
さらば2024年!
おいでませ2025年!!
というわけで今年もやってきましたぜ!1年間を振り返る年間総括記事のお時間!!いつものように2024年にプレイしたゲームたちを超早足で振り返っていく記事であーるー!!
これまたいつも通りカウントに含まれるのは現行機…具体的にはNintendoSwitch/PS5/PS4/PC/AC/スマホのみ。今年は本格的にPC(Steam)が追加、我は基本的にCS至上主義なのでこれまでPC方面はあまり手を出してなかったor買うだけして放置しているだけだったが、やんごとなき事情ゆえ手を出さざるを得なくなったのだ。
なおコレクション作品はコレクションという1つの作品としてカウントしているがプラットフォーム側のメニュー画面で別扱いになっているものは個別で語っていく。一例を挙げるとコレクション扱いなのは『Tetris Forever』、個別で触れるのは『メモリーズオフヒストリア』の収録作である。

さてさて今年の総プレイタイトル数は49本!!…いま『いや、少なくね…?』とか言ったヤツは手を挙げたまえ。安心しなさい。ほかでもない我自身がそう思っているから。まぁコレの原因自体はハッキリしている。今年は本業も忙しかったし、その他色々な事象で時間を食われることが多かったせいでなかなか新作や積みゲー消化のタイミングが取れなかったのだ。何はともあれ今回も2024年に新たにプレイした全タイトルをサクっと語っていくとしよう。例によって目次も用意してあるから有効活用するべし。
各タイトルの項目では『発売年』『ジャンル』『メーカー』『プラットフォーム』の4つの要素もセットで記載。『発売年』は自身がプレイしたプラットフォームでの発売年、『メーカー』はデベロッパー(開発元)→パブリッシャー(販売元)の順で記載、『プラットフォーム』は現行機種でリリースされたプラットフォームを記載し、そのうち自身がプレイした環境を太字にしている。基本的には自分調べの情報ゆえいくつか抜けがあるかも。またいつも通りの注釈ではあるが、テキストorスクショにてある程度のネタバレ要素も含まれているため、そこもご了承いただきたい。
(この項は去年からのコピペ……バレてないよね…?)
そんじゃ2024年の総括記事も本格スタートであーる!!
- カテゴリーI~死線上のサバイバー~
- Shirone: The Dragon Girl
- 龍が如く8
- プリコラージュ -IDOLIZED-
- ぷちっとクラスター
- ウィッチパズリズム
- ファンタズム
- マジカオス | MAGIC CHAOS
- Memories Off
- コミックバチコーン!!
- Fit Boxing feat.初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-
- Memories Off 2nd
- アケアカNEOGEO 作戦名ラグナロク
- アケアカNEOGEO リアルバウト餓狼伝説
- アケアカNEOGEO ジョイジョイキッド
- アケアカNEOGEO バーニングファイト
- アケアカNEOGEO ティンクルスタースプライツ
- 想い出にかわる君 〜Memories Off〜
- バニーガーデン
- まどろみトラベル
- プリンセス×オーディエンス
- ポケットモンスター Let's Go! イーブイ
- ペーパーマリオRPG
- G-MODEアーカイブス+ ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION
- Plumbers Don't Wear Ties (配管工はネクタイをつけない)
- Memories Off ~それから~
- アイドル麻雀ファイナルロマンス4 Remaster
- Inverted Angel
- Hookah Haze (フーカーヘイズ)
- It was a human.
- ぱちょふぁ そまちょぱ そまちょぱそ
- パワフルプロ野球2024-2025
- 溶鉄のマルフーシャ:Sentinel Girls
- 春待ちトロイダル
- ファミコン探偵倶楽部 笑み男
- 救国のスネジンカ
- ミラージュフェザーズ
- スライム娘は人間と友達になりたいようだ+
- Memories Off #5 とぎれたフィルム
- ムーンレスムーン
- メモリーズオフ6 ~T-wave~
- ソニック×シャドウジェネレーションズ
- 7 Days to End with You
- Refind Self:性格診断ゲーム
- マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!
- Tetris Forever
- まつろぱれっと
- メモリーズオフ ゆびきりの記憶
- 電気街の喫茶店
- その他にプレイした作品について
- まとめ
- 最後に
カテゴリーI~死線上のサバイバー~
発売:2022年7月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:オレンジ
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年最初にプレイした作品はコレ。現行機種向けに様々なアドベンチャーをリリースしている株式会社オレンジの作品である。だいぶ前に購入してから長らく積んだままだった+がっつりしたプレイスキルを求められる作品が続いていたので羽休め的にチョイス。
タイトルにある『カテゴリーI』というのは医療的な視点からみた優先度で極めて危険な状態のこと(らしい)。本作ではとある爆発事故に巻き込まれ生死の境を彷徨っている男女10名のうち、誰を助けるかを選別するため、『人狼ゲーム』に近いルールである『インフェクテッド・ゲーム』に挑むことになるという物語。

最終的に人命が関わっているとはいえ、あくまでインフェクテッド・ゲームはゲームである(=自身が処刑or襲撃されても自陣営が勝てばプラスになる)ため、リタイア=死の設定が多い人狼テーマのゲームにしては珍しく『自分ごと相手を道連れにする戦術』や『ローラー』などがちょくちょく出てくるのが珍しいポイントか。我は遊んだことがないものの、ノリとしては現実で行う人狼ゲームのソレが近いのかもしれない。
シナリオ自体はかなり短めで分岐もないわけではないが非常に少ないためボリュームとしてはそれなり。作中では随時『人狼ゲーム』についてのルール説明はなされるものの、一方で主人公を含め作中人物の半数が人狼経験者という設定上、シナリオをするっと理解するためには何らかの形で人狼の事前知識や戦法を知っておいた方が望ましい。
推理を行うべき箇所は多いものの、主人公が心の声で露骨にヒントを出してくれたり、そもそも間違えても口に出す前に主人公が訂正してくれる(選び直しになる)ため、難易度自体は人狼未経験者でもどうにかなる程度である。人狼をテーマにしつつ、ライトな作風のアドベンチャーを遊びたいという人にはオススメできる作品である。

Shirone: The Dragon Girl
発売:2022年12月
ジャンル:アクション
メーカー:Oimoland/フライハイワークス
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

幽霊城で目を覚ました白銀の髪を持つ竜娘『シロネ』、そんな彼女を操作してステージをクリアしていき、やがては幽霊城の謎を解き明かし脱出を目指す3Dアクションゲーム。タイトルになっているだけあって主人公シロネが目を引く一作である。購入は確か配信当初…だったかな、キャラが可愛くてジャケ買いした記憶がある。
シロネが行えるアクションは2段階のジャンプにしゃがみ移動、それから仕掛け起動用のしっぽ振り。…というわけでシロネちゃんの戦闘能力は皆無。ゆえに3Dアクションとは言ったがこういったゲームにつきもののバトル的な要素は殆どなく、どちらかといえば『仕掛けを起動して謎を解く』というパズルアクション的な趣が強いのが特徴である。一応敵キャラらしい敵キャラもいるが、こちらからは攻撃で動きを止めるくらいしかできない。

ある程度ゲームが進んでくると上に挙げたアクションに加え『遠隔で特定の仕掛けを起動』『特定の位置にワープ』などが増えてくるため、更にパズル的な要素が強くなっていく。これらを駆使して『どういう順番でギミックを起動すればいいか』『どこまでギミックを起動したうえでワープすればいいのか』などをじっくり考えて攻略していく必要がある。なおひとつ軽めのネタバレをすると、舞台となる謎の古城はゲームを進めていくうちに何度か同じエリアを通ることになる。しかしながら少しずつエリアの構造やギミックが変化していくのもミソであり、そこに注目してみるとまた違った楽しみ方ができるハズ。
難易度についてはそれなりでこそあるが、アクション的なごり押しが利く場面は極めて限られるため、『ひらめき』と『観察力』が終始求められるゲームである。だからこそ思った通りに攻略できた時のすっきり感はなかなかイイ感じである。そして主人公であるところのシロネちゃんもまた可愛らしい。喋らない系の主人公なので作中でのキャラ付けこそ薄めながら、しゃがみ中やジャンプなどのモーションが実に可愛らしいのだ。本作をやりこむことで衣装や髪型もチェンジできるのが嬉しいところ。

龍が如く8
発売:2024年1月
ジャンル:RPG
メーカー:SEGA
プラットフォーム:PS5/PS4/XSX/One/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第1位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品1号。
SEGAが世界に誇るヤクザゲー『龍が如く』シリーズのナンバリング8作目(0を含めるなら9作目)。ちなみに海外版のシリーズ名は本作(厳密には同時期発表のスピンオフ)から『Like a Dragon』となっており『Yakuza』ではなくなってたり。
本作のジャンルは前作(龍が如く7)同様のRPG、ショージキ『如く7』のバトルシステムはジャンル変更1発目なだけあって非常に荒削りだったのだが、本作では『コマンド選択中に移動可能』『攻撃範囲/吹き飛び方向の可視化』『味方との位置関係が重要な協力アクション』などなど、前作の不満点を悉く潰すよう改良されているため、シンプルにクオリティが向上。RPGとしての龍が如くはこれでようやく完成したといっていいのかも。
ヤクザたちの物語は日本を飛び出してなんとハワイ・ホノルルへ。毎度おなじみ東京・神室町と横浜・異人町も登場。『如く0』以来のダブル主人公制を採用しており、『如く7』の主人公である春日一番と『如く0』~『如く6』および『如く7外伝』で主役を務めた桐生一馬という二人の男の視点で物語が描かれる。

ひたすら壮大な如く7の後日談ともいうべきメインシナリオは若干駆け足&説明不足な面もあれど、一部の見せ場や現代社会を風刺した場面などはやっぱり『龍が如く』特有の味わいを感じられる。しかしソレ以上に魅力的なのは桐生さんの最期の花道『エンディングドラマ』。過去作キャラが多数出演し、桐生さんがプレイヤーと共に辿ってきた『龍が如く』の歴史を総括するその内容は、過去作のプレイヤーであればあるほどひたすらに刺さるはず。
そして本作で飛びぬけてヤバいのはその『シリーズ史上最大』ともいうべき圧倒的ボリューム。従来作から登場のプレイスポットは言わずもがな、キャラ育成&バトルコンテンツ『スジモンバトル』、リゾート開発シミュレーション『ドンドコ島』を筆頭に、新プレイスポットも大量登場。ただでさえメイン部分だけでも凄まじいのに、このおかげで文字通り『遊びつくせないほどのボリューム』となっている。『スパイクアウトFE』『バーチャファイター3tb』『ゲットバス』といったMODEL3タイトルも収録されているぞ!!

プリコラージュ -IDOLIZED-
発売:2024年2月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:HIJIKI/Annulus
プラットフォーム:PC

突如行方をくらましたトップアイドル『セナ』を探すため、ネットをフル活用してネトスト(ネットストーカー)を行うゲーム。やや特殊な方式だがシステム的には昔ながらのポイント&クリック式のアドベンチャー。題材が題材ゆえに『ここをクリックしたら別ページに飛ぶ』『ここをクリックしたら拡大画像が表示される』といったある程度昨今のSNSの特徴を理解している人向け。
プレイヤーは失踪したアイドルのSNSを出発点とし、そこに投稿された画像やテキスト、ハッシュタグやリプライなどを元にSNS内やネットで検索、少しずつ彼女の情報を探っていくことになる。時には画像の映りこみを見つけたり特定アカウントへのDMが必要な場面もあるため、攻略にはある程度の観察力と閃きが要求される。難易度そのものは後述するように低めだが、ヒントらしいヒントは『自分で気付け』スタイルなので詰まった時は少し大変かも。
当初は『ネトスト』の雰囲気を味わえればいいとしてさほど重視してはいなかったが、中盤に入り『とある情報』がプレイヤーに開示されてからは飛躍的にシナリオがヒートアップして引き込まれる。またシナリオを読み進めるうえで否が応でも目の当たりにする羽目になるインターネットは平たく言ってサイアク(誉め言葉)の一言。『ひどいインターネッツ』のあまりにも高い解像度に深く脱帽すること請け合い。

一方で肝心の『ネトスト』要素は正直ちょっと期待外れ。アイデアやシステム自体は非常によいのだが、例えば『ネット検索を行うと選択可能なページが1つヒットするだけ』『ハッシュタグを調べると投稿が2つ(うち1つは選択元)しか表示されない』といったように、選択肢が事実上の一択である場面が非常に多い。つまるところネット検索における『ノイズ』がほぼ存在しない。
コレはADVとして見る場合はスムーズに遊びやすいとも感じるのだが、要素としてみると物足りない。こういった要素は真偽不明・玉石混交の情報の中からいくつものデータを照らし合わせて裏付けを取り、正しい情報を見つけ出すのも醍醐味であるため、もう少し賑やかしレベルでもいいので、ゲーム進行に無意味なアカウント/ページが見られたら良かったな…と思ったり。
纏めると『ネトスト』要素だけを見ると少々不満ではあるが、シナリオとインターネット描写についてはとにかく良く、総合的には(思っていたのとはちょっと違ううえで)満足のいう作品であった。少なくとも公式のストアページから感じられる『どことなく不穏な香り』に惹かれたのであれば本作に手を出しても損はしない。

ぷちっとクラスター
発売:2020年4月
ジャンル:アクションパズル
メーカー:ULLUCUS HEAVEN
プラットフォーム:Switch/PS4
2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第4位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品2号。
アルヴィオンのグループ会社であるウルクスヘブンが送る低価格ながらガッツリ遊べる1VS1の対戦型アクションパズル。いつの間にやら買って積んでたのを崩してみたら個人的に超大当たりだったヤツ。使用ボタンわずか3つのシンプル操作、3つのラインに次々とカードを配置し同じ色で挟んで『チェンジ』、コレを高速で繰り返して『コンボ』にし相手プレイヤーの体力を先に削りきった方が勝利。一度にチェンジさせた量が増えたり、コンボを重ねた数が増えるとそれだけ攻撃力も上昇する。もちろん『フラッシュ/オールフラッシュ』からの『シャドウカード』という対戦パズルおなじみの妨害要素もアリ。操作のシンプルさに反してシステムは若干複雑ではあるがチュートリアルは充実しているしストーリーを攻略する過程で段階的に色々覚えられるので入り口は幅広く極めようとすると奥深い…そんな一本である。
そして最大の特徴ともいえる可愛らしいぷちっとしたキャラたちの仕草やデザインはとにかく魅力的。こんなキャラたちが試合中やストーリー中にわちゃわちゃしあうのだ。ストーリー自体もプレイアブルキャラ全6名に個別のモノが用意されているうえでそこそこ長めで各キャラに愛着も湧きやすい。しかも条件を満たすと『ドレスアップ』扱いで更にカワイイ衣装にチェンジしてプレイも可能になる。慣れてくるとスムーズにプレイできるのもありドレスアップ衣装狙いのCOM戦もそこまで苦ではない。なお衣装は性能に関係ないので自身の趣味に従うべし。個人的にはやっぱりハヤさんがイチオシである。
一方で良くも悪くもルールは非常にストイックなものであり、プレイヤーの実力差がモロに出てしまうゲーム性なのも間違いない。とはいえ腕の上達が実感しやすくのめりこみやすいのも事実。ノンストップでコンボを繋いで相手を圧倒する時の気分は最高というほかない。スピード感溢れるストイックなゲーム性にボリューミーなストーリー、衣装集めなどのやりこみ要素のほかローカル・オンライン対戦も可能…と定価500円のゲームとは思えない満足度の高さである。
ウィッチパズリズム
発売:2024年2月
ジャンル:パズル×リズムアクション
メーカー:Fogime/Eroge Japan
プラットフォーム:Switch/PC

リズムゲーと落ちものパズルをミックスさせ、そこに更に脱衣要素まで組み合わせた珍しいタイプのゲーム。BGMに合わせてボタンを押すことで譜面に合わせた位置にブロックを落とすことができ、ブロックが1列揃うと消滅&相手フィールドが一段せりあがる。置きミスorせりあがりでフィールドの限界を超えるとライフが減少、フィールドがリセットされる。最終的にライフを全て失った方の敗北…というのが基本ルール。
リズムゲーと落ちものパズルの融合は『マジカルビート』など前例がないわけではないが、本作は徹底的に『リズムゲー』に近い作りにすることで差別化を行っている。なんせリズムにノレなければブロックを置くことすらままならないのだ。最序盤はちょっとタイクツかもしれないが、変拍子の曲が出てきたあたりから一気に面白くなってくる。
ステージによっては『特定タイミングでボタンを押すと縦or横2マスの特殊ブロックが落下』『相手フィールドの特定位置にブロックが落下』『配置済みのブロックが変化する』など多彩なギミックもあって飽きさせない。特にHARD最終面は『そう来たか!』と唸らせられた。…まぁ一部のステージは当の対戦相手のAIがギミックに対応できずに瞬殺できてしまえるのは拍子抜けではあるケド。

難点を挙げるとプレイ中は譜面とフィールドをセットで見る余裕などほぼないため、『このタイミングでボタンを押したら何が起こるか/どこにブロックが落ちるか』というのを耳で理解できるようにならないとギミック付きのステージの突破は困難…つまるところ初見での突破がまず不可能な点。逆に言うとギミックさえ理解できていればあとはリズムにノるだけで充分クリアも視野に入る。
ここまでの説明だけだと難しく感じるかもしれないが、実際にはイージーモードもあるのでED到達だけなら結構簡単。ただしノーコンティニューを要求される『ノンストップ』モードだけはちょっと辛いかも。でもまぁ何度も挑戦していけばいずれは突破できるハズ。ノンストップモードで勝ち抜くほど得られるご褒美もあるので頑張りたまえ。
最初に触れた『脱衣要素』というのは『ライフが削れるたびにグラフィックがはだけていく』というもの。全10キャラの通常時/ダメージ時の立ち絵に脱げ状態の差分もあるのでセクシーかつ可愛らしい。コレを売りにしているのも頷ける。ちなみに一度でも撃破したことがあればCGモードにてレイヤーごとに服を脱がせることもできる。

ファンタズム
発売:2022年7月
ジャンル:アクション
メーカー:Shinyuden/シティコネクション/Ratalaika Games
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One

かつてジャレコがリリースしたアーケード向けアクションゲームが現行機種でまさかの復刻。過去にはGBに移植され、そのGB版が3DSのVCで配信されたこともあったが、アーケード版そのものの移植はコレが初。…シティコネクションが権利を持つ旧ジャレコIPにはアケアカで配信されているものも珍しくないが、そんな中何故本作がわざわざラタライカゲームスからリリースされたのかは謎。海外人気が高いのだろうか。
『謎の男たちに主人公が殺害され、ヒロインが連れ去られる』という衝撃的なシーンからスタートする本作は、霊体となった主人公を操作するアクションゲーム。プレイヤーは幽霊であるため完全に無敵、かつ障害物を無視できると一見めっちゃ強そうであるが、時間経過で『霊エネルギー』が失われゲージが尽きたら昇天してしまう。昇天を避けるためにプレイヤーが為すべきこと、それは『憑依』!霊体の主人公はゲーム中の敵キャラに任意で憑依することができるのだ。憑依した敵キャラを操作してステージを進み、憑依キャラがやられてしまったらまた幽霊となり別キャラに憑依…と繰り返してゲームを進めていくことになる。

特筆すべきは『ゲーム中のほぼ全ての敵キャラに憑依することができる』という点で、(流石にコンパチ性能のものもあるが)なんと全ての敵キャラに専用の性能やアクションが設定されている。これほど面倒くさいシステムであるにも関わらず、この作りこみには驚くほかなかろう。ところでゲーム内のコミカルな動きで緩和こそされているが、その反面で根底の設定が重いのは忘れてはならない。とりわけエンディングの内容はソレを如実に表しており、本作のプレイヤーに深い印象を刻んでくることだろう。ひとりの青年が自らの存在を賭して恋人を救い出す物語をしかと見届けるがいい。
今回の移植では日本版『ファンタズム』と海外版『Avenging Spirit』がセットで収録されているだけでなく、それぞれに遊びやすいように調整されたものと原点のアケ版に近いものの2バージョンを搭載。前者ならクイックセーブ&ロードやチート、後者の場合はテストモードや店員用のサービス画面に入れたりするのは嬉しい。ただしどうもAC基板とは動作速度が異なるため、どのモードにおいてもアケ版の完全移植というわけではないらしい?
(我はAC基板でのプレイ経験がないので伝聞です)

マジカオス | MAGIC CHAOS
発売:2024年3月
ジャンル:シューティング/パーティー
メーカー:SUPER STARMINE/Phoenixx Inc.
プラットフォーム:PC

弾幕シューティングのエッセンスを色濃く加えたバトロワゲー。基本システムはトップビューの弾幕シューティングで最大4人同時対戦が可能。言わずもがなお互いに弾幕を撃ちあい最後まで生き残ったプレイヤーが勝利となる。プレイアブルとなるキャラたちは配信時点で4人でいずれも非常にカワイイ魔法少女となっている。もちろん魔法少女といえば外せない変身シーンも対戦開始時に挿入される。
魔法少女たちはいずれも専用のアビリティや覚醒(特定条件でパワーアップ)で差別化されており、そこから更に各々のプレイヤーが任意で弾幕をカスタマイズすることができる。弾幕は多数の中から2種類をピックアップ可能、挙動・量・リロード時間など色々な要素を加味して最高の組み合わせを見つけ出すべし。

弾幕ゲーらしく自分を含めた全プレイヤーの当たり判定はかなり小さめ。それゆえにガッツリ避けに徹せられると中々勝負がつかなくなる。特に高速移動ができる『ステップ』を上手く活用すれば猶更である。だからこそ弾幕の使い分けが重要であり、『弾幕Aで敵を誘導したところにすかさず弾幕Bで仕留める』といった立ち回りができるようになると一気に面白くなる。もちろん4人対戦ゆえに乱戦を静観して漁夫るのも一つの手である。
一方で弾幕は連射ができずリロードが終わるまでは攻撃が一切できなくなるため、その間はひたすら避けるべし。とにかく敵の攻撃に当たりさえしなければ負けることはないのだ。『攻め』よりも『避け』を重視されるあたりは確かに弾幕ゲーのゲーム性である。
対戦主体のシューティングゆえにオンラインでの対戦モードがメインだが、一応ソロプレイでのスコアアタックも可能。…というかむしろ我はこっちをメインで遊んでいた。対人戦ならではの読みあいもきっと面白いのだろうが、ソロプレイでいかにCOMを的確に倒してハイスコアを目指すか…という遊びも中々に楽しいぞよ。

Memories Off
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第10位。
かつて存在したKIDの代表作、『Memories Off(メモリーズオフ)』…通称『メモオフ』シリーズの1作目、ファンからの通称は『1st』。KIDもといサイバーフロントは既にないが、その権利はMAGES.(5pb.)に移っており、現代ではそちらが新作や過去作の移植を手掛けている。今回プレイしたのも現行機向けのリマスター版である。内容的には過去にリリースしたPSP版がベースらしく、そちらに収録されていた『Pure(過去編)』と『After Story(後日談のノベル)』がセットで収録されている。
本作はシリーズ1作目ではあるものの、後のシリーズ作と比較すると作風がやや異なるポイントが多いのも特徴。…というよりもシナリオについては本作で好評だった要素を2nd以降から重視するようになった感がある。後にシリーズ化されるだけあって、そのシナリオは非常に良質。本作ではギャルゲーらしく主人公が色々な女の子と出会い交流を重ねていくことになるのだが、特に衝撃的だったのは(当時の)パッケージを飾るヒロイン…つまりメインヒロインの『桧月彩花』の存在にある。彼女と主人公は本編開始前に結ばれ、恋人同士の関係になっている…というだけならまだ数あるギャルゲーであり得る展開だろう。問題は彼女…彩花が不慮の事故で命を落としてしまっている点である。
この事故は彼女の周辺人物に深い影を落としており、作中でも重大なファクターとして描かれている。当の主人公ですら彼女の死を『自らの罪』と認識しており、本編開始時点では日常生活こそ送れているものの、ふとしたことで彼女を思い出すたびに塞ぎ込んだり取り乱したりする有様。しかも主人公を嘲笑うかの如く彼の前に表れる女の子たちも『彩花の血縁者』『彩花のそっくりさん』などなど…。一見すると彩花との繋がりがなさそうな相手であっても呼び方や仕草などふとした行動でトラウマがフラッシュバックするので本当に気の毒なほどに重傷である。

しかしながら、作中では『雨』とも形用される自らのトラウマや『罪』と向き合い、少しずつ新たな人生を歩もうとするシナリオは重苦しいながらも素晴らしく、終盤になるにつれてどんどん引き込まれていくことであろう。つまるところ本作は恋愛ゲーでこそあるが、それ以上に『大切な人の死を受け入れ、前を向いて生きていく』姿を描いた物語なのだ。個人的なイチオシなのはやっぱりみなもちゃんルートを挙げたいところ。どんな内容かは…自分の目でご確認あれ。あと彩花ルートもめっちゃお気に入り。ゲーム的にはBADENDだけどあの終わり方がキレイなのよね。
ところでメモオフの話題で避けて通れないのが親友ポジションの『稲穂信』。本作では主人公のクラスメイトというありがちなポジションだが目立つ場面も多くシナリオにも深く絡んでくることもあり、いちサブキャラに留まらない人気キャラとして一気に名を上げていくこととなる。結果的に後のシリーズ作にて皆勤賞となり、事実上『メモオフの影の主人公』ともいうべき存在となっていく。

コミックバチコーン!!
発売:2024年3月
ジャンル:アクション
メーカー:バチコーン編集部/Hitox/ADVANCETec
プラットフォーム:PC

〆切に追われる売れっ子漫画家『早乙女ことり』先生のため、漫画の中の彼女である『乙女鳥コトリ』を操作して、〆切までに漫画を完成させようぜ!というシナリオの2Dアクションゲーム。基本操作は2Dなもののゲーム自体は3Dモデルで描かれ、局所的に奥行き等を意識しなくてはならない場面もあるので、正確には2.5Dアクションとでもいうべきか。
漫画の世界ではコマから飛び出してしまったアイデア(敵)がいっぱい。というわけで敵を掴んでぶん回し、真っ白なコマにバチコーン!!とぶち当てていくゲームとなっている。敵を投げられる方向は上下左右だけでなく、奥や手前でもOK。飛んで行った敵は他の敵を巻き込み、場合によっては障害物や足場も破壊しながらすっ飛んでいく。真下に投げた時は通常よりも更に高く飛べたりもする。
真っ白なコマに叩きつけるアイデアはなんでもいいというわけではなく、きちんとコマの方から提示されている敵をぶつけなくてはならない。また考えなしに敵を投げつけていると場合によっては『詰み』が起こる可能性もあるため、爽快感あるアクションである一方で、どういう順番で叩きつけていくかはしっかり考える必要もあり、この試行錯誤が中々楽しい。思った通りにステージをクリアできた時の気分は最高である。
(詰みが起こってもステージ単位でのリトライは一瞬でできるのでご安心あれ)

ステージ終了時には『発行部数』というのが表示されるが、コレはもちろんスコアのこと。スコアはステージごとに保存されるほか、短い手数でステージをクリアしたり、敵をまとめて叩きつけたりすることでボーナスも獲得可能。全ステージクリア時にはその合計も表示されるので、自らの限界にチャレンジしてみるべし。スコアアタック用に最適解を求め始めると、それまでとは全く違う新しい世界が見えてくる。
漫画の世界らしく様々なアクション使用時や叩きつけ、ステージ開始時に漫画みたいな演出がちょくちょく差し込まれるのも見ていて楽しいポイント。そしてちょくちょく顔を見せる早乙女ことり先生&乙女鳥コトリちゃんが見た目も声もめっちゃ可愛らしいのが何よりも魅力。焦ってるときのことり先生のデフォルメ顔がすっごくいいよね…。

Fit Boxing feat.初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-
発売:2024年3月
ジャンル:フィットネス
メーカー:ヘキサドライブ/イマジニア
プラットフォーム:Switch

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第1位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品3号。
奇跡のような偶然と堅実なクオリティの合わせ技でじわじわと評判が広がり、イマジニアの歴史でも特筆すべき大ヒットに恵まれた『Fit Boxing(フィットボクシング)』シリーズの4作目もしくはスピンオフ。『北斗の拳』に続くコラボ相手はまさかまさかの電子の歌姫『初音ミク』!!
Joy-Conを両手に握ったらもう準備完了、『初音ミク』『巡音ルカ』『鏡音リン』『鏡音レン』のうちお好きなパートナーと一緒にフィットネス!レーンに沿って流れてくるパネルに合わせ、ジャブにフック、アッパーにストレート!!時には回避も交えつつ打つべし打つべし!!より詳細な運動のやり方は本家FitBoxingから登場のインストラクター『リン』『エヴァン』が優しくレクチャーしてくれる。
本家フィットボクシングと同じくバランスよく身体を鍛えられる『エクササイズ』と並ぶ本作特有のモードが『ミクササイズ』!新旧問わず有名なボカロ楽曲に合わせ、リズムよくパンチを打ち込んでいく音ゲーである!ノーツ入力がパンチになっていることから一曲をプレイするだけでもトンデモナイ運動量!しかし不思議とその疲れは心地よい!!

客層に合わせてなのか一緒に運動してくれるピアプロキャラクターズ(ボーカロイド)たちの3Dモデルはいずれも非常に可愛らしく、それだけでファン的には買いかもしれない。毎日顔を会わす相手が華やかであるからこそ、よりモチベーションに繋がるというわけである。
デフォで収録されているボカロ楽曲は30曲、しかも全てフルサイズ!起動までの事前準備が簡単だからこそのお手軽さもさることながら、デイリー機能で毎日オススメの運動を提示してくれたり、簡易的なデイリーミッションの存在もあり、継続プレイがさほど苦にはならないのが嬉しいところ。
毎日の継続プレイはきっと諸君らプレイヤーを裏切らない。いつの日か必ず理想のカラダになっているハズであるぞ!ちなみに真面目に効果ありましたぜ、いやホントに。騙されたと思ってまずは1ヶ月継続してみんさい。四の五の言わず、Let's ミクササイズ!!
『Fit Boxing feat.初音ミク』のAmazonページ

Memories Off 2nd
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第9位。
メモオフマラソンその2、KIDの代表作がひとつ『メモリーズオフ』の2作目。たぶんシリーズの中で最も知名度が高く、そして世間的な評価も高いのが本作。我にとっても印象深い作品であり、何を隠そう我が人生で初めてプレイしたギャルゲーがこの『メモリーズオフ2nd(のドリキャス版)』だったのだ。
『本編開始前にヒロインが故人』だった前作に負けず劣らず衝撃的なのが本作の『主人公とメインヒロインが本編開始時点で既に交際を開始している』という設定。メモオフシリーズは複数のヒロインの中から一人を選んで攻略するギャルゲーなのだが、主人公に最初から恋人がいる本作ならどうなるのか?言うまでもないだろう、主人公は自らの意思で他のヒロインとの浮気・二股を敢行し、やがてメインヒロインをフる羽目になる。
当然そんな事態が穏便に済むなんてことはなく、ほぼすべてのルートにおいてプレイヤーの胃をキリキリと痛めつける修羅場展開が待ち受けている。おまけにヒロイン勢はみんないい娘たちで、大概の騒動や修羅場の原因が主人公ひとりにあるというのが実にタチが悪い。とりわけメインヒロインの『白河ほたる』は(やや不思議ちゃんだが)本人に問題のある箇所はなく、ひたすら主人公のことだけを見て献身的に主人公に尽くし続けるタイプのヒロインである。このゲームはそんな健気な子を裏切り、地獄に叩き落せという作品なのだ。

余談だが我が『プレイヤーと主人公を死んでも同一視しない(=ロールプレイはせず常に神の視点で物語を見る)』思想を持ったのは、イナケン(本作の主人公)があまりにもサイアクすぎたのがきっかけのひとつである。昔はあまりのアレっぷりに一度プレイを断念するほどだったが、大人になった今ならばイナケンの魅力がわかるかも…と改めてプレイしたところ、『高校生にそこまでの責任や覚悟を求めるのは酷だが、それはそれとしてコイツははっ倒されるべき』という結論に至りました。
主人公の性格が非常にアレという難点はあれど、テキスト周りのクオリティは前作と同等…いやそれ以上の素晴らしさ。形は違えど様々な『すれ違い』を描いた物語はどのヒロインのルートでも引き込まれていくこととなるだろう。個人的にはつばめ先生ルートが文学的な意味合いでものすっごく好きである。なんというかね…色々なシーンでの対比が美しすぎるのよね…。キャラとしてはほたるが一番。というか2ndが好きな人でほたる嫌いな人はたぶんいないと思う。
やっぱりベースはPSP版なのでそちらに存在した『雪蛍(前日譚)』と『After Story(後日談)』も収録。PSP版と違い最初からプレイ可能なので『雪蛍』→『2nd本編』という順でも遊べるようになった。先に雪蛍やっとくと本編でほたるルート以外に行った時の精神的ダメージが3割増しくらいになるから楽しいよ。
あ、ちなみに前作主人公の悪友『稲穂信』くんは同じアパートの住人兼バイトの先輩として登場。前作のED後に高校は中退したらしい。親友ポジションは別にいるため出番は控えめながら、ここぞというタイミングでは助け舟を出してくれる。それはそれとしてイナケンにカキコオロギ食わせた一件は普通に謝った方がいいと思うよ。

アケアカNEOGEO 作戦名ラグナロク
発売:2017年8月
ジャンル:シューティング
メーカー:ハムスター
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

今年もやってきたアケアカラッシュ、今回は趣向を変えアケアカの中でも『アケアカNEOGEO』のモノを5本ピックアップ。アケアカNEOGEOは『アーケードアーカイブス』の中でもMVS…つまりはNEOGEO向けのタイトルを配信しているシリーズのこと。今回もゲームジャンルは折角なのでばらけさせてみた。そんなアケアカNEOGEOラッシュの先鋒は『作戦名ラグナロク』!開発はNMKで1994年稼働、ちなみにタイトル表記は『作戦名ラグナロク』だが、読みは『オペレーションラグナロク』である。
基本はオーソドックスな横スクロールのシューティングであり、操作も移動のほかはショットとボムのみとシンプル。ただしショットはメイン/ミサイル/リアの3種類が同時に発射され、それぞれ正面/斜め/後方に攻撃可能。各ショットおよびボムはアイテム取得により段階的にパワーアップしていき、最強状態ならば広範囲に大量の弾幕を張ることができる。この状態に至れた時の爽快感は何とも言い難い。『避ける』STGというのもいいものだが、本作のように『撃たれる前に叩き潰す』スタイルのSTGも大好きである。

全8面構成でボリュームそこそこ、難易度は3面までならそこまで難しいわけではないし、なんならゲームオーバーになってもその場復活でのコンティニューも可能。『さんたるる』こと並木学氏が手掛けるサウンドも魅力のひとつ。ハードコアテクノが主体であるながら、局所で『Oh! Yeah!』などのボイスが挿入されるという時代を感じる…具体的にはジュリアナ東京を思わせるアプローチがかなり印象に残る。個人的には4面BGMの『Asteroid Circus』がイチオシである。
ところで最大の特徴は(破壊不可能な障害物含む)いかなる対象にショットを当ててもスコアが加算される点にあり、コレを用いたスコアアタックがかなり楽しい。もちろんスコア稼ぎのためには障害物に引っ付いて連射することになるわけだが、うっかり近づきすぎてミスになるのはお約束。おかげで本作の地形&スクロールはそこまで厳しいモノではないにもかかわらず、ぶっちゃけ本作における死因で一番多いのは衝突死である。連射がないとそこそこ辛い部分はあるものの、このアケアカ版では連射設定もあるので一安心。
またゲーム開始時にはパイロットと各種ショットを任意で選択可能、それぞれ3種類ずつ用意されており、都合3*3*3*3の81パターンのカスタマイズが可能。ショットは言わずもがなだが、パイロットが変わると自機のスピードとボム数、そしてスコアの加算量が変化する。

アケアカNEOGEO リアルバウト餓狼伝説
発売:2017年10月
ジャンル:格闘ゲーム
メーカー:SNK/ハムスター
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

アケアカNEOGEOラッシュ次鋒『リアルバウト餓狼伝説』!NEOGEOといえばやっぱり格ゲーですよね、ということでチョイス。SNKを代表する格ゲーのひとつ『餓狼伝説』シリーズの5作目で1995年稼働。開発は言わずもがなSNKである。本作以降『リアルバウト餓狼伝説』としてシリーズが続くことからもわかる通り(?)、それまでのシリーズの流れにひとつの区切りをつけた作品。
『餓狼伝説2』以降、対戦型格ゲーとして本格的に舵を切った流れを踏襲しており、大まかなシステムは直近の『餓狼伝説3』を拡張したものとなっている。もちろん餓狼伝説特有のライン移動の概念も続投。本作の最大の特徴は『リングアウト』が追加された点。画面橋にいる状態で攻撃を受け続けると、ステージの端の障害物がそのうち壊れてしまい、そこから吹き飛ばされてリングアウト(=敗北)する…というシステム。

リングアウト自体は3Dの格ゲーでちょくちょく見受けられるが2D格ゲーでこの概念があるものは珍しいか。リングアウト周りは互いの位置を考えた駆け引きの楽しさもさることながら、やはり特筆すべきはその演出。リングアウト時にはステージごとの専用のリングアウト演出が用意されており、それがまた中々にド派手なのもあってみていて楽しい。
…ひとつ余談だが、キャラの一人であるブルー・マリーで『特定のステージで相手を倒すと同時に自身がリングアウトすると胸元がポロリする』というトンデモない隠し要素が存在するのだが、驚くことにこのアケアカNEOGEO版でも残っている…らしい。ちなみに我は下手なので条件を満たせず確認が取れていなかったり…。腕に自身のある人は確かめてみたまえ。

アケアカNEOGEO ジョイジョイキッド
発売:2017年8月
ジャンル:落ちものパズル
メーカー:SNK/ハムスター
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

アケアカNEOGEOラッシュ中堅『ジョイジョイキッド』!昔お仕事で組んでいた人にテトリスが好きだと話したところ、本作を強くオススメされてたのを思い出したためチョイス。NEOGEOだと少々珍しいパズルゲームで稼働は1990年、SNK開発の作品である。海外版『PUZZLED』もセット収録。
一目見てわかるように『テトリス』の亜種…なのだが、いざプレイしてみるとまるで別物だというコトはすぐにわかる。テトリスから引き継がれている要素はそのブロック(テトリミノ)の形状と『横1列に揃えたら消える』という点のみ。本作では各ステージごとにブロックがデフォルトで配置されており、そのブロックにせき止められる形で飛行船/気球が進めなくなっている。というわけでテトリミノを用いてブロックを消し、飛行船/気球をフィールド上部から脱出させるのが目的である。なおゲーム開始時に主人公を男の子/女の子から選択するが、性能的に全く違いはないのでお好きな方を選ぶべし。

テトリスとの最大の違いは『1ラインでも消すことができれば空中に浮いたままのテトリミノが全て落下する』点にあり、このおかげで本作はテトリスがベースのゲームでありながら『連鎖』が発生することがある。だからこそ追いつめられた土壇場であっても1ライン消すだけで一気に復活できる可能性があるのが楽しいのだ。ただし、落下してくるテトリミノはやたら偏るうえに、L/Jミノは地面に設置すると回転できなくなるという独特な仕様があるので見た目以上に難易度は高い。
そして10エリア1ステージの全6面で計60面とかなりの長丁場…かと思いきや、60面突破後は選ばなかった方の主人公で更に難易度が上がった60面を突破する必要があるため、実質全120面とかいう『長丁場』なんて生温い言葉では言い表せない恐ろしすぎるボリュームを誇る。今回のアケアカNEOGEOなら簡易的なセーブロードが可能ゆえチマチマ進められるのが救いといえば救い。もしかしたら今回の移植の恩恵を一番受けているのかも…。

アケアカNEOGEO バーニングファイト
発売:2017年9月
ジャンル:ベルトスクロール
メーカー:SNK/ハムスター
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

アケアカNEOGEOラッシュ副将『バーニングファイト』!なんかNEOGEOに触れる以上、本作をピックアップしないのは空気を読まないことと同義であるとふと思ってしまい、気付いたらチョイスしてしまっていた一作。開発はSNKで1991年稼働。SNKが送り出したベルトスクロールアクションであり、ごくごく一部…とある特定の層からはやたら高い知名度を誇る作品である。そしてシステムや一部のキャラがベルトスクロールアクションの雄『ファイナルファイト』のソレに非常によく似ておりぶっちゃけパク…リスペクト精神に溢れていることでも有名。ちなみにカプコンに訴えられたとかそういうハナシも聞くがコレはデマ。
基本のゲームシステムそのものはオーソドックスなベルスクのそれ、デューク・エドワース/リュウ・サエバ/ビリー・キングという3人の主人公から一人を選び、並居る敵を蹴散らしながらステージを進んでいく。…この雰囲気からどことなくアメリカンな匂いを感じられるが、その舞台はまさかまさかの日本・大阪。ベルスクアクションは数あれど現代日本を舞台としたものは極めて珍しい。それはそうとこんなに治安の悪い大阪があってたまるか。

ところで本作に触れるにあたってその絶妙なバカさ加減(褒めてます)に触れぬわけにはいかない。さっきも触れたように本作は日本舞台なのだが…だからなのか出てくる敵も暴走族に客引き、ボスに至っては入れ墨彫った恵体ヤクザに二刀流ぶん回すサムライと『なんか微妙にズレた日本』を感じられるラインナップ。
しかも妙にボイスが豊富で『イッチバーン!』や『マタンカイ!』『マチカネタゾ!』等、やたら印象に残りやすい。そのくせ『ああ、日本だなぁ…』と感じられてしまう背景をはじめとするグラフィック面は普通に素晴らしいのだから、よりカオスを感じられる。総じて本作以外ではまず味わえないであろうヘンテコな雰囲気がある一本である。お世辞にもゲームバランスはよろしいとは言い難いが、それはともかく遊んでみる価値は十分すぎる。

アケアカNEOGEO ティンクルスタースプライツ
発売:2018年12月
ジャンル:対戦型シューティング
メーカー:ADK/ハムスター
プラットフォーム:Switch/PS4/One/PC

アケアカNEOGEOラッシュ大将!『ティンクルスタースプライツ』!!NEOGEOの中でもとびきり異彩を放つ作品にして、今なお絶大な評価を獲得しているシューティング。開発はADKが手掛けており1996年稼働。NEOGEO作品の中では移植はそこそこ行われている部類ではあるが、軒並みそのパッケージ版はプレミア化、DL版もいつ購入できなくなるか秒読み段階であるためアケアカNEOGEOで配信されたのは実にありがたい。
その最大の特徴といえばやはりその極めて可愛らしいキャラクターたち!硬派で漢臭いキャラが集っていたNEOGEOの中でこのキャラデザはあまりにも異質であり、だからこそ非常に目を引くことになる。ストアの中でアケアカNEOGEOを検索した場合でも本作のグラフィックはとびきり目立つ。

そしてもう一つの特徴はゲームシステムそのものにある。本作はジャンルこそ『シューティング』ではあるが、その内容は過去にほぼ類を見なかった『対戦型シューティング』なのだ!ゲームのフォーマットこそ縦STGに準拠するが、中央で画面を分割し敵を倒すと相手フィールドに送られる・敵を沢山巻き込んだ(連爆と呼ばれる)分だけ効果的…などその作りは『ぷよぷよ』などをはじめとする対戦ゲーのおいしい部分を目一杯盛り込んだ内容になっている。
ゲームモードは2人対戦を行う『たいせんモード』のほか、デモシーンを挟みながら主人公ロードランを操作してステージをクリアしていく『ストーリーモード』、好きなキャラを一人選択してステージをクリアしていく『キャラクターモード』の3種類。ストーリーモードは全7面だが1~4面は対戦相手がランダムで変わり、相手に応じて異なるデモシーンが流れる。またキャラクターモードでもクリア時に限り各キャラクターごとの専用エンディングが用意されているのが素晴らしい。キャラクター自体も隠しを含めれば13名もいる。
ゲームシステムがとにかく洗練されており、シンプル操作ゆえの遊びやすさと連爆による爽快感、初心者は目に見える敵をひたすら倒せばいいというわかりやすさに加え、グラフィック・BGMといったゲームを彩る全ての要素が極めて高水準であるため、例話のこの時代にプレイしたとしても十分すぎるほどやっていけるゲームである。デザイン或いはゲームシステムにおいて本作の影響を受けたと思しきゲームが多数生まれたのも納得。我個人の好みを言うのであればアケアカNEOGEOにおける配信タイトルの中で最もオススメできる一本である。極めようとすると果てが見えなくなるが、シンプルに物語を楽しむためにCOM戦を繰り返すだけでも十分すぎるほど楽しめる。

想い出にかわる君 〜Memories Off〜
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第6位。
メモオフマラソン第3弾。タイトルからは外伝作っぽく思えるかもしれないがメモオフシリーズの3作目…のリマスター。シリーズタイトルである『メモリーズオフ』は本作だとサブタイ扱いでファンからの略称は『想君』。正直なことを言ってしまうとシリーズの中で最も評判が良くない作品であり、実際に我も過去に一度本作をプレイして『うーむ…もういいかな…』とシリーズからドロップアウトしてしまった苦い経験がある。
プレイヤーの年齢層が変化した(と公式が想定した)ことで新機軸というか方針転換を狙った要素が非常に目立つ作品となっており、後にも先にもない本作独自の作りが良くも悪くも特徴。例えば舞台設定が過去2作と異なり高校から大学になっているほか、多数の男性キャラが登場するようになっている等がわかりやすい。
大学が舞台…とは言ったが本作の主人公であるところの加賀正午(ショーゴ)は大学をサボることが多く、大学ならではの場面はあんまりない。ゆえにメインのシナリオは殆ど彼が入りびたる喫茶店『cubic cafe』で進行する構成。ちなみに本作の信(シン)くんは喫茶店の常連客としての登場。なんかインドで死にかけてたらしい。
全てのヒロインに対となるヒロインが設定されているのも特徴で、ヒロイン同士の関係性が過去作以上に強く描かれるがその分修羅場シーンも中々に多い。前作(2nd)の修羅場シーンがさぞウケたのじゃろうか。ただしこの都合でゲーム的な分岐は共通ルート→対のヒロイン2名のルート→個別ルートといった形になり、本題の個別ルートがやや短く感じられてしまうのは難点ではある。方向性はともかくとしてアドベンチャーゲームとしては順当に進化。立ち絵がちゃんと口パクするようになったのは大きいだろう。以降のシリーズ作でおなじみになる『特定のEDクリア後でないと攻略できないルート/エンディング』が出てきたのも本作からである。

1stでは『亡くなった恋人』、2ndでは『恋人とのすれ違い』というテーマの本シリーズであったが、本作におけるテーマは少なくともメインヒロイン2名のルートに注目した場合は『時間の重さ』なのだろう。時間が経つことにより良くも悪くも変わっていく関係性、そして積み重ねられた時間という残酷かつ絶対的な差、それをいかにして受け入れ、乗り越えていくのか…それが本作の中核にある要素なのだ。
ショーゴとメインヒロインのカナタは本編開始前に交際し、そして別れている関係性である。そしてショーゴは誰と交際したルートでも少なからず『カナタとの想い出』を回想する、これは紛れもなく積み重ねられたカナタとの時間によるものといえる。逆にカナタルートのショーゴは『別れてから現在までのカナタ』という時間、そしてその時間をカナタと共に過ごした『ある人物』の影に直面し苦悩することになる。カナタの対となる音緒ももまた『自分自身の知らないショーゴを知る人物』に対し思い悩む。このルートに入った直後、主人公とその周辺人物たちは否が応にも変わらなくてはならない事象に遭遇し、その変化に主人公が取り残されていく描写もある。
『時間』というテーマを踏まえて本作の物語を改めて読み進めていくと、過去にプレイした時よりもはるかにメモオフ特有の重さ・切なさを感じることができたような気がする。ただまぁ惜しむらくはソレがピックアップされるのがカナタ/音緒TRUEルートの分岐に入ってから(先に挙げた特定EDクリア後のルート)という遅さであるか。

バニーガーデン
発売:2024年4月
ジャンル:心が清らかなお紳士様向けの恋愛ADV
メーカー:qureate
プラットフォーム:Switch/PC
2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第5位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品4号。
Switch向けお色気ゲーでお馴染みのqureateが送る『心が清らかなお紳士様向けの恋愛ADV(公式のジャンル表記ママ)』。qureate作品はそのギリギリを攻めた描写の数々ゆえたびたびゲーマー達の話題になりやすいのだが、本作ではそのなかでもとびきり注目されヒットした印象が強い。本作はガールズバー『バニーガーデン』に通い詰めて女の子と仲良くなっていくゲームである。
平日はお仕事で埋まってしまうのでプレイヤーが操作できるのは毎週の土日のみ。プレイヤーが土日をどう過ごすかを自由に決められる。バニーガーデンに通うもよし、ギャンブルに興じるもよし、派遣でお仕事に行くのもお休みするのもアリである。主人公の収入は週ごとに支払わられるので、自らのお財布と相談するべし。
バニーガーデンへの入店後は女の子との会話を楽しみつつドリンクやフードを注文したり、プレゼントを渡したりしていく。話し相手になってくれる店員さんは花奈(CV:星谷美緒)・凜(CV:鈴木絵理)・美羽香(CV:田澤茉純)の3名。彼女らとの会話をガンガン盛り上げてどんどん好感度を稼いでいくべし。…まぁ身も蓋もないこと言っちゃうと好感度稼ぎはお高い食べ物&飲み物が最適なんだけど。お金の力は偉大である。
タイミングによってはお色気要素を全面的に推し出した『Tゲーム』『チェキ撮影』『手押し相撲』といったミニゲームもプレイ可能。酔い状態によって微妙に差分があったりするのも見どころ。女の子たちとの仲を進展させていくとやがてはアフターや旅行など新たなイベントに繋がることもある。目指すはもちろん個別のエンディングである。
プレイヤーに対するご褒美要素として『ASMR』なんてのもあり、この場面ではヘッドフォンを推奨されASMR音声を聴くことができる。コレはそこそこ長めな内容なうえに酔い差分も含めれば各ヒロインごとに6パターンも用意されているという極めてガチな作りとなっているのが驚かされる。ASMRについては各ヒロインの個別END後はいつでも見返せるようにもなるので、シンプルなASMR作品として手を出すのもアリかもしれない。
もちろんqureate作品特有のセクシー要素は本作でも健在。3Dモデルもスチルも非常に良質なだけでなく、なんと『PTA(パンツ・たくさん・ありがとう)』システムなる頭おかしい要素まで搭載。よりお高い酒を注文した際に女の子たちが屈むため下着が見えやすくなる…というアイデアはあまりにも斜め上の世界すぎて笑ってしまった。
それはそれとしてあまりにも膨大すぎるセリフパターンからしてその作りこみは極めてガチ。それもあってかよほどガッツリやりこまない限り本作のテキスト周りの底は見えてこない。全END回収は言わずもがな、たった1周プレイするだけでもかなりのボリュームを感じられること間違いなしである。
まどろみトラベル
発売:2024年4月
ジャンル:死に覚えローグライクシュミレーション
メーカー:魔女の脳
プラットフォーム:PC

眠気を我慢しながら旅するアドベンチャーゲーム。睡眠世界を歩いていると『まどろみゲージ』…つまりは眠気が上昇していく。コレが最大になると寝落ちしてゲームオーバーになってしまう。ゲームオーバーになるとまた最初からやり直しなので、プレイヤーは寝落ちを全力で避けながらゲームを進行していくことになる。
睡眠世界を歩いていると時折イベントが発生することがある。イベント時には選択肢が表示され、その選択の結果パラメータが増減する。イベントによっては発生する時期によって効果が変わるものや、選択した時点でバッドエンド行きのもの、適切な選択をしないと会話が終わらず、会話中にまどろみゲージが上昇し続ける『長話』なんてのもあるので要注意。
いざという時に強い味方になってくれるのが3つまで所有できるアイテムたち。エナドリこと『コン・サイダー』を筆頭に眠気を下げるものから、『ランプ』のように持っているだけで効果を発揮するもの、中にはデメリットしか与えないモノもあったりするので実に楽しませてくれる。まぁとりあえず困ったらエナドリキメておけば大丈夫である。

睡眠世界の旅路は『ステージ』で区切られており、クリア時には次にどのステージへ進むかを選択できる。ステージごとに発生するイベントも変化する。ひとまずの目的地である『うつつのカーテン』は4面にあるので全4面構成…と思いきや、そこまでたどり着いたら今度は1面に向かって戻ることになる。そのため本作は事実上の全7面構成といえる。ちなみに行きと帰りでは違うステージを選ぶ必要がある。もちろん帰り道でも寝落ちしたら容赦なくゲームオーバー、家に帰るまでが旅なのです。
あと1ステージにつき1回は『仮眠』を取る必要もあり、この選択肢も中々に豊富。しかしながらある程度まどろみゲージに余裕がない状態で仮眠を実行してしまうとそのまま寝落ちしてしまうこともあるので仮眠のタイミングは慎重に。慣れたプレイヤーはエナドリをキメて仮眠するのが定石になってくるのはナイショ。公式が言うには『死に覚えローグライクシュミレーション』とのことだが、ぶっちゃけローグライク感はあんまりなかったりする。一方で『死に覚え』はまさしくその通りであり、各スポットで発生するイベント&選択肢による効果は原則固定、だからこそゲームオーバーになっても再プレイ時には以前よりも先へと進めるようになる。
ソレの繰り返しで物語のエンディングを目指すのが本作の当面の目標になる。初回は2面あたりで寝落ちするのもザラだろうが、何度かプレイするうちに自然とセオリーも見つけられるようになるので、よほどのアクシデントでも起こらない限りスムーズにエンディングまで到達できるようになるはずだろう。優しげな絵柄とテキストで描かれる世界観&物語も魅力であり、どことなく不思議な睡眠世界の住民との交流は印象的。エンディングも大きく分けて3パターンがあり、プレイヤーがどんな旅路でどんな人々と出会ったかによって変化。いずれのエンディングも心が温まる内容なのでぜひ全ENDの到達を目指してみるべし。

プリンセス×オーディエンス
発売:2024年4月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Nyamoli@
プラットフォーム:PC

ケモ耳なめっちゃ可愛らしい王女様を相手にご機嫌を取っていくカワイイADV、無料で配信されておりボリューム的にも内容的にもサクッと遊べる一本である。記者である主人公が王女である『ゆき』様へ謁見し彼女のことを聞き出そうとするのだが、逆に質問攻めにされてしまいご機嫌をとる羽目に…というオハナシ。
ゆき様から質問が来るたびにプレイヤーは3択から返答を選ぶ。3択の内訳は原則『正解』『不正解』『即死』なので実にわかりやすい。不正解は2回までセーフだが即死選択肢は一発でゲームオーバー(バッドエンド)行きとなる。ゲームオーバーの場合は再びゆき様と謁見する場面からやり直し。
基本的にゆき様の気に入る返答を心がけていけば大丈夫だが、ご機嫌を取りすぎてもそれはそれでマズいのが困り者。とはいえゲームオーバー時には毎回ゆき様の従者である『わび』君からアドバイスを貰えるので、何度かプレイしていけばそのうちクリアはできるだろう。

一目でわかる通り本作の魅力はやっぱり可愛らしいゆき様のデザインにある。素のデザインもさることながら会話中にちょこちょこ動くのも最高である。正直モフりたい。バッドエンド=おしおきというシステム上さぞおっそろしいお方なのかと思いきや、ちゃんと王族としての責任感も持ちつつ時折可愛らしい一面も出してくれるというキャラ造形にガッツリ惹かれてしまったのである。
バッドエンド時にはおしおきを受けるのだが、この時は専用のスチルが表示される。コレが『おしおき』といえどどこかほっこりしてしまう緩さなのが素晴らしい。ほぼ全てのバッドエンドに個別のスチルが用意されているので、あえて即死と思しき選択肢に突貫するのもよかろう。もちろんスチルを後から見返せるギャラリーモードもアリ。ちなみにゲームクリア時にはそれまでの選択肢の不正解数が表示され、それによってゆき様による直々の評価も行われたりする。目指せ全問正解!

ポケットモンスター Let's Go! イーブイ
発売:2018年11月
ジャンル:RPG
メーカー:ゲームフリーク/任天堂
プラットフォーム:Switch

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第3位。
よくよく考えると本家ポケモンで本作だけ未プレイだったな、ということを思い出し今更ながらプレイした作品。NintendoSwitchにおける最初のポケモン本編で通称『ピカブイ』、かつてゲームボーイにてリリースされた『ポケットモンスター 赤/緑』のマイチェン版『ポケットモンスター ピカチュウ』のそのまたリメイク。今回は『Let's Go! ピカチュウ』『Let's Go! イーブイ』の2バージョンでバージョンで相棒が替わる。ピカチュウの対にイーブイが選ばれたのは人気もさることながら初代のピカ版でライバルの御三家枠がイーブイだったのもあるのだろう。
当時(今でも?)大ヒットしていた位置情報ゲー『ポケモンGO』からデビュー/カムバックした層を本編シリーズに引き込もうという意図が察せられる作品で、なんと野生ポケモンとの戦闘が(原則)存在せず、エンカウント時にはポケGOよろしくボールを投げて捕獲するのみというかなり開き直った作りが特徴。トレーナー戦自体は過去作同様に存在するものの、絶対数は多くなくそれでいて金銀以来の『とくせい』撤廃のようにかなりシンプルな作りとなっている。
初代のピカ版がベースということもあって舞台はもちろんカントー地方、あくまでFRLGのリメイクではないからかナナシマに行けないのはちょい残念か。登場ポケモンはなんと初代に登場した151匹と本作で新規追加されたメルタン+メルメタルを含めた全153種、少ないと思うかコンパクトに纏まってて遊びやすいとみるかはプレイヤー次第。とはいえ終盤からはXY以降に登場した『メガシンカ』が解禁されるほか、特定のNPCと交換することでSMの『リージョンフォーム(アローラのすがた)』も入手できる。

ストーリーラインは基本GB版のものを踏襲しているが、作中描写は大きくアレンジ。例えば本作の主人公とは別に赤緑主人公&ライバルのレッド&グリーンが先輩トレーナーとして登場するほか、『迷子のカラカラがポケモンタワーに迷い込んだ/ロケット団に攫われた』などのシナリオ描写で旧作だと結構ふんわりしていたロケット団と戦う理由付けが補強されている。
クリア後には赤緑時代の攻略本に描かれ、FRLGの女性主人公のモデルにもなった少女が『ブルー』として登場したりもする。さらに言えばグリーンが赤緑の頃に比べると大人びた頼れる人物として描かれているほか、無人になったトキワジムを引き継ぐ場面があったり、HGSSで追加されたロケット団幹部アポロが登場したり、その彼がロケット団の再興を掲げていたりと後のシリーズ作へと繋がる描写も多いため、基本はパラレルでこそあるが赤緑-金銀の合間に起こった出来事としても楽しめるかも。
そして本作を語るうえで避けられないのが相棒ポケモン。本作で最初に仲間になる相棒は言わずもがなイーブイ(別バージョンだとピカチュウ)だが、この子はいつも主人公と一緒に冒険してくれるほか、XY以降のポケパルレと同じように仲良く遊ぶこともできる。イーブイのボイスは本作から声優の悠木碧氏が担当。半ば縛りプレイみたいな状況だったオリジナルのピカ版からの反省か、相棒ポケモンはなんと個体値6V固定に専用技9種類、なんなら種族値からして通常の個体と違う…と全力でゲタを履かせられておりとんでもなく強い。種族値違うならソレは別種ではというツッコミはNG。可愛くてとっても強い相棒ポケモンと旅をエンジョイするべしである。
『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』のAmazonページ

ペーパーマリオRPG
発売:2024年5月
ジャンル:RPG
メーカー:インテリジェントシステムズ/任天堂
プラットフォーム:Switch

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第4位。
昨年のリメイク版『スーパーマリオRPG』に引き続き(デベロッパーは違うが)我らも続けと云わんばかりにリリースされた『ペーパーマリオ』シリーズの2作目『ペーパーマリオRPG』のリメイク作品。ペーパーマリオシリーズはちょくちょくゲームジャンルそのものが変わることでお馴染みだが、本作のジャンルはタイトルが示す通りRPG。アクションコマンドやバッジによるアクション強化、デフレ気味ゆえにわかりやすいダメージ計算、個性豊かな仲間たち…といったマリオストーリーから真っ当に正統進化したバトルシステムになっている。
今回のリメイクではグラフィックの強化こそ行われているが、一方で戦闘システムに纏わる要素は(一部コマンドがシビアになった点を除き)殆どGC版のソレを引き継いでいる。シナリオにおいてもご時世的にセンシティブなネタのみマイルドに言い換えられている点以外はほぼそのまま。つまりオリジナル版の面白さやペーパーマリオの核ともいえる攻めたキャラ&物語を相変わらず楽しむことができる。
本作で最も強化されたと言えるのはグラフィックとサウンド。まずはグラフィックだが、こちらは各キャラに様々な表情差分やリアクション、後ろ側から見たグラフィックが追加された。それもマリオや味方キャラだけでなく、敵やそこらへんのNPCモブすらも含めたほぼ全キャラに対してである!このおかげでよりキャラたちが生き生きと、そして個性的に描かれるようになった。オリジナル版だとどのキャラにも表情がほぼ存在しなかったため、知っているシナリオであっても新鮮に感じられることだろう。
ただしベースとなるグラフィックは当時の海外版基準、よって海外版の時点で抹消されていたマリオの挨拶モーション(ナチスの敬礼に見えたらしい)は完全に別物になっている。ソレ系だとゴロツキタウンのスリの家の死体ロープと血痕が消えてたのは個人的にちょい残念だったり。あ、テレナ&ユーノちゃんは猫耳派なので歓迎します。

続いてサウンド面だが…コレはほんっとーに力が入っている。元からあったBGMが全てアレンジされているのは当然として、オリジナル版では同じ曲を使いまわしていた『ダンジョンの深部エリア』などでは個別に新たな差分アレンジが設けられている。何よりも大きいのはオリジナル版だと1曲しかなかった通常戦闘曲が各ステージごとに異なるアレンジ版が用意された点、そのステージの特色に見合ったアレンジになっていることもあって、より冒険が楽しくなることも間違いなし。なんとゲーム中に1度しか立ち寄る機会がないリバーサイド駅、たった2エリアしかないサイハテ村の道の戦闘曲も専用アレンジである!!
ゲーム的な追加要素はそこまで多いわけではないが、強いて言うならばオリジナル版の裏ボスをも越えるとんでもないボスが2体追加されている。GC版の頃からプレイし続けた熟練プレイヤーですら対策なしだとフルボッコ待ったなしの強敵であるため、ぜひ挑戦してみるといいだろう。その正体は自分の目で確かめるべし。
またオリジナル版にあったコンプ系のやりこみ要素には(特に意味はないが)トロフィーが用意されたため、若干コンプに対するモチベーションは上がっている。特に『星のかけら』『シャイン』をコンプすると順次設定資料を閲覧できる『アートギャラリー』とBGMを自由に聴ける『サウンドギャラリー』も解禁される。グラフィックとサウンドは超パワーアップ、ベースのゲームシステム部分が変わってないことも相まって『オリジナル版のよさを全く損なわないリメイク』の理想形である。

G-MODEアーカイブス+ ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION
発売:2024年6月
ジャンル:アクションRPG
メーカー:ATLUS
プラットフォーム:Switch/PC

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第9位。
かつて一つの時代を築きつつも、プラットフォームの世代交代と共に失われ、やがては埋もれていったガラケー…もといフィーチャーフォン向けアプリを復刻する『G-MODEアーカイブス』…から更に他メーカーからの協力があったからこそ果たされた『G-MODEアーカイブス+』のうちの1本。この『アイギスファーストミッション』はATLUSのガラケータイトルの中でも『真・女神転生if ハザマ編』と並びめっちゃ要望が多かったタイトルなので満を持しての復刻である。
我も存在だけは事前に知っていたものの『ガラケーのアクションゲーム』以上の情報を持っていなかったため当初は2Dアクションあたりを想定していたのだが、蓋を開けてみればまさかまさかの3DアクションRPGで驚くほかなかった。流石に3Dモデルはいささかチープでこそあるが、比較対象を当時のP3/P3F(PS2版)の人形劇用の3Dモデルと考えれば充分及第点。

タイトルからもわかる通り『ペルソナ3』の外伝作品で、同作品の仲間の1人であるアイギスが主人公。時系列はP3本編から10年前、舞台は屋久島である。屋久島はP3/P3F本編で訪れる舞台であることもあり、ゲーム内ではそちらで見たことがある形状のマップがちらほら見えるのが楽しい。ちなみにキャラの立ち絵は新キャラが描きおろし、そうでないキャラはP3/P3Fのものが流用されている。
基本的なシステムはオーソドックスな3Dアクション、アイギスは片手武器/両手武器/近接武器の3パターンの装備があり、コレを随時切り替えながらマップ内にはびこるシャドウたちを倒していく。各種装備は所持金を消費してパワーアップさせることも可能。アイギスのペルソナ『パラディオン』はゲージ消費技という扱いで、ゲージが溜まっている状態であればペルソナを召喚してスキルを発動できる。スキルはポーズメニューからセット可能で使い分けが必要。アイギス自体の運動性能も高く、ソレに合わせてジャンプアクションのテクニックを求められる場面も。
そしてペルソナ3らしく基本は明るめな反面どこか暗めな作風のストーリーも魅力。ガラケーアプリなだけあってボリュームはコンパクトなものに収まってしまっているが、一つの物語としてほどよく纏まっている。…ところで本作の時点で五式(P4Uのあの娘)の設定あったのね。知らんかったのである。

Plumbers Don't Wear Ties (配管工はネクタイをつけない)
発売:2024年3月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Limited Run Games
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

過去記事で既にガッツリ語り済みの作品5号。
かつて北米で3DO向けにリリースされ『史上最低のゲーム』とまで評されたことのある伝説の怪作…をナニをトチ狂ったか現行ハード向けにリマスターした1品。なんでも復刻要望がすっごく多かったらしいヨ。ところで復刻したヤツはモチロン買ったんだよな…?とまぁ冗談はさておき、ゲーム部分について紹介していくと、本作は全編実写画像のアドベンチャーゲーム。モノがモノなので日本向けには販売しておらず北米ストアにて購入。
ゲーム全体は音声で進行し、テキストに合わせて静止画が切り替わっていくというスライドショー的な作品。数少ないゲーム要素としては選択肢による分岐は存在する。まぁ原則バッドエンドor続行の二択なので非常にシンプルな作りであることは変わらない。全編スライドショーのゲームというだけで特徴的だというのに、ソレすらも霞ませるのが不条理かつ理不尽かつ意味不明で無意味なシナリオ展開の数々で、いかに手早くシナリオ部分を深く考えることを辞めるかどうかが楽しむためのコツ。

そのままではツッコミ不在のコメディ・ショー的な何かになってしまうので、画面の前からプレイヤー自身が作中世界にツッコミを入れていくといいだろう。…ソレを込みにしてもパンダやら画像の謎補正やら意味不明な点が多いって?まぁそういうもんだと思って諦めよう。今回はリマスターということで静止画を高解像度化したものに切り替えられるようになったほか、途中から再開できるショートカット機能も追加。字幕機能も追加されたのでリスニング苦手勢でも物語を楽しめる。ちなみに音声・字幕の言語選択メニューは存在するが項目はEnglishオンリー。なぜ項目を作ったし。
未使用画像や関係者へのインタビュー映像を閲覧できるリマスターらしい資料も搭載。インタビュー先には本作の存在を世界中に広めた立役者ともいえるAVGNのロルフ氏の姿もあったり。ただしこれらの映像を見るためには新モード『Plumber Depth』の攻略が必須。このモードでは何故か唐突にローポリの3D迷路に放り込まれ、トリミング画像2コマでカクカク追いかけてくるスレッシャー(本編の悪役)から逃げ回る羽目に。悉くネタに事欠かない。まぁ元のゲームがゲームなのでそう気軽にオススメできるワケではないのだが、興味と覚悟があれば手を出してみる価値はある。もしかしたら新境地を開拓できる…カモ。

Memories Off ~それから~
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

メモオフマラソン第4弾、前作同様ナンバリングはついてないが『メモリーズオフ』シリーズの4作目のリマスター。メモオフマラソンを始めた時点だと本家メモオフ1st/2nd/想君/T-Wave/ゆびきりだけプレイ済みだったので、ここからいよいよ完全初見フェイズである。毎度の如く衝撃的な設定でパンチを食らわしてくる本シリーズだが、それは本作でも変わらない。本作の物語は『高校卒業を目前にして、相思相愛だと思っていた恋人から突如フラれる』という衝撃的場面からスタートする。彼女の真意を知るために尽力するか、それとも新たな恋を見つけるかはお好きにどうぞ。
初期3作品は主人公がみんな同年代であったが、本作は1つ下の世代のお話。本作の主人公『鷺沢一蹴』君は『カフェでバイト中の高校生』という設定なので、主な舞台は2ndの高校でもあった『浜咲学園』と、想君と少なからず縁のあるカフェ『ならずや』の2つ。ヒロインにも『高校側のヒロイン』『カフェ側のヒロイン』という分類のようなものがあり、同じグループのヒロイン同士は何かと絡みが多かったり修羅場ったりもする。そのため本作は2ndと想君のテイストを引き継ぎつつ、想君であまり上手くいかなかった要素のリベンジを行っている雰囲気。色々とやりたいことを詰め込みすぎた感があった想君に比べると、やることを絞りつつそれでいて要所要所のクオリティを引き上げた感がある。攻略ヒロインもメイン級のルートが存在するのが5名のみながら、そのボリューム・クオリティ共に申し分ない。

最大の特徴は『全てのルートをプレイし終えることで初めて真相が見えてくる』という作りにある。本作の物語には過去に起こったとある一つの出来事が深く絡んでいるのだが、コレの真相は誰か一人のエンディングを見終えただけでは断片的にしかわからない。5人のルートそれぞれに過去の出来事の真実が散りばめられており、全てを見終えることでようやく『過去に何が起こったのか』がハッキリわかるのだ。コレはメモオフシリーズだと本作で初めて行われたアプローチである。
想君と同じく過去作キャラの再登場もあり、本作では2ndの白河姉妹と想君のカナタとトビーが再登場、それ以外のキャラも何かしらの形で言及される場面がそれなりにある。ほたるは高校側のシナリオ、静流さんとカナタはカフェ側のシナリオで目立つため過去作プレイヤーは必見。トビーも詳細はネタバレになるので触れないが本作の中核的なポジションにいる。いずれの描写も丁寧でなんならカナタとトビーに至っては前作よりも本作の方がどんなキャラかわかりやすいかもしれない。そしておなじみ稲穂信はやっぱり登場。ネパールでの旅を終えてからは主人公と同じアパートに住んでおり、ついでにならずやの常連客…というこれまた2ndと想君の折衷みたいな設定。今回は彼に思いを寄せる女の子が現れるが、その行く末はいかに…?
どこかしらクセが強い箇所があったり人を選ぶ要素があったりするメモオフシリーズの中では珍しく数々の要素のクオリティが満遍なく高いため、真っ当に一つのADVとして素晴らしい一本である。おそらく我もシリーズ最高傑作を選べと言われたら本作の名を挙げることになるであろう。

アイドル麻雀ファイナルロマンス4 Remaster
発売:2023年10月
ジャンル:脱衣麻雀
メーカー:シティコネクション
プラットフォーム:Switch/PC

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第8位。
かつて一時代を築いた(?)美少女脱衣麻雀ゲーがひとつ『ファイナルロマンス』シリーズの4作目のリマスター版。実はSwitchにて本シリーズの2-4作目までのリマスター版が出ていたのだ。オリジナル版は元々はアーケードの作品だったのだが、今回のリマスターのベースはセガサターン版。よってサターン版における追加キャラ等も登場する。またグラフィック以外がベタ移植かというとソレも違い、対戦相手が任意で選択できるようになるなど色々遊びやすいよう手が加えられているのも特徴。
『ミス・ファイナルロマンス』の参加者をスカウトするため、美少女たちと麻雀を行っていく…というシナリオで5勝すれば1周クリア。この設定で何故負けたら脱ぐのかは不明。対局相手の美少女は出てくる順番が固定、同時出現する2人のうちどちらか一方のみを選択する形式である。1周クリア時にはそれまでに戦った5人から誰か1人を『ミス・ファイナルロマンス』に選び、それぞれのキャラごとの個別エンディングを見ることができる。『ミス・ファイナルロマンス』には『どんな願いも一つかなえられる』とかいう副賞もあるため、非常に幸せなエンディングが待っているぞよ。

基本システムは2人麻雀、プレイヤーは1000点、対戦相手は6000点~20000点スタートのハンデマッチ…と書くと絶望的に見えるかもだが、実は点数に関係なく3回和了すれば無条件で勝利となるので優しい。ついでにゲームオーバーになっても和了回数は引き継がれる。例えば2回和了後にハコにされた場合はコンティニュー後に1回和了すれば勝利となる…といった感じ。脱衣麻雀ゲーの割には理不尽な和了をされるケースが殆どなく、イカサマアイテムなしでも案外ゲームクリアだけならなんとかなるのも特徴。
脱衣麻雀特有のイカサマアイテムはモチロン登場、対局前に『ゴールド』という通貨を消費して『相手の牌が見える』『リーチ時に使用することで必ず一発和了できる』『特定の役の積込』『和了時に表ドラを全て公開する』などなどやりたい放題なアイテムを購入できる。ただし事実上のラスボスである春蘭とは一定以上のゴールドがないと戦えないので無駄遣いには気を付けるべし。ゴールドはそこまでの和了点数と同義。
そして脱衣麻雀における最大のウリである脱衣シーンはアニメムービー。対局において1回和了するごとに対局相手の脱衣アニメが流れる。脱衣アニメは3段階で最終的に下着まで。流石にCS機ではコレが限界である。なおPC版では普通にフィニッシュまで脱ぐらしい?(コレは伝聞)
ゲームクリア後にはキャラデザを担当したあかつきごもく先生の秘蔵イラストも含めたグラフィック閲覧モードがオープン。周回の度に随時解禁されていく。最終的には結構な回数のクリアが余儀なくされてしまうが、初回クリアと同タイミングにてゴールドを無制限に使用できる『所持金MAXモード』なんてのも解禁されるため、時間こそかかるが全解禁も割となんとかなる。
『アイドル麻雀ファイナルロマンス2・R・4 Special(PC版)』のAmazonページ

Inverted Angel
発売:2024年7月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:SCIKA
プラットフォーム:PC

『謎の美女が自分(主人公)の家に押し掛けてきた。女性は自らを恋人であると口にするが、自分は全く身に覚えがない』という導入からスタートするアドベンチャー。家の中に入れてくれと懇願する(自称)彼女に対しインターホン越しに会話を進めていき、彼女の正体と目的を探り出すべし。
『AIを用いたアドベンチャーゲーム』という触れ込みでリリース前から注目を集めていた作品なのだが、AIといえど昨今話題の『生成AI』の類のものは使用されていない。テキストもグラフィックもクリエイターさんの手で最初から用意されているものである。ならばどこでAIが活用されているのかといえば、ズバリ『プレイヤーの選択』である。
本作では『テキスト入力』を行っていく箇所が多数存在する。自称彼女に対する主人公の所感や、彼女の発言に対する応対などをプレイヤーが自分の手でテキストを入力して選択していくのだ。テキスト入力を採用した作品はADVの原始的な時代から存在したが、事前に定められたコマンド以外を受け付けなかったその時代と異なり、本作のソレは『曖昧な入力』でも意味を汲み取って行動してくれる。
そう、ここが本作におけるAIの出番である。もっと具体的に説明すると『プレイヤーの入力したテキストを基に、複数パターンの中から最も近い回答が選択される』という仕組み。回答が意図を汲み取ったものでないのなら入力しなおしも可能。あまりにも頓珍漢すぎるテキストを入れた場合は流石に弾かれるけど。
ゲーム自体は大きく分けて『想像パート』と『推理パート』の2つに分かれている。最初は『想像パート』で彼女との会話を通して『主人公が彼女をどう思っているか』『彼女の不自然な点はどこか』を思考する。そしてこの想像パートの結果に応じて物語…本作では『因果律』と称されるソレが大きく分岐する。
因果律が確定したら『推理パート』に移行。ここからは大々的な分岐はなくなり、純粋に彼女の正体や物語の真相を追いかけていく。『推理パート』ではより彼女の不自然な点や発言の矛盾をテキスト入力で指摘していく必要があり、入力した内容がある程度正しければ正解、間違っていれば入力しなおしとなる。ただしNGワードを入力してしまうとライフが一つ減少、ライフが尽きてしまうとゲームオーバー(汎用バッドエンド)。見事最後まで正解できればエピローグが流れクリアとなる。

ゲームを進めるのに重要なのはヒラメキと推理、それからテキストをよく読むこと。行動選択が『テキスト入力』である都合上、ADVの最終手段である総当たりが使えないためである。困った時はバックログを活用して彼女の発言をしっかり確認するべし。
『想像パート』での分岐で様変わりする物語も魅力のひとつ。いずれのルートでも『インターホン越しでの自称彼女と主人公の会話』というフォーマットは常に守られ続けるが、その関係性や主人公・彼女の設定、それらを取り巻く状況などは因果律によって別物レベルに変化する。『かまいたちの夜』等に近い手法であるが、こういうシナリオは執筆の難易度がかなり高いので驚きである。
もちろんシナリオの雰囲気やエンディングもルートごとに全然変わり。主人公や彼女の印象も新たなルートを遊ぶたびに上書きされていくことだろう。例えば彼女の場合はルートによってヤンデレだったり献身的だったり単なる被害者だったり、或いはもっとヤバいナニカだったりする。
インターホン越しに行われる彼女との会話は本作における最大の見どころ。彼女の台詞は極めて難解な言い回しや比喩が多用され、適当に流し読みしている程度だとぶっちゃけ電波。一方でその意味を一つずつかみ砕いていくと筋や理屈は通っており、そのうえでその時々のルートの内容における重要なファクターも担っている。言ってしまえば『知的な電波』といったところだろうか。そういったテキストを読み解くのが好きなのであればきっと楽しめるハズ。

Hookah Haze (フーカーヘイズ)
発売:2024年7月
ジャンル:ヒューマンドラマアドベンチャー
メーカー:アクワイア/アニプレックス
プラットフォーム:Switch/PC

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第6位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品6号。
初報からずっと気になっていた一本。『VA-11 Hall-A』あたりを皮切りにして増えだした『お店を運営しつつお客とのやりとりで物語を楽しむ』タイプのADV。本作の舞台は秋葉原に出店した水たばこ…いわゆる『シーシャ』のお店である。シーシャという言葉はまだ馴染みが薄い人もいるかもしれない…というか我も本作をプレイするまで全くその詳細を知らなかったのだが、最低限の概念については序盤に説明してくれるのでご安心。
プレイヤーは店に訪れるお客様のオーダーに合わせ、フレーバーを組み合わせてシーシャを作り提供していく。フレーバーは『フルーツ』『スイーツ』『ドリンク』『スパイシー』『ナッツ』の5種類があり、ここから任意の3つを組み合わせることでシーシャを作れる。シーシャは組み合わせの数だけ存在し、それぞれに個別のグラフィックや説明文がついている。

炭交換を交えつつ進んでいく3人のお客様(ヒロイン)との交流がメインのゲームで、1日の始まりに設定する『本日のオススメフレーバー』によってやってくるお客様が変化。フレーバーの内容によっては同時に複数人が来店することもあり、ヒロイン同士の交流イベントも見ることができる。一目でわかるピクセルアート調のグラフィックも魅力のひとつで、とりわけ各キャラの立ち絵や『煙』を筆頭にした動きが素晴らしすぎる。もちろんADVの命のひとつともいえるイベントCGもこれまた良質である。
…と、ここまでならごくごく普通のシーシャ屋経営ADVなのだが、本作ではそこに『主人公が余命幾ばくもない青年で、死ぬまでの思い出作りで14日間だけシーシャ屋を経営する』という重苦しい設定が重なり、非常に独特な味わいを感じさせてくれる。好青年ながら過去の絶望からどこか諦観している主人公が、自身の過去と少なからず重なる悩み・トラウマを抱えた3人のヒロインに寄り添い、一方で彼女らから影響を受けて自らの『死生観』を見つめなおす…というシナリオはかなり心に残る。

It was a human.
発売:2024年7月
ジャンル:ビジュアルノベル
メーカー:Loser/s/GAMER Plan
プラットフォーム:PC

2年くらい前にサクッと情報が出て気になっていたもののそれっきり続報が途絶え、急に配信が発表された一本。佐賀県で発生した猟奇殺人事件、その犯人と思しき女性『勇魚虎魚(いさな おこぜ)』を軍人である主人公が尋問していくアドベンチャー。彼女と会話をして得た情報をもとに、プレイヤーは物語の結末を『想像』することになる。シナリオ中、プレイヤーは虎魚さんとの会話を行っていくことになる。
彼女との会話では少しずつ違和感がある箇所が見え隠れする。なんだか違和感があるというレベルのものから、明らかにおかしい箇所まで様々。その場では触れられることがなくても、頭の片隅に残しておくと良い。それはきっと何かの意味があるかもしれないし、はたまたないのかもしれない。時には選択肢が表示されることもあり、どのような問いかけを彼女に行ったかで得られる情報も変わっていく。そしてこの情報がやがて最後の『選択』へと繋がっていく。
そして本作で忘れられないのがそのビジュアル。可愛らしいピクセルアートで描かれる虎魚さんと、退廃的かつどこか狂った生理的に嫌悪感のある背景グラフィック(こっちはAI生成らしい)が同時に共存する絵面はある種衝撃的であり、そしてある種気味が悪い。また本作の物語には虎魚さん以外のキャラも登場するが、いずれも『人間』と評するのも厳しいような名状しがたい外観のモノが殆どである。

とまぁこの説明からわかる通り本作は極めてクセの強い作品である。2024年に遊んだゲームの中では最も『人に勧められない作品』だったのは間違いない。ああいやつまらないとかそういうわけではないのだが、人を選ぶ要素が…それも生理的・心理的に引っかかるような方向性で多く、努力や理解でどうにかできるようなレベルを軽く超えている。たぶん苦手な人は一生掛かっても受け入れられないだろう作りをしているのだ。
またそのうえでホラー要素が多い。AI生成による嫌悪感を引き出させることを目的としたであろうグラフィックはどのように受け取るかは人それぞれなのでひとまずさておき、急にノイズやビープ音と共にドンッと画面が赤一色になったりテキストで埋め尽くされるジャンプスケア的な場面が少なからず存在するため、そういった方向性が苦手な人はプレイするべきではない。ちなみに我はジャンプスケアがホラーで一番キライなのでエライ目にあった。そういう場面の直前は決まって独特な『間』があるので警戒しやすくあるのは助かったけども。
ところで忘れてはいけないのがこの物語の目的が『彼女を断罪する』ことである点。もとより真実の追究は重視されておらず、だからこそこのゲームは『ミステリー』を求めて手を出してはいけないのだ。もっと極端なことを言ってしまうとこのゲームは『アドベンチャー』ではあるが、物語を楽しませるような作りからは程遠い。良くも悪くも独特な言い回しや小難しい表現が多様されるため、読むと非常に疲れる。文学的というか哲学的というか電波というか。本作を楽しむためにはその雰囲気に身を委ね、ひたすらに浸り続けそのまま沈んでいくくらいが丁度いいのだろう。
ぶっちゃけ我は本作を遊んでいて『ムーンライトシンドローム』だとか『killer7』…つまり須田ゲーをプレイしてるときみたいな印象を抱くことになった。…まぁソレはつまり『万人受けとは対局の位置にあるゲーム』ということにほかならないのだが。

ぱちょふぁ そまちょぱ そまちょぱそ
発売:2024年7月
ジャンル:放置ゲーム
メーカー:マンカインドゲームズ/タツマキゲームス
プラットフォーム:iOS/Android

UUUM所属のクリエイター『はじめまして松尾です』氏の自主制作アニメ『マツオノアニメ』初の公式アプリゲーム。ゲームジャンル的には『放置ゲーム』というヤツで、起動しっぱなしでリアルタイムを経過させたり、或いは定期的にタップすることで素材(キノコ)を集め、施設を設置してより効率化&ゲームを進めていく。設置できるのはキノコの回収量を増やせる『オム機』と文明発展のための好奇心を稼げる『レジャー施設』、あと一応ガチャやデイリーミッションも施設を設置して扱えるようになる。
一応シナリオらしきものは用意されており、『謎の惑星に迷い込んでしまったネズミとニワトリが原作の世界に帰還するため奮闘する』といったもの。シナリオは本作オリジナルのキャラも登場、もちろんちゃんとボイス付きである。そして施設を一定数設置していくごとに物語は進んでいく。最後まで読み進めても相変わらず放置ゲーとして遊べるのでそこは安心。もちろん原作同様のシュールで不条理な世界観も特徴。

とりわけ文明発展に失敗した時の滅亡ケースはバリエーション豊かかつ、どこか馬鹿馬鹿しくてクスリと笑ってしまうようなものも多い。滅亡パターンのコンプを目指して何度も発展に挑戦してみるのもいいかもしれない。ほかにも一定時間が経過するごとに引けるガチャでの台詞集めも原作ファンにとっては楽しいかもしれない。
基本無料のアプリではあるが課金圧が控え目だったのが個人的にはありがたかった点で、広告無効の300円だけで目に見えてゲームの進行がスムーズになった。なんせ事実上ガチャが無制限になりキノコと好奇心が永続的に回収量が倍になるのだから当然っちゃ当然である。ところで我が普段プレイする作品とはだいぶ方向性が食い違っていることで気付いた人もいそうだが、ネタばらしをしてしまうと我の後輩たちが開発に携わっていた作品だったりする。めっちゃ頑張っていたのは知っているので無事リリースできてなによりなによりである。

パワフルプロ野球2024-2025
発売:2024年7月
ジャンル:野球
メーカー:コナミデジタルエンタテインメント
プラットフォーム:Switch/PS4

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第2位。
日本で最も有名といっていい野球ゲーム『パワプロ』シリーズの最新作。シリーズ1作目が『実況パワフルプロ野球'94』ということからもわかる通り、本作がパワプロシリーズの30周年記念作品でもある。また本シリーズはナンバリングが年号になってからだいぶ経つが、タイトルに複数年の表記が行われたのは本作が初だったり。まぁ近年のパワプロはそもそも2年おきの発売+新作が発売されない年のデータはアプデで対応させるようになっていたのでタイトル以外に特に違いはないのだけど。
ところで元々我は『パワポケ』派の人間だったため、長らく本家『パワプロ』から離れており本作で久々の復帰と相成った。ちなみにどれくらい離れていたかといえば、本家シリーズは『パワプロ6』以来。とんだ浦島太郎である。まぁ近年の仕様は『パワポケR』である程度掴んではいたのだが。
久々プレイで何よりも驚いたものといえばやはりそのモード数!シナリオを進めながら選手を作成する『サクセス』が3種に気軽に遊べる『サクサクセス』、監督としてチーム全体を指揮する『栄冠ナイン』にプロ人生を楽しめる『マイライフ』、そしてミニゲームを繰り返してドリームチームを組み上げられる『パワフェスアドベンチャー』…タイトル通り2025年まで遊ばせる気満々のボリュームである。
ゲーム的な意味で目玉要素といえるのは12球団以外に阪急ブレーブス・南海ホークス・大阪近鉄バファローズの3球団および歴代のレジェンド級プロ選手たちの収録。ソレに合わせてレジェンド選手たちを相手に対決する『レジェンドバトル』というモードも搭載されている。

数多あるモードのうち我がメインで遊んだのは『サクセス』と『パワフェスアドベンチャー』。やはりサクセス主体の『パワポケ』勢としてはこの辺は無視できない。前者は全彼女攻略+仲間イベント完遂、後者は仲間コンプまでやりこんだ。サクセスはガッツリしたシナリオが存在するものだと『パワフルフューチャーズ』がメインらしい。
『パワフルフューチャーズ』は未来へと連れてこられた主人公が負け続きのプロ野球チームに入りバーチャル世界で野球をしていく…という『パワポケ12』と『パワポケ6』の要素を融合させたような物語。ポケの方だとかなりブラック気味なシナリオではあったがそこはやはりパワプロ、明るく爽やかでそれでいて燃える物語はひとつのシナリオを楽しむADVとして非常によく作られていた。
『パワフェスアドベンチャー』は仲間をミニゲームで集めつつ、周回プレイでチームを強化していくつもの強豪チーム相手に勝利を目指していくモード。ネットでの評判を見る限り前作までの『パワフェス』とは似て非なるものらしくかなり賛否両論、確かに噂に聞く感じだと旧作のソレは『トツゲキ甲子園』的なヤツなので別ゲーなのは理解できる。それはそれとして我が本作で最も楽しんだモードこそが『パワフェスアドベンチャー』だったりするが。
このモードの特徴はとにかく大多数のキャラが登場すること。歴代パワプロキャラはもちろんのことパワポケ作品からのゲストやKONAMIの他ゲーから登場しているヤツなんかもおり、そういったメンバーと遭遇/対決を繰り返して自分だけのドリームチームを組み上げていく面白さは最高。このモード限定で挿入される登板/打順デモはウィットに富んだ二つ名や実況もあって印象に残りやすい。野球マン・カグヤ・KONAMIゲスト勢のヤツは気合い入っててお気に入り。
ミニゲームもこれまでずっと打球・投球以外はセミオート頼りだった我にとっていい練習になったし、その時の経験を上手いこと試合(本モードの試合はマニュアル固定)に活かせた時はなんともいえない嬉しさのようなものはあった。『パワポケ』勢はRでグラフィックが作られている1・2組以外は諦めモードだったのだが、レッドや東先輩のような7勢がいたのは嬉しい誤算。ヒーローズと化した花丸高校戦もパワポケ14のトツゲキ甲子園を思い出して楽しかった。

溶鉄のマルフーシャ:Sentinel Girls
発売:2021年8月
ジャンル:シューティング
メーカー:hinyari9/PLAYISM
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/One/PC

Steam版がリリースされた頃からビビッと来るものを感じ購入したのだが、そのまま積んでるうちにCS機でも販売されてそちらでも買い直したゲーム。…まぁそっちもまた積んでしまい、結局後述の続編『救国のスネジンカ』が発売する直前になってようやく手を出すことに。初回起動時に取得できるトロフィーの説明文が『積まないでくれてありがとう』で申し訳なくなったのはナイショ。
ゲームジャンル的にはシューティングに分類。プレイヤーは後方(画面左側)にある門を守る衛兵となって、襲い来る敵を全滅させていくことが目的となる。プレイヤーは移動可能で左スティックで通常移動、右スティックで照準といった形式の操作。プレイヤー自身は基本的に無敵であり、門が破壊されてしまうとゲームオーバーとなる。逆に門を守り切ると一日が終了(ステージクリア)となる。
1日が終わるごとにランダムでカードがピックアップされ、プレイヤーはその中から任意の1つをお金を消費して入手できる。お金が勿体ないならそもそも引かなくてもいい。カードの効果は様々でプレイヤーのパラメータを強化したり武器を切り替えたり、或いは仲間を雇ったりなどなど。なかにはお金の消費がない代わりに何が起こるかわからないカードなんかもある。このおかげでプレイするたびに違った攻略法が求められるのは実にローグライト的。
武器には耐久力の概念があり、入手してから一定日数が経過すると壊れて初期装備に戻ってしまう。その前に別の武器に買い替える必要があるのだが、武器も多彩なバリエーションがありそれぞれクセも強いため、迂闊に慣れていない武器にしてしまうと逆に苦戦することもあったり…。

10日間に一度だけ自室で過ごすことができ、ここではいずれか任意のパラメータを強化することができる。仲間を雇っていた場合は彼女らが部屋でくつろいでいるほか、部屋に私物が配置されてたりすることも。また10日おきにシナリオ進行に合わせた会話イベントが発生、誰を仲間にしているかで内容は大きく変わるので何度も遊ぶモチベーションにも繋がっている。
仲間キャラは全部で7名、一度仲間に加えたら別の仲間を引き入れるまで最後まで一緒に戦ってくれる。なおここまでの説明からお金の概念が大切なことは伝わったかと思うが、それはそれとして本作ではありとあらゆる税の徴収により悲しくなるくらい手取りが少ないため、常に資金面はカツカツである。この辺は後述の世界観設定のフレーバーとしても機能している。
100日生き残ればステージクリア、つまり実質全100面といえるのだが1ステージ自体は短めなので案外サクサクと遊ぶことができる。いくらでもコンティニューできることも相まって難易度はかなり低めだが、一方で上級者向けのチャレンジモードも搭載。こっちはコンティニュー不可でどれだけ生き残れるかに挑戦するモード。通常モードと違いプレイアブルキャラにマルフーシャ以外の仲間を選択できるのが嬉しい点。
そして極めてシビアなディストピア感溢れる世界観も必見。主人公であるマルフーシャも召集されただけのパン屋の娘でしかない。本来戦うような立場にない少女たちが各々の理由で戦場に駆り出され、最後には凄まじい絶望を突き付けてくる物語は好きな人はとことん好きだろう。我?大好物。エンディングは仲間の数だけ存在するので、目指すは全ENDの制覇であるぞ!

春待ちトロイダル
発売:2024年8月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:さめさめサメーション/ケムコ
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

ローグライク要素を内包したアドベンチャー。販売元はケムコだが元々PCにてリリースされて人気を博したインディーゲームをCS向けに移植したもの。プレイヤーは『アクマ』の力で小さな島の卒業間近の高校生に転生し卒業までの10日間を過ごしていく…のだが、卒業式の当日に事件が発生してしまう。この事件をなんとか阻止して全員での卒業式を迎えるため、この10日間をひたすらループしていく…というストーリー。
基本システムはパラメータ管理型の育成シミュレーションのソレで、プレイヤーは限られた期間内に好きなコマンドを実行して自身のパラメータを変動させつつフラグを立てていく。1日は6つの時間に分かれているため実行できるコマンドは6回まで。時間帯によって選択できるコマンドも変化する。各コマンドの結果は(何らかのフラグを立っていた場合を除き)基本的にランダム。場合によっては後述の『対話』に役立つスキルを入手出来たりもする。まぁぶっちゃけるとパワプロってかパワポケの裏サクセス的なもの。直近にパワプロ2024やってたせいでどうも既視感があったり。
事件解決のカギを握るのはクラスメイトたち…なのだが転入してきたばかりの主人公に心を開いてくれる人はごく僅か。真相を知るためには仲間たちとの好感度を高めていかなくてはならない。というわけでここで出てくるのが本作のメイン要素『対話』である。対話後は結果によって好感度が上昇、レベルが上がると特殊なイベントへとつながる。レベルが上がるごとに1回ずつ踏み込んだ質問をする機会もあり、質問の答えは以降プロフィール欄に追加されるのでコンプを目指すのもいいだろう。

各キャラとの対話はなんとカードゲーム形式で進行。対話が始まると4つの手札が配られ、お互いに1枚ずつカードを出していく。出したカードの数値がより大きい方がカードを獲得、最終的に獲得したカード枚数の多い方が勝利となる。同じ数字を出した場合は保留となり、次にカードの数字が大きかった方が総取りする。カードには4つの色…というか話題があり、お互いに同じ色(話題)を出した場合、勝利時に更にボーナスが与えられる。相手の出すカードはランダムなように見えて主人公が相手の表情などを推察してくれるため、ソレを元に次に出すべき一手を考えられる。いかにしてボーナスを獲得しつつカードを総取りできるか…を考え出せると楽しくなる。
そして最初にも触れた通り本作の世界は10日間でタイムリミットとなりループする。ループ時には他キャラとの好感度もリセットされ、パラメータも初期値へと戻ってしまう。当の主人公の記憶すらリセットされてしまうため、事件の真相調査もやり直しに…というわけで頼りになるのはプレイヤー自身の記憶力。過去の周回で覚えた攻略手順を少しずつ最適化していき、タイムリミットまでに事件を解決して卒業式を迎えるべし。ループ時には冒頭の『アクマ』と交渉することで攻略に役立つパッシブスキルやカードの初期値を恒常的に強化してもらえるので、やればやるほど攻略はラクになっていくハズ。

ファミコン探偵倶楽部 笑み男
発売:2024年8月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:MAGES./任天堂
プラットフォーム:Switch

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第7位。
任天堂が突如ホラー調の謎ティザーURLを公式Twitterにベタ貼りするという衝撃的なデビューを飾り、日本どころか世界中で話題になった一作。その正体はまさかまさかの『ファミコン探偵倶楽部』の完全新作。シリーズ全体では4作目にあたり、新作という観点で見ると『雪に消えた過去』以来27年ぶり。ちなみにプラットフォームはNintendoSwitchだがタイトルは相変わらず『ファミコン探偵倶楽部』。まぁ3作目は『BS探偵倶楽部』だったけれども。
リメイクはあくまでリメイクだったためオリジナル版やファミコンミニ・VC等でプレイ経験のある身からすれば『内容を知ったうえで楽しむ』という感じで少々寂しかったが、今回はまっさらの状態でプレイできる完全新作ということもあり発売前のワクワクは最高潮だった。開発はリメイク版と同じくMAGES.が担当。おかげでメモオフマラソンの小休止にメモオフスタッフが携わった新作をプレイすることに。
本シリーズは『ミステリー要素はあるが基本的にフレーバー要素』『ゲームオーバーの存在しない一本道』という推理よりもドラマ性を追求したゲーム性と、ジワジワと精神的にクるタイプのホラー要素をエッセンスに加えた作風が特徴であり、もちろん本作でもソレは同じ。それゆえに推理ゲーが苦手なプレイヤーでもノベルゲー/ADVゲーとして楽しむことができる反面、ミステリ的に見ると引っかかりを覚えるかもしれない。過去作を経験しているなら『そういうもの』だとわかるけれども。
『田舎の伝承』『学校の怪談』『落武者の祟り』と続いてきたホラー要素だが、本作のテーマは『都市伝説』。『泣いている少女の前に現れ、殺害した少女に笑顔の紙袋を被せ遺棄する』という『笑み男』が関係していると思しき殺人事件を、空木探偵事務所の面々が追っていく。時系列的には『消えた後継者』から2年後にあたる。

時折差し込まれるコマンドを用いた言葉遊び、セーブ機能でもある『捜査やめる』、そして章の区切りで挿入される事件を整理するための『推理する』コマンドなどなど、ゲーム性そのものは過去作から完全継承。もちろんクリア後の評価要素もやや形が変わったがSFC版『うしろに立つ少女』から引き継がれている。何度もコマンドを選択し会話を進めていく基本システム面は今やると流石に古臭さを感じないでもないが、例によって例の如くここを崩しちゃうとファミ探ではなくなってしまうので難しいところ。
前作と同じくシナリオはフルボイス。『雪に消えた過去』からあゆみちゃんを演じている皆口裕子氏をはじめ前作に登場した面々のキャストは全員が続投。本作オリジナルキャラもKENN氏に白石涼子氏、大塚芳忠氏など有名どころが揃っている。…というかメイン勢でもなんでもないモブキャラ役に花江夏樹氏に銀河万丈氏に悠木碧氏と声優面への力の入れようには凄まじいものを感じる。
ところで本作は発売前の時点で『賛否両論になる』とハッキリ明言されている。で、実際にプレイしてみたうえでネタバレを全力で避けつつ感想を述べさせていただくと『ああ、こりゃ賛否両論になるわ』としか言いようがない。それどころかゲーム性と物語の両面で賛否が分かれる要素がそこかしこに散りばめられているため、人によって評価のブレ幅も大きいことも容易に予測できる。
とりわけシナリオ面は絵に描いたような『問題作』であり、良い意味でも悪い意味でも一度プレイしたら絶対に忘れられないような代物である。構成に引っかかる面はあれどクオリティ自体はなかなかのもの、しかしながら容赦なくドス黒い胸糞描写が詰め込まれており、更に徹底した露悪主義も相まって近年の任天堂IPの作品では間違いなく最も衝撃的な内容に仕上がっている。元々任天堂の中でもADV作品は『タイムツイスト』等、かなり攻めた作風のものが多いのだが、本作はそれらとはまた別のベクトルで尖り切った作品である。作中でも念を押して警告されるのだが、本当の本当にエグイおはなしなのでプレイする場合はちゃんと覚悟しておくべし。

救国のスネジンカ
発売:2024年9月
ジャンル:シューティング
メーカー:hinyari9
プラットフォーム:PC

『溶鉄のマルフーシャ』から続けざまにプレイしたその続編。タイトルにある『スネジンカ』は前作の時点で登場していたマルフーシャの妹。前作の真エンディング後からそのまま繋がる物語で、戦地に赴いたまま帰ってこなくなった姉を救うため、本作の主人公であるスネジンカが民間軍事会社に入社して戦地へと投入される…というあらすじ。
続編らしく基本システムは前作を踏襲しつつ順当にパワーアップ。装備可能な武器はそれぞれに3種類ずつバリエーションが用意され、性能のクセも設けられたことでより幅広いプレイングが楽しめるようにもなった。サブウェポンもバリケード等設置型のものを除けばリキャスト後に再使用が可能になり気軽に扱えるようになったのが大きい。当然強力なサブウェポンほどリキャストも長め。
前作だと形はどうあれ『門の防衛』で統一されていたステージのシチュエーションは更に多彩に。『コンテナで防衛対象の前に即席の壁を作る』『戦車と共にスクロールしながら進軍する』『列車に同乗して追ってくる敵を撃ち落とす』などなど…基本システムこそ同じであれど、戦況やグラフィック・敵パターンはどんどん変わっていくためとにかく飽きさせない。メインシナリオも一本道ではなく序盤で分岐が用意され、分岐内容に応じてステージ自体が変化するつくりなので周回プレイのモチベも湧きやすい。
能力値強化のシステムも相変わらずだが、前作にあった『集弾性能』と『弾丸速度』の強化がオミット。まぁ前者はともかく後者はほぼ死にステだったので仕方ない。代わりに追加されたのが『プッシュバックパワー』と『ブルーガジェットリキャストタイム』で、前者はヒット時に相手を押し戻す性能、後者はサブウェポンのリキャスト時間に関わる。言わずもがな防衛に直結するパラメータなのでどちらも非常に重要である。
『集弾性能』のパラメータ強化が消えたことで、マシンガンなど一部の武器は本当に弾がブレまくるようになった。これらは適当に扱うと弾が当てづらいものの、本作ではその対処用の新アクション『構え』も追加。構え中は移動速度が下がる代わりに集弾性能が大幅に上がる…というもので、この構え状態を切り替えながら進める立ち回りが実に楽しい。なかには構え中に前方を守るシールドを張れる武器なんかもあったりする。

もちろん一緒に戦ってくれる仲間たちも登場。設定が設定なのでキャラは総入れ替えされているものの、それでも心強い仲間であることに変わりはない。前作だと固定地点からの防衛のみだったが、本作では特殊なカードを引くことでプレイヤーに追従してもらうことも可能。また通常の仲間とは別枠で援護射撃をしてくれる『ガジェット』というカードも追加された。
仲間がいる状態で特定の日数を迎えると発生する各キャラごとの個別イベントがあるのはモチロン、本作ではイベントの種類も更に増加。回想モードではEDだけでなく個別イベントも見返せるようになったので、よりイベントコンプが楽しくなるつくりになったのが嬉しい。細かい点では前作だとEDの優先度が真ED>キャラEDだったため、キャラEDを見たい場合は道中でわざとミスして真EDフラグを折らなくてはならなかったのだが、本作は真EDかどうかの分岐が『条件を満たした場合に発生する選択肢』で行われるようになったおかげで安心してキャラEDを目指せるようにも。
ところで前作時点で救いが無さ過ぎたシナリオだが、そのスタンスは言わずもがな本作でも変わらない。視点が変わっただけであの世界のお偉いさんは相変わらず揃いも揃ってクソ野郎だらけ。というかそもそも前作でマルフーシャが戦っていた最大の理由は『愛する妹の元へ帰るため』だったので、『スネジンカが戦いに身を投じる』ところから始まるこの物語が平和に済むハズがないのだ。
ただし前作だとどのEDを迎えても絶望だったところ、本作の場合は一部希望が見える結末も用意されていなくはない。…希望の先に更に絶望が待ち構えていそうな匂いがひしひしと感じられるがそこは気にしてはいけない。それはそれとして『妹を戦争から守るために戦い続ける姉』と『姉を救うため自ら戦争に飛び込む妹』の構図はやるせないながらもなんとも美しいものを感じさせてくれる。

ミラージュフェザーズ
発売:2024年9月
ジャンル:3Dシューティング
メーカー:oyasumi Workshop
プラットフォーム:PC

たびたびXに開発進捗が流れてきており、そのたびに『面白そうだなぁ』となっていた作品がようやくリリースされたと聞いて手を出した一本。シューティングはインディーズを中心にそこそこ生き永らえているジャンルではあるが、それでも縦STGや横STGが殆どでレールシューとなると非常に珍しい。
ゲーム内のグラフィックは3Dポリゴンの類を使用しておらず全てドット絵。いわば『疑似3D』のレールシューティングである。ある程度レトロゲームに詳しい人であれば伝わると思うが、『スペースハリアー』だとか『ギャラクシーフォース』、或いは『アフターバーナー』のようなものを意識してもらえればだいたいあってる。
基本システムは絵に描いたような疑似3Dのレールシュー、プレイヤーは超高速でステージを奥へ奥へと進んでいき、その道中で襲い来る敵を倒したり障害物を回避したりしていく。ある程度進行すると次のステージに突入し、特定ステージの終わりにはボスが登場…といったところ。自機の移動システムは『スペースハリアー』、敵の対処法周りは『アフターバーナー』のソレが近い。
プレイヤーの攻撃手段はチェーンガンとメインウェポンの2つ。チェーンガンは常に正面を攻撃できるが追尾等をしないため心もとない。一方でメインウェポンは全4種、敵を追尾する単発ミサイルだけはちょっと控えめだが、それ以外は『正面広範囲の敵を自動追尾+連射可能』『ロックオンした敵に追尾+周囲の敵を爆風で捲き込む』『敵一体に高火力のダメージを与え続ける』など非常に強力。
だがミサイル以外のメインウェポンは弾切れの概念が存在し、弾切れになってしまうとしばらくミサイル+チェーンガンだけで戦わなくてはならない。メインウェポンの残弾は全武装共用のゲージで管理されているので度々チェックが必要である。メインウェポンはいつでも切替が可能、それぞれ状況に応じて使い勝手がだいぶ変わるので何度もプレイしていくうちに動きを最適化させていくべし。

メインともいえるストーリーモードは全15面、ただし疑似3Dのレールシューとして考えると1面ごとが長めなので、体感的なボリュームはそこそこ多め。一方で全ての面に専用の背景が用意されているほか、『地上からレーザーが射出され進路を塞ぐ』『道中の岩を避けつつ渓谷を高速で抜ける』など特定のステージ限定のギミックも多いため飽きさせない。とりわけ本作のステージでお気に入りなのは『敵基地内のレーザー壁地帯を突破し、待機中の敵ロボットを破壊しつつ脱出、その後は上空からの見下ろし画面となり敵の本拠地を攻める』というシチュエーションの10面である。目まぐるしく状況が切り替わるワクワク感がたまらない。
常にハイスピードでスクロールする上に弾幕ゲーばりの弾幕を張ってくる敵がそこそこ多いため、ゲーム全体の難易度はノーマル基準でもそこそこ高め。ただし初期ライフ(残機)がデフォ設定で3つもあり、かつライフを全て失ってもストーリーなら3回までコンティニューも可能。ゲームオーバーになっても次回プレイは過去に到達したことのあるステージから再開できる…という優しい仕様になっているので安心。なんならオプションで初期の残機/オーバードライブ(ボム)も変更できるほか、イージーなら露骨に被ダメが減るのでSTG初心者でも結構なんとかなるハズ。
そしてゲーム内のグラフィックはいずれもハイクオリティ。ステージ道中の美麗さは当然として、会話シーンなどで表示されるキャラクター側のビジュアルも素晴らしい。本作の主要キャラを見てビビッと来たものがあったらその時点で手を出してみていいだろう。アドベンチャーパートではこれまた力の入ったピクセルアートのスチルも表示されるぞよ。キャラでいえばミロイタちゃんがお気に入りである。
ただキャラの可愛らしさでなんとか中和できているものの、シナリオは若干描写不足に感じなくもない。諸々の台詞周りから設定レベルで作りこまれてるのはなんとなくわかるものの、本作からだと理解が厳しい点が非常に多いので本作単独では雰囲気を楽しむフレーバーレベルに思っておいた方がいいかもしれない。

スライム娘は人間と友達になりたいようだ+
発売:2024年9月
ジャンル:ノベル
メーカー:空想の工房
プラットフォーム:PC

スライム娘を主人公とした短編ノベルゲーム。フラッとXに情報が流れてきた際、絵柄の可愛らしさに惹かれてマークしておいた一本である。いつもこのパターンだなと突っ込まれそうだが、実際その通りだから仕方ない。タイトルに『+(プラス)』が入っていることからも察せられるように、元々はフリーゲームとして配布されていた作品に新シナリオを追加したものとなっている。まぁ例によって元がフリゲなのはクリア後に知ったのだが。
本作の主人公であるスライムのアウラは『人間』というものに憧れを抱いており、人間と友達になるために人間を模した姿…つまるところスライム娘になった設定である。森の仲間である風の精霊から森の外に出ることを咎められていた彼女であったが、薔薇の紳士フランシスの入れ知恵により森を抜けて人間に会いに行ってしまう…というのが大まかな流れ。

人間に会いに行く前に『人間への贈り物』を探すパートが挿入され、ここで何を贈り物に選んだかによって結末が変化する。エンディングの種類はそこそこ多めだが分岐システム自体は非常にシンプル。分岐後の物語はどれも短めなので総プレイ時間も1時間程度といったところ。まさしく短編ノベルらしい作品といえる。とはいえ贈り物探しのパートでフランシスに話しかけた際の会話バリエーションは割かし豊富なので、そっちに目を向けるなら満足度は高めである。
…設定の時点で薄ら予感している人も多いだろうが、大半のエンディングでアウラは碌な目に遭わない。人間と魔物との間には越えられない溝があり、そんなことなど全く知らないアウラは無邪気かつ純粋に人間へと近づき、そして破滅する。本作ではそんな彼女の末路を眺めていくゲームである。まぁかわいそうではあるけどこっちも人間なのでね、ある意味設定に忠実ともいえる。
見てわかるように非常に可愛らしいグラフィック面が本作最大の強み。癒し系のデフォルメされた絵柄で描かれる残酷なストーリーからしか得られない栄養は確実に存在するのだ。各種エンディングには専用のスチルが用意されているだけでなく、スチルを見返せるギャラリーモードも搭載。もちろん本作で追加された新シナリオ用のスチルもあるぞよ。

Memories Off #5 とぎれたフィルム
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

少し期間が空いたがメモオフマラソン第5弾、『メモリーズオフ』シリーズ5作目のリマスター。ところでリマスター版のプレイはいずれもパッケージソフト『メモリーズオフ ヒストリア』を使用しているのだが、本作から後半である『下巻』収録のタイトルになる。『#5』は前作『それから』から引き続き完全初見。本作の主人公『河合春人』君は映画サークル(CUM研)に所属する監督志望の大学生である。大学生主人公は想君でもそうだったが、ほぼカフェに入り浸っていたあちらと違いこっちは大学の場面がかなり多い。
メモオフ特有の重苦しい物語はやっぱり相変わらずであり、本作では『一緒に夢を追いかけたライバル兼幼馴染が夢半ばにして事故死した』という設定。一見すると1stに近い設定だが、本作における死亡した幼馴染とは異性の恋人ではなく、同性のライバル兼親友。そのため1stというよりも想君の方が雰囲気としては近いか。
みんなのリーダー役だった親友が亡くなったことでCUM研が映画を撮らなくなりはや1年、ようやく親友の死を受け入れ春人をはじめとしたCUM研のメンバーが歪な『日常』を取り戻しつつあったところに、1年前の事故に深く関わったメインヒロイン『仙堂麻尋』が現れたことで、再びCUM研が『非日常』へと引き戻される…という物語。ここからCUM研が映画サークルとして再起できるか、はたまた1年前の事件の真相を知ることができるかはプレイヤー次第である。
あらすじを聞いた時点でなんとなく感じたかもしれないが、元々『ギャルゲー』というよりは『恋愛ドラマ』『恋愛アドベンチャー』的な方面に寄っていたメモオフシリーズの中でも特に異質な内容。シナリオでは多くの主要キャラたちの人間模様や悩み、そしてエゴが複雑に絡み合っているので、本作はさながら『青春の群像劇』ともいえるつくりが特徴。もちろん恋愛アドベンチャーではあるのでヒロインたちのルートに入れば相応に恋愛も描かれはするけれども。

最大の特徴は中核ともいえるメインヒロインの仙堂麻尋ルートが何の脈絡もなく途中で中断されるという点にある。このルートでは様々な場面でナゾが散りばめられているのだが、そんなものを全て投げ捨てたうえでのまさかの強制終了にプレイヤーは面食らう羽目になる。だがむしろ重要なのはここから先、スタッフロールが終わったその瞬間から本作の真骨頂『リバースカット』が開始する。
『リバースカット』ではいったん物語が冒頭部分まで巻き戻り、今度は仙堂麻尋の視点から物語を追っていくことになる。そして謎だらけだった本作の物語の裏で何が起こっていたのかが描かれていくワケだ。本作ではこの『リバースカット』における巧みすぎる伏線回収が見どころ。リバースカットのボリュームはそこまでの本編と同等、もちろん作中に登場する春人の選択肢は本編で選んだものがそのまま反映される。さらに言えば麻尋は内面と外面に大きくギャップがあり、それが明かされることで更に彼女が魅力的に映るようになるのも面白いポイントである。
なお本作で好評を得たためか『ヒロイン視点での補完シナリオ』は次回作以降にも導入されることになるのだが、このシステムが最も上手く扱われていたのは間違いなく本作だと言えるだろう。春人視点の本編『マスターカット』と麻尋視点の解答編『リバースカット』という2つの『とぎれたフィルム』を合わせることで初めて完成する本作のメインシナリオには引き込まれるものがある。
過去作キャラは背景の小物などを除くと『それから』の木瀬歩さんが再登場。前作ではとあるルートにおける壁として登場した彼女だが、主要人物のなかで唯一1年前の事件に絡んでいないことも相まって、プレイヤーの数少ない心の拠り所になってくれるだろう。そこそこの頻度でギスギスするCUM研において、彼女の持ち前の明るさは本当に眩しい。
ところで今回の稲穂信くんは『それから』と同じくアパートの隣人として登場。ただし本当にそれだけの存在であるため出番はかなり控え目。…ただしコレは『マスターカット』でのハナシであり、『リバースカット』では一転して相棒ポジション、超メイン級の出番となる。その活躍っぷりは自分の目でとくと確かめるべし。

ムーンレスムーン
発売:2024年9月
ジャンル:テキストアドベンチャー
メーカー:ヨカゼ / KAMITSUBAKI STUDIO
プラットフォーム:Switch/PC

元々どんなゲームなのか気になっていたのだがTGSで試遊してみたところ興味を惹かれたのでそのまま購入した1作。『KAMITSUBAKI STUDIO』は様々なクリエイター・メーカーと組んでVRに音ゲーにアドベンチャー、果てには非電源ゲームのボードゲームやカードゲームなどなど幅広い展開しているところであり、本作もそれらの作品のひとつ。今回は幻想的な作風が目立つインディーゲームレーベル『ヨカゼ』との共同作品である。
本作の物語は月が存在しない世界を生きる少女『ヨミチ』の視点で描かれる。月のない世界は夜になると闇に覆われ、ヨミチは気が付くと不思議な別世界へと迷い込む。ルールも常識も異なる、しかしながら誰も彼もを受け入れる別世界での経験を通して少しだけヨミチは前へと進む…そんな感じのハナシである。シナリオ自体はそこまで長いものではなく、むしろインディーの観点で見てもコンパクトな短編作品。
本作で特筆するべきはその表現手腕にある。主張しすぎない背景に独特な立ち絵表示、テキストウィンドウを持たずあちらこちらに文章が表示されるそのUI、常に緩やかにスクロールし続ける画面のことも相まって『魅せる』ことに特化している。ここでの『魅せる』というのは『ただ単にスチルやキャラ絵がキレイ』程度のハナシではなく、キャラの立ち位置やテキストウィンドウの位置や表示までも全てを含めたうえでの『芸術』的な観点でのビジュアルを指している。公式は本作を『プレイできるミュージックビデオ(MV)』と謳っているが、まさしくその表現が的確である。

基本的にはシンプルなテキストアドベンチャーではあるが、その途中で『RIDDLE』という特殊なパートに入ることがある。このパートでは穴あきになった文字列が提示されるため、そこにキーワードを当てはめて文章を完成させなくてはならない。キーワードは会話文から探す必要があるのだが、時間経過でキーワードが青文字に変わるシステムなので、じっくり読んでいけば問題ない。また会話文の中にある赤文字はキーワードではないものの、選択すれば赤文字のワードに対してより踏み込んだ会話ができる。踏み込んだ先の会話でしか手に入らないキーワードもあったりするので欠かさずチェックするべし。踏み込んだ会話に更に赤文字ワードがあることもある。
とはいえ『RIDDLE』も文章を読む過程で突破できることから、本作にゲーム的な攻略要素は殆ど存在しない。ゆえにひたすら物語に溶け込んで世界観に浸りたいという人にオススメできる一本。早い話が良い意味で純度100%の『雰囲気ゲー』である。またシナリオの大きな区切りのタイミングでは正真正銘の楽曲MVが流れることもある。言わずもがな良質なアニメーションとなっているので、引き込まれること間違いなし。クリア後には楽曲MVを見返したりシーンセレクトが可能になったりもするので、思う存分この世界観を味わうべし。

メモリーズオフ6 ~T-wave~
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第7位。
メモオフマラソン第6弾、『メモリーズオフ』シリーズ6作目のリマスター。かつてはスピンオフとのカップリング移植が出ていたりしたが今回は単品収録。本作のスピンオフは後の本編作品のヒロインが顔見せしてたりするので収録してほしかったのが正直なトコロ。なお我は過去にVitaのComplete版をプレイ済み。
『奏雲祭(文化祭)が近づく高校2年の秋、主人公の塚本志雄は同級生の箱崎智紗に告白されたものの、ひとまず文化祭当日まで返事を保留とし、それまでのあいだ"仮の恋人関係"として過ごすことになる』というのが本作のあらすじ。本編開始時点から恋人関係…ということでわかるように他ヒロインのルートへ進む場合は『2nd』同様に彼女をフらなくてはならない。
ややコアな層に向けた作りだった前作『#5』から打って変わって本作は万人受けしやすい要素が目立つのが特徴。テーマはズバリ『原点回帰』で主人公は高校生、舞台は1stと同じ『澄空学園』。主人公に思いを寄せる『遠峯りりす』と『箱崎智紗』というダブルメインヒロイン、どこか稲穂信を思い出させる悪友ポジションの『佐賀亨』…などなど要所要所から『1st』を思わせる構成であり、ここで改めてシリーズを再スタートしようという意気込みを感じる。

『原点回帰』を謳う上でノイズになると考えられたのか、『想君』以降お約束となっていた過去作キャラの再登場は本作だとごくわずか。せいぜい志雄くんが趣味で聞いているラジオのパーソナリティが『想君』のカナタという程度である。もちろん声だけの出番でさほどシナリオにも絡まない。
ただしやっぱりというか稲穂信だけは例外的に登場。今回はヒロインの実家の小料理屋の常連客。本作は志雄くんが『1st』と同じく澄空学園の生徒ということで澄空OBとしての活躍が主。ただし智也(1stの主人公)ともども澄空のブラックリスト入りしていることも発覚。まぁそりゃそうだろうな。スチルをよく見てみると『1st』から5年の月日が流れた本作でも『カキコオロギ事件』は恐れられているようだ。
高校や大学が舞台でありつつも学校行事がコレといって目立たなかった過去のメモオフと違い、本作は『文化祭』という一大イベントが用意されており、生徒会かつ実行委員である主人公をはじめ作中人物も文化祭の成功を目標にして各々が動いていく作りなのでシナリオの起伏がわかりやすく物語にのめり込みやすいのがいいところ。
まぁメモオフらしさである修羅場やサスペンス要素はシリーズ全体で見ていくと極めて少ない部類。(本編開始前に死んでる人はいるが)本編中でヒロインや主要人物が死ぬこともない。また本編シリーズでは初めて用語集が追加、シリーズを重ねていくうえで作中の固有名詞や用語はどんどん増えていく一方だったのでコレもありがたい。
『メモオフシリーズに手を出したいんだけど、オススメの作品はどれ?』と聞かれたら、間違いなく我はこのT-Waveを勧める。基本的なギャルゲーとしての作りの良さもさることながら、主人公もヒロインも癖がなくそのうえで物語も一本筋が通っている。そのうえでメモオフらしい重苦しさだって多少はある。つまるところ『メモオフらしさ』と『万人受けする作り』が見事なまでに両立しているのだ。新体制かつ『原点回帰』を目指したゲームでこの内容はパーフェクトだといえる。

ソニック×シャドウジェネレーションズ
発売:2024年10月
ジャンル:ハイスピードメモリアルアクション
メーカー:ソニックチーム/SEGA
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC
2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第3位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品7号。
ここ数年なんやかんやで勢いにノリまくっているソニックシリーズ最新作。勢いがあるのはソニックじゃなくてシャドウの方な気もしないでもないが。かつてPS3/360向けに出た人気作『ソニックジェネレーションズ 白の時空』のリマスター版と新作の『シャドウジェネレーションズ』がセットになっている。なおソニジェネの方はかつて3DS向けの『青の冒険』ってのもあったが、今回のリマスターでは残念ながらスルー。
『ソニジェネ』と『シャドジェネ』は互いに独立した別のゲームであるため、基本システムからして大きく異なる。『ソニックジェネレーションズ』は元々がシリーズ20周年記念のアニバーサリー作品だったこともありお祭り的な作風が特徴。ACT1がメガドラ時代を踏襲した2Dの『クラシック』、ACT2がソニワド以降に定着した2.5Dの『モダン』という形式になっており、プレイヤーはこの2パターンのアクションで過去のソニックシリーズの人気ステージ/人気ボスのアレンジ版に挑んでいく。
『シャドウジェネレーションズ』はタイトル通りシャドウ主人公の完全新作。基本システムは『ソニックフロンティア』で確立された『新世代』の系譜であり、3Dの広大なフィールド『ホワイトスペース』を探索したり、時折ハイスピードのアクションステージに挑んだりしていく。ソニジェネ同様にステージ/ボスはいずれも過去作からのアレンジ、無料DLCで実写映画版の舞台であるTOKYOステージも追加された。
シナリオはソニジェネの裏側を描くものとなっていて、ソニジェネ本編を崩すことなく過去作設定を上手くピックアップして作り出されたその内容は実に素晴らしい。十数年後しにタイムイーターの設定がシナリオで有効活用されておる…。オマケ要素ではシャドウが深く絡む過去作の資料も大量掲載。なかでも『Pr.ジェラルドの日誌』は後付け設定のオンパレードで混沌としていたシャドウに纏わる設定を矛盾なく再構築しており、シリーズファンの想像を優に越える。まさか本編・スピンオフのゲーム作品はおろか、攻略本のコラムで書かれていた情報すらも拾いよるとは…。
ややボリュームは控えめではあるものの、シャドジェネのゲーム性はまさしく『ソニックフロンティア』をよりブラッシュアップしたものとなっていて、2025年現在の3Dソニックでは指折りの完成度を誇る。ソニジェネで『クラシック』『モダン』、シャドジェネで『新世代』を遊べる本作はこれ以上ないほどシリーズファン向けであり、それでいてシリーズ初心者が他の作品に歩みを進めるデビュー作にもピッタリな一本に仕上がっている。
『ソニック×シャドウジェネレーションズ』のAmazonページ
7 Days to End with You
発売:2022年1月
ジャンル:言語読解ノベルゲーム
メーカー:Lizardry/PLAYISM
プラットフォーム:Switch/PC/iOS/Android

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第10位。
元々気になっていたタイトルだったが、同クリエイターの新作で後述の『Refind Self: 性格診断ゲーム』とセットで買うと安くなるという情報を聞きつけ折角なのでと購入&プレイした一本。基本システムはポイントクリック式のオーソドックスなアドベンチャーなのだが、最大の特徴は『主人公の心の声を除いた全てのテキストが架空言語で表示される』ということ。
もちろんゲーム内の新聞やメモは架空言語で書かれているし、キャラの台詞も全て架空の言葉で表される。デフォルトでこれらにルビは一切振られていないので、プレイヤーおよび主人公の視点では文字通り『何を言っているのかサッパリわからない』。コレこそがこのゲームのミソである。
当の主人公自身も『言葉を理解できない』だけでなく、『記憶喪失で自分が何故ここにいるのかわからない』『一緒にいる女性も何者かわからない』というわからない尽くしであり、ひたすら手探りで情報を探っていくことになる。当然『わからない』尽くしなのはこの世界にいきなり放り込まれたプレイヤーも同じなので、主人公とプレイヤーに奇妙な一体感があるのが面白い点。
言葉がわからなくても身振り手振りでYES/NOの意思表示くらいは可能だが、それではハナシが進まない。というわけでプレイヤーは本作の架空言語を『解読』していく必要がある。一見すると解読不可能に見える架空言語でもよくよく見るといくつかの単語の組み合わせで文章が作られているのがわかる。あとは同じ単語が使われている文章を見比べシチュエーションの共通項を見出し、それぞれの単語の意味を特定していくのだ。

新聞に書かれた単語であれば見出しの写真がヒントになるし、カレンダーであれば言うまでもなく数字や日付が書かれている。こんな風に『その道具が一般的にどういった用途で使われているのか』もまた解読のカギになることだろう。この辺りはプレイヤーのヒラメキとの勝負といえる。
ゲーム内で一度でも出てきた言葉は全て単語帳に登録され、プレイヤーはこの単語帳に自由に意味を書き込んでいくことができる。意味を書き込んだ単語は以降の会話に出てきた際、単語の上にルビが振られるようになるため、残った単語の意味を解読しやすくもなるハズ。
…まぁプレイヤーの認識違いで違う意味を書き込んでいると文章解読が迷宮入りすることもあるのだけれど…。もしも意味を間違えていたことに気付いた場合はすぐに修正するべし。単語には色付けも可能で『この意味で間違いない』『多分あってるけどちょっと怪しい』『暫定的にこの意味』のように見分けられるようにするのもいい。
ちょっとした小ネタ(ネタバレではないが一応反転)だが、どうも本作の架空言語は英語がベースらしく、『ひとつの単語に同じ文字が複数使用されている』等をヒントに架空言語→英単語→我々の言語と解読することもできる。そのため本作をプレイする場合はある程度の英語スキルがあった方がプレイしやすくなるかもしれない。
肝心のシナリオそのものはマルチエンディングを採用しているものの非常にコンパクト。まぁ最初に明示される通り『7日間の短い物語』だしね。ただし設定はちゃんと練られているし物語の筋も通っている。ちゃんと最後まで解読を進めてきたプレイヤーであれば本作の真相にも真の結末にもきっと辿り着けることだろう。

Refind Self:性格診断ゲーム
発売:2024年10月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:Lizardry/PLAYISM
プラットフォーム:Switch/PC

『7 Days to End with You』とセットで購入した同クリエイターによるADV、前作も相当独特な切り口の作品だったが本作でもソレは変わらない。タイトルにもあるように『性格診断』がメインに据えられているのが最大の特徴。ゲームプレイの冒頭やらED後に性格診断を設けるゲームはあるにはあるが、ソレをゲームの中核にするというセンスには脱帽するばかり。
プレイヤーは主を失くしたロボットである『うつわ(名前変更可)』を操作して好きなようにこの世界で過ごしていく。冒頭でも明示されるようにこのゲームには目的もなければゲームオーバーもないので、ただただクリアまで自由にプレイしていけばいい。プレイヤーの行動に応じて『こころ』の値が少しずつ上昇していき、コレが最大になった時点で強制的にゲームクリアとなる。
この世界には主人公以外のロボットがおり、それらと交流することも可能。選択肢によってはそれらを不幸にしてしまうことだってできる。なかにはミニゲーム的なものもあり、簡素ながらアクションやシューティング、ギャンブルにコーヒーショップ経営的な内容も。選択肢に関しては選択後に『世界中の他プレイヤーがどんな選択をしたか』も表示されたりしてなかなかに興味深い。

ゲームクリア時にはそれまでの行動に応じた簡易的なエピローグが流れた後、プレイヤーの性格診断の結果が表示される。性格は23種類のうちいずれか5つがピックアップされるものの、診断結果は1周だけでは一部しか解禁されておらず、3周することでようやく全ての要素が閲覧できるようになる。この結果は他プレイヤーと共有して比較することも可能。
性格診断に用いられる要素は単なる選択肢やミニゲームの成否だけではない。例えば無限スクロールのエリアでどれだけ歩き続けたかや、選択肢を選ぶまでの時間、同じ行動を何回取ったか、周回プレイ時に前周回と比較してどんな行動をしたかや、主人公の名前変更を行ったか/どんな名前を付けたか等々これでもかと云わんばかりに細かくチェックされる。だからこそ本作は『プレイスタイルの傾向や癖』を元にした『性格』を的確に割り出してくれるワケである。まぁこういうのはバーナム効果もあるので信じるかどうかはご自由に。ちなみに我の性格は以下のようになったぞよ。

マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!
発売:2024年11月
ジャンル:アクションRPG
メーカー:アクワイア/任天堂
プラットフォーム:Switch

2024年プレイ時間ランキング(Switch部門)第2位。
『ペーパーマリオ』と並ぶマリオのRPGシリーズ『マリオ&ルイージRPG』、通称『マリルイ』シリーズの(コラボ含む/リメイク除く)6作目。本シリーズはかつて『スーパーマリオRPG』を手掛けたスクウェアから連なる『アルファドリーム』というメーカーが開発を請け負っていたのだが、残念ながらアルファドリームは2019年に破産。以降シリーズそのものに動きがなく新作も絶望視されていたなか、こうしてまさかの大復活を遂げることとなった。まさか『ペーパーマリオRPG(リメイク)』と『マリオ&ルイージRPG(新作)』が同年に同ハードに出る様を再び見られるとは思わなんだ…。
なお開発スタッフ自体はだいぶ変化しているらしくメーカーはアルファドリームからアクワイア、サウンドも下村陽子氏(FF/KHなど)からノイジークロークの坂本英城氏へバトンタッチ。『ポケダン』シリーズやスマブラSPの『命の灯火』あたりが特に有名か。ほかにもグラフィックがドット絵からフル3Dになっているなど、ゲームを彩る要素のテイストは前作までとやや異なる。
マリルイといえばマリオとルイージを同時操作しながらマップを踏破していくゲーム。しかしながら本作はルイージが非常に賢くなっている。はぐれてもオート操作で勝手に合流してくれたり、Lボタンを押すと反応して周囲のギミックを起動したりその場に留まったりしてくれるため、本作の場合は同時操作ではなく『基本はマリオを操作し、必要があればルイージに指示を出す』といった趣が強め。とはいえ兄弟が協力する『ブラザーアクション』で探索範囲が広がっていくシステムは続投している。

そして戦闘回りはいつも通りのマリルイ。ターン制で手番が回ってくるたびに行動を選択し、攻撃/防御の成否はプレイヤー自身のアクションテクニック次第。攻撃アクションはジャンプとハンマー、そして兄弟2人の合体技『ブラザーアタック』!本作ではブラザーアタックではない基本のジャンプ/ハンマーですら兄弟でのコンビネーションを魅せてくれるのが地味に嬉しい。ブラザーアクションも一部は過去作からの復活である。
バトル周りの新システムとして『バトルプラグ』というものがあり、戦闘中に任意でパッシブスキルを付け替えられることができる。バトルプラグの種類は非常に多彩で、通常攻撃やブラザーアタックの強化や特定条件時の回復などのわかりやすいものから、ターン経過で他のタップのリキャスト短縮など独特なものも。コレをうまい具合に付け替えて一気に相手を圧倒する爽快感は過去作にはありそうでなかったものとなっている。
マリルイの魅力ともいえるシナリオ面はやはり力が入っている。本作では冒頭でマリオたちが異世界『コネクタルランド』へ飛ばされる場面から始まり、バラバラにされてしまった世界を再びつなぎ合わせるため旅を続けていく。オリキャラもみんな魅力的で、キーアイテムが『ハンドータイ(半導体)』『ゼツエンタイ(絶縁体)』なことに合わせてプラグやコネクタをモチーフにしたデザインには目を見張るものがある。ボルドルド隊いいよね…。
バラバラの世界という設定上、冒険の舞台はどれも『〇〇島』といった形になっており、それぞれの島の物語はその島の中で完結する…いわば本作は小規模な短編が複数集まったようなストーリーになっている。そのぶん各エリアのボリュームは控えめなものの、島のクリア前後で地形が変化することも考えると丁度いいサイズ感である。そして島ごとの短編の傍らでタイトルにもある『絆』をテーマにした壮大な物語も少しずつ展開されていくためそちらの見どころもバツグン。
『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』のAmazonページ

Tetris Forever
発売:2024年11月
ジャンル:パズル
メーカー:Degital Eclipse
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC
2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第8位。
過去記事で既にガッツリ語り済みの作品8号。
誰もが知ってる落ちものパズルゲームの金字塔『テトリス』シリーズの40周年記念作品。原初の時代のPC向けテトリスとCS初期のBPS製テトリスを多数収録したうえで数多の資料映像も用意、更には完全新作である『テトリスタイムワープ』がひとつになったオムニバスソフト。開発元は『ATARI50』と同じDegital Eclipseであり、それもあって基本的なフォーマットはあちらと大体同じ。
その収録作品数は新作(テトリスタイムワープ)を含め全19本、全てのはじまりともいえる『Electronika60版』を筆頭に初めて流通にのったテトリスである『スペクトラム・ホロバイト版』、今なお操作性を突っ込まれる『ファミコン版』などなどいくつものテトリスを遊びながらその歴史を体感できる作りが最大の魅力。『テトリス武闘外伝』『ハットリス』『スーパーボンブリス』などのスピンオフ寄りな作品も収録、アプデではこれまた貴重な『ウェルトリス』も追加された。
『ATARI50』よろしく多数の資料映像やインタビュー映像も収録されており、テトリスの生みの親であるアレクセイ・パジトノフとテトリスを世界中に広めたヘンク・ロジャースの2人をはじめとしたテトリス史の生き証人たちがその歴史を語ってくれる。当時の資料映像では冷戦時代のソ連やらNoA(任天堂のアメリカ支社)の社内なども映っており、歴史的資料としても非常にクオリティが高い。それはそれとしてアレクセイとヘンクの仲良しおじさん感が見ていて実にほほえましい。
テトリス史における重要なポイントは単体項目でピックアップされており、当然(?)ながらファミコンやゲームボーイなどのハードウェアや、当時の任天堂の社長である山内溥氏とのやりとりが詳細に描かれている項目も存在する。驚きなのはコレがSwitchだけでなくPSやXboxにもリリースされているという点。これ以外にもシリーズの転換期ともいえる作品やマイナーなテトリスの項目もあり、『V-テトリス』やら『ポケモンショックテトリス』、『テトリス64』のバイオセンサーなどよくここまでピックアップしたものだと驚かされるものである。
完全新作の『テトリスタイムワープ』は『原稿のガイドラインに沿ったテトリス』がたびたび『E60版』『GB版テトリス』『ボンブリス』に近いシステムに切り替わるという周年作品ならではのゲームシステム。一発ネタの域を出ないのはまぁそうなのだが、コレはこれで意外と楽しかったり。エンドレスはダレるが3分タイムアタックは結構アツいぜよ。
まつろぱれっと
発売:2024年11月
ジャンル:ホラーアドベンチャー
メーカー:SleepingMuseum/ケムコ
プラットフォーム:Switch/PS5/PS4/XSX/One/PC

『画家である主人公が薄暗いアトリエに閉じ込められ、そこで呪われた絵画の少女と交流しながら絵画をを終わらせる』…というシナリオのホラーアドベンチャー。スマホにて人気を博したインディーゲームのリメイク作で、移植に際して画面構成が変わっていたり本編の前日譚にあたるシナリオが新たに追加されている。
先にも挙げたようにプレイヤーの目的は『少女の絵画を終わらせる』こと。一連の流れとしてはまずカンバスの周囲を探索して『スケッチ』を獲得し、それからいよいよ絵画に絵を加えていくことになる。絵を描くパートでは手に入れたスケッチから任意のモノをピックアップし、好きな位置に好きな色で描き込んでいく。まぁ要はプレイヤーは『何を描くか』『どこに描くか』『何色にするか』を決めるだけなので実際の絵心が無くても問題はない。重要なのは推理力とヒラメキである。
どのような絵画にしてほしいかは絵画の少女との会話や時折届く謎のメールから推察する必要がある。一見ラクショーに見えても後出しで条件が追加されたり、実際に描いたところでお気に召さなかったりすることもあるので要注意。面倒なクライアントすぎる…。絵を描き込んだことで絵画の中の世界が変化することがあり、場合によっては『描く順番/タイミング』も重要だったり…。

そして絵画に手を加える過程で少女の機嫌を損ねてしまったりするとその場で主人公が殺されるデッドエンドへ直行。基本的に少女は気難しく一度のやらかしで即アウト…なので多少の死も受け入れて何度も挑戦していくといいだろう。死亡しても幸いリトライはすぐ可能である。デッドエンド時の死に様は少女の機嫌の損ね方によって異なり実に多彩。場合によっては死に様そのものが攻略のヒントになっていることもあったりなかったり。一度でも見た死に様は『死に様ギャラリー』なんてものに登録されるため、コイツをコンプするのも一種のやりこみ要素といえる。
当初は得体の知れない絵画の少女だが、交流を進めていく過程で意外と無邪気だったり優しい一面を魅せてくれたりするのもあって愛着が持ちやすく、だからこそプレイヤーの目から本作の物語は非常にドラマチックに映ることになる。少しずつ真相が明かされていく物語には感嘆すること請け合い。
なお本作はカテゴリ上はホラーゲームではあるものの、物語の大半は絵画の中の可愛らしい少女との会話で進行するうえ、ホラー的な演出も殆どなければバッドエンドともいえる『死に様』もどこかシュールで『そうはならんやろ』的な笑いを誘うモノが多いため、ホラーゲームが苦手な人にとっても問題なく楽しめるのが強み。

メモリーズオフ ゆびきりの記憶
発売:2021年3月
ジャンル:恋愛アドベンチャー
メーカー:MAGES.
プラットフォーム:Switch/PS4/PC

2024年プレイ時間ランキング(PS部門)第5位。
メモオフマラソン第7弾、ナンバリングこそ付いていないが『メモリーズオフ』シリーズの7作目のリマスター。シリーズ作のリマスターを纏めた『メモリーズオフ ヒストリア』は本作までの収録となる。我は360版とVita移植版をプレイ済み。確か当時はXbox360で出た後にPSPで完全版が出たんじゃったか。
本作の主人公もまた高校生、舞台となるのは本作で初登場の藤林高等学校。『ある事情から一人暮らしをしていた主人公の芹澤直樹、かつて許婚でもあった従姉妹の天川ちなつから想いを寄せられ続ける彼であったが、ある日彼の家に南雲霞という家出娘が転がり込んできたことで、誰にも知られてはならない秘密の同居生活が始まった』というのが冒頭のあらすじ。この時点でもうロクなことにならないであろう未来が察せられる。
本作の主人公はことあるごとに誰かに『ゆびきり』を持ちかけるゆびきり魔。システム方面でもソレが表れており、本作では特定場面にて『ゆびきりをするか、否か』を決める『ゆびきり分岐システム』なんてものがある。演出や操作も含めてどことなく科学ADVシリーズの『トリガー』が近い…というかまんまソレをイメージすれば伝わる。シナリオ展開にも深く関わってくるのでゆびきりをするかどうかは慎重に。誰彼構わず節操無くゆびきりをやっていくといつか大変なことに…。

『T-Wave』と同じように過去作キャラの出演は最低限…というか前作の相棒ポジションだった佐賀亨のみ続投。ファンサ程度の出番かと思いきや多くのルートで準メインキャラ級の活躍を見せる。もちろんシリーズおなじみの稲穂信も登場。今回は主人公たちのバイト先『風流庵』の店長代理として登場。主人公の悪友ポジションを佐賀に譲ったことで、本作の彼は若人たちを見守る『大人』という立場が目立つ。まぁ悪友ポジをやるには高校生相手だと年の差がね…。
ちなみに柔らかな雰囲気に変わったグラフィックに反してシナリオはそれまでのシリーズ作とは一線を画す作風。もちろんルートによっては甘酸っぱい恋愛が繰り広げられたりもするが、中核に迫るルートに入ると一気に修羅場…を通り越したサスペンス展開が繰り広げられる。しかしながら散りばめられた数々の伏線やそれらを余すところなく見事に回収していく作りはお見事としか言いようがなく、純粋なギャルゲーとしてもアドベンチャーとしても高いクオリティに仕上がっている。

電気街の喫茶店
発売:2024年11月
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:冒険者酒館/PLAYISM
プラットフォーム:PC

大阪・日本橋にあるメイド喫茶『ふわふわ』の店長となってお店を立て直すアドベンチャー。発表当初から非常に気になっていたのだが、TGSで試遊してみて『これはすごいぞ!』となり手を出した一本。ゲーム自体はメイド喫茶の経営シミュレーションと横スクロールの2Dアドベンチャーという二つのパートから構成され、営業時間は仕事に勤しみソレが終わったら残りの時間を自由に過ごして夜には眠る…といった繰り返しでゲームは進んでいく。
一緒にメイド喫茶で働いてくれるメインヒロインの女の子はシロ(CV:長谷川育美)・ミユ(CV:伊藤彩沙)・ファフナ(CV:鈴代紗弓)・ほのか(CV:石川由依)の4名。シナリオ中の選択肢やプレゼントを渡すことにより好感度が変化し、条件次第で個別エンディングに入れたりもする。なおボイスは存在しないものの、条件を満たせばお店で働いてくれるネームドキャラはこのほかに何人か存在する。
経営パートではホールスタッフとキッチンスタッフにメイドさんを配置して営業開始。ホールとキッチンは最低でも各1人ずつが必要、多くの人数を配置すればするほど仕事は捗るものの、何日も連続で勤務させるとどんどん調子を崩してしまうので時には休ませることも大切である。主人公はホールスタッフの手伝いが可能。頭上にアイコンが表示されているお客さんの元へと向かい注文・提供・会計のフォローを行うことができる。時折特別なお客さんが訪れることもあり、その時は専用画面でドリンクを作って提供することになる。相手の要望を叶えるハードルはかなり高いものの、よーく考えてドリンクづくりに挑戦するといい。…極めると調理以外の大多数の対応を主人公(男)がソロでこなすようになるため、『コレは果たしてメイド喫茶と呼べるのだろうか…』となってくるが気にしてはいけない。

1日の営業が終了したら自由時間、帰宅して寝るまでのあいだは自由に日本橋の街を歩き回ることができる。『スーパーポテト』や『ゲーム探偵団』に行ってゲームを買い漁るのも、『駿河屋』や『ドラゴンスター』でグッズやトレカを収集するのも、『無限麻辣湯』や『くそオヤジ最後のひとふり』などの飲食店でご飯を食べるのも自由。
本作では日本橋オタロード近辺が見事にピクセルアートで再現されており、先のテキストからもわかるように様々な実在店舗も登場する。このほかにも実在のインディーゲームともコラボしており、こっちはゲーム屋でコレクション扱いのモノを購入したり、トレカやガチャの景品になっていたりもする。それもあって収集関係のやりこみ要素はとにかく多彩。ちなみにレトロゲー関連のブツはどれもパロネタとなっていてこれまた必見。
ところで本作の物語は重厚なドラマなどは殆どない『ひと夏の物語』ともいうべき些細なもの。平和な日常の中でメイド喫茶の立て直しに奮闘しつつ、仕事のない空き時間は自由に過ごし、たまには女の子たちとの絆を深めていく…。そんなごく普通の日常からしか得られない栄養があるのだ。そしてほぼフルボイスであるにも関わらず本作のシナリオはかなり長い。初回プレイでは想像していた5倍くらいクリアまでに時間がかかった。そのうえで周回要素として個別エンディングやイベントスチル回収なんかもあるためゲームのボリュームは恐ろしく膨大。

その他にプレイした作品について
去年から引き続きプレイしていた作品

(麻雀ファイトガール)
2023年から継続プレイを続けた作品は『ボンバーガール レインボー』『チェイスチェイスジョーカーズ』『麻雀ファイトガール』というKONAMI美少女アケゲー三銃士。…『バトコン』はどうしたって?ホームから撤去されたんじゃ流石にどうしようもないのである…。ちなみに最近はプレイ量がCCJ>ボンガで逆転しつつある。

(Pokémon LEGENDS アルセウス)
CS方面では『ポケットモンスター ソード』『Pokémon LEGENDS アルセウス』『ポケットモンスター バイオレット』をガッツリプレイ。その理由は『ポケモンHOME』にあり、同作の『ポケモンSV』版ソフト図鑑をコンプすれば入手できる色違いメロエッタにまんまと釣られてしまったのだ。その流れで過去作のソフト図鑑のコンプもやろうぜってな感じである。
まぁ出身ソフトを問わなければ幻以外は全入手済みなので、あとは各ソフトで適当にタマゴ作って進化させるだけの単純作業だったけれども。通信進化も『レジェアル』に入れるメンツならソロで進化できるし、剣盾のダイマックスレイドやワイルドエリア、SVのテラレイドバトルだと普通に手に入ったりもするので意外となんとかなるのだ。
結果的にピカブイ・剣盾・レジェアル・SVのソフト図鑑は無事にコンプ完了。BDSPのみまだ終わっていないが、こちらは新たに別バージョン追加購入したので最大の障壁ともいえるパケ伝も回収できるようになり既にコンプも視野に入っている。BDSP産のディアパルはGTSのソートでも絞り込めないからこうするほかなかったのよ…。

現行機以外でプレイしていた作品

(Elebits)
めっちゃ多いとだけ。…ダメ?具体名を挙げろ?『マッハライダー』に『水晶の龍』に『シェンムー』『Elebits』『ヴァーミリオン』『極上パロディウス』…え、どんだけ出てくるんだって?まだまだいっぱいあるヨ。
というのもBlueskyの我がアカウントにて古今東西多種多様なゲームのX周年を告知する活動を開始しており、その際のスクショ集めのためかつてプレイした作品群を大量に引っ張り出しているのだ。…このせいで現行機種のプレイ量が減っているのはまぁうん。
Bluesky関係なくプレイした旧世代ハードのゲームといえばゲームキューブの『ポケモンコロシアム』。実はそのうちにブログでガッツリ語る予定であり、スクショ撮影がてら久々に1からプレイし直していたのだが思ったよりもやりこんでしまい、対戦モード攻略のためGBA世代のポケモンまで引っ張り出す流れになってしまったのだ。
あとはメモオフマラソンの過程でメモオフシリーズの合間を埋めるスピンオフ作をPSVitaにてそこそこプレイ。『ヒストリア』で過去購入した作品群はお役御免と思いきや、リマスターはまさかの本編のみ収録だったのでこうして今一度白羽の矢が立つことになった。…まぁ最新作『双想』に合わせて『ファンディスクヒストリア』が出るらしく取り越し苦労ではあった。流石に購入するのは限定版or通常版の予定なのでそっちは通常販売されたら買うかなって感じである。

(メモリーズオフ6 Complete)
まとめ
プラットフォームごとの内訳と所感

Nintendo Switch:14本(-12)
PlayStation4:16本(-10)
PlayStation5:7本(-1)
アーケード:0本(-1)
PC:12本(+8)
スマホ:1本(+1)
*括弧内は前年比
プラットフォームごとのプレイタイトル数の内訳は上記の通り。ごくごく一部のタイトルが複数プラットフォームでのプレイなので後述のジャンル内訳といくらかズレがある。スマホ以外はどのプラットフォームも10タイトル前後とほぼ横並び。つまりPC以外はどれも減少傾向なのだが、良くも悪くも前年の勢いをキープしているのがPS5くん。安定感があるのは喜ぶべきポイントなのかはたまた…。
プレイしたジャンルの内訳について

ACT:7本(-7)
RPG:4本(-3)
ADV:25本(+14)
PZL:4本(+-0)
STG:6本(-12)
その他:3本(-5)
*括弧内は前年比
一目見てわかるようにADV率が圧倒的、メモオフマラソンを敢行したことも理由のひとつだが、ぶっちゃけSteam側で手を出した作品にADVが非常に多かったのが大きいのだろう。ただしその割にはPS側から提供されたプレイスタイルだと『RPG好き』だったのよね。2024年にPSでプレイしたRPGとか『龍が如く8』だけだったハズなのに何故だ。
プラットフォーム別プレイ時間ランキング

※Switch部門
1位.Fit Boxing feat.初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-
2位.マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!
3位.ポケットモンスター Let's Go! イーブイ
4位.ペーパーマリオRPG
5位.バニーガーデン
6位.Hookah Haze
7位.ファミコン探偵倶楽部 笑み男
8位.アイドル麻雀ファイナルロマンス4 Remaster
9位.G-MODEアーカイブス+ ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION
10位.7 Days to End with you
※PS部門
1位.龍が如く8
2位.パワフルプロ野球2024-2025
3位.ソニック×シャドウジェネレーションズ
4位.ぷちっとクラスター
5位.メモリーズオフ ゆびきりの記憶
6位.想い出にかわる君 〜メモリーズオフ〜
7位.Memories Off 6 T-wave
8位.Tetris Forever
9位.Memories Off 2nd
10位.Memories Off
※PC部門
1位.電気街の喫茶店
2位.救国のスネジンカ
3位.Inverted Angel
4位.プリコラージュ -IDOLIZED-
5位.まどろみトラベル
6位.ミラージュフェザーズ
7位.コミックバチコーン!!
8位.ウィッチパズリズム
9位.It was a human.
10位.マジカオス | MAGIC CHAOS
今年もまた『2024年からプレイし始めたタイトル』のみが集計対象。Switchの場合は『My Nintendo』アプリでのプレイ時間順ソート、PSの場合はユーザー画面のプレイ時間表記を基準。Switch側はほぼ毎日プレイを継続した『Fit Boxing』が堂々の1位、そこに続くはプレイ時間が長期化しやすいRPG作品群。
PS側は『龍が如く8』が首位を独走。次点の『パワプロ2024』もボリュームの化物なので余すところまでしゃぶり尽くした感がある。こやつらに『ソニックシャドウG』を含めたトップ層に食いつく勢いの『ぷちっとクラスター』は快挙といえるだろう。PS系の5位以下はメモオフシリーズが団子状態である。ちなみに一応Steamのランキングも用意してはみたが、ぶっちゃけ1位から10位までの全プレイ時間を合計しても『龍が如く8』もしくは『Fit Boxing』単体の時間には及ばない。まぁコレばかりは我のプレイスタイルの都合ゆえ仕方あるまい。

ゲームハードについて

2024年に出たゲーム機といえば現行機種における最高スペックの『PlayStation5 Pro』だろう。…だが我はコイツを華麗にスルー。まぁPS5は普通に初期型が現役だし、パッケージ至上主義者としてはディスクドライブがもっと手軽に手に入るようになってくれねば手を出せんのだ。
ところで新規購入…というわけではないのだが、我が家のNintendoSwitchが発売日購入の初期型からバッテリー改良モデルにバトンタッチした。『そこは有機ELモデルじゃねーのかよ』とかツッコまれそうだが、コイツ(バッテリー改良モデル)を買ったのも3年くらい前なもんで…ジョイコンだけ抜いて本体ずっと寝かせてたのよね。ようやく発表された後継機『Nintendo Switch 2』が出るまではコイツに頑張ってもらいたい。
あとはまぁ旧ハードだとニンテンドーDSを新規購入。当時発売日に購入していたヤツの画面がついに映らなくなってしまったものでね。DSソフトを遊びたいなら3DSが現役だけれども、ダブルスロット機能を使いたい場合は旧DSがないといかんのである。
記事について
01/01:PAC-MAN MUSEUM+(PS4)
01/06:2023年総括
01/20:3D スペースハリアー(3DS)
02/03:ソニック3Dフリッキーアイランド/3Dブラスト(SS/MD)
02/12:麻雀ファイトガール in 快活CLUB(PC)
02/25:龍が如く8(PS5)
03/10:トイロボフォース(GBA)
03/24:スペースハリアー(32X)
04/14:Fit Boxing feat.初音ミク(Switch)
04/29:バニーガーデン(Switch)
05/11:グラディウス リバース(Wii)
06/17:ステラグロウ(3DS)
07/10:SHADOW THE HEDGEHOG(GC)
07/22:Hookah Haze(Switch)
08/12:レッドアラーム(VB)
09/11:Plumbers Don’t Wear Ties(Switch)
09/20:スペースハリアー(PS4ほか)
10/10:ソニックバトル(GBA)
10/20:ソニックジェネレーションズ 白の時空/青の冒険(360/3DS)
11/07:ソニック×シャドウジェネレーションズ(PS5)
12/08:Tetris Forever(PS5)
2024年に執筆した記事数は21。新作・旧作・メーカー・ジャンル、そのどれもがバランスよくばらけているような印象がある。とはいえ今年は本業もプライベートも悪夢のように忙しかったせいもあって後半にかけて目に見えて記事数が減少。後半追い込みでおっそろしい量の記事を投稿していた2023年とは色々な意味で対照的。しかしながら記事数は減ってもひとつの記事あたりのテキスト量は増えていく一方。できればこれからはもう少し短くまとめる努力をしたいのだがうーむ…。
最後に

2023年の総括記事の締め括りでは『2024年は積みゲー消化の1年にしたい』とかどーとか目標を立てていたのだが、ソレを考えると2024年はゲーマー的に実に心残りが多い1年であった。Steam向けの新作に手を出さざるを得なかったがためにCS向けの大量の積みゲー消化の期間を設けられず、折角始めたメモオフマラソンも1年のうちに完遂失敗、当初は予定していたアケアカラッシュも敢行できず…と何から何まで上手くいかなかったのが正直な感想である。
だからこそ、2024年の目標は『リベンジ』としたい。昨年中に終わらなかったメモオフマラソンを続行し完遂させ、アケアカラッシュだってやってやる。積みゲーだって爆速で消化したいし、フォロワーさんからオススメされていたゲームにも手を出してくれる!!幸いにも来年は購入予定のドデカい新作もあまり多くはないので今度こそ数多のゲームをプレイすることができるハズ。今からでも気合を入れていくのであーるー!!

…あ、そうだ。ここからはオマケというかどうでもいい話題。去年あたりから色々と備忘録的に『麻雀ファイトガール』『チェイスチェイスジョーカーズ』をはじめ雑多なプレイ動画を投稿していたYoutubeチャンネルがあるのだが、そちらにて『かつて我がニコニコ時代に投稿していたソニックのゆっくり実況プレイ動画の総集編』をUPしていくようになったのである。如何せん高校時代の暇つぶしに作っていたヤツなのでクオリティは極めてアレなのだが、そう深く考えず気が向いたら見てみてほしいのである。











