先日プレイした『Kirby's Avalanche(カービィズアバランチ)』だが、各キャラのセリフを全部書き出して訳していくと思った以上に毒がある。
ということで今作における各キャラの紹介を書いていくのである。
といっても、どんな性格をしているかって程度だけども。
ちなみに当然だが日本語のセリフは自分が訳したものなので公式じゃないのである。
一緒に歩かない?
『Can we just walk together?』
毎度おなじみカービィ界のキングオブザコ。かわいい。
本家のスケルトンTポジなのでぷよの回転を一切行わない。
独りぼっちで森を進むのが怖いためカービィに同行を求める。やっぱりかわいい。
しかし今作のカービィに慈悲などという感情は存在しなかった。かわいそう。
優勢時は両手を揚げて喜ぶ。かわいい。
・ブロントバート
次の獲物を見つけたぜ!!
『I Have found my next victim!!』
地上のキングオブザコがワドルディならば空中のキングオブザコはコイツだろう。
本家のナスグレイブポジション。
ただのザコの割に妙に好戦的。
敵じゃなければ今作のカービィとは意気投合できていたハズ。
負けるとギャグ的な( ゚д゚)顔になる。
このワドルドゥが仇を討ってやる!
『Now I, Waddle Doo will repay you in kind!』
ワドルディとの関連性は未だ謎な単眼1等身。今作ではビームを使わない。
Lessonモードのラスボスにして本家のマミーポジション。
ワドルディとは友達だったのか、彼をぞんざいに扱ったカービィにブチ切れている。
(カービィ視点ではそんなことしていないらしいが)
優勢時はこれ以上ない程のニヤケ面を晒すため非常にイラっと来る。
・ポピーブロスSr.
やあカービィ! 爆弾のサンドイッチはいるかい?
『Hi, Kirby! Want a bomb sandwich?』
一時期の漫画ではレギュラーだったがここ最近はめっきり見なくなった爆弾ピエロ。
本家におけるドラコケンタウロスポジションにして通常モード最初の敵。
スタアラでJr.がやべー性格だったのが発覚したが、Sr.もやっぱりやべーヤツだった。
出会い頭に上記のセリフを吐けるヤツはなかなかいないと思う。
なおカービィさんは意にも介さず毒舌ジョークで返した模様。
私の根っこを踏まないでくれ。
『Please don't tread on my roots.』
シリーズ恒例の人面樹。デザイン的な都合で漫才デモでは背景に登場する。
本家ではすけとうだらのポジション。
おそらく今作最大の被害者であり、カービィと戦う理由なんて一切なかった。
偶然通りかかったカービィに根を踏みつけないように懇願するも、
ヤツは笑顔で根を踏みつけ、『アップルパイを食べたい』と…。
ピンクの悪魔と呼ばれるのも納得の展開である。
ちなみに優勢時はすっげぇいい笑顔を見せてくれる。
・カブー
貴様の快進撃もここまでだ。
『Your road to glory ends here.』
モアイみたいな人面岩。本家のスキヤポデスポジション。
カービィ視点だとただの岩にしか見えないらしい。
デザインがデザインなので仕方ないのだが、
通常時・優勢時・劣勢時の顔グラがほぼ変わらない。
(全く同じというわけじゃない…が間違い探しレベル)
・ブルームハッター
この森全部を綺麗にするのか?
『Must I clean up the entire forest?』
最近になって久しぶりに能力を得たキャラ。
Hard設定でスタートした場合の最初の敵。
本家のハーピーポジション、なのでハーピーじゃないのにハーピー積みを使う。
森の掃除をしているところを問答無用でカービィに襲撃される。
優勢時も劣勢時もひたすら掃除をし続けている。
・スクイッシー
8本足の大連鎖を見せてやる!
『An eight-armed Avalanche for you then.』
シリーズ通してそこまで出番がないレアなイカ。
本家のさそりまんポジション。
カービィの願いをデデデから聞いたらしいがカービィによって遮られてしまう。
実際どんな願いなんだろう、食う寝る遊ぶのうちのどれか(or全部)な気がするけど。
追いつめられると両手で顔を隠すのが可愛い。
8本足とか言ってるがイカの足は10本だし、コイツの足はそもそも6本だったりする。
・ロロロ & ラララ
逃げ出すなら今のうちだぞ!
『Try and figure your way out of this!』
初代カービィ、もといエッガーランドからの刺客。
本家のパノッティポジション。
今作でも名コンビっぷりは変わらず、焦るときも踊る時も一緒。
顔グラでは2人の動きが完全にシンクロしている。
敗北時はお互いの手を握って泣く。これもまた可愛い。
・バグジー
『ROOAAAAAAARRR!!!!!』
まだバックドロップだった頃の元昆虫キング。
本家だとゾンビのポジション。
原作だと中ボスのはずなのに大ボスのロロララより後に登場する。
つーか喋れや。他のキャラ達は軒並み喋っているのになぜかコイツだけ喋らない。
敗北時は原作でよく見るあのポーズになる。
・ペイントローラー
キミの似顔絵を描かせて欲しいんだ。
『Let me paint you a lovely portrait...』
絵画姉妹やアドレーヌなどの台頭により近年立場が危ぶまれてきた絵描き。
本家だとウィッチポジション。
よく見ると帽子のデザインが他作品と大きく違う。
上げて落とすを地で行く挑発を行い、今作のカービィにすら『Meanest』と言われる程。
彼の発言によるとプププランドには美大が存在し、彼はそこを卒業しているらしい。
スタアラではアート学院を目指す人物が登場したがこの設定に関連するかは謎である。
・ヘビーモール
よく見てろよ! アンタの夢をぶっ壊す瞬間をよ!!
『Watch while I undermine your precious dream!!』
全身武装の削岩メカ(?)。
本家だとぞう大魔王のポジションだが、あちらと違ってぷよの落下音は普通。
ちなみにヘビーモール以降は漫才デモの背景が変わり、BGMも変化する。
カービィからは『Sneaky(卑怯者)』とか呼ばれているが特にズルはしてこない。
まぁ『夢の泉』だとスリープ持ちミサイルとか使ってきたからその流れなんだろう。
2019年現在リメイクを除くとコレが彼の最後の出番である。
(ペイントローラーはアニメ、シャイブラはあつめてに登場)
・Mr.シャイン & Mr.ブライト
昼も夜も俺たちの思うがままさ!
『We rule both the night and the day!』
カービィ界の名コンビにして名前を間違えられやすい太陽&月。
本家だとシェゾのポジションにあたる。
漫才デモ中に2人揃って飛び回るため吹き出しの口がめっちゃ動く。
敗北時は原作でやられた時の状態になる。
カービィの上手い言い回しも相まってシャイブラ戦の漫才は今作でも特にお気に入り。
余談だが隠しモードでのこのコンビの名称は『BRIGHT』、シャイン涙目である。
(ロロララは『LO-LA』表記)
・クラッコ
死の音楽と踊れ! 蛾の様に逃げ惑え!
『Dance to my deadly music, or fry like a moth!』
亜種を含めればほぼ全シリーズ作に皆勤賞であるカービィ最大の宿敵。
本家だとミノタウロスのポジション。立場的にもミノとクラッコは結構似てるよね。
ぷよ地獄が始まる前から電撃で奇襲を仕掛けてくるあたりやる気マンマンである。
まぁ当のカービィは余裕で毒舌吐いて避けてたけど。
敗北時のグラが妙に凝っており、周囲の雲が少しずつ消える→目玉が残るという流れ。
お馴染みのヤラレだが、実は目玉が残るヤラレは今作が初だったりする。
構えろ、カービィ!
『En garde, Kirby!』
後にカービィシリーズのレギュラーとなる仮面剣士、当時はまだ一端のボス。
本家のルルーポジション、つまり今作最強の敵。
ぷよ地獄のリングに上がっておきながらカービィに剣での戦いを挑む奇行を起こす。
しかしカービィが剣を持っていないことを伝えるとぷよ地獄での勝負に変えてくれる。
歴代作品で一番柔軟に考えてくれるメタ様である。
今作はSDX発売前の作品だがデザインは夢の泉よりSDXの物に近い。
通常は目が一切見えず、劣勢時のみ目が描かれるという厨二カッコいいポイントが見所。
ちなみに負けると剣を捨て白旗を振る。凄くシュール。
真剣勝負だ! 夢の泉に来るがいい!
『Join us at the Dream Fountain for the serious competition.』
最早説明不要、宿敵の暴君にして今作のラスボス。
本家でいうところのサタンさまポジションにあたる。
そういやサタンさまもデデデ陛下もマスクド形態ありましたね。
思考パターンもサタンさまの流用っぽいので稀に落下速度に耐え切れず自滅する。
ちなみにぷよを落とす度にズシンズシンと音が鳴る。まさかのぞう大魔王ポジも兼任。
・カービィ
じゃ、おたがい頑張ろうか。
『And good luck to you too.』
みんなご存知ピンクだまの主人公、ゲーム媒体で喋るのはかなり珍しい。
ド畜生染みた発言が多いため今作の彼はまさに『ピンクの悪魔』に相応しい。
(ピンクの悪魔って呼称はこの当時存在してないけどね)
けどもそれ以上に可愛い仕草が多い。
顔グラはED時にしか見られないものの、画面中央で動き回るカービィには癒される。
全体的にトゲトゲした会話が多い今作だが、それもまた今作の魅力である。
たまにはこういうカービィ作品もあっていいのである!