いろいろとゲームを語ろう

物好きなゲーマーがただただ最近遊んだゲームの感想とか内容とか書いていくブログ。レトロゲームの割合が高いかもしれない。更新は気が向いた時にだけ。

↑↑↓↓←→←→BA 35th×プレイピーコラボカフェ(コナミコマンドのコラボカフェ)に行ってきた

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(ファミコン版『グラディウス』、コナミコマンドのデビュー作、数多のプレイヤーの心強い味方となった)

上上下下左右左右BA…それは全てのゲーマーの記憶に刻み込まれているであろう隠しコマンドである。

1986年にリリースされた名作STGの移植作、FC用ソフトグラディウスにて誕生した通称コナミコマンドと呼ばれるこのコマンドは、その大ヒットと共に全世界のありとあらゆるゲーマーへと知れ渡り、やがて『グラディウス』だけでなく魂斗羅』や『ときメモ』といったKONAMIが誇る名だたる名作シリーズに出張、それどころかゲーム会社の垣根すらも超えて『マリオパーティ(任天堂)』『Tetris Effect(Enhance Games)』等のKONAMI社外のゲームにまで搭載され、果てには『Alexa(アプリ)』『Twitter(SNS)』『シュガー・ラッシュ(映画)』というゲーム外ですらその存在感を示すようになった。

コナミコマンド『世界で最もよく知られている隠しコマンド』としてギネス認定が行われているのも、ある意味必然と言えるのではなかろうか。

*コナミコマンド
我がブログでわざわざ説明する必要はないと思うが
上上下下左右左右BA』、コレがコナミコマンドである。
作品によってはコントローラを逆さまに持ったり、追加で別の入力が必要になったりもする。
最初に触れたように初出はFC版の『グラディウス』、ポーズ中に入力するとフル装備状態になる。
元々はスタッフ向けのデバッグコマンドだったものを
当時の裏ワザブームに乗っかる形でそのまま残したもの…と言われている。
あんまりにも有名になりすぎたため、一部作品では入力すると自爆するトラップとして作用したり…。

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(『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』、解りづらいが必死にコナミコマンド入力してます)

ところでこのコナミコマンドだが、当然ながら令和の時代でも健在。むしろKONAMIが販売する作品では超高確率で仕込まれているため、もはや発売と同時にコナミコマンドの入力箇所を探し出そうとするプレイヤーすら現れるほどである。特に近年のものでは2020年12月から稼働を開始した武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』2021年5月からアーリーアクセスを開始した『GetsuFumaDen: Undying Moon』等にて既にコナミコマンドの存在が確認済みである。ちなみにこの記事を書いている時点でのKONAMI公式での最新のコナミコマンドはおそらく2021年12月に配信されたアーケードアーカイブス XEXEXである。

KONAMI公式のもの(かつ自分が知っているもの)だけでもコレだけ存在し、更にKONAMI社外のものまでカウントに含めるならばそれこそ数え切れないレベルで存在する。なんならこの記事を自分が書いている/誰かが読んでいる今この瞬間にすら新たなコナミコマンドが生まれている可能性すらもあるだろう。

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(『Tetris Effect』、実はこのゲームにもコナミコマンドは存在する。テトリスが生まれた日付がカギ)

そんなコナミコマンドだが、なんと去年(2021年)の時点でついに35周年を迎えた。初出がファミコンなので35周年なのはそりゃ当然な話なのだが、それでもゲームそのものではない、普通ならば1作限りで終わってもおかしくないであろう『隠しコマンド』が35年に渡り忘れられることなく生き続けたという事実はまさしく称賛に値する。他でもないKONAMI自身も35周年という一大イベントを前にKONAMI関連作品のグッズを多数リリースしたり、様々なアーティストとコラボしてコナミコマンド縁の楽曲をリミックスしたり、特殊なものではKONAMI アクション&シューティングゲームコンテスト』としてグラディウス』『ツインビー』等を始めとしたKONAMI(とハドソン)の休止IPの企画及びスタッフを募集したりと多方面に力を入れている。
(自分はゲームコンテストについては作品応募はせず開発セミナーにだけ参加したクチですが、アレも興味深い話が聞けて実に最高であった…)

そしてその35周年記念イベントの一環として、まさかまさかのコラボカフェの開催が発表された。特定のシリーズとのコラボカフェならばまだしも『隠しコマンド』とのコラボカフェなぞ前代未聞としかいうほかない…開催場所は我がホームグラウンドたる秋葉原…ならば選択肢はたった一つ、『行く』だけである!!

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ハイ、ということでいつものように最初の語りが長くなりましたがココからが今回の本題である。今回語るのはゲームではない。ズバリ、コナミコマンドとのコラボカフェ『↑↑↓↓←→←→BA 35th×プレイピーコラボカフェ』である。なんと読めばいいのかサッパリわからんが、多分正式名称はコナミコマンド35周年プレイピーコラボカフェ』あたりなのだろう。

我がブログでコラボカフェについての記事を書くのは1年半以上前のカービィカフェ以来である。当初は特に記事を書くつもりもなかったのだが、いざ現地に行ってみると想像以上に素晴らしい場所であったため、今回こうして語ることに決めたのである。
(今月分のノルマとして必死こいて書いた前回のVitaTV記事の立場は…)

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『PlayStation Vita TV』について語る

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唐突だが諸君らはPlayStation Vita(Vita)』というゲームハードを覚えているだろうか。常々最強を誇る任天堂の携帯機の中でもとびきりのブームを引き起こしたニンテンドーDSを相手に長きに渡りライバルとして君臨し続けた名機PlayStation Portable(PSP)』の後継機に当たるハードである。…まぁバーチャルボーイ然りサテラビュー然り、マニアックなモノにばかり触れるこのブログにしてはだいぶメジャーどころかつ近年のブツであるため、その存在を覚えている人も少なくなかろう。

ぶっちゃけた話をしてしまうと世間一般では『Vitaは失敗ハード』という評価をされがちである。このあたりはPSP市場を牽引したモンハンがリリースされなかった点PSPとの互換性がやや変則的な形でしか行えなかった点ライバルにあたるニンテンドー3DSがDSとまではいかずとも最終的には好調だった点、そして3DSと比較した際のオリジナリティや本機独自の強みがこの直前の時代あたりから一斉に普及しだしたスマートフォンとモロに被ってしまっていた点等、様々な要因が重なり合った末の結果であるが、それでもなんだかんだでADVを中心とした独自市場を形成したのは事実であり、最終的には全く異なる方向性で3DSと共存するに至れたのはお見事といえよう。故にVitaを一口に『失敗ハード』として片付けていいものではないと自分は感じている。

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(『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』、なんだかんだでX68k版の敷居が高すぎないのは配信のおかげだろう)

Vitaの魅力というと人それぞれ異なるものを挙げるだろうが、個人的にはやはりその潤沢なアーカイブス配信タイトルの数々にあると言いたい。配信が行われているのはPS1PCエンジン、特にPS1はメジャーからマイナーまで幅広く配信されており、現在の相場ならウン万円は下らない作品でさえも共通した価格で購入できるのはありがたい。コレがなければ自分には逆立ちしても手に入らなかったであろうタイトルは数え切れないほど存在する。流石にPCエンジンPCエンジンminiのリリースもあって昨今ではやや魅力が薄れてきたりはしているものの、それでも様々なタイトルを持ち運んで遊べるのは強みといえる。

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(『武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2』、我がVitaが今になって全盛期を迎えたのは今作の影響)

PSPからの互換性はDL版への乗り換えor購入のみという変則的な形になってしまったが、現代においてもPSP向けタイトルのDL販売が行われているのは素晴らしいというほかあるまい。特にPSP版PSストアが先日閉鎖されたことにより、VitaでDLしたPSPタイトルでなければDLC等の購入が行えなくなったため、以前よりもVitaの魅力は上昇していると言っていいだろう。Vitaのストアもいつまで持つかわからない…というのはごもっともだが…。

おかげさまで自分としてもVitaには常々お世話になっており、それどころか最近になって一部のとあるPSPタイトルにのめり込んだ事により、発売から10年以上経った今初めて我がVitaは全盛期を迎えているかのような状況になっていたりする。
(我がPSP3000は過去の記事でも触れたようにとうの昔に永眠済みである)

 

まぁ、今回語るべき対象はVitaではない別のゲーム機なので、このあたりは毎度お馴染みの長々とした挨拶に過ぎない。コレを書いている自分としてもVitaの存在を忘れている人などほぼいないことは承知している。では改めて問いかけるとしよう。

諸君らはPlayStation Vita TV』というゲームハードを覚えているだろうか?

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そう、『PS Vita』ではない、『PS Vita TV』の事だ。今一度ここでその名を出すまで本機のことを完全に忘れ去り、記憶の彼方にその存在を追いやっていた人も少なくないのではないか。…いや、下手をすると今の今まで本機の存在を完全に知らなかったという人もいるのかもしれない。今宵語るはそんなゲームハードである。
(なんで我がブログで触れるハードはこういうのばっかりなんだろうか)

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ボンバーガール

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さて、ゲーマーであれば当然ハドソンが生んだかの名作ボンバーマンについては知っているハズだ(唐突)。ボンバーマン固定画面の見下ろしマップで十字に爆発する爆弾を置き合い、生き残りを目指す(一部例外アリ)あのゲームである。

かつてボンバーマンといえばゲームの華形であった。友達の家にみんなで集まりボンバーマンで対決する…そんな青春時代を過ごした者たちも少なくなかろう。

SFCの『スパボン』PCEの『'94』SSの『サタボン』…人や世代によって思い出に差異はあれど、ボンバーマンの記憶は大切な友達との記憶として刻み込まれているはずだ。ときにはあと一歩で勝てるところでみそボンで逆転されたり、開始直後の置きミスで詰んだり…なんてこともあったかもしれない。

まぁ自分は生まれてこのかた本家ボンバーマンマルチプレイなんざやる相手がいなかったのでひたすらCOM戦しかしてなかったのだが、それはそれで楽しい記憶だったのである。

話は変わるが、この令和の時代においてもボンバーマンシリーズは健在である。一時はハドソンの消滅と共に存亡が危ぶまれた本シリーズだが、他のハドソン系IPと共にKONAMIに拾われる形で生きながらえ、今でもなんだかんだでシリーズは続いている。シリーズ作こそ10年近い開きが空いてしまうこともあったが、2017年には待望の本家最新作『スーパーボンバーマンR』がリリースされ、セールスも好調。その好調っぷりは白ボンが爆発の中を駆け抜けたり地上100mからバンジーするほど
(誇張なし、気になる人は公式をチェックすべし)

スパボンRでついにCSでの復活を遂げたボンバーマンが次に目指した市場はズバリ!アーケードである!!そういうわけで今もっともホットなボンバーマンについて語っていくとしよう。
(ちなみに本家もスパボンRオンラインとして基本無料という新たな市場を絶賛開拓中である)

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今宵語るはボンバーガール』!その名の通りハドソンの名作『ボンバーマン』を美少女化させたものであるが、単なる美少女化などと侮るなかれ。3年前から稼働していた作品だが、自分がプレイし始めたのは1年半ほど前、なんだかんだで気が付くと500プレイオーバー、ようやく全キャラも一通り触れられたため、いよいよガッツリ語っていこうと思うのである。ちなみにプレイスキル的には中の下レベル(現在スーパースターB)でしかないため、この記事には上級者向けテクニック等の説明は一切載っていないことを最初に明示しておくのである。

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ドラキュラ伝説 ReBirth

さて唐突だが自分はこのところ悪魔城ドラキュラもといキャッスルヴァニアシリーズにのめり込んでいる。
アクションゲームの歴史を語る上で欠かせないKONAMIが誇る名作悪魔城ドラキュラであるが、実のところ自分は『ドラキュラII』『悪魔城伝説』『Xクロニクル』『月下』『GBA3作』『黙示録』『PS2版』、およびこの後に語る『とある作品』くらいしかクリアしたことがなく、それらもまた完全クリアとは程遠い通常クリアだけで満足してしまっていた。

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しかしそんな自分がある日ボンバーガール』にドハマりすることになったわけなのだが…ああいやちょい待ち話が脱線したかのように思われるが、実際今回の記事はコレが発端なので今は我慢して欲しい。

話を戻す…というか重要な点だけ述べるとこのボンバーガール、そこかしこにKONAMIゲー関係の要素が仕込まれている。KONAMI内容についてはBGMだったりセリフだったりと様々、それらの出典が特に多いのはゲスト出演のあるときメモツインビーあたりだが、これは『特定のシリーズそのものを出典とするオリジナルキャラ』にも同様のことが言えた。

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さて、『特定のシリーズそのものを出典とするオリジナルキャラ』…その一人として『セピア・ベルモンド』というキャラが存在する。ベルモンド姓の時点で察しのいい諸君らはもう気付いているかと思われるが、すなわち彼女は『悪魔城シリーズ』のオマージュに満ちあふれているキャラであり、ゲーム内での要素から漫画版での描写に至るまで悪魔城ネタが多数盛り込まれているのが特徴。ソレは悪魔城シリーズにかなり疎かった頃の自分ですらそこかしこに原作ネタが散りばめられていることに気付くほどであった。
(セリフなどは言わずもがなスキル発動時やゲーム開始時のモーションなども原作ネタ)

自分はそんな彼女をメインキャラの1人として使用しているワケであるが、『原作を大して知らないのにメインキャラとして扱うってどうなんだろ…?』などと自分の中のゲーマー精神が叫びだしてしまったがため、ここらで一度悪魔城シリーズにガッツリ触れてしまおうと感じたワケである。
(同じ理由で最近になって『武装神姫』や『ときめきメモリアル』にも改めて触れだしました)

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…で、気が付くと
悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション(8作)』
→『悪魔城ドラキュラXセレクション(2作)』
→『アーケードアーカイブス(2作)』
→『Castlevania Advance Collection(4作)』
という計16作品に渡る現行機の悪魔城完全クリアマラソンを敢行し、無事完走するに至っていた。
(裏でアーカイブスやVCの年代記やらMSX2版やらもプレイしてたり…)

ある程度シリーズ作について触れ好感度が鰻登りになり、その後改めて自分の悪魔城デビュー作を今一度プレイしてみたところ、自分の記憶していた以上に素晴らしい作品であると感じられたので、こうして今回語る作品に選んだのである。

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そんなワケで長くなってしまったが今回語るタイトルはドラキュラ伝説 ReBirthである!!
今作はそのタイトルからなんとなく察しが付くように、その昔ゲームボーイ初期にリリースされたドラキュラ伝説(ドラ伝)』(一応)リメイクにあたる作品である。

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LOST JUDGEMENT : 裁かれざる記憶

いやー、ついにリリースされましたな『LOST JUDGEMENT : 裁かれざる記憶』!初報からずーっと待ち望んでいたタイトルだったので、当然アーリーアクセスに参加して夢中でプレイしちゃったのである!というわけで今回語るのはこの作品である!

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さて、改めまして今作『ロストジャッジメントは2018年に突如としてリリースされ、その圧倒的なクオリティによって大好評を博した『キムタクが如く』こと『JUDGE EYES:死神の遺言』の待望の続編である。タイトルが違うので判りづらいかもしれないが、今作はいわば『キムタクが如く2』とでも言えるかもしれない。

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ソニックカラーズ アルティメット

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前回の記事からあんまり期間も空いてはいないが、唐突ながらアツく語りたい作品が出て来てしまったので今回も語るとするのである!

さぁさぁ今回語るべき作品はあの伝説の名作のリマスター!ソニックカラーズ アルティメット』である!!2回連続でソニックシリーズの記事になってしまうが気にするでない!いいじゃん我はソニックが好きなのだ!
(マニアックだろうが海外専売だろうが世に出たものなら一通り手を出している程度にはファンであります)

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ソニックR

さてさて、突然ながら自分はこのブログで記事を書くにあたって、一つだけ目標のようなものを掲げていた。まぁ目標と言ってもシンプルなものだ。それは『決して放置はしない。1ヵ月に1度必ず何かしらの作品を語る』というものである。面倒くさい言い回しだが、早い話が『1ヵ月に1回必ず更新する』ってことである。

そうして記事を書き始めてから早いもので3年、驚くことに未だに継続している。

ここいらで一度、自分のゲーム好きのルーツを辿ってみるのもやぶさかではあるまい。(毎度ながら本題に入るのが遅い!)

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さて、ということで今回語るタイトルはソニックR!ゲームと共に歩んだ我が22年間のゲーマー人生における始まりの作品である。
(訳:生まれて初めて遊んだゲームです)

プラットフォームは64bit級ゲームマシンことセガサターン、少し遅れてPC(Windows95/98)向けにもリリースされた。自分が初めて遊んだのはPC版の方であるが、今回は両方のバージョンについて語らせていただこう。

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