さらば2020年!こんにちは2021年!
ということでこの1年間でプレイした作品について語っていくのである!実際にはもうちょい多いのだが、全部触れていくとヤバイ量になるため、とりあえずSwitch/PS4/Steam/Androidに限って触れることにする。一部は過去記事とも被ってる箇所もあるかもしれないが、そこはスルーしてほしい。
では早速語っていこう。ちなみにプラットフォームに書いてあるのは自分がその作品をプレイしたプラットフォームである。
- 紙謎 未来からの想いで
- マリオ&ソニック 東京2020オリンピック
- リングフィットアドベンチャー
- 幻影異聞録#FE Encore
- シェンムーⅢ
- ペルソナ5 スクランブル ザ ファントムストライカーズ
- メゾン22/7 ~私たちと一緒に見よう!VRコメンタリー~
- Rez Infinite
- ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期
- 龍が如く7 光と闇の行方
- グノーシア
- 22/7 音楽の時間
- GOROGOA
- ナムコットコレクション
- ファイナルソード 英雄の誕生
- ペーパーマリオ オリガミキング
- waifu アンカバード
- クラッシュバンディクー ぶっ飛び3段盛り!
- くるくるカメレオン
- ボンバーガール
- サムライジャック:時空の戦い
- SEGA AGES ヘルツォーグツヴァイ
- Kawaii Death Desu
- SDガンダム Gジェネレーション ジェネシス
- スーパーマリオ 3D コレクション
- カービィファイターズ2
- 最悪なる災厄人間に捧ぐ
- Shmup Moments
- Death end re;Quest
- ぷよぷよテトリス2
- Hatoful Boyfriends
- 真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER
- まとめ
紙謎 未来からの想いで
発売:2019年
ジャンル:アドベンチャー(?)
プラットフォーム:NintendoSwitch
『ゲームの攻略に現実の紙を用いり、折り紙をしながらゲームを進めていく』という、後にも先にも存在しないであろうオンリーワンかつ挑戦的な作品。
折り紙はただ単に画面に表示される通りに折ればいい…というわけではなく、折り方を割り出すためにプレイヤー側でなんらかの推理(謎解き)をする必要があるのだが、この難易度が半端なく高い。
絵本のような雰囲気+折り紙というちびっ子にも楽しめそうな印象の本作だが、絶対に子供単独ではプレイできないであろう一作。逆に『昨今の推理ゲームは簡単すぎて面白くない…もっと難しいものはないものか…?』と思い悩むプレイヤーには全力で勧められる一作。しかし、シナリオのテイストはなんというか…ホラー寄り(?)なのだろうか、精神的にビビらせる要素がそこそこ多いので、ホラー耐性を持たない人は要注意。全体的に雰囲気も暗め。
ゲームの進行にリアルアイテムを使用するのは過去にも『二ノ国』や『Lego Dimentions』などのような前例はあったが、やっぱり自分はそういうゲームに惹かれがちである。で、気楽に手を出した結果、無事この超難易度に死にかけたワケだが。でもまぁ、紙だけであそこまで幅広い謎解きを行わせる手法はお見事と言っていい。折り紙のパズルを考えたゲームデザイナーはおそらく大天才だと思う。
マリオ&ソニック 東京2020オリンピック
発売:2019年
ジャンル:スポーツ
プラットフォーム:NintendoSwitch
まぁ生憎ながら延期になってしまった2020年の東京オリンピックだが、それでゲーム販売のスケジュールが遅れるワケではない…というより去年の時点で既にリリースされていた毎度おなじみのオリンピックゲーム。
ゲーム内容はいつものようにマリオ・ソニック両シリーズのキャラたちがオリンピック競技に挑むというものだが、今作では全編ドット絵で構成された『1964年競技』が収録されている。今作書き下ろしのドット絵などはなく、当時のモノ(マリオならファミコン、ソニックならメガドラ)をそのまんま流用しているため、見た目は完全にシュールギャグの域。ただゲームとしては普通に面白いのが困るポイント。
これまたいつも通りストーリーモードもあるのだが、なんと舞台は日本…東京、3Dのフィールドに完全再現された雷門やスカイツリーなどといった東京の名所をルイージ&テイルスが駆け抜ける!2020年と1964年という2つの時代を舞台としたストーリーはシンプルながらも完成度が高く、特にソニック側に関しては日本未発売の作品の設定までしっかり拾われており、マニアにはたまらない代物となっている。
全体的に見て歴代オリンピックシリーズで最高傑作だと自分は感じている。
リングフィットアドベンチャー
発売:2019年
ジャンル:RPG(フィットネス?)
プラットフォーム:NintendoSwitch
まだクリアしていないためプレイ中の作品。
一時期話題になった専用コントローラ『リングコン』を使ったフィットネスゲーム。
同じく任天堂が過去に販売した『Wii Fit』の系譜に当たる作品。『Fit』のバランスWiiボードでは足元の判定しか取れなかったが、こちらではリングコンとJoy-Conを使うことにより手足両方の判定を拾うことができる。
メイン部分のゲームシステムはこう見えて普通のRPG、しかし、普通のRPGとは違い、こちらは戦闘での攻撃アクション発動にスクワットやアームツイストといった筋トレを使用するというものとなっている。コレがなかなか身体に効く。ゲーム内体力のほか、プレイヤーのリアル体力とも相談したプレイスタイルを求められるのはオンリーワンな面白さがある。筋トレの延長のようなミニゲームや、アプデで追加されたリズムゲームなども存在。ストーリークリア後もまだまだ楽しめるハズ。
ストーリーの内容は超シンプルだが、随所に身体づくりに関係した小ネタや豆知識が散りばめられているため、読んでいてかなり楽しい。なお、プレイヤーごとの体力に合わせた運動負荷を設定することができ、最大30。途中からでも運動負荷はいくらでも変えられるので、無理ない範囲で頑張ろう。
幻影異聞録#FE Encore
発売:2020年
ジャンル:RPG
プラットフォーム:NintendoSwitch
ブログ内でも一度ガッツリ語り済みである。
元々はWiiUで発売されていた隠れた名作、『幻影異聞録♯FE』のニンテンドースイッチ向け移植版(追加要素アリ)である。WiiUで3周プレイ済みだったので実質コレが4度目のプレイになったワケだが、まぁ名作は何度遊んでも飽きないよね、うん。
ドロドロ展開でお馴染みのATLUSとFEのコラボという悪魔合体からは想像できないほどキラキラした作風であり、ついた渾名は『合体事故(誉め言葉)』。悪魔を使役する作品と中世ファンタジーの世界を掛け合わせて現代のアイドル物が誕生するなんて誰も思うまい。
ちなみに軟派な外観だが、ゲーム性はかなりガチ寄りで、真・女神転生Ⅲの『プレスターンバトル』の派生といえば伝わる人には伝わるだろう。プレスターンバトルの相性にFE側の概念を取り入れたものが今作である。オリジナル以外の登場キャラはFE側がメインだが、細かいエッセンスや小ネタではメガテンを始めとしたATLUSネタも豊富。外見で敬遠せず、ぜひ遊んでみてほしいところである。幻影異聞録はいいぞ。
シェンムーⅢ
発売:2019年
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム:PS4
長らく積んでたがようやくプレイ、DLCを含めてトロコンまでプレイしたのである。
全SEGAファンが待ち望んだシェンムー待望の続編、内容はいい意味でも悪い意味でも『いつものシェンムー』、それ以上でもそれ以下でもない。
本家シェンムーで改めて涼さんが動いている姿を見られるのはファンとしても嬉しいところ。今作では(負けイベだけど)ついににっくきアイツとも戦えるしね。
基本システムは過去作そのままだが、新たに追加されたスタミナシステムはこれどうなんだろう…。リアリティを追及するというシェンムーシリーズの有り様を考えればまぁアリっちゃアリなんだけども、プレイヤー的には不便になっただけでしかないのが困りものではある。
同様に戦闘システムはほぼ別物と化していたが、自分としてはバトルは1・2によりも3の方が好きだったりする。シンプルに色々な技を出せるのはやはり気持ちがいい。
ストーリーは待ちに待ったシェンムー2の続き!…なのだが、まぁぶっちゃけてしまうとまだ完結しない。一応敵組織のまだ見ぬ幹部が出て来たり、今まで顔見せレベルの出番しかなかった宿敵との邂逅もあったりと盛り上がるところはあるのだが、結局のところ『次回作に続く!』ENDである。これも『いつものシェンムー』だと言われればそれまで。完結はいつになるのやら。今度のアニメ版で少しは進めばいいのだケド…。結論としては、『いつものシェンムー』である(n回目)。
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントムストライカーズ
発売:2020年
ジャンル:アクションRPG
プラットフォーム:PS4
これまたブログでガッツリ語り済みである。
開発は無双シリーズでおなじみ、コーエーテクモの『Team Ninja』なのでゲーム内の操作感やアクションはなんとなく無双シリーズっぽい。
作中でも溢れんばかりの敵を相手取ることになるのでよくある無双スピンオフのように思えるが、今作はスピンオフではなく正当な続編、無双のシステムはあくまでエッセンス程度でありゲームの根底はあくまでATLUS製RPGの系譜、相性や弱点を考えて戦わないと一瞬でイゴるゲーム性はまさしくペルソナをアクションRPG化させたものだと言っていい。
『ペルソナ5』のED後から繋がるメインストーリーも見どころ。
『ペルソナ』、とりわけ『ペルソナ5』のテーマである『心』や『改心』に深く切り込んだシナリオはパーフェクト。長谷川警部補やソフィアといった今作初出のキャラもみんなカッコいい。続編ということでどうしても『ペルソナ5』本編を遊んでいないとよくわからない箇所もあるのだが、一方で『ペルソナ5』のプレイヤーは絶対にプレイした方がいい作品なのも事実。ジャンル違いといえど、やはりペルソナはペルソナである。
メゾン22/7 ~私たちと一緒に見よう!VRコメンタリー~
発売:2018年
ジャンル:映像作品
プラットフォーム:PS4(PSVR専用)
ブログでガッツリ語り済みの作品3号。
デジタル声優アイドルグループ、『22/7』のリアルメンバー側に焦点を当てたゲーム。
PSVR専用なのでPSVR非接続状態だと起動できない。ゲーム部分はあくまでオマケレベルで、どちらかといえばVR映像を楽しむ『映像作品』としての側面が強い。
映像は『ナナニジのメンバーと共にライブ映像を視聴する』というシンプルな内容であり、プレイヤーの視点に応じて映像の展開が変化する等、VRならではの演出もある。
基本的にルート分岐についてはノーヒントなので、攻略を考えると総当たりになるのだが軽くプレイする分にはちょうどいいくらいの塩梅。
題材が題材なだけに当然だが、ナナニジファン向け。ファンであれば間違いなく満足できる。
Rez Infinite
発売:2016年
ジャンル:シューティング
プラットフォーム:PS4(PSVR対応)
PSVRと同じタイミングに購入、通常クリアまで進めたのだが、今年改めてトロコンに向けて再プレイ。とりあえず完全クリア&コンプリート達成である。
ドリームキャスト向けに発売されたSTG史に残る傑作『Rez』をPS4向けに追加要素込みで移植した作品。さて、元々『Rez』は『ミッドナイト・ハイ・シューティング』を名乗る、まぁ言ってしまえば『不思議な空間でリズムに合わせてノリノリになれるシューティング』だったのだが、それがPS4という新たなプラットフォームで更なる進化を遂げたのが今作である。
PSVRを用いない場合は当時と同じスタイルでプレイできるが、やはり目玉はPSVR有りのプレイ。オリジナル版で用意された5つのステージを当時をも遥かに超える没入感でプレイできる。しかし、コレはあくまで前座。本番となるのはある程度ゲームをプレイすると解禁される完全オリジナルステージ『AreaX』である。
『AreaX』は1ステージに『Rez』のいいところを完全に凝縮したといってもいいステージであり、更にオリジナルステージということもあり、最初からPS4という環境にチューニングしてあり、加えてこのステージに限り360度全方向に移動が可能、凄まじい没入感を受けることができる。(通常のステージはリニア式で一方通行)
自分はさほどVRゲーム歴が長いわけではないが、少なくとも今のところプレイしたVRゲームの中で、最もVRとしての強みを生かしたハイクオリティな作品が今作である。
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期
発売:2017年
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム:PS4
リリース当初に購入&クリア済み、とはいえトロコンまでは行ってなかったのでトロコンまで今一度プレイ。ダンガンロンパシリーズの完結作(?)、シナリオはまぁすっごいぶっ飛び方をするので初見は多分困惑すると思われる。あれから3年経って自分も大体飲み込めたケド。今回の本題はそこじゃないのでシナリオ面には深く触れないが、なんやかんやで今作の4章と5章はダンロンシリーズでも個人的ベスト3に入るくらいお気に入り。(残り一つは2の5章が入る)
今回はトロコン目的なので主にクリア後の要素について徹底的に触れた。
具体的にはすごろく形式でキャラを育成する『才能育成計画』と自社パロディのローグライク『モノクマの試練』。おかげでADVのハズが全くADVをやった記憶がないのである。『才能育成計画』と『モノクマの試練』はニコイチであり、『前者で育成したキャラを後者に連れていきダンジョンを攻略する』といったシステムになっている。
キャラの育成は『才能育成計画』でしかできないため、『モノクマの試練』で難所にぶち当たる度に『才能育成計画』で難所を突破できるキャラを育成する、という繰り返しである。
一応どちらもオマケのカテゴリなのだが『モノクマの試練』はかなり骨太であり、装備や耐性・戦術までガチガチに組んでいかないとラスボスまでの突破はかなり厳しい。
とりわけ隠しボスはありとあらゆる手段(全体攻撃・全体魔法・状態異常etc…)でこちらのPTを全滅させにかかるので、徹底的に隠しボス向けのメタ戦術を貼らないと勝ち目がない。まぁメタることさえできればどうにでもなるのだが。
…ところでコレ、本当にADVだよね?
龍が如く7 光と闇の行方
ブログでガッツリ語り済みの作品4号。DLCを含めトロコンまでプレイ。
『龍が如く』と言えば日本製3Dアクションの代表といっても過言ではないシリーズであったが、どういうわけかナンバリングの7作目で唐突にRPGに舵を切ったのが今作である。同スタジオの前作に当たる『JUDGE EYES』がアクション系列の作品でもダントツクラスの面白さであったこともあり、最初は『えぇー……』となってしまったものの、いざ蓋を開けてプレイしてみるとまさかまさかの大当たり。
ジャンルが変わったとはいえ『龍が如く』であることに変わりはない、ということで恒例のプレイスポットは勿論多数。メイン扱いのRPG要素は外観こそ派手だがシステムはかなりシンプル。ただしプレイしていて割と粗がないわけではない。この辺は今後に期待である。
時系列的には『龍が如く6』や『JUDGE EYES』よりも更に先、ただしメイン勢や舞台をほぼ一新したことにより今作からの新規プレイヤーから初期から追っている古参プレイヤーまで、多数のプレイヤーが楽しめる作りとなっている。シナリオもハイクオリティ、むしろ綺麗に纏まり過ぎてこの先の続編が創れるのか怪しいのがネック。
グノーシア
発売:2020年
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム:NintendoSwitch
ブログでガッツリ語り済みの作品5号。
人狼風のゲームを何度も繰り返しながら、物語を読み進めていく作品。
自分は人狼とは馴染みが薄かったため、事実上今作が初人狼なのだが、チュートリアルはかなりシンプルであり、簡単に入ることができた。
基本的には人狼でも、特殊なイベントを見るためには特定の人物を守り抜く必要もあったりと今作らしい展開も存在。一度見たら絶対に忘れられない絶大なインパクトのキャラクターたちも見逃せない。
それ以上に素晴らしいのはやはり根幹の世界観。人狼を繰り返しながら少しずつ明らかになっていく真実にはただただ驚かされるばかり。
人狼ゲームの皮を被ったSFノベル、それが今作である。
22/7 音楽の時間
発売:2020年
ジャンル:リズム
プラットフォーム:IOS/Android
ブログでガッツリ語り済みの作品6号。
『メゾン22/7』に続き、デジタル声優アイドルグループ、『22/7』のゲーム化第二弾。リアルメンバー側に焦点を当てた『メゾン』とは異なり、こちらはキャラクター側に焦点を当てている。世界観的にはアニメ版・漫画版の延長でキャラ設定もそちらに準ずる。
ゲームジャンル的にはリズムゲーム、こういうゲームの宿命かシナリオの進行にはアプデを待つ必要があるため、ある程度物語が進んでからは好きなキャラをひたすら推すなりハイスコアを目指すなり自由。
リリース当初の時点でもそこそこのボリューム感だったが、あれから半年ほど経ち、楽曲は倍以上に増え、3Dモード対象曲も順次追加されているため、どんどんボリュームはパワーアップしている。なんにせよ今後に更なる期待が持てる作品である。
GOROGOA
発売:2017年
ジャンル:パズル
プラットフォーム:NintendoSwitch
インディーズのパズルゲーム、スイッチ以外でもPS4などでリリースされている。
画面上にある4つのピースを組み替え、絵柄を繋げることで物語を読み進める形式のゲーム。一見、何の関係もしていないイラスト同士も、ピースを組み替えれば予想外の繋がり方・扱い方ができることもあり、想像以上に奥深い。中盤以降はイラストが動いたり回転したりもするため、タイミングを合わせてピースを組み替える必要もあり。
タネさえわかってしまえば一本道のシンプルなゲームだが、物語を進めるためには試行錯誤を繰り返す必要があるため、体感的なボリュームは中々。なにより雰囲気が素晴らしく、よほどセンスのあるクリエイターでなければ作れないと感じさせる一作。
ナムコットコレクション
発売:2020年
ジャンル:オムニバス
プラットフォーム:NintendoSwitch
かつてナムコがリリースしたナムコ系ゲームのコレクション。
ナムコ系作品のコレクションと考えると『ナムコミュージアム』がおなじみだが、アーケード移植が中心のあちらとは異なり、こちらはファミコン作品の移植オンリー。
販売形態が少々特殊で、『ワギャンランド』のみ無料配布、それ以外の作品は別途購入する形になる。このため、『ナムコミュージアム』でありがちだった『このゲーム買うの何本目だよ…』といった事は起こらない。収録タイトルはファミコン中心ということもあって、他のコレクション作品では見られないものが殆ど。
『ゼビウス』『パックマン』『ギャラガ』などのお約束は勿論、中にはちびっ子向け(?)スプラッターハウスの『わんぱくグラフィティ』やゲームフリークのデビュー作『クインティ』などの変わり種も。特に原作モノなので配信が絶望的だったメガテンシリーズ1作目『女神転生』や初の家庭用移植の『カイの冒険』などの収録は特に嬉しいところ。購入したタイトルはメニュー画面の棚にズラッと並ぶ。『SEGA GENESIS CLASSICS』でも同じことを思ったが、やはりこういうのはテンションが上がるものである。
10本購入・20本購入でそれぞれ特典として『パックマンCE』『ギャプラス』がプレゼントされる。この2作は元々ファミコン以外の作品だが、ファミコン実機で動作するようにアレンジが加えられており、『当時出ていたとしたらこんな感じだったんだろうなぁ』と感じられる。各作品に移植および『パックマンCE』『ギャプラス』の新規開発はもはやレトロゲー移植界隈で知らぬものはいないエムツーが担当、このためか同社が開発した『メガドライブミニ』や『PCエンジンmini』とUI・システムがそっくり。
ファイナルソード 英雄の誕生
発売:2020年
ジャンル:アクションRPG
プラットフォーム:NintendoSwitch
ブログでガッツリ語り済みの作品7号。令和の時代に誕生した問題作。
まぁコレに関しては説明不要かもしれないが一応語ると、ゲームジャンル的には一応オープンワールドARPG、広大なフィールドを巡り敵と戦いながら進んでいく。
システムはやや粗削り…いやむしろ粗じゃないところが存在しないレベルだが、粗があるからこそ抜け道的な攻略法が多数存在し、各々のプレイスタイルで戦えるのが楽しい。
難易度は理不尽に片足突っ込んでいるようにも感じられるが、実はセオリーさえ理解していればほぼ死なないし、どんな強敵にもきちんとした突破法が用意されている良バランス。感覚としては『真Ⅲマニアクス』みたいなもんだが、コレ言うと流石にあちらに失礼な気がする。
世間一般じゃクソゲーだなんだ散々言われているタイトルだが、少なくともここに一人、今作を面白い、楽しいと思っている人間がいる。世間の評判だけ見て知った気にならず、ぜひとも自分の手でプレイしてみてほしい。
いやまぁ根本的に再配信してくれないとハナシにならないんだケド…。
ペーパーマリオ オリガミキング
発売:2020年
ジャンル:アクション(パズル?)
プラットフォーム:NintendoSwitch
気が付くともう20周年を迎えていたペーパーマリオシリーズの6作目。
新作が出るたびにゲームジャンルが変わることに定評のある(?)本シリーズだが、当然今作もジャンルが変わった。
1・2作目の『RPG』、3作目の『アクションアドベンチャー(アクション寄り)』、
4作目の『アドベンチャー』、5作目の『アクションアドベンチャー(アドベンチャー寄り)』から一転して、今作のジャンルは『パズル風アクション』、RPG的に見た場合は若干冗長に感じるかもしれないが、スピードを求められるアクションパズルとして考えるとかなり良質。
とりわけボス戦ではパズルのルールが根本から変わるため、飽きが来させないのも見事。過去のペーパーマリオシリーズではありそうでなかった『ボスとの再戦モード』も用意されているのが嬉しいところ。
シナリオは不評だったシール・カラスプのシンプル路線からはようやく脱却、流石にスぺマリレベルまではいかないものの、マリオストーリー並かそれ以上に盛り上がるシナリオとなっている。過去作で登場していたモノを1キャラとして独立させたり、呼び方を意識的に変えることでモブキャラを印象付けるなど、主にスぺマリのせいでシール以降から生まれた制約に真っ向から打ち勝っている。なんにせよ、今後のペーパーマリオシリーズも変わらず追いかけていきたくなるクオリティの高さであった。
waifu アンカバード
発売:2020年
ジャンル:シューティング
プラットフォーム:NintendoSwitch
ニンテンドースイッチ向けに突如として現れたシューティングゲーム、
所謂『弾幕STG』のカテゴリであり、画面を埋め尽くす敵弾を避けながら敵を倒し、アイテムを集めていく。昨今ではあまり見られなくなった『脱衣系』のジャンルでもあり、ゲームを進めていくたびに背景のキャラが脱いでいく。『脱衣系』のゲームはブロック崩しやら麻雀やらいっぱいあるが、STGと組み合わせた例はかなりレア。
自機は忍者のコスプレをした馬(U.MA)、敵キャラはUFOやら人面岩やらどっかで見た猫やらで凄まじくカオス。画面がここまでカオスなSTGは自分の知る限り『イルマティックエンベロープ』ぐらいしかない。
(イルベロはゲーム世界という前提なのでアレで問題ないが、こっちは特に説明ナシでコレ)
しかし今作最大の特徴はそこではなく、脱衣の方。
いや脱衣ジャンルならそりゃ少しばかりは過激な部分もあるだろうが、
今作に関しては流石に度を超しており、自分もプレイしていて『これチェック通ってeshopで配信したの!?』となったレベル。実際に今作は一度eshopから配信停止を食らっているのがソレを物語っている…ハズなのだが、何故か現在は復活済み、アプデで修正されたのかと思いきやまさかの変化なしで謎である。
ちなみに本ブログは一応全年齢対象のつもりで作っております故、該当シーンのスクショは貼りませんが悪しからず。
STGとして見た場合は初心者救済の要素が盛りだくさんかつ、素のクオリティが非常に高いため、弾幕ゲー初心者にはこれ以上なく勧められる…のだが、如何せん過激すぎる描写と謎すぎる世界観故に声を大にしてオススメしづらいのがネック。
クラッシュバンディクー ぶっ飛び3段盛り!
発売:2017年
ジャンル:アクション
プラットフォーム:PS4
かつてプレイステーションで一時代を築いた大人気シリーズ、『クラッシュバンディクー』シリーズが堂々復活!PS1向けにリリースされた『クラッシュ1』『クラッシュ2』『クラッシュ3』をひとまとめにリマスターしたものが今作である。
一応公式がリマスター(プラス)を名乗ってるのでこう呼んだが、ぶっちゃけゲーム内の挙動やらシステムやらを1から丸々作り直しているため、『リマスター』というよりは『リメイク』という言い方が正しい。
実は自分は当時クラッシュシリーズをプレイしていたワケではないため、今作がクラッシュデビュー。まぁ今作の完全クリア後にオリジナル版も一通りプレイしたので一応比較は可能である。
移植のベースになっているのは日本版ではなくオリジナルの海外版、敵キャラのデザインやBGMは海外準拠、ステージ構成も海外版仕様。そのため日本版で追加されたアクアクのヒントや『クラッシュ万事休す』は未収録。
(クラッシュ2以降でダンスが存在するのみ)
追加ステージとして『クラッシュ1』に『あらしのしろ(StormyAscent)』、『クラッシュ3』に『きんみらいステージ(FutureTense)』が追加、どちらも最初から突入できるが洒落にならない高難易度なので力試しにどうぞ。特に『あらしのしろ』はオリジナルの時点で『難しすぎて没になった』という曰くつきのステージ、タイムアタックはそれこそ地獄。あと、オリジナル日本版でカットされたフル尺の『カメカメジャンプ』も一応追加といえるか。
オリジナル版ではセーブできる場面が限られていたが、こちらではマップ画面からいつでもセーブ可能、パーフェクトダイヤの入手条件もリマスター版の方が緩和されてるため、全体的にこちらの方が難易度は低め…と思いきや全ステージに『クラッシュ3』仕様のタイムアタックが追加されたため、完全クリアを目指すとこちらの方が難しい。
しかし、元々が面白いゲームのリマスター故に面白さにハズレはナシ。オリジナルとは一味違った面白さがある。
くるくるカメレオン
発売:2020年
ジャンル:パズル
プラットフォーム:PS4
元々はPSP向けに販売されていたパズルゲーム。
カメレオンの如くマスの色を変えながら進める陣取りゲームのようなシステムであり、シンプルながら地味に奥深い、例えコンピュータとの対戦であっても中々白熱する。
基本システムはいずれも同じだが異なるルールが3種類、各ルールごとに異なる戦法を求められる。更に使用可能な5キャラそれぞれに専用アクションがあり、どのキャラを使うか、どのキャラを相手取るかによって戦術も変わる。
パズルゲーとして見た場合、1試合にかかる時間が割と長いのが若干難点で、そのせいかパズルゲーの中ではややマイナー気味だが、ぜひともプレイしてみてほしい。
ボンバーガール
稼働:2018年
ジャンル:アクション(PvP)
プラットフォーム:アーケード
誰も思いもよらなかった方向に進化を遂げた『ボンバーマン』、それこそが今作である。稼働開始は2年前だが、自分がプレイし始めたのは今年から。
ゲームシステム自体のベースは『ボンバーマン』なので説明不要だが、今作は『4VS4のチーム戦』であり、キャラごとに異なる能力・異なるロールが設定されているため、チーム全体のことを考えた立ち回りをする必要がある。要は『PvPとなったボンバーマン』である。
実はかなり奥深いゲーム性であり、キャラごとのバランスもしっかり取れているため、よほどおかしなプレイングをしない限りは少なからずチームに貢献できる。とはいえやはり基本を覚えるのは大事なので、ソロミッションで練習したり動画で立ち回りの研究したりするのはお忘れなく。
ちなみに撃破されたシーンのスクショばっか話題になるが、ぶっちゃけやってる間は撃破絵を見ている暇はない。撃破時は大体下画面のマップ見て状況確認しなきゃだし、敗北時は他プレイヤーへのごめん系のチャット送るのに忙しいのである。
登場キャラの大多数はKONAMIゲーの名作をモチーフにしたキャラ(悪魔城→セピア/魂斗羅→オリーヴ)、或いは特定作品からのゲスト(ときメモ→藤崎詩織/ツインビー→パステル)に2分され、いずれもキャラ設定・デザイン・スキルに原作要素が盛沢山、KONAMIファンであるほど今作を楽しめるだろう。
キャラ崩壊(?)&マニアックネタ上等の公式マンガも要注目である。
サムライジャック:時空の戦い
発売:2020年(日本版は2021年予定)
ジャンル:アクションRPG
プラットフォーム:NintendoSwitch/PS4
ブログでガッツリ語り済みの作品8号。
かつて日本でも放送されたTVアニメ『サムライジャック』のゲーム作品、ジャンルは3Dアクション。日本のデベロッパー開発だが海外先行発売であり、日本版の発売は来年。しかし今の時点で既に完全日本語ローカライズ済みなので安心。
ゲーム内容は一言で言えば『サムライジャックの皮を被ったニンジャガイデン』、ニンジャガほど難しくはないが一般的なACTに比べると難しめ。最初こそ敵にボコられるだろうが、慣れてくると気持ちよくスピーディに立ち回れる。
唯一のネックはシナリオが『日本未放送のシーズン5のED後から繋がる』という点。
まぁそのおかげでシーズン5初出の人気キャラ『スカラムーシュ』や『アシ』が登場してくれるのだが。とはいえシナリオ重視のゲームではないため、シリーズファンでも純粋なアクションゲーマーでも楽しめるだろう。
SEGA AGES ヘルツォーグツヴァイ
発売:2020年
ジャンル:RTS
プラットフォーム:NintendoSwitch
定期的に配信されるエムツーによるSEGAのレトロゲー復刻シリーズ、『SEGA AGES』シリーズのうち一作、シリーズ自体はこのブログでも『ソニック1』で一度触れている。今回は早すぎたRTS『ヘルツォーグツヴァイ』の復刻である。
メガドラでもマニア人気の高い『ヘルツォーグツヴァイ』をまるまる移植したほか、ネットワーク対戦への対応、細かな便利機能の追加、そして最大の目玉(?)はチュートリアル機能である『ヘルツォーグアカデミー』である。
『チュートリアルが目玉?』と思われるかもしれないが、マジで今作は初心者バイバイの権化みたいに難解なシステムの塊であったため、ちょっと触って『あ、これ無理だわ』と去る人が非常に多い作品であり、そういった人を引き留めるための『ヘルツォーグアカデミー』である。
溢れんばかりのSEGAネタに埋め尽くされながら実技を交えつつシンプルに説明されるチュートリアルは初心者の心を掴むには100点満点、最後まで読み進めるころには今作の基本システムを完全に理解できるだろう。
そしてなにより教官がかわいい。
このため今作はレトロゲー復刻であるにも関わらずE-mote採用タイトルである。
Kawaii Death Desu
発売:2020年(日本未発売)
ジャンル:アクション
プラットフォーム:PS4
ブログでガッツリ語り済みの作品9号。
日本未発売の作品で海外のストアに急遽現れたKawaiiアクションゲーム。
2DのACTだが、使うボタンはたったの2つで超シンプル、一般的に例えるならば『カジュアルゲーム』の類と言うべきか。
何故か日本のアイドルに転生した死神・ゾンビ・サキュバスなどバリエーション豊かなモンスターたちがライブという名目でファンの命を刈り取ってゆく!
フル英語の公式サイトを読まない限り理解不能な世界観だが、公式サイトを読んでもぶっちゃけ理解不能なのでフィーリングと勢いだけで楽しもう!
考えるな、とにかく目の前のファンどもを刈っていけ!!
凄まじい連打ゲーなのでコントローラと指を痛めやすいことだけがネックだが、無理しない分に適当に楽しむだけならこれ以上ないくらい楽しい作品。そして海外スタジオ開発とは思えない日本然としたKawaiiキャラデザが光る!
SDガンダム Gジェネレーション ジェネシス
えー、お恥ずかしながら自分は今年初めてガンダムシリーズに触れたタチであります。故にとにかく『シリーズの歴史を追っかけてみよう!』ということで購入したのがこちら。特に『宇宙世紀』の作品に焦点を当てたのが今作であり、『1stガンダム』から『ガンダムUC』までの宇宙世紀を舞台とした作品を追体験できる。
『08小隊』『0083』『ポケ戦』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆シャア』といった映像作品はもちろん、『CROSS DIMENSION』『ジオニックフロント』『コロ落ち』『戦記』『ミッシングリンク』といったゲーム作品も網羅、いずれもシナリオ再現がされているため、今作を一通りプレイすれば宇宙世紀の概要は理解できるだろう。
自分も今作からガンダムデビューし、結果的に一人のガンダム好きとなり、なんやかんやで一通りの映像作品は原作を見るまでになってしまったのである。
ちなみに宇宙世紀だと個人的には『IGLOO』と『ガンダムUC』が好きです。
スーパーマリオ 3D コレクション
発売:2020年
ジャンル:アクション
プラットフォーム:NintendoSwitch
ブログでガッツリ語り済みの作品10号。
3Dゲームの金字塔と言われるマリオシリーズの3D作品、『スーパーマリオ64』『サンシャイン』『ギャラクシー』の3作をスイッチ向けに移植した作品。
いずれの作品もスイッチ向けに調整されているため、操作感覚はだいぶオリジナル版とは異なる…というのが唯一の問題点だったがこちらはアプデで改善されたので弱点ナシの移植となった。
収録されているバージョンはどれも最後にリリースされたものになっているため、致命的なバグ技はできなくなっているが、収録作品の面白さはバグ技程度で失われるようなものではない。更に、当時のサントラもまるごと収録、サンシャインに至ってはサントラが存在しないため今作限定収録である。
なによりも大きいのはやはり『スイッチ上でゲームキューブのエミュが可能』という事実。各作品の面白さもそうだが、それ以上にスイッチの今後に期待を持てる作品である。
カービィファイターズ2
発売:2020年
ジャンル:格闘アクション
プラットフォーム:NintendoSwitch
ブログでガッツリ語り済みの作品11号。
まさかまさかのゲリラ配信が行われたカービィファイターズの続編。
基本的に過去作に登場したコピー・ステージは全て続投しているため、純粋に前作の上位互換であるが、更に今作ではとうとうオンライン対戦まで対応。新コピーの『レスラー』のほか、スタアラから採用されたドリームフレンズの追加も嬉しいところ。
新たに追加されたストーリーモードではRPG的な成長システムが組み込まれており、通常のカービィシリーズ、ひいてはファイターズ系列とも異なる新たな可能性を見せてくれた。
新規ステージで流れるBGMはいずれも過去作のアレンジ、シリーズファンこそ『おお!?』となる楽曲チョイスなのでひたすら驚かされる。やはりカービィシリーズにハズレはないのである!
最悪なる災厄人間に捧ぐ
発売:2018年
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム:PS4
ブログでガッツリ語り済みの作品12号。
『透明人間』をテーマにしたADVで、長らく続いたケムコ系ADVの一作、とはいえ今作のケムコは監修止まりで、どちらかといえばウォーターフェニックス系ADVといった方がいいかも。
『ヒロインのことしか見えない主人公』と『主人公にしか認識されないヒロイン』という絶妙な関係性がゲーム全編通して見事に描かれる。主人公である豹馬の設定に合わせてか作中に表示される立ち絵はヒロインのクロのみだが、そのおかげかクロに関係した描写はかなり豊富、おそらく今作のプレイヤーはみんなクロにメロメロになり、そして豹馬にも感情移入できることだろう。
世界観のルールの綿密さもお見事で、グイグイ引き込まれるシナリオ展開にはやめ時を見失いがち。今作の物語は綺麗に完結しており、その先の物語は存在しない方がいいレベルなのだが、不思議とこの先を見たくなってしまう、この二人の関係をまだ見ていたくなってしまう。
今年になるまで放置し続けた自分を殴りたい、それくらいの大傑作ADVであった。
Shmup Moments
発売:2019年
ジャンル:STG
プラットフォーム:Steam
Steam向けにリリースされているSTG、溢れんばかりの敵弾を避けながら生き残りを目指す弾幕STG。しかし敵弾の量や動きが余りに容赦なさすぎるため、目視で避けるのはかなり厳しい…というかランダムに飛んでくる弾も混じってるため普通に避けるのは無理ゲー。
敵弾を避けるためにゲーム内の時間を任意で遅らせる『スロー』というシステムがあり、基本的に敵弾はコレを使って避けることになる。とはいえスローは使い過ぎるとペナルティで詰むため、可能な限り短い時間だけ使いたいところ。このせいか『STG』というよりは『イライラ棒』をやっている感覚に近い。
なんとなくわかるかもしれないが、難易度は洒落にならないくらい高いため、気楽に手を出すのはオススメしづらい。ぶっちゃけ自分も(多分)ラスボスを倒せずに断念してしまったのである。しかし、サウンドに合わせて登場する敵キャラや変化する背景は魅力的ではある。
Death end re;Quest
読みづらいタイトルだが、『デスエンドリクエスト』と読む。
ADVとRPGを組み合わせたようなシステムの作品であり、現実世界を舞台とした『現実世界編』とオンラインゲームの世界を舞台とした『ワールズ・オデッセイ編』の二つから構成される。
『ワールズ・オデッセイ編』はRPGメインであり、『現実世界編』はその逆でADVオンリーとなっている。この二つの進行状況は完全にリンクしており、どちらかの進行が止まるたびに視点をザッピングしながら進めていくこととなる。
RPG部分は割とバランスが無茶苦茶気味。こちら側にバランスブレイカーになりかねない要素が一通り揃っているため、適当に進めていても躓くことなく攻略が可能。というか今作の舞台は『調整を放棄したバグだらけのゲーム』なので、これらの調整は意図的な可能性も高い。というか超強力な一部アイテムは大体テスト名みたいな名前が付けられているので猶更。
調整周りは置いといてRPGの戦闘システム自体は唯一無二で非常に楽しい。フィールド上のバグをいかに利用して戦うのかを考えるとかなり戦略性もあり、『ノックバグ』というアクションを利用しておはじきのように敵を弾き飛ばすゲーム性は爽快感がある。ゲーム内に登場するキャラ達もみんな可愛らしくて魅力的、終盤の展開は軽く超展開に片足突っ込んでいるものの、そこにさえ目を瞑ればシナリオも面白い。ただしバッドエンドはだいたい悲惨かつ猟奇表現の嵐なので耐性がない人は要注意。
ちなみに自分がプレイしたのはPS4版だが、なんと今年(2020年)の12月にスイッチ向けの移植も配信。こちらはDLCも全部入りなので、今後プレイする人はそちらがオススメである。
ぷよぷよテトリス2
発売:2020年
ジャンル:パズル
プラットフォーム:PS4
一回限りかと思われていたパズルゲーム同士の頂上決戦、『ぷよぷよ』VS『テトリス』にまさかの続編が登場。前作でも同じことを思っていたが、こうも二つの異なるルールのパズルを奇跡的に合体させたのはお見事である。
(過去には『テトリスVSDr.マリオ』なんてのもあったがこちらは合体できてたかというと怪しい)
前作にあった基本ルールはいずれも続投、また今作からの新ルールとして『スキルバトル』が追加された。その名前からして『ぷよぷよ~ん』の特技システムや『テトリス武闘外伝』の必殺技システムを思い起こされるが、そのどちらとも別物の全く新しいシステムとなっている。
『ぷよぷよ』シリーズは昨今eスポーツ向けに舵を切っており、キャラの掘り下げやシナリオ描写は薄めになりがちだったが、今作では久しぶりにシナリオ重視の作品となっている。おかげで今作はオフのソロプレイでもじっくりと楽しむことができる。
シナリオ自体のクオリティも高く、新キャラのマールとスクエアスも印象的。ぷよキャラとテトキャラの交流もナイス。雰囲気はややシリアスより、前作のラストから繋がる内容になっているため、できることなら前作(ぷよぷよテトリス)をプレイしてから今作に触れたいところだが、別に今作から入っても問題はない。
無論、パズルゲームとしての面白さは前作から引き継いでいるため、当然面白い。しばらくはガチ勢のぷよぷよ/対戦型テトリスの主戦場は今作になりそうである。
Hatoful Boyfriends
発売:2016年
ジャンル:乙女ゲー
プラットフォーム:PS4
ブログでガッツリ語り済みの作品13号。
『ハトだらけの学園で唯一の人類となり、多種多様なハトと恋愛する』という誰も思いつかないであろう乙女ゲーム。イロモノ極まりない外見とは裏腹に、その世界観設定はかなりガチ。
システムとしては若干不親切だったりローカライズの粗が多かったりと問題点がないわけではないものの、乙女ゲーというジャンルに興味ないプレイヤーでも『純粋なビジュアルノベル』としてしっかり楽しめる作りになっているため、ハト+乙女ゲーというだけで敬遠するには惜しい一作。
真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER
RPGに定評のあるATLUSだが、そんなATLUS製RPGの一つの到達点ともいっていい大傑作(そしてプレミアゲー)、『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE』がまさかのPS4/スイッチ向けにHDリマスター。
今作のバトルシステム、『プレスターンバトル』の完成度の高さは、今作のシステムを下地にした『アバチュ』『ペルソナ』『幻影異聞録』といった作品がいずれも名作だという事実が物語っている。
ゲーム内容としてはPS2で最後に出た『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』に準じており、そちらの追加要素は全て収録。当時マニアクス版にのみ登場した『デビルメイクライ2』からのゲスト、ダンテもDLCとして復活した。
基本的な部分はいずれも同じだが、新たにボイス付きとなっており、ゲームクリアに必須のイベントやマニアクス以降の追加イベント(と何故かご立派様のイベント)はフルボイスとなった。ボイスが付くだけでシナリオの雰囲気も大きく変わったが、NGという人のためにボイスOFF機能も付いているのが嬉しいところ。
発売当初は〇×ゲームのレスポンスのせいで悪い意味で話題になってしまったが、こちらはアプデにより改善、更に近年の作品でおなじみのスキル選択システムも導入されたため、快適さは鰻登りとなった。ちなみに地味に『Unityを用いたPS2作品の移植』というのは前例がなく、そういった意味でも興味深い作品である。
まとめ
いやぁ、2020年も例年通りゲーム漬けの1年間だったのである。
ちなみに去年から引き続きプレイしているタイトルは『スマブラSP』『テトリス99』『TetrisEffect』の3作、この3作はどれだけやっても、いつまで遊んでも飽きないのである。
それ以外だと今年は復刻系ゲームハードが輝く年だったのである。『PCエンジンmini』に『アストロシティミニ』、『ゲームギアミクロ』にそれから『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオ』も2020年、ちょっと違うかもしれないが『テトリスミニ』も2020年である。結局全部買ってしまったのである。更にPS5とXSX/Sまで2020年発売なので、端から見ると2020年は何の時代なのかさっぱりわからなくなってしまうのが面白い。
なお、PS5は未だ購入できていません。予約に全滅したからである。何故だ、徳が足らんのか。
まぁ、 なんやかんやでまた来年のゲーム業界もまた楽しみなのであーるー!!