いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

ポケモンチャンネル~ピカチュウといっしょ!~

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定期的に意欲的なスピンオフを出すことでお馴染みのポケットモンスターシリーズ』、そんなシリーズの1作であるのが今作、ポケモンチャンネルピカチュウといっしょ!~』である。

今作は本家ポケモンシリーズとは異なりRPGではなくコミュニケーション。
今作以前に販売されたピカチュウげんきでちゅうと同じ路線である。

実は本作を購入したのは幼少時代、ポケモンセンターで買ってもらったのを覚えている。確か拡張ディスクも付いてきた気がするんだけどどこやったっけな。

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で、ふと思ったのだが、よくよく考えてみたら今作を最後までクリアしたことがなかった気がしたので、今頃であるが最初からプレイしなおしたのである。
(そういえば『げんきでちゅう』もクリアまで行けなかったな…)

さて、今作の物語はオーキド博士から自宅にテレビが届けられることから始まる。
主人公はポケモンチャンネルというポケモンと人間が共に楽しめるテレビ番組のモニターとして選ばれており、偶然出会った野生のピカチュウと共に『ポケモンチャンネル』のレポートをオーキド博士に送ることになる。

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ゲームの進行はリアルタイムと連動しているため、
ある程度までゲームを進めると翌日までシナリオを進められなくなる
(メインシナリオが進められないだけで自由行動は可能)
そのため、インチキ*をしない限りは最短でもクリアまで6日かかる。

*インチキ
早い話が『ゲームキューブの時計操作』である。
リアルタイム関係ゲームではお馴染みのインチキ。
早々と番組を解禁できるものの没入感が削がれるのでオススメはしない。

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一応ゲームの目的としてはピカチュウと一緒にテレビを見る』ということなので、ゲームの基本はテレビ画面に張り付いて番組を見ることになる。
序盤こそ見られる番組はかなり少ないものの、ゲームを進めていくにつれて少しずつ増えていく。
番組はバリエーション豊富で、真面目に腰を据えてみる必要があるものから、頭の中を空っぽにしても見ていられるような軽いノリのものもある。

ゲーム中で見ることができる番組は以下の通り。
(一応ネタバレ注意)

 

・レポートチャンネル

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初日から利用可能。
シリーズお馴染みのレポート、つまりセーブをするためのチャンネル
設定上はここでオーキド博士にレポートを提出しているわけだが、このチャンネルを見ているとき以外でも(例えテレビを付けていなくても)オーキド博士との相互通信が可能…というか普通にこっちの行動を逐次監視してるっぽいので『レポート必要?』と感じないでもない。

 

・ぼくたちピチューブラザーズ

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~ぼくたち なかよし 6にんぐみ!~
エンテイの映画で同時上映されていたアニメ、ピチューピカチュウのスピンオフ、『ぼくたちピチューブラザーズ』を見ることができる番組。
つまるところアニメ本編のスピンオフの更にスピンオフである。
今作でしか見ることができないので、この番組の為だけに今作を買うのもあり
主人公であるピチュー兄弟が非常に可愛らしい
ゲーム中では5つのpartに分かれており、毎日1partずつ視聴可能になる。
クリア後には英語吹替の『英語版』と中断無しの『完全版』とカスミがナレーションを務める『カスミがしょうかい』が追加される。
完全版以外の二つは色々と必見である。

 

・ゼニゼニショッピング

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~おうちに いながら おかいもの!~
初日から利用可能。
アニメお馴染みのグラサンゼニガメによる通販チャンネル
多分今作で一番お世話になるチャンネル
販売しているものはゲームテレビぬいぐるみと多岐に渡る。
基本的に注文から配送までに半日程度待つ必要があるものの、
ゲームやフリーパスを購入した時だけは例外であり速達で届く。
具体的な所要時間は30秒くらい。
配達のデリバード君が過労死しないか心配である。

 

・クイズ ソ~ナンス

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~てに あせ にぎる クイズ バトル!~
初日から利用可能。
ソーナンスを司会にしたクイズ番組
3人の参加者が鳴き声やシルエットなどのクイズに答え、優勝を競う。
が、ぶっちゃけそこはどうでもいい
番組の中間と最後にプレゼントクイズが出題され、
なんとこれに正解するとお金が手に入る
全問(といっても2問だが)正解で最大200Pもらえるので一気に稼げる。
普通のポケモンとの交流で貰えるポイントが1回あたり10Pなのでかなり破格。
アイテムコンプを目指す場合は間違いなくお世話になる
クイズの難易度もかなり優しめなので楽勝。

 

・PNNN

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~ためになる ニュースです~
初日から利用可能。
司会のコダックが進行するニュース番組。正式名称は不明。
レポーターは主にコイルやニャースが担当。
プレイヤーが行ける様々なエリアで何が起こっているのかを教えてくれる…
が、司会のコダックはかなり怠け者なので働かないことも多い
原稿の読み上げ中に居眠りするぐらいならまだ可愛い方で、
酷いときは番組開始時から眠り続けてそのまま番組が終わることもある。
ちなみに、番組レポーターに会えれば相棒のピカチュウが出演することも

 

ムチュールエクササイズ

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~からだ ひきしめよう~
初日から利用可能。
沢山のムチュール達によるエクササイズ番組
エクササイズの種類はいくつかのパターンが用意されている。
この番組の最大の特徴はムチュール…ではなく相棒のピカチュウ
ピカチュウ的にはかなりお気に入りの番組らしく、
ノリノリでムチュールの動きをマネする
この仕草が非常に可愛らしい

 

ヤドン天気予報

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~きょうの てんきは どうだった?~
2日目から利用可能。
お天気アナウンサーヤドンによるお天気番組
PNNNとコレは人選(ポケ選?)ミスもいいとこだと思う
最早ヤドンという時点で出オチ感があるが、
案の定番組中に居眠りするわ番組投げ出すわで散々
1か所の天気を伝えるためだけに数分かけることもザラ
ちなみに予報の的中率はなんと100%
というかヤドンが指定した瞬間に天気が変わるので
最早予報のレベルを遥かにオーバーしている

 

ドーブルびじゅつかん

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~キミの センスが ためされます~
2日目から利用可能。
ドーブル画伯による絵画評論番組
評価される対象はプレイヤー自身が描いた絵である。
ドーブルくん2号』のデータは自動的に外部送信されるとは説明されていたとはいえ、本人の了承なしに勝手に番組に使われるのはどうなんですかねオーキド博士
ちなみに評価は超がつくほどの甘口

 

・タマゴなにかな?

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~せいめいの しんぴ!~
3日目から利用可能。
司会となるポケモンは存在しない、ただひたすらタマゴの孵化を眺め続ける番組
タマゴから生まれるポケモンを当てるクイズ番組としての側面もあるが、
回答発表(タマゴの孵化)には24時間近く待つ必要があるためダレる
一応、一定間隔でポケモンの豆知識が流れるものの、それでも地味
ちなみに3日目クリアのフラグを立てるためには孵化の瞬間に立ち会う必要があるので注意。

 

フォーチュンクッキー

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~きょうの うんせいは?~
3日目から利用可能。
司会はラッキーが務める占い番組
好きなフォーチュンクッキーを選び、それによって今日の運勢を占う
良くも悪くも占いそれ以上でもそれ以下でもない
ちなみに1日1回しかできないので慎重に選んだ方がいいかも?

 

メリープぼくじょう

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~いやしけい あんみん ばんぐみ~
4日目から利用可能。
ひたすらにメリープを数え続ける謎の番組
10秒弱でループするBGMをバックに柵を飛び越えるメリープを眺め続ける
お金稼ぎにもアイテム入手にも使えず、ピカチュウの反応も微妙
見ていると眠くなるかもしれない。
早い話が究極の虚無

 

・ムチュムチュランキング

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~りゅうこう さいせんたん!~
4日目から利用可能。
ムチュールが司会を務めるランキング番組
エクササイズをやっているムチュールとの関連は不明。
色々なポケモンへのアンケートを取り、その結果を発表する
ちなみに、プレイヤーがこれまで外出した回数なども発表される。
ポケモン世界にプライバシーというものは存在しないらしいてか誰が調べてるんだ。

 

ポケモンあまるかな?

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~しんかんかく ぴったしクイズ~
4日目から利用可能。
『クイズ ソ~ナンス』に続くクイズ番組
広場の中にいるポケモンが偶数か奇数か当てるクイズをプレイできる。
クイズの難易度は非常に高い
というか後出しでポケモン増やされたりするので運ゲーになっている節がある
正解するとその分のポイントをかけてダブルアップができるようになっているあたり、
スタッフもクイズというよりギャンブルとして扱っている気がする。

 

番組はフルスクリーンで表示するモードのほか、テレビから離れて見ることもできる。テレビから離れている場合は番組を見ているピカチュウの楽しそうな反応を見られるのが魅力。

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プレイヤーの部屋はゲーム開始時点では寂しいものの、ゲームを進めていくにつれて少しずつモノが増えていき、塗り絵の『ドーブルくん2号』や、知る人ぞ知る『ポケモンミニなどなど、実際に遊べるものも登場する。
通販番組で買ったぬいぐるみはここに配置されるため、ぬいぐるみで埋め尽くされた部屋を作るのも一興
ポケモンミニは体験版レベルの内容だが、それでも種類は豊富なのでついつい夢中に遊んでしまいがち。というか現実のポケモンミニ自体がロクに復刻されないので、今作が数少ないポケモンミニを遊ぶ手段だったりする

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部屋から外に出ることで『庭』『モエギそうげん』に行くことができる。
そう、ポケモンファンなら気づいただろうが、今作の世界観は『ピカチュウげんきでちゅう』と同じなのである。
(まぁ地名を引き継いでいる程度なのだが)

家の外ではピカチュウと一緒に遊んだり冒険したりほかのポケモンと交流したり、場所によってはそこでしかできないイベントもあったりする。
(例:栽培・雪だるま・試写会・釣りetc...)

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ゲーム開始直後は行動できる範囲はかなり狭く、自宅とその周辺のみ。
だが、通販番組で売り出されるフリーパスを購入すれば、バスに乗って『トキワのもり』『スオウかいがん』『ユキミやま』といった、新たなエリアに行くことができる
新たなエリアではそれまでとは違ったポケモンたちとの出会いが待っている

 

前述したとおり、今作のメインストーリーを追う『だけ』ならば、テレビ番組をいくつか見るのを繰り返すだけで終わる
しかし、各種要素のコンプリートを目指しだすと話は変わる。
ぬいぐるみやポケモンミニのコンプリートだけでも中々骨が折れるが、とりわけ『ナイスカード』のコンプリートは至難の業

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『ナイスカード』ポケモンたちが描かれた観賞用のカードであり、その種類は100種類近く。入手方法は主にポケモンとの交流』『ナイスカードパックの購入』のどちらか。
前者は様々な場所にいるポケモンに出会い、そのポケモンに関係するクイズに正解することでナイスカードをもらえる。ここでのクイズは原作の図鑑説明に準じているものなので、原作のファンであればさほど難しくはない…が、ポケモンは時間帯・場所・天気に応じて登場する種類が異なるため、そもそもすべてのポケモンに出会うこと自体がなかなか難しい

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後者の『ナイスカードパック』はいわゆるTCGのブースターパックのようなもので、1パック購入で数枚のナイスカードが入手できる、がこちらはこちらで結構な頻度でダブる。また、ほかの商品にも言えることだが、購入後半日経たないと届かないうえ、一度にたくさん頼みすぎると注文できなくなるというデメリットがある。
だが、集めたナイスカードでバインダーがいっぱいになっていくのは見てて爽快であり、ナイスカードを集めきったときの達成感本家の図鑑コンプリートに通ずる何かがある

とはいえ、あくまで集めるかどうかはプレイヤーの自由なので、そこまで気負う必要もない。適当に見つけたポケモンとだけ交流する程度でも十分楽しめる

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さて、本家ポケモンの様な燃える展開や熱い展開こそ少ないものの、平和な世界でポケモンたちが自由気ままに暮らしている姿を見ることができることこそが今作の最大の魅力ともいえるだろう。
とりわけ、今作でともに暮らすことになるピカチュウの可愛らしさはシリーズの中でもトップクラスであり、ピカチュウが好きなのであれば必ず手を出すべき1作なのである!

 

『ポケモンチャンネル』のAmazonページ

 

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