいれば猶更楽しめる。

当のゲームシステム自体はPS3版と同じ。4人のキャラごとにまるっきり異なる個性溢れるバトルアクションを楽しむことができる。個人的にはやっぱり秋山さんのスピードスタイルがお気に入り。プレイスポット以外に用意されたほぼ別ゲーなオマケ要素も本作からであり、本作ではキャバ嬢と格闘家の育成が行える。これらも極めると中々に楽しい。

Beat Souls

発売:2022年
ジャンル:リズムアクション
メーカー:Zoo Corporation/Eastasiasoft Limited
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/PC

巫女の少女『ミコト』を操作して『リズム妖怪』のストレスを発散させる…という設定のリズムアクションゲーム。奥からレーン通りに譜面が流れてくるスタイルのリズムゲーである。

プレイヤーとその近くのオトモキャラをそれぞれ操作するシステムであり、プレイヤーは被ダメ判定となるノイズを回避しつつ、オトモキャラでビートソウルを回収しなくてはならない。単純そうに見えてコレが結構難しく、高難易度譜面にまでなってくるとクリアするのにも一苦労。でも上手い具合にコンボを繋げられた時のドキドキ感はやっぱりイイ。

ミコトに相対するリズム妖怪は『メイ(がしゃどくろ)』『ネネ(猫又)』『リンコ(鬼)』の3種類、それぞれ15個のステージを担当していて(難易度の差を除けば)全45ステージ。各妖怪のステージ1は最初から選択可能なので、事前にお気に入りのキャラがいるのであれば即座に挑むこともできる

一度でも勝利したキャラはプレイアブルとしても使用可能。それぞれが異なるスキルを持っているが、プレイ感覚が変わるというよりはお助け機能の有無が近い。初期キャラのミコトや通常プレイなら最初にアンロックするであろうメイはゲームオーバーを避けやすくなるスキル持ち…とレベルデザインは結構しっかりしているのも見所。

ソニックフロンティア

発売:2022年
ジャンル:3Dアクション
メーカー:セガ
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品8号。
2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第6位。

ソニックフォース』以来5年ぶりとなる本家ソニックシリーズ完全新作2008年の『ソニックワールドアドベンチャー』を境に長らくブーストソニックに甘んじてきたソニックだが、このソニックフロンティア』にてついにオープンゾーンという新境地を開拓するに至った

オープンゾーンとは過去作にあったアドベンチャーフィールドを拡張した広大な箱庭型ステージのこと。ソニック最大の魅力であるスピードアクションで遥か遠くのフィールドまで自由に走り回ることができるため、文字通り『動かしているだけで楽しい』を体現したようなゲーム性こそが本作の最大のウリ。

もちろん過去作で人気を博したステージクリア型アクションとしてタイムを突き詰める面白さも健在であり、本作では(背景は汎用のものだが)過去作の人気ステージを本作のシステムに合わせてアレンジしたレベルデザインが特徴。あくまで再現は面構造だけなのでわかる人にはわかるレベルの絶妙な塩梅になっているので新規ウケもバツグン。

過去のソニック作品では不評になりがちだったバトル要素はよりスピーディな方向性で洗練されたため、歴代作品の中では最もバトルが楽しい。特にボス戦のクオリティが半端じゃないレベルで爆発しており、スピード・アクション・BGM・演出・展開、そのどれをとってもシリーズ最高峰。リアルタイムで10年近くおあづけを食らっていたのを取り返すかの如く大活躍するスーパーソニックの輝きに酔いしれるべし!

NEEDY GIRL OVERDOSE

発売:2022年
ジャンル:シミュレーション
メーカー:WSS playground
プラットフォーム:Switch/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品9号。
プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第7位。

顔がいい美少女『あめちゃん』をサポートし、フォロワー100万人の大人気ネット配信者…インターネットエンジェル『超絶最かわてんしちゃん』…通称『超てんちゃん』として育て上げる育成SLGSNSをはじめとする承認欲求をこじらせる要素に満ち溢れた現代でなければおそらく生まれなかったであろう極めて挑戦的な作風が特徴。

ピ(プレイヤー)が常に向き合うこととなるあめちゃんは…まぁメンヘラでかまってちゃんなので割とよくヘラる。そんな彼女をケアして健康的な人生を歩ませるか、それとも『おくすり』や『えっちなこと』などに依存させて壊してしまうかはピの自由。一人の人間として考えるなら健康こそが第一だが、あめちゃんにとっては数字こそが命。そして数字のためには身体を張ることも大切なのだ

ゲーム内で行われる配信は時折考えさせられるものも多い。配信のジャンルはありきたりなモノから過激なモノまで様々。超てんちゃんがどういう配信者に育てるかもピの手に委ねられている。そして辿り着くエンディングは…まぁぶっちゃけると大体が破滅。でもそんな彼女の運命を最期の時まで見届けるのもピの大切な役目である。

諸々の要素が過激を極めているため口が裂けても万人受けするとは言えない内容ではあるが、ネット社会のいいところも悪いところも余すとこなく描ききった本作は、ある一定の層にとって一生忘れられないレベルの傷跡とも言い換えられるインパクトを残す作品である。ネット文化に長く入り浸ってきた…具体的には90年代後半~00年代前半のオタクたちにはぜひとも触ってみてほしい

アーケードアーカイブス テトリス ザ・グランドマスター

発売:2022年
ジャンル:パズル
メーカー:ハムスター/アリカ
プラットフォーム:Switch/PS4

かつてリリースされてきたアーケードゲームを現行機種向けに復刻するハムスター主導のアーケードアーカイブス…通称『アケアカ』シリーズ。週に一度という驚愕の配信スパンを欠かさず続けた結果、とうとう300週連続配信という偉業を達成、その300週記念となる作品がこのテトリス ザ・グランドマスターである。

ファンからは『TGM』とも呼ばれる本作はテトリスシリーズでもとりわけ高難易度な上級者向けテトリスとして知られており、プレイした成果によってゲーム終了後に段位認定が行われる。最終目標はもちろんタイトルにもあるグランドマスター(GM)である…が、気負わずプレイして少しずつでも生き残れるようにしていけばいい。基本はテトリスなのでその面白さは段位に関係なく安定したモノである。

アケアカお約束のハイスコアモード/キャラバンモードはそれぞれ通常モードのほかに最高速度である20Gモードビッグブロック(通称ビグテト)モードが搭載。より上級者向けルールでのスコアタが楽しめる。もちろん通常モードでは当時同様の隠しコマンドも使えるので安心。ソロプレイばかりが話題になりがちな本作だが、対戦もまたギミック盛りだくさんで楽しいので、相手がいるなら友達とローカル対戦をするのもいいだろう。
(我にとって数少ない対人戦の経験があるタイトルです)

これまでのアケアカでは足を踏み入れていなかった初の32bit(高性能基板)のタイトルであり、オマケに権利周りが厳しいとされる…というか実際今回が初移植テトリスということもあり、初報を見た時は本当に驚かされた。初の試み続きで配信当初はアケアカにしては珍しく不具合がそこそこにあったのも事実(現在はアプデで修正)だが、今後のアケアカの未来が更に楽しみになる一作である。

ATARI 50: The Anniversary Celebration

発売:2022年
ジャンル:オムニバス
メーカー:Digital Eclipse/Atari SA
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品10号。
2022年プレイ時間ランキング(PS4/PS5部門)第9位。

世界最初のゲーム会社『ATARI』の創業50周年を記念して発売したコレクション作品。アーケードはもちろん、コンソールのAtari 2600(VCS)』からAtari Jaguar(ジャガー)』まで、更にPCのAtari 800』すらも網羅した収録作品数は驚異の103本!!星の数ほどあるコレクション作品でもコレを越える代物はそうそうないと言い切れる超ボリュームである。

ATARIの作品はいずれもゲーム史において重要な立ち位置を占めるにも関わらず長年移植されていなかったため、本作の資料的な価値は極めて高い。そのうえでクイックセーブやロード、比率チェンジやタッチ対応など遊びやすい機能まで追加されていることもあり至れり尽くせり。今こそ歴史に埋もれたATARI作品に触れるべし

コレクションゲーお約束のデータベース要素もミュージアムのような作りになっていて、文字通りゲーム業界のレジェンドたちの名言やインタビュー映像、初公開となる未発売ソフト/ハードまでズラッと年表順に並ぶその絵面にオールドなレトロゲーマーは釘付け間違いなし。本作は海外のみのリリースであるが、ローカライズもされているため輸入して購入するほどの価値は間違いなくある。

オールドゲーマーでなくとも、ゲームを愛する者であれば一度は本作を通して米国…否、世界のゲーム業界の始まりというモノを学んでみるべし。そうすれば今よりももっとゲーム業界の輝きを感じることができるであろう。

ポケットモンスター バイオレット

発売:2022年
ジャンル:RPG
メーカー:ゲームフリーク
プラットフォーム:Switch

2022年プレイ時間ランキング(スイッチ部門)第3位。

ポケットモンスターシリーズ最新作、正真正銘の本家最新作であり第9世代となるタイトル。それがこのポケットモンスター スカーレット/バイオレット』である。通称ポケモンSV』、今回はバイオレットの方をチョイス。理由?単に紫が好きな色だからですね、ハイ。

本作はまさかまさかのオープンワールドを採用、広大なパルデア地方をミライドン(別verならコライドン)と共に駆け抜けるべし。ゲームを進めるほど移動能力も強化されるため、海や空を含めて自由なルート取りでゲームを進められる。ソレに合わせて本作はフリーシナリオ制になっているため、プレイヤーごとに苦戦した相手や思い入れのあるポケモンが大きく異なるのが面白い。

あくまで移動周りのアクションが豊富になっただけで、メインのRPGとしての戦闘部分はいつも通りのポケモン。なので前述したアルセウスに比べると従来のポケモンファンでも手を出しやすい作り。オート戦闘(レッツゴー)によるレベル上げもやりやすく、またバトルにおける新要素のテラスタル(タイプ変化)もガチ対戦を行わないのであれば主に演出用なので、歴代作品でもかなり初心者向け

メインシナリオは薄味なことに定評のある本家ポケモンにしては珍しくシナリオ面にやたら力が入っているのも特徴であり、とりわけ最終盤の展開はポケダンポケコロのようなスピンオフ作品ですら顔負けするレベル濃密かつドラマチックな内容に仕上がっている。登場するポケモンや相対する敵、舞台までいずれも異質であるため、コレは自身の目で確かめてみてほしい

チェイスチェイスジョーカーズ

稼働:2022年
ジャンル:アクション
メーカー:コナミアミューズメント
プラットフォーム:アーケード

KONAMIが突如として発表したアーケード向けアクションゲーム。2022年に何度かのロケテを経て年末にとうとう稼働。内容は平たく言うと美少女×鬼ごっこである。…本作から少し遅れて同じアケで『麻雀ファイトガール』も発表しているあたり、KONAMIのアケ部門さん完全に『ボンバーガール』で味を占めましたねコレは…。筐体そのものは去年の振り返りで触れた武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』のコンバートである。

3VS3のPVP(一応COM戦もできる)で、『片方がオニ、片方がヒトに分かれ、ヒトはクリア条件を達成するため逃げ回り、オニはヒトを捕まえる。ヒトが一定数掴まったら交代で、先にヒト側で条件を達成した方が勝ち』というかなりシンプルなルール。ガチで対戦する場合は考えることがかなり多いものの、そうでないなら『オニなら捕まえる』『ヒトなら逃げ回る』ということだけ考えていればいい。

PVPなのでメンバー同士で協力した方が勝てる…というのは言わずもがなだが、ボンガのようなロール分けは存在せず、また勝敗こそ決まるもののマッチングに利用されるゲージ増減は『勝敗』ではなく『試合中のプレイング』が基準になるので、PVPでありつつも個人の技量次第な面が多いやや変則的なシステム。

ガチャ回りのシステムはコンバート元のバトコンに近く、プレイ料金の100円とは別料金で単発か5連のどっちかが引ける。とはいえ追加キャラがどうしても欲しいのでなければ無理して引く必要はない。本作で重要なのは繰り返しプレイすることによるプレイヤースキルの上達とキャラの育成の方である。

本作は正直なところまだ稼働したばかりなのでコレといった明確な評価を下すことはまだできないが、ゲーム性を中心に輝きそうな部分も感じられるので今後が楽しみな作品である。少なくともキャラ周りは今の時点でもかなり魅力に感じている

G-MODEアーカイブス+ モモコ1200%

発売:2021年
ジャンル:アクション
メーカー:ジー・モード
プラットフォーム:Switch

その昔フィーチャーフォン向けにリリースされてきた各種アプリをSwitch向けに復刻する『G-MODEアーカイブス』、当初は携帯アプリらしいノスタルジーを感じる作品が多かった本サービスだが、ある時を境に『G-MODEアーカイブス+』という更に踏み込んだ…具体的には様々なメーカーが権利を抱える作品が復刻されるようになった。この『モモコ1200%』もそのうちの1作。かつてジャレコがリリースした『モモコ120%』というアーケードゲームをほぼ別物レベルにアレンジした代物である。
(リメイクなのか続編なのかは不明なので深くは踏み込まない)

全7面+ラスボスという構成のアクションシューティングで、元が携帯アプリ故にシンプルながら極めると奥が深い。主人公のモモコがステージをクリアするたびにそれまでのプレイングに応じて立ち絵やドット絵がまるっきり異なるものに成長する…というシステムが最大の見どころ。

ゲーム開始時点で成長の最終目標が提示され、ラスボス撃破までにドンピシャの成長を目指すのが好スコアのコツ。成長はしすぎてもしなさすぎてもいけないので、条件次第ではアイテム回収プレイ不殺プレイなど、バリエーション豊富なスタイルで遊ぶことができる。目標はプレイするたびに完全にランダムで決定されるので、何度やっても楽しめるのが素晴らしい。

『G-MODEアーカイブス+』シリーズは本作のほかにも更に手を広げており、怒首領蜂大往生(CAVE)』ラストバイブル(ATLUS)』といった長らく復刻が絶望的であったタイトルたちがSwitchというプラットフォーム上で復活している。携帯アプリとして配信され、そして消えていった人気シリーズの作品はまだまだ沢山あるので、このシリーズにはこれからも頑張っていってほしいところである。

その他にプレイした作品について

去年から引き続きプレイしていた作品

現行機種で2021年から継続でプレイしていた作品といえば、いつもお馴染みテトリス99』に、記事内でアプデを紹介したボンバーガール』、そして昨年からガッツリ遊び始めた武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』の3本。昨年までプレイしていたスマブラSP』は流石に眠りについた感じである。こういうのはやはり継続的にコンテンツの供給が行われる運営型のアーケードゲームが強い

バトコンは相も変わらずオフ専なのだが、それでも長期間に及ぶプレイの末にようやく相棒の神姫のレベルが120(最高値)に到達したりと嬉しいこともあったマスターレベルの方もカンスト目前って状況なのでラストスパートまで頑張っていきたいところである。

現行機以外でプレイしていた作品

後述するように本年はとにかくSTG漬けの1年だった。その影響は旧世代ハードにもガッツリ波及しており、古今東西多種多様なシューティングを改めて目一杯プレイさせていただいた。一例を挙げると『スペースマンボウ(MSX)』ガルフォース(FDS)』『トイロボフォース(GBA)』アインハンダー(PS1)』ダライアスバースト(PSP)』『イルマティックエンベロープ(Wii)』スペースインベーダー InfinityGene(PS3)』オトメディウス エクセレント(360)』とかそんなところ。我ながら結構なマニアック街道を突っ走っておる…。

STG以外でも割かし色々な作品をプレイしていた。逆転裁判123』の影響で『逆転検事』の1と2を纏めて遊んだり、PSP本体を新調したことで長らく積んだままだったクロヒョウ 龍が如く新章』も再開したり…と色々。あとはちょっと異世界おじさん』のアニメ放映に合わせて原作に出てきたSEGAゲーを引っ張り出したりとか…。とはいえプレイ時間がダントツで長いのはこれまたPSPの『武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2』。…2021年の振り返り記事でも出た名前だが、ええそうですね。丸々1年コレのプレイに充てましたけど、まだまだ終わる兆しが見えないですね、ハイ。

まとめ

プラットフォームごとの内訳と所感

Nintendo Switch:14本(-8)
PlayStation4:20本(-6)
PlayStation5:15本(+4)
アーケード:2本(+1)
PC:2本(+2)
*括弧内は前年比

プラットフォームごとのプレイタイトル数の内訳は上記の通り。『グラIII』『ニディガ』だけは複数プラットフォームでのプレイなので後述のジャンル内訳と2つだけ数がズレている。

昨年同様にプレイタイトル数のトップはPS4の20本。買うだけ買って放置していた積みゲー消化に充てた時間が長かったのが大きいだろう。前年では最新機種とは思えない不甲斐なさだったPS5は15本と発売3年目にしてようやく最新ハードらしい頑張りを見せてくれている。一方でSwitchは14本昨年から大幅減…と言いたいのだが、実は稼働時間は去年とそう変わらない一本あたりのプレイ時間が長めなので結果的にプレイしたソフト数が減った感じである。

プレイしたジャンルの内訳について

ACT:21本(-9)
RPG:6本(-5)
ADV:10本(0)
PZL:2本(-2)
STG:9本(+6)
その他:3本(0)
*括弧内は前年比

大多数のジャンルのプレイ数が減っている中、唯一増加しているのがシューティング(STG)。体感的にもシューティング漬けだった印象が強い1年であった。アドベンチャー(ADV)は流石の安定感、アクションは前年がヤバかったのもあるが超大幅減…しかしながらカービィソニックといった大好きなゲームの最新作がガンガン発売してくれたおかげで、アクションの満足度はここ数年で一番高い。特にカービィはゲーム以外にもカービィフェスやらアニカビの円盤やらでファンにとっては忘れられない1年になったのである。

ゲームハードについて

レトロな方面なら一応海外アカウント用にPSPを追加購入したり、再起不能に陥ったディスクシステムを2台目にバトンタッチしたりはしたが、2022年はどのプラットフォーマーも新機種を発売しなかったため、当然ながら新ハードの購入はこれといってナシ

ただし一部のセガマニアの期待に徹底的に応えた『メガドライブミニ』の後継機メガドライブミニ2』のみは購入。コレでしか遊べないソフトもいっぱいあるから、普段は購入して即置物になってしまうレトロ復刻ハードの中でもとりわけガッツリプレイしてしまったのである。

最後に

前年と比較すると抑え目な印象だったので、『今年はあんまりゲームしなかったなぁ』なんて思ったりもしたが、こうして蓋を開けてみると思ったよりもプレイしていて自分でもビックリ。割と早い段階(あるいは前年)で好きなシリーズがどんどん発表されていたため、『大好きなゲームをやりながら大好きなゲームの発売を待つ』という幸せな日々を味わうことができたのである。

ゲームの発売スパンというのは早くても2年から3年、ということで暫くは好きなシリーズの発売も見込めず、ここ数年はツライことになる…と思わせておいて、2023年は新規IPで期待している作品がめっちゃ出るので今の時点で楽しみなのであーるー!!