いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

ポケモンボックス ルビー&サファイア

この世には様々なゲームが存在する。コンシューマ・アーケードなどのプレイ環境はもちろんのこと、アクション・RPG・アドベンチャーなどといったジャンルも多岐に渡り、一言で『ゲーム』と言ってもその有り様は無限大である。時にはゲームとしての遊びやすさよりも利便性を優先した、そんな『ツール』のような作品が生まれることだってある。

というわけで今宵は一風変わった作品…ポケモンボックス ルビー&サファイアについてサクッと語っていくとしよう。ちなみに今回の記事は次回語る作品に向けての布石…というか副産物みたいなモノ。あっちの作品をガッツリ遊びなおした際に、否が応でも頼らざるを得なかった作品なのだ。先にネタバレをしておくと次回語るのはポケモンコロシアム。そちらをブログで語るために改めてプレイしなおしていた形である。

そのタイトルが示す通り本作はポケモンシリーズの関連作品のひとつ、その中でも2002年11月にリリースされたGBA最初のポケモン作品ポケットモンスター ルビー/サファイア(ポケモンRS)』にフォーカスを充てた作品。リリース時期は2003年5月とポケモンRSから約半年後。更に半年後には『ポケモンコロシアムが、その2か月後には『ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン(ポケモンFRLG)』が登場…といった感じの時系列となる。ちなみにプラットフォームはゲームキューブ

本作が具体的にどういうものかといえばGBAポケモン作品を遊びやすくするための便利ツール』。だからこそ公式ゲームジャンルは世にも珍しい『ユーティリティ(ツール)』、ゲームを起動するとまずは『ポケモンボックスへいく』『ぼうけんにでる』という2つの項目が表示されるのだが、どちらを選択するにしてもまずはGBAケーブルを用いてGBA本体およびGBAの第3世代ポケモン作品との接続を要求される接続しない場合はタイトル画面に逆戻り。

…つまるところ本作はGC本体+ソフトどころかゲームボーイアドバンス本体・GBAケーブルGBAポケモン作品があってはじめて起動する極めて開き直った作りになっているのだ。当然本作単独で完結するゲーム的な要素など一切存在しない。有償のパッケージソフトでありながらこれほどまでツール方面に特化した作品は本作をおいてほかにはない。良い意味でも悪い意味でもポケモンほどの大人気コンテンツでなければ存在できないレベルの代物だろう。

当時の販売価格はなんと2000円ゲームキューブのソフトにしては破格と考えるか、たかだかツールだけの代物に2000円も取られると考えるかはその人の価値観によりけり。ただし本作には専用デザインの赤青スケルトンカラーのメモリーカード59(1400円)が同梱されているほか、2800円のお買い得パックには更にGBAケーブル(1400円)もセットなので周辺機器込みの値段と考えれば超が付くほど安い。

…というかポケモン関連作品というネームバリューによる出荷量+当時あまり多くなかったポケモン廃人向けソフトという合わせ技によって半ばワゴンの常連であり、この値段よりも更に値引きされて販売されることもしばしば。結果『単品でメモカ+GBAケーブル買うよりもこっち買った方が安い』という妙な需要が発生したこともあった。ときメモ』のパワーメモリーか貴様は。

GBAケーブルというのはゲームキューブGBA本体を接続するための周辺機器。GBAの通信端子を利用する形でGCのコントローラポートへ繋げることで、GC-GBA間でデータのやり取りを行うことができる。本作以外にもGCにはゼルダの伝説 4つの剣プラス』『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル』のようにGBAをもうひとつの画面として活用するものから、ワリオワールド』『NINTENDOパズルコレクション』などといったジョイキャリーと呼ばれる簡易ゲームを転送するものまで様々な形でGBAとの連動を行える作品が数多く存在した。

NINTENDOパズルコレクションにちょこっと触れた過去記事

ちなみに本作はGC用ソフトでは極めて珍しい…というか我の知る限り唯一のメモリーカード59専用ゲーム』である。わからない人向けに説明すると、ゲームキューブには公式で白の『メモリーカード59』黒の『メモリーカード251』という2種類のメモカが存在する。59と251というのはブロック数…つまり容量であり当然ながらメモリーカード251の方が多くのデータが入る仕組み。

…でもってもう一度言うが本作はメモリーカード59専用ゲーム』である。コレが何を意味するかというとメモリーカード251は本作では使用できない』。しかも使用ブロック数は59、というわけで本作のデータが入ったメモカは文字通り本作専用のモノとなる。まぁ不便っちゃ不便だがこの辺りは不正対策と考えれば納得ができないわけではない。…と思いきや海外版だとメモリーカード251も使用できるらしい。なんで…?

閑話休題、改めて本作の基本システムについて紹介していこう。最初の説明からうっすら察した人もいるかもしれないが、本作はかつてニンテンドウ64の『ポケモンスタジアム』シリーズにおいて存在した一部機能だけをピックアップしたようなゲームとなっている。ポケモン管理ツールという意味では現代でもなおも活躍中のポケモンHOME』、およびその前身『ポケモンバンク』の原点ともいえる。みんなのポケモン牧場』はまぁ…管理ツールとしては凄まじくアレだったが…。

タイトル画面からポケモンボックスにいく』を選択するとGBAポケモン作品との接続を行い、そちらの作品で捕獲したポケモンを本作へと転送することができる。早い話がポケモンスタジアム』シリーズにおける『けんきゅうじょ』である。

ポケモンボックスでは本作オリジナルキャラであるアズサがガイド役をしてくれる。彼女はポケモンRSEにおけるボックス管理人マユミの姉という設定。長らく本作限定のキャラだったのだが、後年3DSにリリースされたポケモンバンク』にてデザインがリファインされ再登場したことで一気に知名度を広げることとなった。まぁ『ポケモンHOME』だとリストラされたんですけどね。

本作のタイトルは『ルビー&サファイア』だがシステム的にはポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーンおよびポケットモンスター エメラルド』にも対応、それらのタイトルからポケモンを預けたり逆にポケモンを受け取ったりできる。ただしFRLGの場合は『ネットワークマシンの完成(=殿堂入り後ナナシマイベントの完遂)』、エメラルドの場合は全国図鑑の入手(=初回の殿堂入り)』が接続に必要である。また同ハードでリリースされたポケモンコロシアム』『ポケモンXD』との直接接続は行えないため、それらの作品のポケモンを預けたい場合は一度GBA作品との通信交換を介するべし。

なお本作へ接続を行うGBA作品は必ずポケモンセンター内でレポートを書いている』必要がある。コレはダンジョン内にて本作を介して手持ちが変化してしまうことで詰みの状況が発生してしまうことを阻止する意図があるのだろう。…何故かポケモンRSのバトルタワーもポケモンセンターとしてカウントされているため、リボン絡みの不正が行えてしまえるのはナイショである。
(パソコンが設置されている施設をポケモンセンターとして判断している?)

また不正なポケモン(?????と表記されるけつばん)がゲーム内に存在するセーブデータは接続を試みた時点でブロックされる…のだが、何故かダメタマゴだけなら接続できる。コレを利用して本作をダメタマゴ廃棄のために利用する人もごくごく稀に存在するらしい。

本作に預けられるポケモンの数は驚愕の1500匹。第3世代全てのポケモンをガッツリプレイしたとしてボックス容量を使い切るケースはよほどのポケモン廃人でない限り発生しないだろう。またメモリーカードという媒体ゆえに足りなくなったら追加でメモカを購入する手も使えるのも強み。

ボックスの編集画面では本作のボックスとGBA側のボックスが同時に表示され、並行して操作することが可能。ボックスだけでなく手持ちポケモンも操作できるのは後のボックス管理ツールなどと比較してやや便利な点。本家だと6*5で1ボックス30匹まで配置できるが、本作は6*10で1ボックス60匹まで配置可能、図鑑順にズラッと並べるのもいいし、何かしら意味を持たせて配置するのもあり。ちゃっかり第3世代の本家作品では行えなかったポケモンの範囲選択なども可能である。本家同様に『かべがみ』機能が存在し、後述の『ぼうけんにでる』のスクショをマイかべがみにしたりなんかもできる。

後の『ポケモンバンク』などとの大きな違いは『道具を持たせたポケモン』もそのまま預けられるという点で、特定の持ち物ありきの対戦用ポケモンにおける『いざ対戦に連れて行ったら道具を持たせ忘れてた!?』という事故防止に役立つ。またコレを利用することでポケモンと共に道具を別ROMに纏めて移行することだって可能である。まぁ本作だと(ポケモンRS以外は)ポケモンに道具を持たせる/預けることができないので、道具を持たせ変えるには都度都度GBA側で操作が必要になってしまうのは難点だが。

なお『トレーナーIDが異なる(他ROMから預けた)ポケモンを受け取る場合に限り、受け取る側のポケモン図鑑が『つかまえたかず』が100匹以上でなければならないという制約が存在する点のみは注意が必要。たかが100匹と思うかもしれないがこの時代はポケモン自体の総数が386匹しかいないのだ。例えばポケモンRSなら第1世代・第2世代のポケモンが軒並み出現しないうえ、バージョン限定ポケモンまで視野に入れると100匹埋めるのはだいぶ面倒だったりしないでもない

ついでにボックスへ預ける/受け取るといった行為は『交換』ではないため通信進化には使えないGBAケーブルで通信進化したいなら『ポケモンコロシアム』か『ポケモンXD』を活用するべし。また同様の理由でFRLGで捕獲したポケモンを本作を介してRSに送っても全国図鑑は解禁されない
(ポケモンRS全国図鑑解禁はあくまで"FRLGとの"通信交換が条件)

ポケモンのパラメータ画面は本家だと画面サイズの都合からか複数ページに分かれていた『ID・トレーナー名・特性・性格』『パラメータ・経験値』『技構成』が1つのページに纏められており視認性が高いのはありがたいところ。ただしトレーナーメモの出会った場所は表示されない。コレはまぁ本作より後にリリースされた作品群に対応することとの兼ね合いもあるのだろう。

預けたポケモンたちは技やタイプ、特性なんかでソートすることも可能でこういったツールに求められる基本機能はだいたい搭載されている。余談だが第3世代初期のゲームということからか本作でソートできる特性の中には後に一切出てくることなく消えた没データと思しき『そうおん』なんてものがあったり。一方で『ポケモンずかん』に類する機能はないので、後のバンク・HOMEのようなコレクション欲を掻き立てる要素がないのは少々寂しい点。

ボックス管理まわりでの唯一のお遊び要素が『ディスプレイ』、3Dの奥行きのあるフィールド上に自身のボックスにいるポケモンを配置して自由に眺めることができる機能である。とはいえ『コロシアム』などのような3Dモデルではなく、RS時代のドット絵が書かれただけの置物が表示されるだけとなっている。配置できるポケモンの数はフィールドのサイズによりけりで、最大サイズとなるとなんと1500匹まで配置可能。なお同一個体を複数配置することもできるほか、色違いのポケモンの場合は視覚的にも反映される。BGMも変更可能で『ジム』『カイナシティ』『殿堂入り』などといったポケモンRSのBGMのGC版アレンジを聴くことができる。

ひととおりボックスの編集を行った後はレポートを書く必要があり、この時に再度GBA本体&ソフトとの接続が要求される。逆にいえば本作では『起動時』と『セーブ時』以外にGBA側と接続している必要はなく、ゲーム側から指示された時だけGBA本体の電源を入れるだけで完結するシステムになっているのは非常に便利。

そもそもGBAケーブルがカートリッジの差し込み口にGBAを使用する都合上、かつての64GBパック』と比較して接続が非常に安定している。『ポケスタ』シリーズで幾度となく接触不良に悩まされ、ときにはデータ消失に涙したのはもはや過去の時代である。本作自体が既に過去の時代の産物?それはそう。

一定以上のポケモンを本作に預けるとアズサからポケモンのタマゴを貰うことができる。このタマゴから孵るポケモンたちは(当時の環境だと)通常では覚えない特別なわざを覚えているのが特徴。タマゴという配布形式なので親名はプレイヤーとなり、凄まじく面倒だが個体値厳選も可能、なんなら色違いが出る可能性もある。受け取りフラグは本作側ではなくGBAソフト側に存在するため、(先述した100匹の制約はあるが)別ROMからまとめて全ポケモンを引き出し→再度預け直すことでタマゴをROMの数だけ受け取ることも可能

初回接続時に貰えるタマゴから孵るのは『みねうちを覚えたチルット、条件の緩さに加えチルタリスまで進化させれば戦力としてそこそこ優秀。『みねうち』自体がこの時代だとごく一部の種族しか取得できなかったので地味にありがたいところ。100匹預けることで貰えるタマゴはしんそくを覚えたジグザグマ、第3世代環境では(ごく一部の特例を除き)唯一のタイプ一致『しんそく』使いとなれる。『はらだいこ』との相性もいいため当時の環境でマッスグマをガチ運用したい場合は本作が必須だったそうな。

預けたポケモンが500匹に到達すると今度は『ネコにこばんを覚えたエネコ』のタマゴ。ニャース一族の専用技(第3世代時点)を猫繋がりで習得。ポケモンRSにおいてはニャース一族が出現しないので、『第3世代初のネコにこばん』だったりする。本作入手ポケモン中ダントツで実用性がアレだが、現代までのいかなる作品においてもエネコにネコにこばんを習得させる手段は存在しないため、非常に地味ながら『本作でしか入手できないポケモン』の立ち位置を唯一キープしているといえる。

そして本作のボックス限界である1500匹(正確には1499匹)を預けると手に入るのがなみのりを覚えたピチューのタマゴ。進化させればみんなのアイドルなみのりピカチュウとなれる。秘伝技ゆえ第4世代に送るにはアイデンティティたる『なみのり』を忘れる必要があり、希少価値を保つためには第3世代へ幽閉される運命を受け入れなくてはならない哀しき個体である。HGSSギザみみピチューといいORASのおきがえピカチュウといいLPの相棒ピカチュウといい呪われてんのかこの種族。ただしピカチュウおよびライチュウポケモンコロシアム』『ポケモンXD』にてなみのりの専用モーションが用意されており、ソレを見るためにはこの『なみのりピチュー』が必須だったり。

…この通り本作で入手できるタマゴはいずれもポケモン自体より『わざ』の方が珍しいという方向性。しかしながら本作は条件を満たすといきなりアズサからタマゴを渡されてしまううえ、『どんなポケモンが生まれるか』等の情報すら与えられないため、プレイヤー側に『本来のそのポケモンの技範囲』の知識がなければ何が特別なのかが全くわからないのが困りもの。流石に技だけだと訴求力が弱いと判断されたのか、後のボックス管理ツールでの報酬は『特別な技を覚えたミュウ(みんなのポケモン牧場)』やら『色違いの幻のポケモン(ポケモンHOME)』のような一目でわかりやすくプレミア感があるラインナップになっている。

そして本作のもう一つのメイン要素となっているのが『ぼうけんにでる』という機能。こちらは『ポケモンスタジアム』シリーズにおける『GBビル』のようなものでGBAケーブルで接続したソフトのセーブデータを使用して大画面で『ポケットモンスター ルビー/サファイア』をプレイできるGCGBAをプレイできる環境といえばゲームボーイプレーヤーが存在するが、本作の場合はGBAケーブル経由での接続さえできれば実行できるのでWiiでも使えるのが強み。ただし『GBビル』の時のような倍速プレイは行えず、また対応しているのはポケモンRSのみでFRLGおよびエメラルドではこの機能は使用できない

動作自体はGBA環境のソレとまるっきり同じでバグも含めてそのまんま。プレイ中はいつでもZボタンで画面の一部をスクリーンショットとして保存でき、このスクショをポケモンボックス側での『かべがみ』として使用できる。ROM側の時計が電池切れを起こしていた場合、本作にもソレが反映されて起動時に『とけいのでんちぎれ』の警告が表示される。おそらくは本作起動中だけでも時計を動かしてしまうとカートリッジにデータを書き込んだときに不整合が生じるのだろう。『きのみ問題』*については検証してないので断言できぬが、アレもセーブデータ側の問題なのでそのままだと考えられる

*きのみ問題
『初回プレイから約1年が経過すると時間関係のイベントが発生しなくなる』
という『ポケモンRS』にて発生した不具合。発生率は100%。
ポケモンという大規模コンテンツ、かつ同時期に全国で発生したことでかなり話題になった。
ゲーム的に致命的すぎる不具合のため、郵送修理・カードe+・店頭修理等
公式もありとあらゆる対策を用意していたほか、
『修理した人には色違いのジグザグマをプレゼント』などで周知も務めていた。
ポケモンFRLG』および『エメラルド』にも修正プログラムが用意されているため、
通信ケーブルがあれば今でも修理そのものは可能。

ボックス管理と同じように起動時とレポート時にのみGBA本体の電源を付ければいい仕様。ゲーム内でレポートを選択すると本作側のUIでGBA側と接続するように促される…のだが本編の方で『レポートが正しく完了するまでゲームを止める』といった処理が行われていないため、ここでGBA側の電源を付けない等により『本来レポートが書かれなければ先へと進めない場面』を無理やり突破できてしまったりする。有名なのは『バトルタワーで途中敗退した際にレポートを書かず敗戦をなかったことにする』とかか。

ところでだが本作はカートリッジからゲームデータを読んでいるのではなく、本作内部にポケモンRSのROMデータがまるごと組み込まれているらしい。本作内のポケモンRSのROM+カートリッジから読み取ったセーブデータを組み合わせることで、GC/Wii上でエミュレーションを行っているワケである。開始時とレポート時以外にGBA側の電源を落としていてもOKだったり、FRLGやエメラルドでこの機能が利用できないのはそういうカラクリなのだ。

さてさて、この通り本作は徹底的に『ポケモンの管理ツール』として特化した内容となっている。我は本作を幼少時代に購入していたのだが、当時の我の感想を平たく言えば『ゲームじゃねぇじゃんコレ!!』であった。そういうわけで一度は本作のディスクを手放してしまっており、今回は『コロシアム』およびGBA時代のポケモン整理の為に改めて購入しなおした次第である。
(ちなみにGBAケーブルと赤青メモカは手放してないので当時のモノをそのまま使い続けている)

実際ゲームではなくツールの類なのはここまでの語りで理解できると思うが、当時のちびっ子だった我からすれば微塵も面白さを理解できなかったワケである。ライト層からしてみれば面白みにかけるものの、対戦勢ならポケモンのパラメータを比較して対戦に使用する個体を見出したりコレクター勢なら別ROMで捕獲したポケモンを纏めて移行し図鑑を一気に埋めたり…などなどある程度のやりこみを視野に入れたゲーマーからしてみれば多くの用途で役に立つ代物となっている。とりわけ第3世代のポケモン図鑑は完成までに非常に多くのソフトが必要になる都合上、それらのポケモンたちを行き来させるうえで本作の存在はほぼ必須級なのだ。

一方で当時だからこそ需要があった代物なのも間違いなく、現代において本作そのものが復刻されることはまずありえないだろう。そもそも現行で『ポケモンHOME』があるし…。しかしながら第3世代ポケモンのやりこみプレイヤーのオトモとして、本作のようなヘンテコな作品が存在したことは記憶のどこかに留めておいてほしいのである。

 

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