いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

22/7 音楽の時間(ナナオン)

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さて、突然だが諸君は『22/7(ナナブンノニジュウニ)』、通称『ナナニジ』というグループを(ry

いつものことながらナナニジというグループについては過去記事で語っているのでそちらを参照なのである。

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さぁ、今回語るのは『22/7 音楽の時間』
アイドルグループ『22/7』を基にしたリズムゲームアプリなのである!
公式略称は『ナナオン』、よってこのブログでもそう呼ぶことにする。

ようやくこのブログの専門分野で戦えるのであーる!
(何度も語っていますがナナニジが例外なだけで本来自分はアイドルでもアニメでもなくゲーム専門です)
まぁ自分音ゲーはあんましやらないうえにスマホ音ゲーとかコレが初プレイなんだケド…(ゲーマー自称している身としてそれはどうなんだ)

f:id:Monozuki:20200530023819p:plain改めて、今作は『22/7』の『キャラクター側』をメインに据えたゲーム作品である。プラットフォームはスマートフォン、おそらく本ブログ最初で最後のスマホゲームアプリの記事になるのである。
開発はh.a.n.d.が担当、スクエニバンダイナムコのゲームでおなじみの、ゲーマーならどっかしらで一度は名前を聞く老舗デベロッパである。

ちなみにこういうゲームの宿命として、今後のアップデートによりゲーム内容が変化し、このブログで書いている文章が何の意味もなさなくなる可能性もあるが、その時はその時である
(この記事は2020年5月現在の内容です)

 

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ナナニジのゲーム作品はコレが初というわけではなく、過去に『メゾン22/7』というタイトルが存在した。が、あちらは『リアルメンバー側』だったのに対し、こちらは『キャラクター側』がメインとなっている。

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リアルメンバーの『メゾン』キャラクターの『ナナオン』、この2作が誕生したことにより、名実ともに『22/7はゲームに進出した』と言っていいだろう!
(厳密にはメゾンの方はゲームかというと微妙なところもあるのだが)

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世界観はTVアニメ版(+漫画版)からそのまま繋がっているため、キャラ設定なども当然TVアニメ版がベース、ただしキャラクターのプロフィールなどをはじめとした細かな設定は計算中やYoutube(藤間桜チャンネル)からも拾われているので、過去のナナニジ全てのごった煮とも言える。

舞台となるのは今作オリジナルの『六番町学院』22/7のメンバーは転校生として、プレイヤーは新人教師としてこの学院に訪れ、互いに交流していくこととなる。

登場人物はお馴染み22/7のメンバー11名に加え、ゲームオリジナルキャラとしてライバルユニットの『ChouChou(シュシュ)』が登場、これまでとは一味違ったナナニジの物語が描かれる。

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ゲーム自体は大きくアドベンチャーパートである『ストーリー』リズムパートである『ライブ』に分かれる。

『ストーリー』は更に細かく分けて『メインストーリー』『キャラクターストーリー』『カードストーリー』の3つが用意されている(イベントストーリーというものもあるが、コレを書いている時点だとイベントは始まっていないので語るのは保留する)。このあたりについて深く解説していくと長くなるので一旦後回しにして基本システムだけ説明すると、ごくごく普通のアドベンチャーゲームのようなパートである。
キャラクターの立ち絵は22/7とChouChouのメンバーのみLive2D、それ以外(と言っても2人しかいないが)のキャラは普通の立ち絵で登場する。Live2Dなのでメンバーはかなりヌルヌル動くほか、動きのパターンもかなり多いため彼女たちの可愛らしい仕草をじっくり楽しむことができる
ちなみに会話の途中で選択肢は何度も出てくるが、それによってシナリオが変わったりするなどはない。どれもある程度まで読み進めるとロックがかかり、以降のシナリオを読むためにライブをプレイすることになる。 

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『ライブ』は一般的な音ゲーであり、画面奥から流れてくるノーツをタイミングよく叩いたり、スライドしたりして操作していく。楽曲が終了するまでのライフが尽きなければライブクリアとなるが、逆にライフが尽きてしまうとライブ失敗となる。
まぁ良くも悪くも普通の音ゲーではあるものの、プレイ中は本来の振付を意識した動きでノーツが飛んできたりするため、そういった小ネタに気が付くとだいぶニヤリとできて楽しい
(『地下鉄抵抗主義』『シャンプーの匂いがした』『絶望の花』あたりはかなりわかりやすい)

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ライブの映像は『2Dモード』『3Dモード』『MVモード』の3パターンが存在、
『2Dモード』シンプルに汎用のライブ背景にノーツが流れるモード『3Dモード』は普段の楽曲MVのように3Dモデルのキャラクター達のダンスを背景にプレイするモード、そして『MVモード』はその名の通り楽曲MVをバックにプレイするモードとなっている。
2Dモードは全ての楽曲に対応しているが、3Dモードは『未来があるから』や『地下鉄抵抗主義』などの一部のみMVモードは当たり前だが既に楽曲MVが存在している表題曲と主題歌のみが対応している。
当然、2Dモードに比べると3DモードやMVモードの方が見ていて楽しいうえ、ド派手で華やか、ということでできる限りそちらでプレイしたくなるところであるが、3DモードとMVモードはある程度のスペックがないとカクついてまともにプレイできないため、低スペックのスマホを使用している場合は『ライブ設定』から画質を下げる等の対策を取る必要がある
(対策を取ったうえでカクつく場合はどうしようもないので大人しくスマホを買い替えよう) 

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ライブの開始前にはナナニジメンバー5名のカードで構成されたデッキを組んで準備する。デッキの構築は完全に自由であり、レアリティやレベルなどでの制限もかかっていない。ただし、同一メンバーを複数同じデッキに入れることだけは不可能
(3Dモードとの兼ね合いもあるだろう)

ナナニジメンバーのカードはそれぞれ様々なスキルを持ち、ライブ中の特定タイミングでプレイヤーのサポートをしてくれる。このサポートが地味に大きく、『スコア上昇』『判定強化』など単純ながら強力なものが多い
特に今作はスキル以外でプレイ中の体力回復の手段が一切存在しないため、フルコンボ前提の上級者以外は回復スキル持ちのメンバーにお世話になることだろう。

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また、カードごとにレベルが設けられており、楽曲をプレイすればするほどカードのレベルが上昇していく。レベルが上がればプレイ時のスコアも伸びやすくなる
(逆に言うとレベルが低い場合フルコンボやオールパーフェクトでも大したスコアにならない)
レアリティに応じたレベルキャップもあり、ある程度まで育成すると覚醒したり、同一のカードを複数入手して限界突破をしない限りレベルが上がらなくなる。
(最大まで限界突破するとそのカードがサイン付きになる)

カードのレベルが一定にまで達すると、専用アイテムを消費してカードを覚醒することができる。カードの覚醒を行うとレベルキャップが解放されるほか、能力値も上昇するなどいいことづくめ、ただし覚醒に使用するアイテムは中々手に入らないため、やるかどうかは慎重に決めた方がいい。

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カードのレアリティは大きく分けて★★★★の4段階、★★以上のカードはガチャからしか入手できない。当たり前だがスキル・能力共に高レアリティのカードの方が強力になっている。
カードイラストは★が『1st衣装での通常立ち絵(計算中のパネルとかのアレ)★★が『ナナオン衣装での通常立ち絵(ナナオンのタイトルにあるアレ)となっているが、★★★以上は専用の書き下ろしイラストとなっているほか、覚醒するとイラストが変わる

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収録されている楽曲はナナニジ側の楽曲(オリジナル)と、他アイドルグループやアニソンなどのカバー曲が存在。ちなみに全て1番+αで終了するShort版に編集されている。
まぁコレばかりは長すぎるとダレたりするので仕方ない気もする。

全ての曲が最初から選択できるわけではなく、メインストーリーを進めたり楽曲トレーナーから購入したりすることで曲は増えていく。ただ、解禁難易度自体はさほど高くはないので、地道にプレイしていればそのうち全ての曲が遊べるようになるので一安心。

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オリジナルは4thシングルまでの全18曲+TVアニメ版のOP『ムズイ』ED『空のエメラルド』、そして今作の主題歌『風は吹いてるか?』計21曲が収録。
前述した通り、表題曲+主題歌はMVモード(『空のエメラルド』はMVが存在するが非対応)、そして『地下鉄抵抗主義』『韋駄天娘』『未来があるから』『やさしい記憶』『叫ぶしかない青春』の5曲が3Dモードに対応している。つまり、『表題曲以外のナナニジ楽曲をキャラクター側が踊る』*というファンの夢がついに叶ったのである。

*表題曲とキャラクター
知っての通り、ナナニジ楽曲の表題曲(僕は存在していなかった~ムズイ)はYoutubeに楽曲MVが上がっており、キャラクター側の元気なダンスを見ることができた。しかしその一方で表題曲以外の楽曲はリアルメンバー側の振付映像しか存在せず、どうしてもキャラクター側との関連が薄くなってしまいがちだった。
(こればっかりは追加3人組登場以前の11人曲とかもあるので仕方ない面もある)

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3Dモードにおいてダンスに参加するメンバーはデッキにセットされた5名であり、当然、追加3人組(神木みかみ東条悠希柊つぼみ)もセット可能
つまり、これまで長らくおあずけとなっていた東条悠希神木みかみ3Dで踊る姿*を見ることができる本来は8人曲である『地下鉄抵抗主義』のダンスに追加3人組を参加させたりもできる
(ただしボーカルは変わらないため8人のもののまま)

*追加3人組のダンス
追加3人組(神木みかみ・東条悠希・柊つぼみ)もリアルメンバーの振付映像を見ればわかるように素晴らしいダンスの実力があるのだが、この3人はキャラクターの追加タイミングがどうにも悪く、Youtubeには未登場、計算中の東西歌合戦はパネルでの参加、柊つぼみのみ即興ダンス回でダンスを披露しているが、ほか二人はマジで一度も機会がなく、更には3人が登場する4thシングルの楽曲MV『何もしてあげられない』は表題曲で唯一ダンスシーン無しの内容だったので、今作の主題歌『風は吹いてるか?』のMV公開まで追加三人組のダンスはほぼ見られない状態であった。

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更にはデッキの中央にセットしたメンバーはセンターという扱いになり、3Dモード中でも飛びぬけて目立つパフォーマンスをしてくれる。ぜひとも推しキャラを中央にセットしておきたいところである。

また3Dモードではキャラクターの衣装をそれぞれ個別に変更することが可能。衣装はデフォルトの『六番町学院制服』以外に、ファンにはお馴染みの『1st~3rdシングルの衣装』はもちろん、これまで3Dモデルが用意されていなかった『4th/5thシングルの衣装』、更には今作のため新たに用意された『各メンバー専用のアイドル衣装』などなど1人あたり各9着ずつ存在。

初期で選択できる衣装は各4着だけだが、残りの衣装は消費アイテムとの交換★★★★のカード入手時に一緒に手に入るようになっている。

楽曲に合わせた衣装で統一させるもよし、全員バラバラで個性を出したコーディネートをするもよし、ある意味プレイヤーの実力(センス)が最も問われるポイントである。

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ちなみに3Dモード/MVモードでのライブはある程度のスペックのスマホでないとカクついてプレイしづらいと書いたが、『そういったスマホの所持者は3DのライブやMVを楽しめないのか?』というと、そこは違うので安心してほしい

楽曲MVは楽曲選択画面から3Dライブは3Dモードのデッキ選択画面からプレイなしの鑑賞モードに入ることができるため、普通にプレイができない低スペックのスマホ所持者でもライブ映像はじっくり楽しむことができるようになっている。

というか通常のプレイ中だとMVやライブ映像を見ている暇はほぼないので、どんなプレイヤーでもこのライブ鑑賞モードにはお世話になることだろう。

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なお、楽曲選択画面ではこれまでのシングルのジャケット絵が使用されているのだが、特定バージョン限定のカップリング曲の場合はしっかりそのジャケットを使っているあたり芸が細かい
(例:『韋駄天娘』はTypeA、『不確かな青春』はTypeB、『未来があるから』は通常版のジャケット)

残念ながら5thシングルのバージョン別カップリング曲TVアニメ版のソロ曲未収録だが、このあたりは今後のアップデートに期待。アプデで曲を増やせるのがこういうゲームの強みなのである。

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カバー楽曲はアニソンやアイドルソングなどの18曲が収録、自分はこちらの業界にはサッパリなのでよくわからぬが、調べてみた感じ有名なアニメ作品の主題歌22/7と同じ秋元康氏プロデュースのグループ曲など、チョイスの幅はかなり広いように感じる。
収録されている曲の中には『青いスタスィオン』恋するフォーチュンクッキーなど、ナナニジのファンならピンとくるチョイスもあるのが嬉しいところ。

オリジナル曲が8人or11人で歌っていたのに対し、カバー曲はメンバーから1名~5名が選抜されて歌っている。『英語部分の発音がかなりネイティブな藤間桜『元気いっぱいな戸田ジュンなど、どの曲もそのメンバーらしさ全開の歌い方をしているのがファンとしても楽しめるポイントだろう。

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カバー曲は全て2Dモードのみの対応であり、3Dモードでダンスを見ることはできない。まぁアイドルソングはともかくアニソンはダンス前提の曲というわけでもないと思うので仕方ないのはわかる。ただ恋するフォーチュンクッキー』あたりは専用の3D衣装も用意されているためそこそこ残念な点だったりする。

とはいえ、リリース当初からオリジナル・カバー合わせて39曲収録というのはかなり破格と言ってもいいだろう。更に先日の生放送にて早くもカバー楽曲が9曲追加(どれも『〈物語〉』シリーズのもの)されることが発表されているため、今後にも期待が持てる

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モード選択を兼ねているホーム画面では六番町学院を見て回ることが可能。メンバー同士の仲良しな会話を聞いたり、インテリアを飾ったりすることができる。
一見ただのオマケ要素に見えるかもしれないが、会話を聞くとプレイヤーランクが上昇したり、インテリアを配置するとライブ中に様々なメリットがあったりと、攻略的にやる価値は十分ある。

メンバー画面では推しに設定しているキャラがLive2Dで動きながら色々と話してくれる。恒常時のボイスパターンはあまり多くはないが、一部の状況でしか話さないボイス(プレゼントを放置する等)もあったりするので、探してみるのも一興である。

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さて、次はストーリーの内容について語っていこう。最初に触れた通り今作のストーリーは3つに分類されるわけだが、まずは今作の主軸になる『メインストーリー』から触れていく。

『メインストーリー』ではTVアニメ版から地続きとなる物語が展開される。とはいえ、本放送の最終回である12話ではなく円盤特典の13話から続いているようなので、最初からいきなり追加3人組が登場。TVアニメ版での憎いアンチキショウの『壁』の指令によって国家主導のアイドル育成機関『六番町学院』に転校することとなった22/7の新たなる物語が描かれる。

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六番町学院にやってきた22/7はそこで初めて『ChouChou』というライバルに出会うこととなる。ライバルユニットの存在自体はアイドルものではありがちではあるものの、TVアニメ版+漫画版ではそういった存在は一切登場しなかったため、22/7にとってはまさに未知の相手
ChouChouは作中では徹底的に『22/7よりも遥かに格上なアイドルグループ』として描かれており、『格下のグループはとことん冷遇される』という六番町学院のシステムも相まって凄まじく厄介かつ強大、それでいて手段も選ばないためかなり凶悪な相手として立ちふさがることとなる。

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TVアニメ版全編を通して『全国にファンがいる国民的大人気グループ』として描かれてきた22/7であるが、プロフェッショナルが集う六番町学院においてはなんと『最底辺の無名グループ』と言わんばかりの扱い、作中では幾度となく冷遇され、更に『壁』がいつものように追い打ちまで仕掛けてくるという崖っぷちの状況が続く。
(TVアニメ版で描かれたレベルの影響力があってその扱いってそれはそれでどうなんだとも思うが)

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しかし、いかなる逆境であっても22/7のメンバーは前向きに立ち向かっていく。追加メンバー3人を含めた計11名が持つ各々の才能や努力で、より高みを目指して成長していくこととなる。その姿はTVアニメ版と漫画版を視聴したファンにとっては感慨深いものがあるハズ。

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また、計算中以前からのファンなら兎も角、TVアニメ版から直接今作に入った場合(プレイヤー的に)初対面になりうる追加3人組へのフォローもしっかりなされており、この3人の出番は他のメンバーよりもやや多め、更にメインストーリー内で軽くだがバックボーンが語られる当番回のようなものが用意されている。3人のバックボーンは今作で初公開されたものであるが、どれも過去の情報と大きく矛盾はしていない。

『追加3人組がまだメンバーと打ち解けられていないんじゃないかと思案する初期メンバー』など、後期加入設定を生かしたシナリオ展開もあったりして、シナリオの内容はどれも納得のいく展開となっている。

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ちなみに、プレイヤーの分身たる『先生』は22/7同様に『G.I.P.』所属の人間であり、彼女たちの担任を務めることになる…と書くと重要人物っぽく見えるが、現状少なくともメインストーリーにおいてはほぼ空気、作中で河野都にエアーと揶揄されるだけはある。メインストーリーはナナニジメンバーの視点がメインで進むため猶更である。まぁ個人的な意見だが自分は『ナナニジのメンバー同士の交流が見たい』だけであって『自分の分身がナナニジと交流してほしい』とは微塵も思っていないのでここは気にしていないし、なんならもっと空気にしてくれても構わぬのであるが。 

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話数はネタバレになるので避けるがそこそこ多めかつ1話ごとの時間もそれなり、ボイスありでプレイすればフルボイスで進行する。ただしアプデ前提なソーシャルゲームの宿命か現時点では未完、この先の展開が気になるところである。

メインストーリーはプレイヤーランクに応じてロックがかかる。プレイヤーランクはライブのクリアやキャラクターとの交流でどんどん上昇していくため、普通にプレイしていけばそのうち最後まで読み進められるようになるだろう。 

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そして『キャラクターストーリー』『カードストーリー』、この二つは一気にまとめて語るが、どちらも『特定のメンバーをピックアップしたストーリー』である。こちらは終始メインストーリーだと空気だった『先生』がメインで登場し、様々な状況でナナニジメンバーとの交流を楽しむことができる

『キャラクターストーリー』11人個別に用意されており、現時点では全10話、それぞれのメンバーの『キャラクターEXP』を一定量貯めるごとに少しずつ解禁されていく。物語自体はやや短めかつパートボイスとなっているが、それでも好きなキャラと交流できるのはファンとしても嬉しいところもあるのかもしれない。

なお、キャラクターEXPはカードのEXPとは別に用意されており、例えば別のカードであっても同一のメンバーである場合は累積する。言い換えればそのメンバーとの友好度のようなものである。

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『カードストーリー』カードの数だけ存在しているもので、そのカードのイラストに関係するショートストーリーを楽しむことができる。こちらはキャラクターストーリーと違いフルボイス、更に途中でスチル(カードのイラストと同一)が差し込まれる等かなり力が入っている。

★★★★まで、全てのカードにカードストーリーが用意されているが、★★以上のカードではなんと2つも用意されていると中々に太っ腹。2つ目のエピソードは『アフターエピソード』と呼ばれ、1つ目のエピソードの続きが描かれる。つまり★★以上のカードのカードストーリーは前後編のような内容になっていて大ボリューム

カードストーリーは『そのカードを所持』『カードのレベルが一定以上』という条件を満たしたうえで特定のアイテムを消費することで見ることができる。ほかのストーリーに比べて解禁の難易度こそ高いが、その分内容は充実している

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メインキャラクターカード、そして今後追加されるイベントも含め、どれもアプローチの仕方こそ異なるものの、これまでに見ることができなかったナナニジメンバーたちの新たな一面様々なシチュエーションから楽しむことができる。例えリズムゲームが得意でないとしても、この部分のためだけに今作をやる価値は間違いなくある
(リズムゲーム部分も面白いので音ゲー目的で遊ぶのも当然アリ)

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ちなみに、これまではリアルメンバー側の配信ぐらいでしか言及されていなかった『ナナニジのキャラクターは計算中やYoutube等に出演する際に全員バラエティ用のキャラを演じている』という設定は今作の作中で(やや遠回しだが)明示されるようになったため、これまで散々突っ込まれていたTVアニメ版&漫画版・計算中&Youtube間での性格のズレはそこまで違和感なく受け入れられるようになった気がする

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さて、以前の記事でも書いたが、2次元でもあり3次元でもある『22/7』というアイドルは他に似た例が存在しない、オンリーワンかつかなり特殊なグループである。しかし、その特異性ゆえにいかなるメディアにおいても抜群の親和性があり、現にナナニジは単なるアイドルで終わらず、バラエティYoutuberアニメ漫画、そして今回のゲームと、様々なメディアに進出し、今なおファンを増やし続けている。これは実に喜ばしいものである。

また、ナナオン自体もまだリリースされて間もない作品であり、これから長い時間をかけて進化していくだろう。今後もナナオンの進化、そしてこれからも続くであろうナナニジ自体の躍進楽しみなのである!

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---オマケ---
そろそろ過去のナナニジ記事も情報が古くなってきたので
あとで書き直そうかなと思ってたりするのである。
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