セガサターン版についてはこちら
(基本システムもこっちで説明)
1985年に一世を風靡したSEGAの体感型STG、『スペースハリアー』
数々の移植がなされたスぺハリ移植伝説の始まり、それこそがこのセガ・マークⅢ版である。
スぺハリ移植について語る場合、今作を省くのは絶対にできない。それくらい重要。
マークⅢ版の特徴といえばやはり、この圧倒的に巨大な敵!
ハリアーとのサイズ差がアーケード版とほぼ同レベルであり、このダイナミックさが魅力!
ちなみに、コレ、『背景に直接敵を描く』とかいうトンデモない方法で動いている。
ゲーム性もややフレームレートが低めであるが、ほぼ再現されている。
ただし、連コインはできない、コンティニューは回数制限アリの裏技のみと難易度はやや厳しめ。
初のCS移植ということもあり、今作独自の要素が多少存在する。
まず、タイトル画面では完全オリジナルのBGMが流れ、EDでは専用のエピローグが表示される!
次に、最初期の移植であることからか、スぺハリの初期構想であった『戦闘機』を裏技で使うことができる!
(性能は変わらないし、ダメージ時にハリアーに戻る)
そして、最後の最後にマークⅢ版オリジナルのラスボス、HAYA-OH(ハヤオー)が出現する!
重苦しくカッコいい専用BGMをバックに、圧倒的速度で飛び回り攻撃を仕掛けるハヤオーと激戦を繰り広げる…これだけのためにマークⅢ版を買う価値はある!
ここまでハイテンションで色々語ったうえでいうのもアレだが、アーケード版と比べると流石に微妙に感じなくもない。
敵の周りには枠がある上、なんか動きがカクカクしてたりするし、敵のアニメーションもなんだか少ない。
ただ、冷静に考えてみるとアーケードとコンシューマの間で圧倒的な性能差があったわけだし、そもそも『アーケードの最先端スぺハリを当時のCS機に移植する』という時点で完全に無茶ぶり以外の何物でもない。
(ましてやスぺハリが移植されたCS機の中でマークⅢはトップクラスにスペックが低い)
でもマークⅢで再現できなさそうなところですら再現してたり、まさかの追加要素があったりと、『やれることは全てやった!』感はあるので、今作を責めることはできない。(むしろ賞賛すべき)
今作がきっかけになったとは限らないが、今作以降はちょいちょい他のCS機でもスぺハリが出るようになる。
が、中には『ん?』となるようなものもちょくちょくあったりして、その度にマークⅢが再評価されたんじゃないか感はまぁなくはなかったり。
オマケ
1.タイトル画面で→←↓↑でサウンドモードに入れる。
数々の良曲を自由に聞ける!
2.サウンドモードで7→4→3→7→4→8の順に再生してから戻るとオプションモードに入れる
伝説の『戦闘機』はここから選べる!
3.ゲームオーバー時に←→←→↓↑↓↑でコンティニュー
回数制限付きなので頼りすぎにはご用心。
そもそもマスターシステムのコントローラはこういうコマンド死ぬほど入力しづいけど。
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