シューティングゲーム、それはゲーム業界の黎明期から人気を博していたジャンルである。『攻撃を避け、狙い撃つ』というシンプルなフォーマットゆえ、まだゲームハードや基板のスペックが然程高くなかった時代でも、そのわかりやすくも奥深いゲーム性をプレイヤーに提供してきた。流石に大手が新作をリリースすることは稀になってしまったものの、昨今ですら『STGならとりあえず買う』という層が少なからず存在するほど、このジャンルに対するファンからの支持は極めて根強い。
ところで、最初に断っておくが我はSTGの実力が皆無である。一般的なシューターはおろか、ちょこっとSTG齧ってるゲーマー(非シューター)よりも余裕で下手な自信がある。なんならノーミスどころかノーコンクリアできたSTGすら片手で数え切れるくらいしかない。今回の記事はそんな下手の横好きシューターの視点で書かれたものであることを念頭に置いておいてほしい。
というわけで但し書き(という名の予防線張り)を済ませたところで、今宵のゲームを語るとしよう。今回の作品は『グラディウスIII -伝説から神話へ-』である!一世を風靡したKONAMIが誇る横STG御三家が一角『グラディウス』シリーズのナンバリング3作目*である!
*グラディウスシリーズ
グラIIIはあくまで『ナンバリング』として見た場合の3作目であり、
より厳密には合間に『沙羅曼蛇』と『ライフフォース』が存在するので
シリーズ全体で見ていくと5作目という扱い。
ただ、『曼蛇』と『ライフフォース』はセットでカウントする例もあるため、
その場合はグラIIIはグラシリーズ4作目となる。
なお『沙羅曼蛇』と『グラディウス』は世界観的にも繋がりがあり、
『曼蛇』にグラIのボスが登場したり、逆にグラII以降の作品に『曼蛇』のボスが登場したりする。
ちなみに大幅にアレンジが加えられた『グラディウスIII』という作品がスーパーファミコンにてリリースされているが、今回の記事で語るのはこのSFC版ではなくアーケードでリリースされた通称『ACG3』と呼ばれるモノの方である。より厳密に言うならばプレイ環境もアーケード版そのものではなく、後年の移植版である。まぁ自分じゃどう足掻いてもアケでED拝められる気はしないし…。
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