いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

『パネルでポン』の妖精さん、海外デビュー!

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2020年5月20日NintendoSwitchOnline加入者特典のスーパーファミコンにとあるタイトルが追加された。その名はパネルでポン任天堂の中ではややマイナーながらもコアな人気を誇るパズルゲームである。

この影響によりTwitterではパネポンがトレンド入り、今作に関する思い出語りが盛り上がっていたが、自分が気になっていたのはむしろ海外版スーファミ、つまりSNESのラインナップの方である。

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日本のスーファミに『パネルでポン』が追加される日、海外のSNESに追加されたのはなんと『Panel de Pon』であった…。よく知らない人は『どっちもパネルでポンの追加じゃん』と思うやもしれない。しかし、これはパネポンの歴史を知る者にとって歴史的な瞬間だったのである!

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パネルでポン…通称パネポンとは下からせり上がるパネルをスライドさせ、縦か横に3つ並べることでパネル消去という単純ルールでありながらも、消去中に他のパネルをスライドさせて連鎖を繋げるアクティブ連鎖というアクション性の強い要素により、他のパズルゲームとは一線を画すアクションパズルである。

まぁルールについてはそこまで触れない。今回の主題はそこではない。

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パネポン』シリーズは今なおコアなファンが多数存在している。ただし、コアなファン全員がパズル部分に『だけ』惹かれたファンなのかと言われると、それはNOであろう。いや、パズル部分だけでも超高水準なのは間違いないのだが、ここまでコアなファンが増えたのには間違いなく妖精さんによる影響が大きい。

アクティブ連鎖』と並ぶパネポンを代表する要素、それこそが『妖精さん』である。パネポンシリーズにはアニメ調の少女キャラクター達、通称『妖精さんが登場する。

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妖精さんはタイトルやパッケージにもいる『花の妖精 リップ』をはじめとして、『氷の妖精 シャーベット』『風の妖精 ウインディ『月の妖精 セレン』など、9人が登場、どれも任天堂らしからぬ可憐さである。
まぁパネポンの開発はFEやペーパーマリオでお馴染みのインテリジェントシステムズ(IS)なので彼女たちが任天堂らしからぬキャラ造形なのは必然なのだが。

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彼女たちは1枚絵やドットの立ち絵で登場するほか、一人一人に専用のBGMまで用意されている。素のハイクオリティなデザインと作中での仕草や言動などからどのキャラにも固定のファンが付いており、パネルでポンと言えば妖精さん!』という声も聞こえるほど。

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(『NINTENDOパズルコレクション』収録のパネポン)

しかし、彼女たちの出番が多いかというと、そんなことはなく、むしろかなり少ない。日本で登場したパネポンが遊べる作品は9本存在するが、そのうち妖精さんが登場するのはSFCの『パネルでポン』とGCの『NINTENDOパズルコレクション』の2作だけである。

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(左から順に『ヨッシーのパネポン』『ポケモンでパネポン』『ドクターマリオ&パネルでポン』)

この2作以外の作品はキャラクター自体が別シリーズに差し替えられたヨッシーのパネポンポケモンでパネポンであり、ドクターマリオ&パネルでポン以降は完全にキャラクター路線が撤廃されてしまっているため、妖精さんたちの出番はファンが思っている以上に少ない状態となっている。
(パネポンDSやポケモンでパネポンでは一応オマケ要素として登場する)

更にコレは日本での話であり、海外だと彼女たちが登場する作品は何一つリリースされていない

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(SNESの『Tetris Attack』)

前述した通り、日本で妖精さんがメインに据えられた作品はSFC用ソフトパネルでポンGC用ソフトNINTENDOパズルコレクション2本だけである。
しかし、このうち妖精さんが初登場したパネルでポン海外ローカライズの折にキャラクターとBGMを全てヨッシーシリーズに差し替えられたうえ、何故かテトリスシリーズに組み込まれたTetris Attack』としてリリース。

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(『NINTENDOパズルコレクション』より)


そしてパネルでポン』の未来の話が描かれるNINTENDOパズルコレクション海外で未リリースであり、日本と同じ内容でリリースされたパネポンヨッシーのパネポンおよびポケモンでパネポン、そして以降のキャラクター路線を完全撤廃させたシリーズ作のみである。

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(左は『パネルでポン』、右が『Tetris Attack』)

Tetris Attack』で妖精さんが差し替えられた理由は、パネポン公式サイトのインタビューにて触れられている通り『アニメ調の美少女キャラが海外で受けないと判断されたため』である。

つまり、このシリーズにおいて妖精さん『日本受けはするが海外受けはしない』という扱いを受けており、『ファンこそ多いが出番が見合っていない』というなんともな状態となっていた。

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(『キャプテン★レインボー』より)

無論、公式が妖精さんを完全に黒歴史にしているというワケではなく、例えば任天堂の裏スマブラとも呼ばれるキャプテン★レインボーリップが出演したり、本家のスマブラではスマブラDX以降毎回何らかの要素が用意されていたりするなど、露出の機会がないわけではない。
(ただしキャプテン★レインボーは海外未発売)

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(『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』より)

…まぁ本人が出てこないのにステッキだけは毎回スマブラに出てくるものだからリップは下手すると『自分の名を冠したステッキより知名度が劣る』とかいう笑えない状態になりつつあったのだが。

しかしやはり『海外に一切登場していない』というのは昨今のワールドワイドなゲーム業界において足枷にしかなっておらず、なかなか外部出演の場に恵まれないというのも事実である。

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(現時点での最新作、DSiウェアの『ちょっとパネルでポン』、『パネポンDS』の簡易版)

パネポン』というゲーム自体はそこまで大々的に話題になることは少ないものの、DSiの時代までコンスタントに新作が出続けたうえ、3DSでは『とびだせどうぶつの森』のミニゲームの一貫として収録されたりしている。

ただし、妖精さんの出番は前述の通りほぼない状態であり、相変わらず妖精さん知名度は上がらない一方であった。

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(『NINTENDOパズルコレクション』より)

コレをどうにかする方法はたった一つ、妖精さんたちを海外デビューさせる』ということのみ。『海外未発売で知る人ぞ知る状態だったキャラが海外デビューを皮切りに人気が爆発する』という例は地味に多く、その海外ブーストにかけるほかない。
(ちなみにIS製のキャラはそういうパターンが非常に多い、FE外伝あたりは代表例)

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(64用ソフト『Pokémon Puzzle League』、海外における『NINTENDOパズルコレクション』の代替)

とはいえ、前述の通りパネポン』は現在キャラクター路線を完全撤廃しているほか、仮にキャラクター有だったとしてもヨッシーポケモンどうぶつの森といった名だたるシリーズ作のキャラがチョイスされるという状態、数少ない外部出演(主にキャプテン★レインボー)海外未発売VCやSFCミニへの収録も国内のみと、妖精さんたちの海外デビューの望みはかなり薄い状態であった。

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(『NINTENDOパズルコレクション』より)

妖精さんにはもっと人気になってほしい、知名度を上げてほしい…そんな願いもむなしく、妖精さんたちによるパネポン新作は一向に出ず、そのまま妖精さんたちの海外デビューも叶わぬまま…。

このまま妖精さんはひっそりと(ほぼ)日本だけの人気で終わるのだろうか…と思われていた矢先、パネポンプレイヤーたちに光明が差した

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それこそが、冒頭に話したSuper Nintendo Entertainment System - Nintendo Switch Online。名前の時点で察しがつく通りニンテンドースイッチオンラインのサービススーパーファミコン Nintendo Switch Online海外版である。

ニンテンドースイッチオンラインのSFC/FCのサービスは日本と海外で内容が異なっており、別ソフトという扱いになっている。これは『日本と海外でリリースされているソフトに大幅な差がある』という単純明快な理由によるもの。

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(左が『パネルでポン』、右が『Tetris Attack』、プロフィールモードは後者のみの要素)

当然ながら、日本のSFCに追加されるのは日本版海外のSNESに追加されるのは海外版という風になっている。この流れに沿うのであれば今回の追加は日本版が妖精さんたちの『パネルでポン海外版がキャラクターがヨッシーに差し替えられた『Tetris Attack』になるはずなのだが…なんと海外SNESでも『パネルでポン』が追加されることとなった

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(妖精さん唯一の海外出演だった『パネポンGB』、『ポケモンでパネポン』の隠しゲーム)

これまで、妖精さんがメインに登場する『パネルでポン』は一切海外でリリースされておらず、海外勢にとって彼女たちは『知る人ぞ知るキャラ』の集まりであった。しかし、今回の収録でとうとう正式に海外勢が妖精さんたちの『パネポン』をプレイできるようになったのである!

当然ながら内容は日本版まんまなので、言語の壁は少なからずあるかもしれないが、彼女たちの仕草やデザインは言語関係なく素晴らしいものであるため、きっとこの収録を機に彼女たちのファンになってくれる人も増えるはず!

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(左が『パネルでポン』、右が『Tetris Attack』、ちなみに『Tetris Attack』は日本語にも対応)

まぁ身も蓋もないことを言ってしまうと、今回のSNES側の収録で『パネルでポン』の方がチョイスされたのは単純に『Tetris Attack』がテトリスの名前を冠しているのが原因なのだと思うが、それはそれ、これはこれである。

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何はともあれ、今回のSNES収録にて妖精さんたちはとうとうワールドワイドへの正式なデビューを果たしたといえよう!
これを足掛かりにしてパネポンシリーズの復活!あわよくば妖精さんたちの再プッシュを望んでいるのであーる!!

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---ここだけの話---
気付いている人も多そうなのでここで懺悔するのである。
この記事、寝起きのテンションかつ、SNESへのパネポン収録に対する喜びによる勢いだけで書いている内容なので、他の記事に比べるとかなり雑かつ中身のない内容なのである。
故にアップするかどうかも非常に悩んだのだが、まぁ書いてしまったものは仕方ないのでこうして投稿したのである。
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