いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

『22/7+α』について語る

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さて、突然だが諸君は『22/7(ナナブンノニジュウニ)』、通称『ナナニジ』というグループを…ってもうこの前略やらなくていいよね?
(流石にネタが尽きた)

まぁいつもの通り、ナナニジというグループについては過去記事で語っているのでそちらを参照なのである。

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今宵語るは『22/7+α』
アニメYoutubeバラエティゲームときてついにナナニジが漫画に進出!ホントこのプロジェクト手広くやってるのである。

さてさて、今作は2020年1月~2020年3月の期間放映されたTVアニメ版『22/7』をベースにした漫画作品。作者は葛西尚先生、掲載紙はサンデーうぇぶり全10話、先日発売された単行本2巻で完結したのである。

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『22/7+α』というタイトルからわかるように、TVアニメ版『22/7』(以後はTVアニメ版と呼称)…つまり補完をするような内容となっている。

元々がTVアニメ版ありきの作品であるため、TVアニメ版の放送開始と同時に連載も開始TVアニメ版の放送の度に更新TVアニメ版が終了すると同時にこちらも完結した。

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TVアニメ版ベースの話なので主要人物はTVアニメ版と共通、ということで追加3人組(東条悠希神木みかみ柊つぼみ)は登場しない。作者である葛西尚先生のTwitterにて漫画版タッチの追加3人組のイラスト自体はあるものの、作中では一切登場しない。まぁこればっかりは仕方ないが残念である。

メンバーのキャラ付けもTVアニメ版がベース滝川みうはそこそこ積極的だし、藤間桜は屁理屈を言わない立川絢香から他メンバーに対する独特な呼称も同様…というかコレはむしろこっちが初出である。

TVアニメ版では『メンバーの過去』に焦点を当てられていたのに対し、今作では『メンバーたちの現在』に焦点を当てられているのが特徴。無論、過去編が一切ないわけではないが、基本は現在、つまりメンバー達の交流シーンがメインとなっている。

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過去記事で語ったようにTVアニメ版では不足しがちであった現在のメンバー同士の努力や交流は今作でしっかり描かれており、今作を読むことによってTVアニメ版を何十倍も楽しんで見ることができる

全10話のうち、1話と9話~10話はTVアニメ版本筋の補完のような内容となっており、それ以外の話は特定のメンバー1~2名をピックアップした当番回となっている。メンバー全員が最低一度はピックアップされているので、初期8人のファンならばぜひ読んでみるべきだろう。

各メンバー当番回では担当するメンバー視点での22/7の姿が描かれ、それぞれのメンバーが抱える苦難や悩みを他のメンバーと力を合わせて乗り越えることにより、彼女たちはよりよいアイドルへと成長していく

当番回の雰囲気は明るすぎず暗すぎない絶妙な明るさ、ただし、常にメンバー全員が一緒に動いているため、全体的にかなり賑やかプライベートでの交流もそこそこ描かれているので読んでいて楽しくなるのが特徴。

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また、メンバー同士の組み合わせは丸山あかね&佐藤麗華藤間桜&河野都などのようにファンにはお馴染みのもの以外に滝川みう&立川絢香など今までありそうでなかったチョイスがなされているのがなかなか新鮮で面白かった。

こちらは最悪TVアニメ版を一切見ていなくても単純なアイドルものの短編として楽しめる気がする。TVアニメ版でしか語られない情報が多数出てくるものの、それでも一応はなんとかなるレベルだと思う。

TVアニメ版本筋の補完回ではTVアニメ版で描かれたものと全く同じシーンが作中でいくつも出てくるなど、よりTVアニメ版との繋がりが深い内容。TVアニメ版の出来事をとある人物の視点で一気に振り返る9話などが特にいい例だろう。こちらの雰囲気はとにかくシリアスでそこそこ暗い、まぁTVアニメ版の過去編に比べればかなり明るい方ではあるが。

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補完回で特に重要なのは9話で、この話はとあるメンバーの心理描写がこれ以上ないレベルでガッツリ描かれており、おそらくこの話を読んでいるか否かで(TVアニメ版の)そのメンバーに対する心象は4割くらい変わる

また、今作唯一の過去編である1話TVアニメ版の滝川みうの行動に説得力と悲壮感を持たせることに一躍買っており、よりTVアニメ版の物語に没入しやすくなっている

そして、TVアニメ版(TV放送分)ラストシーンをバックに漫画版の出来事を交えつつ各メンバーの心情が語られる10話(最終話)はここまで努力してきた彼女たちの一つのゴールともいえる内容となっていて実に感動的。
TVアニメ版ラストのライブと漫画版最終話を組み合わせることによってはじめて『22/7』というアニメ作品は完成するといっていいレベルだろう。

ただし、TVアニメ版の補完をひたすら主軸に据えている一方で、TVアニメ版の本筋についてはなんの説明もないまま進んでしまうため、今作を単体で読んでしまうと間違いなく置いてけぼりになると思う。
いやそもそもTVアニメ版見ずにこっちだけ読むって人はかなり少数派だろうケドも。

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ということで今作は一度TVアニメ版を見たうえで読み始めるのがいいだろう。読了後に再びTVアニメ版を見直せばメンバーたちの姿がまた違って見えるはず。ちょっと面倒かもしれないが、TVアニメ1話漫画1話TVアニメ2話漫画2話という風に交互に読み進めるのがベストだと思う。
(実際リアルタイムで読んでた時はこういう流れだったし)

ちなみに漫画版は5話と6話、9話と10話の間で休載が1週ずつ挟まれており、そのタイミングでアニメ・漫画間で話数がズレるので、この読み方をする場合はそこだけ要注意。気を付けておかないと漫画の10話冒頭でいきなりTVアニメ12話の最大クラスのネタバレをぶっ込まれるハメになる。

 

単行本は全2巻第1巻では1話~5話第2巻では6話~10話が収録約3か月の間に2巻とも刊行されている。漫画業界についてはよく知らぬがコレかなりのスピード刊行な気がする。

それぞれの巻ではオマケが用意されており、第1巻のオマケでは堀口悠紀子氏のキャラデザ設定資料*が掲載されている。

*ナナニジのキャラデザ
ちょっとややこしいのでここで説明。
元々ナナニジメンバーは11人それぞれが異なるイラストレーターによってデザインされている。この時のイラストはグループ公式サイトのキャラ紹介から閲覧可能、デザインだけなら『あの日~』やTVアニメ版の過去編でも登場している。
その後デザインを統一させるために堀口悠紀子氏によってリデザイン。コレが計算中やシングルのジャケットで使われているデザインで、漫画版1巻に収録されてるのもこちら。

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キャラデザ設定資料はメンバー8名の三面図+表情集で計16ページなかなか豪華、正面だけは計算中にて(主にパネルで)めっちゃ見慣れているイラストだが、細かなメモがあったりするので見ていて飽きない。更に横や後ろのイラストは(おそらく)コレが初公開である。

表情の設定資料もどれも素晴らしい。こちらは更にメモ書きが多く、見ていてニヤニヤしてしまう。いくつか見覚えのある表情も混じってたりするが、設定資料としては初公開っぽい
後に似顔絵パンケーキの下絵に使われた藤間桜だとか、後に桜チャンネルのファンアートでよく似たものが描かれたいたずらっ子藤間桜だとか、ファンなら見覚えがあるものを探してみるのもいいかもしれない。
(初期らへんの知識はあまりないのでこの辺間違っていたら申し訳ない)

欲張りだと言われそうだが一つ不満点を言っていいなら追加3人組の設定資料も欲しかったなぁと思ってたり。いやあくまでコレは漫画版のオマケであって漫画版のベースであるTVアニメ版は8人なので仕方ないのはわかるのだケド

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そして第2巻のオマケでは作者の葛西尚先生が自身のTwitterにて公開していたアニメ放映前のカウントダウンイラスト(8種類)と最新話の告知イラスト(10種類)が収録されている。これらはTwitterを開けばいつでも見られるイラストではあるが、こうやって手元にあるのはやはりいいのである。

葛西尚先生の絵柄はコミカライズ版の雰囲気によく合っており、各メンバーの特色がよく出ているそれぞれのイラストはどれも綺麗で美しい。最新話告知イラストの方は漫画版でその時ピックアップされているキャラ同士の組み合わせで描かれており、見ていて微笑ましくなる

ただこればっかりはどうしようもない点なのだが、最新話告知イラストは3月7日公開の立川絢香&戸田ジュンイラストまでの収録であり、以降のイラストは漏れてしまっている。いやこれはホントに仕方ないのはよくわかるのだけども。スピード刊行じゃなければ最後まで収録されてたのかなぁ。

あと葛西尚先生は上記のイラスト以外にもTwitterにて藤間桜の誕生日イラストムズイのお祝いイラストを描いていたりもしていたのでそちらも収録してほしかったなぁと思っていたり。どのイラストもすごく美麗なので猶更

ちなみに第2巻のあとがきのイラストはちゃっかり描き下ろし
普段とは一味違った彼女たちの衣装はファンなら必見である。

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さて、まとめるが今作『22/7+α』『TVアニメ版を120%楽しむための漫画作品』であり、これまたナナニジの新しい可能性を見せてくれた作品である。TVアニメ版を既に視聴した人ならば絶対に読むべき作品だし、まだ視聴していない人ならTVアニメ版とセットで絶対に見た方がいい作品だったのである!

 

---オマケ---
ちなみに『22/7+α』の2巻はアニメイトで購入すると特典が貰えるのでオススメである。
Webでも特典は貰えるので一安心である。
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過去のナナニジ記事はコチラ

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